151 / 198
【9】花開く
9-14:貴矢side
しおりを挟む
「潤は?気持ちいい?」
「っあぁ……う……っ」
「まだよく分かんない?」
「んっ……んんっ………」
ふふ。首を振っているが肯定か否定か読み取れない。
「いいよ。もっと分かんなくなっちゃおうね」
「はぁっん……んぁ……!」
腰を振りながら、深く口づける。
「んっ……んぅ……はぁ…っ……」
とろけた表情。完全に体からは力が抜け、いい具合に仕上がっている。
まだまだ続けていられるが、初めてであまり長くしすぎても辛いだろう。
「潤、俺そろそろ出そう」
「あっ………」
「ちょっとこっち任せた」
潤の左手を取り、俺の右手の代わりに潤自身を握らせる。恥ずかしそうに瞳が揺れたが、もう何も考えられないのだろう。素直に手を動かしている。
ーーあー、これ、ヤバい。潤が自分で広げているところを見たいとゴネてよかった。自慰行為を見ているだけでゾクゾクする。
「動くよ、キツかったら言って」
先ほどからずっと動いてはいたのだが、今度は自分の快感を高めることに集中する。
「あっ!あっ!やぁっ!あぁん!」
潤の細い腰を掴み、欲望のままに犯す。
「潤、イクよ……」
「あっ!あぁ!」
「ああ、イクっ……ッ………!」
「あぁああぁっ………!」
俺が中で果てたのと同時に、潤も自分の腹に精を放った。力尽き、潤の上にそのまま覆い被さる。
「たかやさっ、汚れちゃう……」
「いいよ。重い?」
「だいじょぶ、です」
息を整えながら、囁く。
「潤、ありがとう。気持ちよかった」
「ん……すき、たかやさん……」
「最後までできたね?」
潤は恥ずかしいのか嬉しいのか、俺の首に両腕を回して抱きついてくる。
「またしようね」
まさかまだ1回きりだとか思っていないだろうな。念のため次の約束を持ちかけると、力が入らないはずの腕でぎゅうっと抱きしめてきた。
「っあぁ……う……っ」
「まだよく分かんない?」
「んっ……んんっ………」
ふふ。首を振っているが肯定か否定か読み取れない。
「いいよ。もっと分かんなくなっちゃおうね」
「はぁっん……んぁ……!」
腰を振りながら、深く口づける。
「んっ……んぅ……はぁ…っ……」
とろけた表情。完全に体からは力が抜け、いい具合に仕上がっている。
まだまだ続けていられるが、初めてであまり長くしすぎても辛いだろう。
「潤、俺そろそろ出そう」
「あっ………」
「ちょっとこっち任せた」
潤の左手を取り、俺の右手の代わりに潤自身を握らせる。恥ずかしそうに瞳が揺れたが、もう何も考えられないのだろう。素直に手を動かしている。
ーーあー、これ、ヤバい。潤が自分で広げているところを見たいとゴネてよかった。自慰行為を見ているだけでゾクゾクする。
「動くよ、キツかったら言って」
先ほどからずっと動いてはいたのだが、今度は自分の快感を高めることに集中する。
「あっ!あっ!やぁっ!あぁん!」
潤の細い腰を掴み、欲望のままに犯す。
「潤、イクよ……」
「あっ!あぁ!」
「ああ、イクっ……ッ………!」
「あぁああぁっ………!」
俺が中で果てたのと同時に、潤も自分の腹に精を放った。力尽き、潤の上にそのまま覆い被さる。
「たかやさっ、汚れちゃう……」
「いいよ。重い?」
「だいじょぶ、です」
息を整えながら、囁く。
「潤、ありがとう。気持ちよかった」
「ん……すき、たかやさん……」
「最後までできたね?」
潤は恥ずかしいのか嬉しいのか、俺の首に両腕を回して抱きついてくる。
「またしようね」
まさかまだ1回きりだとか思っていないだろうな。念のため次の約束を持ちかけると、力が入らないはずの腕でぎゅうっと抱きしめてきた。
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
僕のために、忘れていて
ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────
次男は愛される
那野ユーリ
BL
ゴージャス美形の長男×自称平凡な次男
佐奈が小学三年の時に父親の再婚で出来た二人の兄弟。美しすぎる兄弟に挟まれながらも、佐奈は家族に愛され育つ。そんな佐奈が禁断の恋に悩む。
素敵すぎる表紙は〝fum☆様〟から頂きました♡
無断転載は厳禁です。
【タイトル横の※印は性描写が入ります。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。】
愛なんかなかった
拓海のり
BL
直樹は振られた女の結婚式で磯崎に会った。その後、会社の接待で饗応の相手に使われた直樹は女性に性欲を感じなくなった。ある日そういう嗜好の男が行くバーで磯崎に再会する。
リーマン、俺様傲慢攻め×流され受け。総受け。三万字ちょいのお話です。
※ 傲慢俺様攻めです。合わない方は即閉じお願いします。
キンモクセイは夏の記憶とともに
広崎之斗
BL
弟みたいで好きだった年下αに、外堀を埋められてしまい意を決して番になるまでの物語。
小山悠人は大学入学を機に上京し、それから実家には帰っていなかった。
田舎故にΩであることに対する風当たりに我慢できなかったからだ。
そして10年の月日が流れたある日、年下で幼なじみの六條純一が突然悠人の前に現われる。
純一はずっと好きだったと告白し、10年越しの想いを伝える。
しかし純一はαであり、立派に仕事もしていて、なにより見た目だって良い。
「俺になんてもったいない!」
素直になれない年下Ωと、執着系年下αを取り巻く人達との、ハッピーエンドまでの物語。
性描写のある話は【※】をつけていきます。
少年ペット契約
眠りん
BL
※少年売買契約のスピンオフ作品です。
↑上記作品を知らなくても読めます。
小山内文和は貧乏な家庭に育ち、教育上よろしくない環境にいながらも、幸せな生活を送っていた。
趣味は布団でゴロゴロする事。
ある日学校から帰ってくると、部屋はもぬけの殻、両親はいなくなっており、借金取りにやってきたヤクザの組員に人身売買で売られる事になってしまった。
文和を購入したのは堂島雪夜。四十二歳の優しい雰囲気のおじさんだ。
文和は雪夜の養子となり、学校に通ったり、本当の子供のように愛された。
文和同様人身売買で買われて、堂島の元で育ったアラサー家政婦の金井栞も、サバサバした性格だが、文和に親切だ。
三年程を堂島の家で、呑気に雪夜や栞とゴロゴロした生活を送っていたのだが、ある日雪夜が人身売買の罪で逮捕されてしまった。
文和はゴロゴロ生活を守る為、雪夜が出所するまでの間、ペットにしてくれる人を探す事にした。
※前作と違い、エロは最初の頃少しだけで、あとはほぼないです。
※前作がシリアスで暗かったので、今回は明るめでやってます。
九年セフレ
三雲久遠
BL
在宅でウェブデザインの仕事をしているゲイの緒方は、大学のサークル仲間だった新堂と、もう九年セフレの関係を続けていた。
元々ノンケの新堂。男同士で、いつかは必ず終わりがくる。
分かっているから、別れの言葉は言わないでほしい。
また来ると、その一言を最後にしてくれたらいい。
そしてついに、新堂が結婚すると言い出す。
(ムーンライトノベルズにて完結済み。
こちらで再掲載に当たり改稿しております。
13話から途中の展開を変えています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる