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【7】温泉旅館
7-14:直居side
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そのまま抱き合って眠り、朝を迎えた。昨日泣きすぎたせいで、瞼が腫れぼったい気がする。
「……潤、おはよう」
「あ……」
貴矢さんの呼び方で、昨日のことは夢じゃないんだと実感する。
「貴矢さ………好き……」
どこにも行かないでほしくて、ぎゅっと縋り付く。
「ふふ、潤は甘えん坊だな」
貴矢さんは揶揄うように言いながら、僕のことを抱きとめてくれる。
「おはようの前に、好きが出てきちゃうんだ?」
う……言われてみれば、変な感じだ。
「すみません、おはようございます……!」
「謝らなくていいよ。嬉しいよ」
優しく笑って、頬にキスしてくれる。
「潤、バイト午後からって言ってたけど、何時から?」
「14時です」
「よかった。まだ大丈夫だね」
貴矢さん、お休みの日は朝ゆっくり派だもんね。昨日僕のせいで寝るの遅くなっちゃったし、運転してもらうのに大丈夫だろうか。
もうちょっと寝るんだろうと思い抱きついたまま目を閉じると、耳元で名前を呼ばれた。
「潤」
僕、これ、弱い……。またビクってなっちゃった。
「一緒に風呂入ろう」
あ、そうだ。昨日は僕が譲ってもらっちゃったから、貴矢さんはお部屋の露天風呂入ってないんだ!
「はい!」
今日こそ僕が背中流すぞ、と意気込んで返事したけど、あんなに僕の方が洗ってもらってしまうことになるなんて思いもしなかった。
++++++++++++++++++
お読みいただきありがとうございます!
次のページから再びR18シーンになる予定です。お風呂でいちゃいちゃ回、お楽しみに!
※苦手な方は2話飛ばして7-17へお進みください。
「……潤、おはよう」
「あ……」
貴矢さんの呼び方で、昨日のことは夢じゃないんだと実感する。
「貴矢さ………好き……」
どこにも行かないでほしくて、ぎゅっと縋り付く。
「ふふ、潤は甘えん坊だな」
貴矢さんは揶揄うように言いながら、僕のことを抱きとめてくれる。
「おはようの前に、好きが出てきちゃうんだ?」
う……言われてみれば、変な感じだ。
「すみません、おはようございます……!」
「謝らなくていいよ。嬉しいよ」
優しく笑って、頬にキスしてくれる。
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僕、これ、弱い……。またビクってなっちゃった。
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あ、そうだ。昨日は僕が譲ってもらっちゃったから、貴矢さんはお部屋の露天風呂入ってないんだ!
「はい!」
今日こそ僕が背中流すぞ、と意気込んで返事したけど、あんなに僕の方が洗ってもらってしまうことになるなんて思いもしなかった。
++++++++++++++++++
お読みいただきありがとうございます!
次のページから再びR18シーンになる予定です。お風呂でいちゃいちゃ回、お楽しみに!
※苦手な方は2話飛ばして7-17へお進みください。
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