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【3】セブにて
3-3:城崎side
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ご機嫌でパスタを頬張る直居君の姿を眺めながら、まだ半分信じられないような気持ちでいた。ついこの間知り合ったばかりの彼が、完全に俺の都合でしかない旅行についてきてくれるなんて。
「おいしいですね!」
「うん、最高」
本当に、最高だ。
「直居君、行きたいところある?さっきホテルにあったパンフレット見てただろう」
「え?この旅行は何もしないんじゃないんですか?」
「基本的にはね。でも少しくらい出かけたいんじゃないか」
「僕、ホテルの中をいろいろ見て回りたいです」
「ああ、いいよ。他には?」
「他……あ、お土産買いたいです!」
土産か。明日スーパーにでも行ってみるか。
「OK。あと、海だろ?」
こくこく、と頷く。
「ホテルの中にビーチがあるんですね!行きたいです」
「ああ、それもいいけど、シュノーケリングとかは?興味ない?」
「シュノーケリング!」
直居君の表情がぱぁっと輝く。ここまで素直にいろいろなことを喜んでくれると、何でもしたくなってしまう。
「やったことない?」
「ないです……!」
「じゃあ、決まりね。1日は海でがっつり遊ぼう」
「はい!……あの、でも、いいんですか?」
「いいよ。さすがにずっとホテルに篭っていても退屈だろ」
俺はひたすら昼寝して、海を眺めて、直居君を眺めていればそれで十分だけど。それを若い彼にも強いるのはちょっと渋すぎるだろう。ビーチリゾートらしい楽しみ方も、初めての直居君には経験させてあげたい。
食事を終えると、2日後にアクティビティの予約を入れてから部屋に戻った。
「おいしいですね!」
「うん、最高」
本当に、最高だ。
「直居君、行きたいところある?さっきホテルにあったパンフレット見てただろう」
「え?この旅行は何もしないんじゃないんですか?」
「基本的にはね。でも少しくらい出かけたいんじゃないか」
「僕、ホテルの中をいろいろ見て回りたいです」
「ああ、いいよ。他には?」
「他……あ、お土産買いたいです!」
土産か。明日スーパーにでも行ってみるか。
「OK。あと、海だろ?」
こくこく、と頷く。
「ホテルの中にビーチがあるんですね!行きたいです」
「ああ、それもいいけど、シュノーケリングとかは?興味ない?」
「シュノーケリング!」
直居君の表情がぱぁっと輝く。ここまで素直にいろいろなことを喜んでくれると、何でもしたくなってしまう。
「やったことない?」
「ないです……!」
「じゃあ、決まりね。1日は海でがっつり遊ぼう」
「はい!……あの、でも、いいんですか?」
「いいよ。さすがにずっとホテルに篭っていても退屈だろ」
俺はひたすら昼寝して、海を眺めて、直居君を眺めていればそれで十分だけど。それを若い彼にも強いるのはちょっと渋すぎるだろう。ビーチリゾートらしい楽しみ方も、初めての直居君には経験させてあげたい。
食事を終えると、2日後にアクティビティの予約を入れてから部屋に戻った。
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