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ヒラリ
04.選んだのは??
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「正義の味方を名乗るキラキラ☆きゅんきゅん♡ツインクルスターの二人が、我が組織のアジトでナニをしているのだ」
キラリのちんこが力を失い、にゅるんと俺の中から出て行った。声の主は悪の組織の幹部として働き、最終的には改心してキラキラ☆きゅんきゅん♡ツインクルスターに協力するようになる、ネネちゃんだった。ふわあああ。ネネちゃんてば、いっけめーん! 原作ではクールビューティーで美しいビジュアルの女子だったけれど、二次であるこの話の中のネネちゃんも、原作通りに黒いイメージカラーの服を纏い、紫の髪をたなびかせ、赤い瞳をしている。が、しかしだ。ここ重要! ご多聞に漏れず男なのだ。
ネネちゃん(♂)は怜悧な眼差しを俺とキラリのあられもない姿に向ける。冷ややかなその態度は充分俺達を凍り付かせた。
しかし、かろうじてなけなしの防衛本能が働き、俺はマジカルちんちんスティックを。キラリはスターワンドを構える──下半身マッパだけどな!
勃ち上がるマジカルちんちんスティック。
勃ち下がる俺のちんこ。
ぷるぷると下を向いて震えている俺達双子のちんこ。交わった余韻があるので、キラリのちんこは俺の愛液で、俺のは俺の精子でがぬらぬらしている。なんとも締まりがない。
「さて昨日、この洞窟内で迷子になった我のペットである触手のベリルが、先ほどこんなに小さくなって巣に戻って来たのだ」
触手! お前、生きていたのか! よかった……よかったよ……。お前の本名はベリルと言うんだな? ベリル……ベリル。いい名前だ。小さくなってしまった触手のベリルが、俺が居るのに気が付いたのか、ぬにょーっと小さな触手を俺の方に伸ばす──可愛い。なんて愛らしい存在なんだ。ベリル。
「あ、察し。赤の方、お前昨晩ベリルとまぐわったか?」
まぐわったというか、口淫したというか。昨日は濃厚な交歓がございました。たくさん注がれて魔石も産みました。俺とベリルは他人じゃないぞ?
俺は頷いた。
ベリルも恥ずかしそうにうにょうにょ身体をくねらせている。
「ということは、ピンクの方、お前がベリルを害した犯人か」
「ああ、焼き払ってやったよ。キラリの必殺技キラキラツインクルシューティングスターでね!」
キラリのスターワンドが火を噴いた。無数の流星がネネちゃんとベリルに向かう。俺はキラリに体当たりをして、技の軌道を外した。
キラリが放ったキラキラツインクルシューティングスターは直撃しないかつ、ネネちゃんのシールド技であるブラックキャラットシールドに弾かれた。ネネちゃんとベリルは少し眩しそうにはしていたが、全くの無傷だ。
「自称、正義の味方は物騒極まる」
「うるさいよっ! そっちの触手が兄さんに狼藉を働いたんじゃないか」
「そうか? 赤の方の様子と、ベリルの様子を見ても狼藉であったと言えるのか?」
俺はベリルに向かって大丈夫かとアイコンタクトをしているし、ベリルは大丈夫だよーとでも言うようにぷよんぷよんネネちゃんの腕の中で踊っている。
「兄さん? どういうこと? キラリとその卑しい触手、どっちのことが好き?」
そう言われても、俺はもともとヒラリ押しだしなあ。「俺」という自我はあるけれど、ヒラリの心みたいなものもどこかにあって、キラリはかわいいけれど弟だ。LOVEはあるけれど、恋愛的というよりは家族的なLOVEと言う認識だ。
バイト淫魔の習性があるから、相手が弟でもちんこ挿れられたらあんあん言っちゃうんだけどな。
「なんで黙ってるの……兄さん」
キラリが潤んだ瞳で俺を見つめる。仕方がないだろう?好きになっちゃたんだ。ベリルのことが。
たぶん、ネネちゃんは俺が近づいても攻撃しないだろう。
一歩、一歩と俺はベリルに向かって歩き出す。
ベリルは、小さくなってしまった身体を精一杯拡げ、ネネちゃんの腕の中を脱し、俺の身体を包み込む。そうさ。俺の下半身はマッパだからな。ベリルは俺の裸体が誰にも見られないように、半透明だった緑の身体の色を濃くしてすっぽりと俺を包み込んだ。
キラリのちんこが力を失い、にゅるんと俺の中から出て行った。声の主は悪の組織の幹部として働き、最終的には改心してキラキラ☆きゅんきゅん♡ツインクルスターに協力するようになる、ネネちゃんだった。ふわあああ。ネネちゃんてば、いっけめーん! 原作ではクールビューティーで美しいビジュアルの女子だったけれど、二次であるこの話の中のネネちゃんも、原作通りに黒いイメージカラーの服を纏い、紫の髪をたなびかせ、赤い瞳をしている。が、しかしだ。ここ重要! ご多聞に漏れず男なのだ。
ネネちゃん(♂)は怜悧な眼差しを俺とキラリのあられもない姿に向ける。冷ややかなその態度は充分俺達を凍り付かせた。
しかし、かろうじてなけなしの防衛本能が働き、俺はマジカルちんちんスティックを。キラリはスターワンドを構える──下半身マッパだけどな!
勃ち上がるマジカルちんちんスティック。
勃ち下がる俺のちんこ。
ぷるぷると下を向いて震えている俺達双子のちんこ。交わった余韻があるので、キラリのちんこは俺の愛液で、俺のは俺の精子でがぬらぬらしている。なんとも締まりがない。
「さて昨日、この洞窟内で迷子になった我のペットである触手のベリルが、先ほどこんなに小さくなって巣に戻って来たのだ」
触手! お前、生きていたのか! よかった……よかったよ……。お前の本名はベリルと言うんだな? ベリル……ベリル。いい名前だ。小さくなってしまった触手のベリルが、俺が居るのに気が付いたのか、ぬにょーっと小さな触手を俺の方に伸ばす──可愛い。なんて愛らしい存在なんだ。ベリル。
「あ、察し。赤の方、お前昨晩ベリルとまぐわったか?」
まぐわったというか、口淫したというか。昨日は濃厚な交歓がございました。たくさん注がれて魔石も産みました。俺とベリルは他人じゃないぞ?
俺は頷いた。
ベリルも恥ずかしそうにうにょうにょ身体をくねらせている。
「ということは、ピンクの方、お前がベリルを害した犯人か」
「ああ、焼き払ってやったよ。キラリの必殺技キラキラツインクルシューティングスターでね!」
キラリのスターワンドが火を噴いた。無数の流星がネネちゃんとベリルに向かう。俺はキラリに体当たりをして、技の軌道を外した。
キラリが放ったキラキラツインクルシューティングスターは直撃しないかつ、ネネちゃんのシールド技であるブラックキャラットシールドに弾かれた。ネネちゃんとベリルは少し眩しそうにはしていたが、全くの無傷だ。
「自称、正義の味方は物騒極まる」
「うるさいよっ! そっちの触手が兄さんに狼藉を働いたんじゃないか」
「そうか? 赤の方の様子と、ベリルの様子を見ても狼藉であったと言えるのか?」
俺はベリルに向かって大丈夫かとアイコンタクトをしているし、ベリルは大丈夫だよーとでも言うようにぷよんぷよんネネちゃんの腕の中で踊っている。
「兄さん? どういうこと? キラリとその卑しい触手、どっちのことが好き?」
そう言われても、俺はもともとヒラリ押しだしなあ。「俺」という自我はあるけれど、ヒラリの心みたいなものもどこかにあって、キラリはかわいいけれど弟だ。LOVEはあるけれど、恋愛的というよりは家族的なLOVEと言う認識だ。
バイト淫魔の習性があるから、相手が弟でもちんこ挿れられたらあんあん言っちゃうんだけどな。
「なんで黙ってるの……兄さん」
キラリが潤んだ瞳で俺を見つめる。仕方がないだろう?好きになっちゃたんだ。ベリルのことが。
たぶん、ネネちゃんは俺が近づいても攻撃しないだろう。
一歩、一歩と俺はベリルに向かって歩き出す。
ベリルは、小さくなってしまった身体を精一杯拡げ、ネネちゃんの腕の中を脱し、俺の身体を包み込む。そうさ。俺の下半身はマッパだからな。ベリルは俺の裸体が誰にも見られないように、半透明だった緑の身体の色を濃くしてすっぽりと俺を包み込んだ。
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