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オーガンの魔女
森のゴーレム
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街路樹のごとく石畳の道に一定間隔に並んだ巨大な石像。
パーティーのメンバー全員が思った。
「トラップだ」
「石畳の道に入ったら石像のゴーレムが動き出すパターンだ」
三勇姿のリーダーと壁の意見が一致した。
「だろうな」
「道を歩かず石像の背後を歩けばいいだろう」
「動く前に壊すのはどうだろ?」
「まてアックス!トラップがあからさますぎ。囮トラップかもしれん」
「囮?」
「罠を突破したあとに別な罠に発動するやつだな」
壁がブレイドの変わりに答える。
「ならのおさらこの罠を放置して背後からこの罠と挟み撃ちされてはかなわん。やはり壊しておくべきでは?」
「あれって頑丈そうです。壊せます?私のウォーターカッターは範囲魔法じゃないから無理です。数が多すぎます」
「絶対零度も範囲魔法じゃないから…全てを破壊するとしたら…あれかな」
お雪がつぶやいてる。
「待て待て。石人形ごときにそんな魔力を消耗をする魔法を使うのはもったいない。」
「一体一体、破壊するの?それも面倒そうだよ。壁」
「破壊の必要はない。ゴーレムの額に刻まれた3文字の最後の1文字を消せば無力化できるはずだ。」
「それなら氷刃でいける」
「私は水刃ですね」
「ゴーレムは道の左右に10体づつ計20体」
「俺のは基本鈍器だから有効じゃない。2人で10体づつ頼む。俺は防御に専念する。攻撃に専念してくれ。」
「おおい。待ってくれ俺達は?」
スルーされていた三勇姿達が声を上げる。
「あれを削る有効な手段がないろう?俺と一緒に防御に専念してくれ。」
「了解!」
「手前の五体はいいけど奥の五体は射程外で届かないよ。真魚はどう?」
「私も奥は届かないかもです」
「道の外側から回り込んで対面側から削っていけばいい」
「了解それでいきましょう。」
真魚は壁に抱き抱えられたまま右側のゴーレムの背後を通りながら左側のゴーレムの額をめがけ水流を放っていく。
高圧の水流がゴーレムの額の文字をかきけすように額に大穴を開ける。
「壁さん。次」
真魚がゴーレムの額を削る度に奥へ奥へと進んでいく。
反対側の左側のゴーレムの後ろを通り右側のゴーレムの額の文字を目掛け氷刃を放つ。
氷刃はゴーレムの文字をえぐるように額に突き刺さる。
2人はつぎつぎとゴーレムの額の文字を削って行く。
「俺達って…」
三人の様子を三勇姿達はぼんやり眺めている。
「ゴーレムが動く前に無力化って…」
「まあ戦うばかりが能じやないだろう…」
やがて2人は最後のゴーレムまで削り終わった。
「終わったようだ。いこうか!」
三人が道に踏み出すとガガガと地響きを立て道が左右に別れ地下から左右に並んでいたゴーレムより巨大ゴーレムがせり出すよう現れてきた。
「これが本命のトラップ…」
「でっけ…」
「我々の出番だろ!」
三勇姿達は巨大なゴーレムをめがけ突っ込んで行く。
ゴーレムは道の中間当たりに出現した。
真魚達はゴーレムの背後側にいる。
「あいつら何も考えてないでしょう!」
お雪が叫んでいた。
「このままあのゴーレムはあいつらに任せて俺達は前進するという手もある。」
「壁さん!またそんな事をいいますか?」
「選択肢の1つではあるけど…。そんなわけにもいかない。でもダブルトラップの可能性をわかっていてわざわざトラップ踏む?見捨ててもいいかも?」
「お雪さんまで…」
ゴーレムの振り下ろす拳をアックスの大戦斧が受け止めた。
その隙を狙ってブレイドとジョウが切り込む。
ガキッと音はするが効果はないようだ。
「当たり前だが硬え…!」
ゴーレムは振り下ろした拳を振り上げ今度は横に右から左へとなぎ払う。
三勇姿は三人まとめて道の外側の森の中まではじき跳ばされた。
ゴーレムはゆっくりと真魚達の方向にふりむく。
「どっちを見てやがる。うどの大木野郎!」
森の中から三勇姿が飛び出し再びゴーレムに突っ込む。
今度は両の手で左右に払いのける。
ブレイドは再び飛び出してきた森に突っ込む。
アックスとジョウは今度は反対側の森の中に放り出された。
「私達に任せてください」
真魚が叫ぶ。
「そうは言われても女にばかり負担をかけられないーっ!」
ブレイドが叫びながら突っ込んで行く。
「その通り。」
「お雪さん!俺がこいつをぶっ倒すとこ見ててください。」
アックスとジョウも反対側から叫びなから突撃をかける。
ゴーレムが腕を振り上げたとこで動きが止まる。
三勇姿はそれを見逃さず三人は剣を槍を斧を同時に叩き込んだ。
その刹那まるで打撃を受けたガラスのように粉々に砕け散った。
「お雪さん…」
その様子を見てた真魚がお雪の方を見る。
「さすが帝都オーガン最強の冒険者ってとこかしら」
ガラスの破片のごとく飛び散ったゴーレムの破片が散らばる道の真ん中で三雄姿はぼそぼそと話し始める。
「今のどう思う?」
「どう思うもなにも助けられたってことだろう。ブレイド」
「全く俺達の打撃の前に動きが止まった。あの時点ですでに決まってたのだろう。誰の魔法?だ。ゴーレムがガラスみたいにくだけたぜ。お雪さんか?真魚さん?それとも壁か?」
ジョウは感心しきりだ。
「おーい。みんな無事ですか?ってぼろぼろですね」
真魚達三人がやって来た。
三勇姿は度かさなるゴーレムの打撃を受けて大ダメージを受けている。
並の冒険者ならゴーレムの一撃で死んでいたろう。
オーガン最強の冒険者と呼ばれる彼らはダメージを最小限に受け流して度重なるダメージに耐えていた。
「私達に任せてもらえればそんなダメージ受けないですんだのに。はかじゃないの?」
「いやいや!これは俺らの意地ってもんです。お雪さん」
「ますます意味不明。」
「まぁ結局助けられちまったから大きな事言えない」
ブレイドが肩をすくめる。
「なんの事かしら?真魚。はやくこの暑苦しい馬鹿達を治癒してあげて。さっさと先に進みたいから」
なにか真魚がにやにやしている。
「何笑ってるの真魚?」
「別に…。はい。治癒します」
笑みを浮かべたまま真魚が三勇姿達に治癒をかける。
「おおお!すげえ!なんだ?この治癒力!」
真魚の治癒力は三勇姿の知るどのヒーラーの冒険者の治癒力を圧倒的に越える能力なのだ。
ギリギリまですり減った三人のHPが一瞬で回復した。
「なんだか力が溢れまくってる?」
もしゲーム世界のようにHPのゲージがあるならフルゲージを越えているといるのがわかるだろう。
回復を行ったメンバー達は再び西の魔女を目指す。
ふと気がつくとお雪は額にじんわりと汗をかいている。
「なんか?ちょっと暑くないか?お雪さんも暑そうだし?」
三勇姿のジョウはお雪の隣に立っていた。
「なにかしら?気温があがってる?」
なに食わぬ顔でジョウから離れる。
「先を急ぎましょう?あんまりのんびりしてると日が暮れてしまうわ」
「そうだな。脱ぐなよ」
隣に来た壁が後半は小声だ。
「脱がないわよ!」
小声で返答する。
「それにしてもこのゴーレムはなんでしょうか?誰がなんのために作ったんでしょう?」
「魔女が護衛用に作ったというのがしっくりくるのでは?」
ブレイドが真魚の疑問に答える。
「ゴーレム作製は錬金術師の範疇かと思ってました」
「魔女も錬金術を研究する場合もあるらしいですぞ」
アックスも話しに加わる。
「そうなんですね。でも護衛にはパワースペックだと思いませんか?ジョウさん」
真魚はお雪の側に行こうとするジョウに話しかけて気をそらそうとしていた。
「そうだね。護衛というよりは攻撃的すぎる戦闘力だと思う。昔からあったものぽいからあるいは未知の遺跡だったのかも知れないね」
「遺跡か…。そこまで古くはないかもです」
「そうか?」
「まあ。誰が作ったと言えばやはり魔女の可能性が一番大だろね」
「そうすると魔女はあんまり善良な存在じゃなさそうですね。あんな物騒なものを作るなんて」
「どちらにせよ。マトモに話ができる相手であればいいが」
壁達が魔女について話し合ってる間、お雪は一人距離を空けて先行して歩いている。
『お雪さん…ツンデレさんなんだから…』
真魚はお雪のそういった一面がきらいではなかった。
むしろ普段クールに振る舞ってる分可愛らしくさえ感じている。
ゴーレムはお雪の絶対零度のスキルでの絶対零度で凍結されていたので三勇姿の打撃で砕け散ったのだ。
最大冷却を使用したためお雪は排熱状態で苦労しているのだ。
「あついあつい…早く冷えろ」
ぶつぶつ呟きながら一人先行して歩いてる。
隣に長時間いられたら排熱してるのがばれてしまう。
パーティーのメンバー全員が思った。
「トラップだ」
「石畳の道に入ったら石像のゴーレムが動き出すパターンだ」
三勇姿のリーダーと壁の意見が一致した。
「だろうな」
「道を歩かず石像の背後を歩けばいいだろう」
「動く前に壊すのはどうだろ?」
「まてアックス!トラップがあからさますぎ。囮トラップかもしれん」
「囮?」
「罠を突破したあとに別な罠に発動するやつだな」
壁がブレイドの変わりに答える。
「ならのおさらこの罠を放置して背後からこの罠と挟み撃ちされてはかなわん。やはり壊しておくべきでは?」
「あれって頑丈そうです。壊せます?私のウォーターカッターは範囲魔法じゃないから無理です。数が多すぎます」
「絶対零度も範囲魔法じゃないから…全てを破壊するとしたら…あれかな」
お雪がつぶやいてる。
「待て待て。石人形ごときにそんな魔力を消耗をする魔法を使うのはもったいない。」
「一体一体、破壊するの?それも面倒そうだよ。壁」
「破壊の必要はない。ゴーレムの額に刻まれた3文字の最後の1文字を消せば無力化できるはずだ。」
「それなら氷刃でいける」
「私は水刃ですね」
「ゴーレムは道の左右に10体づつ計20体」
「俺のは基本鈍器だから有効じゃない。2人で10体づつ頼む。俺は防御に専念する。攻撃に専念してくれ。」
「おおい。待ってくれ俺達は?」
スルーされていた三勇姿達が声を上げる。
「あれを削る有効な手段がないろう?俺と一緒に防御に専念してくれ。」
「了解!」
「手前の五体はいいけど奥の五体は射程外で届かないよ。真魚はどう?」
「私も奥は届かないかもです」
「道の外側から回り込んで対面側から削っていけばいい」
「了解それでいきましょう。」
真魚は壁に抱き抱えられたまま右側のゴーレムの背後を通りながら左側のゴーレムの額をめがけ水流を放っていく。
高圧の水流がゴーレムの額の文字をかきけすように額に大穴を開ける。
「壁さん。次」
真魚がゴーレムの額を削る度に奥へ奥へと進んでいく。
反対側の左側のゴーレムの後ろを通り右側のゴーレムの額の文字を目掛け氷刃を放つ。
氷刃はゴーレムの文字をえぐるように額に突き刺さる。
2人はつぎつぎとゴーレムの額の文字を削って行く。
「俺達って…」
三人の様子を三勇姿達はぼんやり眺めている。
「ゴーレムが動く前に無力化って…」
「まあ戦うばかりが能じやないだろう…」
やがて2人は最後のゴーレムまで削り終わった。
「終わったようだ。いこうか!」
三人が道に踏み出すとガガガと地響きを立て道が左右に別れ地下から左右に並んでいたゴーレムより巨大ゴーレムがせり出すよう現れてきた。
「これが本命のトラップ…」
「でっけ…」
「我々の出番だろ!」
三勇姿達は巨大なゴーレムをめがけ突っ込んで行く。
ゴーレムは道の中間当たりに出現した。
真魚達はゴーレムの背後側にいる。
「あいつら何も考えてないでしょう!」
お雪が叫んでいた。
「このままあのゴーレムはあいつらに任せて俺達は前進するという手もある。」
「壁さん!またそんな事をいいますか?」
「選択肢の1つではあるけど…。そんなわけにもいかない。でもダブルトラップの可能性をわかっていてわざわざトラップ踏む?見捨ててもいいかも?」
「お雪さんまで…」
ゴーレムの振り下ろす拳をアックスの大戦斧が受け止めた。
その隙を狙ってブレイドとジョウが切り込む。
ガキッと音はするが効果はないようだ。
「当たり前だが硬え…!」
ゴーレムは振り下ろした拳を振り上げ今度は横に右から左へとなぎ払う。
三勇姿は三人まとめて道の外側の森の中まではじき跳ばされた。
ゴーレムはゆっくりと真魚達の方向にふりむく。
「どっちを見てやがる。うどの大木野郎!」
森の中から三勇姿が飛び出し再びゴーレムに突っ込む。
今度は両の手で左右に払いのける。
ブレイドは再び飛び出してきた森に突っ込む。
アックスとジョウは今度は反対側の森の中に放り出された。
「私達に任せてください」
真魚が叫ぶ。
「そうは言われても女にばかり負担をかけられないーっ!」
ブレイドが叫びながら突っ込んで行く。
「その通り。」
「お雪さん!俺がこいつをぶっ倒すとこ見ててください。」
アックスとジョウも反対側から叫びなから突撃をかける。
ゴーレムが腕を振り上げたとこで動きが止まる。
三勇姿はそれを見逃さず三人は剣を槍を斧を同時に叩き込んだ。
その刹那まるで打撃を受けたガラスのように粉々に砕け散った。
「お雪さん…」
その様子を見てた真魚がお雪の方を見る。
「さすが帝都オーガン最強の冒険者ってとこかしら」
ガラスの破片のごとく飛び散ったゴーレムの破片が散らばる道の真ん中で三雄姿はぼそぼそと話し始める。
「今のどう思う?」
「どう思うもなにも助けられたってことだろう。ブレイド」
「全く俺達の打撃の前に動きが止まった。あの時点ですでに決まってたのだろう。誰の魔法?だ。ゴーレムがガラスみたいにくだけたぜ。お雪さんか?真魚さん?それとも壁か?」
ジョウは感心しきりだ。
「おーい。みんな無事ですか?ってぼろぼろですね」
真魚達三人がやって来た。
三勇姿は度かさなるゴーレムの打撃を受けて大ダメージを受けている。
並の冒険者ならゴーレムの一撃で死んでいたろう。
オーガン最強の冒険者と呼ばれる彼らはダメージを最小限に受け流して度重なるダメージに耐えていた。
「私達に任せてもらえればそんなダメージ受けないですんだのに。はかじゃないの?」
「いやいや!これは俺らの意地ってもんです。お雪さん」
「ますます意味不明。」
「まぁ結局助けられちまったから大きな事言えない」
ブレイドが肩をすくめる。
「なんの事かしら?真魚。はやくこの暑苦しい馬鹿達を治癒してあげて。さっさと先に進みたいから」
なにか真魚がにやにやしている。
「何笑ってるの真魚?」
「別に…。はい。治癒します」
笑みを浮かべたまま真魚が三勇姿達に治癒をかける。
「おおお!すげえ!なんだ?この治癒力!」
真魚の治癒力は三勇姿の知るどのヒーラーの冒険者の治癒力を圧倒的に越える能力なのだ。
ギリギリまですり減った三人のHPが一瞬で回復した。
「なんだか力が溢れまくってる?」
もしゲーム世界のようにHPのゲージがあるならフルゲージを越えているといるのがわかるだろう。
回復を行ったメンバー達は再び西の魔女を目指す。
ふと気がつくとお雪は額にじんわりと汗をかいている。
「なんか?ちょっと暑くないか?お雪さんも暑そうだし?」
三勇姿のジョウはお雪の隣に立っていた。
「なにかしら?気温があがってる?」
なに食わぬ顔でジョウから離れる。
「先を急ぎましょう?あんまりのんびりしてると日が暮れてしまうわ」
「そうだな。脱ぐなよ」
隣に来た壁が後半は小声だ。
「脱がないわよ!」
小声で返答する。
「それにしてもこのゴーレムはなんでしょうか?誰がなんのために作ったんでしょう?」
「魔女が護衛用に作ったというのがしっくりくるのでは?」
ブレイドが真魚の疑問に答える。
「ゴーレム作製は錬金術師の範疇かと思ってました」
「魔女も錬金術を研究する場合もあるらしいですぞ」
アックスも話しに加わる。
「そうなんですね。でも護衛にはパワースペックだと思いませんか?ジョウさん」
真魚はお雪の側に行こうとするジョウに話しかけて気をそらそうとしていた。
「そうだね。護衛というよりは攻撃的すぎる戦闘力だと思う。昔からあったものぽいからあるいは未知の遺跡だったのかも知れないね」
「遺跡か…。そこまで古くはないかもです」
「そうか?」
「まあ。誰が作ったと言えばやはり魔女の可能性が一番大だろね」
「そうすると魔女はあんまり善良な存在じゃなさそうですね。あんな物騒なものを作るなんて」
「どちらにせよ。マトモに話ができる相手であればいいが」
壁達が魔女について話し合ってる間、お雪は一人距離を空けて先行して歩いている。
『お雪さん…ツンデレさんなんだから…』
真魚はお雪のそういった一面がきらいではなかった。
むしろ普段クールに振る舞ってる分可愛らしくさえ感じている。
ゴーレムはお雪の絶対零度のスキルでの絶対零度で凍結されていたので三勇姿の打撃で砕け散ったのだ。
最大冷却を使用したためお雪は排熱状態で苦労しているのだ。
「あついあつい…早く冷えろ」
ぶつぶつ呟きながら一人先行して歩いてる。
隣に長時間いられたら排熱してるのがばれてしまう。
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