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エピローグ: 新しい朝
しおりを挟む「ほら、朝だよ、起きないと遅刻するよ」
玲奈の声が耳元に響き、春樹はいつものように布団の中でうとうとしていた。彼女に起こされるのはもう日常の一部だ。だが、その朝は何かが違っていた。春樹が目を開けると、玲奈が隣で一緒に寝ているのに気づいた。
「えっ!?」春樹は驚いて飛び起き、目を見開いた。「いつからそこにいたの?」
玲奈は悪戯っぽく笑いながら、「昨日からだよ。春樹、よく寝てたわ。寝顔が可愛くて、つい一緒に寝ちゃった」と、まるで何事もなかったかのように答えた。
春樹は顔を真っ赤にしながら、「そ、そんなの聞いてないよ……」と困惑した様子で言ったが、玲奈は全く気にする様子もなく、優しく微笑んでいた。
「これからも、ずっと一緒にこうやって起こしてあげるね。だって、もう家族だから」
玲奈の言葉に、春樹は恥ずかしさを感じつつも、心の中で嬉しさが湧き上がった。彼女との生活が、こうして新たな形で始まったことを実感し、これからも一緒に歩んでいく未来を心に描いた。
「うん、よろしくね」と、春樹は微笑み返し、二人の新しい一日が始まった。
こうして、春樹と玲奈は新しい生活を共に送りながら、互いに支え合い、笑い合う日々を積み重ねていくのだった。
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