みるく日記2021

みるく♪

文字の大きさ
上 下
35 / 79

保護者が働きかけて教師の負担を軽減できた事例

しおりを挟む
カタイ日記が続いてしまいすみませんf(^_^;
今日も学校の先生方の働き方改革に関する日記です。

ダンナの仕事つながりで親しくしている方(仮にAさんと呼びます)の話です。

Aさんは二人の男の子の お父さんです。
Aさんは、お兄ちゃんが中学1年生の時に、PTA役員をしていました。
その年に、無くしてもよさそうな学校行事を1つ、無くすることができた。というのです。

「ただし、あまりにも大きな犠牲があったことも、現実なのです」とも……。
大きな犠牲とは、お兄ちゃんのクラス担任の先生が、大ケガをしてしまったことでした。

その学校では、保護者と生徒と教師の親睦を深める目的で、毎年スポーツ大会がおこなわれていました。
開催日は、全員部活無しと定められた日曜日。

部活のやりすぎが社会的な問題として取り上げられていた頃のこと。
その学校では先進的に、月に一度、全員が部活無し! という日を設けたそうです。
ならば、その日は誰もが家庭にて、家族の時間を持てばよかったでしょうに。

せっかく部活無しの日を設けたのだから、保護者と生徒と教師が集まってスポーツ大会をしましょう!
と、いつのまにか そんな新行事が定められ、
我が校の 素晴らしい伝統行事、と化していたそうな。

いったい誰が提案したものか? みんなの賛成を得て決定したのか?
月日は流れ、すでに、知る人が誰もいなくなっていても続けられてきた、謎の行事です。

Aさんは、疲れているだろう子どもたちを案じつつ、
自分も仕事の疲れを癒したいのだから、先生方も同じだろうと、先生方のことも案じていました。

Aさんの お子さん(お兄ちゃん)は、その当時、反抗期で、手に おえない 暴れん坊でした。
そんな お兄ちゃんのことを、クラス担任の先生は、良いところを たくさん見つけてくださり、
良い おこないが見られた時には、必ず 知らせてくださったそうです。
「お父さんも お母さんも、私から聞いたと伝え、お子さんを ほめてあげてください」と。
そんないきさつから、Aさん夫婦も、お兄ちゃんも、担任の先生を大好きになっていたのです。

その先生が、いつのまにか伝統化していたスポーツ大会で 大ケガをしました。
Aさんはたいそう心配して、病院へ お見舞いに行きました。
その時に、Aさんは先生に言いました。
「正直に言いますと、ぼくは あのような行事は、無くすべきだと思います。
先生から 学校に提案していただけませんか?」

すると先生からは、こんな回答があったそうです。
「あの行事を無くすことは、実は毎年 会議の議題に上がっています。
ですが、無くせないのが現状です。
議題に上がるたび、校長先生は言うのです。
PTA主催の行事については、教師側が意見できる権限は、ないのです。と」

※続きは 次の日記にて
しおりを挟む

処理中です...