君の声が聞きたくて…

柊　奏音

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プロローグ

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ー凛おはよう。今日の調子はどう？

まだベッドに横になっている凛は首を横に振る

ーわかった。ご飯できたけど…もう少ししたらくるから。そう言って頭を撫でてあげると、その手を擦り寄ってくる。

ー凛、今日も可愛いいよ。
俺がそう言うと頬を赤く染めて微笑んでくれる。


俺の愛しい凛はあの救出から1年の月日がたった今でも声が出ない。


いつか…また声が聞きたい…凛のあの澄んだような声を…


たとえどんなに年数がたっても、凛が自分の言葉で俺に話しかけてくれる日を俺は待っている…
これからも…
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