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第1証
エピソード4『偽りのアクトレス』
しおりを挟む卑弥呼『良いわ…その前に御願いがあるの…そちらのお嬢さんに大蛇の治癒を御願いしても良いかしら…』
セプテンバー『お…お嬢さんって…わ…私!?…!!失礼ね!!あなたと年そんなに変わらないわよ!!』
卑弥呼『フフ…見た目わね…』
セプテンバー『…ってか大丈夫なの!?…またこいつ暴れだしたりしない…!?』
卑弥呼『大丈夫…優しさに触れた彼はもう…あなたたちを襲ったりしないわ…』
フェブラリー『セプテンバー…頼んだ…』
セプテンバー『ラジャー♪』
セプテンバーが大蛇の治癒に入りエイプリルはそれを近くで見守る
フェブラリー『さぁ…話してくれないか!?…』
卑弥呼『その昔…人は人と争いながらも…この地球上の生物を捕らえ食らい…この世界の王となった…やがて人は人の中でも優劣を付け人類は自分になびく者達で群を作り、そして、それが国家となる。こうして世界は幾多の国家に別れ…人は人の敵となった…
そんな時に世界の各地で特殊な能力をもった人間が現れはじめ
また特殊な能力をもった人間を『神』や『悪魔』として位置付け 人類に自分たちよりも遥か上の存在があり、そして管理されているということを根底から植え付け そして人類を意のままに操作する …マインドコントロール…
私は時に卑弥呼でもあり乙姫でありアマテラスでもあった…
そう…私は指示されたとおり一人ですべてのシナリオを演じさせられ…そして、それが神話となり…伝説となり…『星の記憶』となるの… 歴史はあらかじめ…ひとつのシナリオのもとに『ある者達』によっ
て作られている…
私が…今、言えるのは…『星の記憶』…唯、それだけ…ここからは、あなたたち自身で…歴史をその目に焼き付けて…そして、人類を正しき道へ…』
『私はここに残ります。』
さぁ…目を覚ましなさい…スサノオ…』
セプテンバーが治癒をしていた大蛇が眩い光に包まれ人の身体へと姿を変える
卑弥呼『さぁ…スサノオ…あなたもこの者達と共に行くのです…私は何時でもここに居ます…私は巫女、あなたたちの旅が行き詰まった時…あなたたちの旅の手助けをしましょう。では、スサノオを頼みましたよ…』
次回 第1証エピソード5『箱』
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