28 / 101
28.急転直下!
しおりを挟む
額を合わせた男たちが、難しい顔でうんうんとうなっている。
それを横目に、私はカイルさんが持ってきてくれた昼食(時間的にはおやつ?)にかぶりつく。
ザクッ。
(おいしっ)
香ばしく焼けたパンに、シャキシャキのレタスと皮目のパリッとしたチキンが挟んである。茶色のソースは甘辛く、日本人の私の舌にもよく合った。後はマヨネーズがかかってれば完璧じゃない!?
ザクザク、ザクザク。
食感が小気味良い。無心になって味わって、あっという間に完食してしまった。
「ぷあぁ~」
大満足でお腹をさする。
カイルさんは団員用の食堂だって言ってたけど、日本だったら行列店かと思うほどに美味しかった。ヴィクターにくっついてれば、これから毎日食べ放題ってことかな?
期待を込めてヴィクターを見上げるが、彼は相変わらず眉根を寄せて考え込んでいた。その視線は、さっき私が文字を書いた紙に釘づけだ。
ややあって、ヴィクターが重く長いため息をつく。
「……駄目だ。さっぱりわからん」
「オレも同じく。キースは?」
降参、と言うように両手を上げたカイルさんが、キースさんに尋ねる。キースさんもまた、険しい眼差しをテーブルの紙に注いでいた。
「……三種類の、文字が書かれているように見えます」
うめくようにして低く呟く。はい、正解です。さすがだなぁキースさん。
ひらがな、カタカナ、漢字。
あえて全てを書いてみたのだ。ルーナさんの自動翻訳魔法があると仮定して、どの文字にも翻訳機能が働くのか、試す必要があると思ったから。
(だけど……)
この様子だと、全滅だったみたい。残念すぎる結果に私は肩を落とす。
(次にルーナさんと会ったときに、文字も翻訳してもらえるようにお願いしなきゃ)
上目遣いにキースさんを見ると、キースさんはまだ低くうなっていた。私の書いた紙をためつすがめつ眺め、手でそうっと慎重に持ち上げる。
「おかしい……。このような言語、わたしは一度たりとも見たことがありません。世界中の言語が理解できる、などと大言壮語を吐くつもりはありませんが、これは本当に目にしたことすらないのです……」
「うぅん、それは確かに変だね。知識欲があふれまくって、知らないことには猪突猛進で突撃していくキースにしては」
「そうだな。寝食も忘れて書に没頭する変人にしては」
散々な言われようだが、キースさんは聞こえていないかのように文字を指でなぞっている。子供が書いたみたいなへろへろ字になっちゃったから、そんな真剣に見られると恥ずかしいんだけどな。
しばらくして、ようやくキースさんは紙をテーブルに戻した。
「シーナ・ルー様。これは、この世界に存在する言語なのですか?」
食いつくようにして聞いてくる。
その迫力に気圧されながらも、私はなんとか「ぱぅえ~」とかぶりを振った。
「えっ、違うの!? じ、じゃあ神の世界の言葉とか!?」
驚くカイルさんに、もう一度静かに首を横に振る。伝わるかな? お願い、どうか伝わって。
祈りが通じたのか、ヴィクターがすうっと目を細めた。
「シーナ。お前はもしや、この世界の人間ではないのか?」
「! ぱえっ! ぱえぱえぱえっ!!」
勢い込んで頷くと、ヴィクター以外の二人はぎょっと目を剥いた。
ヴィクターだけは特に顔色を変えることもなく、息を詰める私に淡々と質問を重ねる。
「人間に戻った時、俺と普通に会話ができていたな。文字だけが無理なのか?」
「ぱえっ」
「……面倒だな。おい、キース。お前、別の世界についての知識はないのか」
投げやりに尋ねられ、フリーズしていたキースさんがぶるぶるっと首を横に振った。
「さ、さすがにあるわけないでしょうっ。……確かに古来より、この世には独立した全くの別世界が複数存在する、という説もあるにはあります。が、その説を証明できた者など、これまで一人たりとも」
「でもさ、キース。シーナちゃんが嘘をつくと思う? ただでさえ会話ができなくて大変な状況なのに、そんな余裕あるはずないでしょ。だよね、シーナちゃん?」
カイルさんがせわしなく口を挟み、私も慌てて「ぱえ~」と同意する。それでキースさんも黙ってしまったが、私は困り果てて長い耳を垂らした。
(どうしよう。これ以上は……)
シーナちゃんのままでは、無理だ。
なんとかもう一度人間に戻って、直接カイルさんとキースさんに話さなければ。
また死にかけてしまうから、ヴィクターは駄目……だけど、仲間はずれにしたら拗ねちゃうかな?
ぱうううと悩みながら、もう一度羽根ペンを抱え込む。はっとしてキースさんが新しい紙をくれたので、私は深呼吸して紙の上に立つ。
(まる、と、半分……)
それから、三日月。
うんしょ、うんしょと下手くそな絵を描き連ねていけば、キースさんがぽんと手を打った。
「月ですか?」
「ぱえっ!」
よかった、わかってもらえたみたい。
それじゃあ次は……。
丸を描いて、その下に棒を付け足す。さらに追加で、短い棒を四本。ちょんちょん、ちょんちょん。
「……もしかして、人間?」
「! ぱえぱえっ!」
自信がなさそうに発言するカイルさんに、私は飛び跳ねて賛辞を送った。棒人間のイラストを見下ろして、キースさんの目が明るくなる。
「そうかっ。シーナ・ルー様が人間に戻られるためには、月が必要なのですね!?」
「ぱえっぽおぉ~!」
そうそう、その通り!
わっと二人の歓声が弾けた。
ヴィクターは皮肉げに唇を歪め、肩をすくめる。
「ならば、早速次の月夜に――」
「――失礼します! ヴィクター団長っ!!」
突然、部屋の扉が音を立てて開け放たれた。
ヴィクターたちとは色の違う騎士服を着た男が、転がるようにして駆け込んでくる。ヴィクターがすぐさま前に出た。
「どうした」
「ま、魔獣が出ましたっ」
蒼白の男……まだ、少年と言ってもいいぐらいの年に見える。震えながら、彼はごくりと唾を飲み込んだ。
「西の街道を出てすぐのところです! け、警備隊が防いでるけど、かなり凶悪なヤツだって。第三に至急の応援要請が来たそうですっ」
それを横目に、私はカイルさんが持ってきてくれた昼食(時間的にはおやつ?)にかぶりつく。
ザクッ。
(おいしっ)
香ばしく焼けたパンに、シャキシャキのレタスと皮目のパリッとしたチキンが挟んである。茶色のソースは甘辛く、日本人の私の舌にもよく合った。後はマヨネーズがかかってれば完璧じゃない!?
ザクザク、ザクザク。
食感が小気味良い。無心になって味わって、あっという間に完食してしまった。
「ぷあぁ~」
大満足でお腹をさする。
カイルさんは団員用の食堂だって言ってたけど、日本だったら行列店かと思うほどに美味しかった。ヴィクターにくっついてれば、これから毎日食べ放題ってことかな?
期待を込めてヴィクターを見上げるが、彼は相変わらず眉根を寄せて考え込んでいた。その視線は、さっき私が文字を書いた紙に釘づけだ。
ややあって、ヴィクターが重く長いため息をつく。
「……駄目だ。さっぱりわからん」
「オレも同じく。キースは?」
降参、と言うように両手を上げたカイルさんが、キースさんに尋ねる。キースさんもまた、険しい眼差しをテーブルの紙に注いでいた。
「……三種類の、文字が書かれているように見えます」
うめくようにして低く呟く。はい、正解です。さすがだなぁキースさん。
ひらがな、カタカナ、漢字。
あえて全てを書いてみたのだ。ルーナさんの自動翻訳魔法があると仮定して、どの文字にも翻訳機能が働くのか、試す必要があると思ったから。
(だけど……)
この様子だと、全滅だったみたい。残念すぎる結果に私は肩を落とす。
(次にルーナさんと会ったときに、文字も翻訳してもらえるようにお願いしなきゃ)
上目遣いにキースさんを見ると、キースさんはまだ低くうなっていた。私の書いた紙をためつすがめつ眺め、手でそうっと慎重に持ち上げる。
「おかしい……。このような言語、わたしは一度たりとも見たことがありません。世界中の言語が理解できる、などと大言壮語を吐くつもりはありませんが、これは本当に目にしたことすらないのです……」
「うぅん、それは確かに変だね。知識欲があふれまくって、知らないことには猪突猛進で突撃していくキースにしては」
「そうだな。寝食も忘れて書に没頭する変人にしては」
散々な言われようだが、キースさんは聞こえていないかのように文字を指でなぞっている。子供が書いたみたいなへろへろ字になっちゃったから、そんな真剣に見られると恥ずかしいんだけどな。
しばらくして、ようやくキースさんは紙をテーブルに戻した。
「シーナ・ルー様。これは、この世界に存在する言語なのですか?」
食いつくようにして聞いてくる。
その迫力に気圧されながらも、私はなんとか「ぱぅえ~」とかぶりを振った。
「えっ、違うの!? じ、じゃあ神の世界の言葉とか!?」
驚くカイルさんに、もう一度静かに首を横に振る。伝わるかな? お願い、どうか伝わって。
祈りが通じたのか、ヴィクターがすうっと目を細めた。
「シーナ。お前はもしや、この世界の人間ではないのか?」
「! ぱえっ! ぱえぱえぱえっ!!」
勢い込んで頷くと、ヴィクター以外の二人はぎょっと目を剥いた。
ヴィクターだけは特に顔色を変えることもなく、息を詰める私に淡々と質問を重ねる。
「人間に戻った時、俺と普通に会話ができていたな。文字だけが無理なのか?」
「ぱえっ」
「……面倒だな。おい、キース。お前、別の世界についての知識はないのか」
投げやりに尋ねられ、フリーズしていたキースさんがぶるぶるっと首を横に振った。
「さ、さすがにあるわけないでしょうっ。……確かに古来より、この世には独立した全くの別世界が複数存在する、という説もあるにはあります。が、その説を証明できた者など、これまで一人たりとも」
「でもさ、キース。シーナちゃんが嘘をつくと思う? ただでさえ会話ができなくて大変な状況なのに、そんな余裕あるはずないでしょ。だよね、シーナちゃん?」
カイルさんがせわしなく口を挟み、私も慌てて「ぱえ~」と同意する。それでキースさんも黙ってしまったが、私は困り果てて長い耳を垂らした。
(どうしよう。これ以上は……)
シーナちゃんのままでは、無理だ。
なんとかもう一度人間に戻って、直接カイルさんとキースさんに話さなければ。
また死にかけてしまうから、ヴィクターは駄目……だけど、仲間はずれにしたら拗ねちゃうかな?
ぱうううと悩みながら、もう一度羽根ペンを抱え込む。はっとしてキースさんが新しい紙をくれたので、私は深呼吸して紙の上に立つ。
(まる、と、半分……)
それから、三日月。
うんしょ、うんしょと下手くそな絵を描き連ねていけば、キースさんがぽんと手を打った。
「月ですか?」
「ぱえっ!」
よかった、わかってもらえたみたい。
それじゃあ次は……。
丸を描いて、その下に棒を付け足す。さらに追加で、短い棒を四本。ちょんちょん、ちょんちょん。
「……もしかして、人間?」
「! ぱえぱえっ!」
自信がなさそうに発言するカイルさんに、私は飛び跳ねて賛辞を送った。棒人間のイラストを見下ろして、キースさんの目が明るくなる。
「そうかっ。シーナ・ルー様が人間に戻られるためには、月が必要なのですね!?」
「ぱえっぽおぉ~!」
そうそう、その通り!
わっと二人の歓声が弾けた。
ヴィクターは皮肉げに唇を歪め、肩をすくめる。
「ならば、早速次の月夜に――」
「――失礼します! ヴィクター団長っ!!」
突然、部屋の扉が音を立てて開け放たれた。
ヴィクターたちとは色の違う騎士服を着た男が、転がるようにして駆け込んでくる。ヴィクターがすぐさま前に出た。
「どうした」
「ま、魔獣が出ましたっ」
蒼白の男……まだ、少年と言ってもいいぐらいの年に見える。震えながら、彼はごくりと唾を飲み込んだ。
「西の街道を出てすぐのところです! け、警備隊が防いでるけど、かなり凶悪なヤツだって。第三に至急の応援要請が来たそうですっ」
21
お気に入りに追加
663
あなたにおすすめの小説
転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました
ひより のどか
ファンタジー
ただいま女神様に『行ってらっしゃ~い』と、突き落とされ空を落下中の幼女(2歳)です。お腹には可愛いピンクと水色の双子の赤ちゃんドラゴン抱えてます。どうしようと思っていたら妖精さんたちに助けてあげるから契約しようと誘われました。転生初日に一気に妖精さんと赤ちゃんドラゴンと家族になりました。これからまだまだ仲間を増やしてスローライフするぞー!もふもふとも仲良くなるぞー!
初めて小説書いてます。完全な見切り発進です。基本ほのぼのを目指してます。生暖かい目で見て貰えらると嬉しいです。
※主人公、赤ちゃん言葉強めです。通訳役が少ない初めの数話ですが、少しルビを振りました。
※なろう様と、ツギクル様でも投稿始めました。よろしくお願い致します。
※カクヨム様と、ノベルアップ様とでも、投稿始めました。よろしくお願いしますm(_ _)m
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
異世界のんびり料理屋経営
芽狐
ファンタジー
主人公は日本で料理屋を経営している35歳の新垣拓哉(あらかき たくや)。
ある日、体が思うように動かず今にも倒れそうになり、病院で検査した結果末期癌と診断される。
それなら最後の最後まで料理をお客様に提供しようと厨房に立つ。しかし体は限界を迎え死が訪れる・・・
次の瞬間目の前には神様がおり「異世界に赴いてこちらの住人に地球の料理を食べさせてほしいのじゃよ」と言われる。
人間・エルフ・ドワーフ・竜人・獣人・妖精・精霊などなどあらゆる種族が訪れ食でみんなが幸せな顔になる物語です。
「面白ければ、お気に入り登録お願いします」
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる