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― 第九話 大会 ―
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アナウンサー:「さぁっ!始まりましたぁっ!第12回!オナラデコナラ大会ぃ!今大会もまた、波乱万丈の幕開けです。まず、オナを初めて、なんと、二週間で全アフリカ選手権を制した、アフリカの「ヴゥードゥー神」、ウパヴァヴァ選手が今回の日本戦に参加です!そしてぇっ!皆様ももうご存知のように、前回の優勝者で、今回、最も優勝に近いといわれておりました男、イタリアのガス袋と言われておりましたセボック選手が先日の10日の未明、秋葉原の路上にて何者かの襲撃を受けました。そして、その事件の一部始終がユーチューブなどで流され、皆様もご覧いただいた結果となりました!不意を襲った、まことに卑怯なやり口ではありましたが、セボック選手の常々口にしておりました、『いつでも、どこでも、誰の挑戦でも受ける』の言葉通りになってしまったわけではございますが、セボック選手、誠に堂々とした戦いぶりでございました!その熱い戦いぶりにファンの皆様の応援の声は惜しみのないものでありましたっ!今、私の手元にはセボック選手か先日アップしましたツイッターの一部がございます。それを紹介させていただきます。『・・・僕は今回、挑戦され、敗れた。いくらストリートだったとはいえ、また、僕が当時、足元もままならないほどの泥酔状態であり、今でもそのときの記憶がほとんどない、ということであったとしても、敗れた。相手のことは僕は何もしらないが、いくら泥酔状態だったとはいえ、世界チャンピオンの僕を破ったほどの相手であることは認めざるを得ない。しかし、僕はこれでは終わらない。終われない。今回の大会は棄権せざるを得ないが、ファンのみんな!次回の第十三回の大会に注目しててくれ!僕はきっと、今以上のパワーとスピード、そして何よりも根性をもってリングに戻ってくる!きっと、きっとだ!!』。“感動”!この言葉に尽きます!
今、ここに改めて、セボック選手のこれまでの偉業を称えましょう!また、来週の十三回の大会の彼の活躍を期待しましょう!ああっ!ん?んんんんっ?!おぉっと!これはどうしたことだぁ!!・・・み、皆様!今、会場に大変なことが起こっております!あの、セボック選手にストリートで仕掛けた、その張本人たる人物がいま、リングに上がりましたぁっ!!この人物を今や世界中で知らない人類はいないことでありましょう!そ、その人物がリ、リングに立っており、あぁっとぉ!今、彼が高々と両手を上げましたぁっ!」
リング上レフリー:「き、君!何をしているんだ!さっさとリングから下りなさい!」
ナゾの男:「ボルリ、ウ、ルオンチンイチ!」
リング上レフリー:「は?」
ナゾの男:「ウツイチ、バッコ、ブッコ!」
リング上レフリー:「?」
アナウンサー:「リング上の男は何か叫んでいるようですが、一体、何語なのかぁっ!あぁっとぉ!今、レフリーが試合結果の判断に困った時に掲げる?『?』マークをあげましたぁっ!」
リング上レフリー:「えぇ~、会場の皆様のなかで、この方の言葉をお分かりになられる方はいらっしゃいませんか?」
観客女性:「あ、あの、おそらくですけど、その方の言葉は古代バビロニア語と思われます。私でよければ、通訳致しますが・・・。」
リング上レフリー:「あぁ、それはありがたい!ちょっと上がってきてください!」
アナウンサー:「い、今!男の言葉が古代バビロニア語だということが判明いたしました!ということは、セボック選手を手にかけたこのナゾの襲撃者は古代バビロニア人ということになりましょうかっ!恐るべし!古代バビロニア人!恐るべし!アレクサンドロス王!さぁっ、そして今、観客席より、通訳にかって出た女性がリングに上がりました!」
通訳女性:「サッハーラ、ムナンゲ、ムナンゲ?」
ナゾの男:「エキシムテスリカ!マッチョレンテン!!」
通訳女性:「わかりました。彼の名は“勝利のタンポポ、ワカサギの王子”だということですが、長いので、彼を呼ぶときには“王子”だけでいいそうです。そして、彼によると、大会の優勝賞金の5万円があれば、一家10人が1ヶ月暮らしていける、ということです・・・。」
アナウンサー 「さぁ、今、ナゾの男の正体の一端が明かされましたぁ!どのような理由があろうとも、セボック選手を奇襲した罪が消えるわけでは決してありませんが、家族10人の生活のために命をかけている、ということでしょうっ!時々聞く話ではありますが、やはり、貧乏話は共感と感動をよびますっ!」
観客女性:「ビチョビチヨナ?」
王子:「クチョクチョヨナ!」
観客女性:「えー、王子は一人っ子なので、父、母と3人の家族だそうです。」
アナウンサー:「・・・」
リング上レフリー:「そんなことはどうでもいい!きみっ、彼に早くリングを下りるように言いたまえ!」
観客女性:「キィッ!そんな言い方ってあんまりじゃありません?私が通訳をやってあげたのは親切心からであってね!そもそも私は客よっ!」
リング上レフリー:「ああ、大変失礼いたしました(客といっても、お前ら、金払ってるわけじゃねーじゃねぇーか!)。すいませんが、彼にリングから下りるように頼んでもらえますか?ホント、すいません!」
観客女性:「ふん。・・・チャポアカナサメコサ、ポ?」
王子:「モロミナノート!」
観客女性:「王子は、『ここで戦うことにした』、のだそうよ。」
アナウンサー:「あぁっとぉー!な、なんとっ!リング上のぉ・・・、お、王子は・・・、うーん、王子、か・・・。まぁ、いいか・・・。王子はっ、トーナメントへの参加を要求しております!」
リング上レフリー:「ち、ちょっと待ちたまえ!素人が試合に出られるわけないじゃないか!バカな!」
観客女性:「バカとはなによっ!!もういいわっ!私、やめますから!」
リング上レフリー:「ああっ、やめないで!あなたに言ったわけじゃありませんよ!た、大変失礼いたしました!」
観客女性:「そう、それ。・・・忘れないことね。私も会社で新卒のコを指導するときにはね・・・」
王子 「ウチヤミナケナケナ!」
観客女性 「モチメリカナリヤッ!テ、ケパレッ!マウシモコウカシタ!メレケッ!!」
王子 「・・・」
アナウンサー:「あぁっとぉ!通訳の方が何とおっしゃったのかわかリませんが、王子、なんとなくしょんぼりしているように見えなくもありません!」
リング上レフリ:「おいっ、か、彼は何と言ったんだ・・・で、ですか?」
観客女性:「私と結婚してくれ、ですって。ふふ。私のこと、なんにも知らないくせに。男って、バカよね。」
リング上レフリー:「・・・」
観客女性:「もういいじゃない、試合に出しちゃえば。面倒くさいわね。」
リング上レフリー:「そ、そんなわけ・・・」
観客:「ワアアァァ~!!」
アナウンサー:「おおっとぉー!王子の挑戦を聞いた観客より盛大な歓声が上がっております!か、観客は王子の参戦を願っております!さぁ、リング上レフリー、今、主催のタオパパ氏と協議しております!・・・あ、結果がでた模様です!」
リング上レフリー:「えぇっと~っ、ただいま、本協議会での協議の結果・・・、お、王子氏のオナラデコナラへの参戦を認めることとなりました。」
観客:「おおおお~っ!」
アナウンサー:「さぁっ!これが協議会の英断と出るかっ、無謀と出るかっ!とうとう、オナラデコナラ協議会は第十二回大会への王子の参戦を認めてしまいましたぁっ!」
観客女性:「ウンチコロコロデワロタ?」
王子:「ワロタ、ワロタ!」
アナウンサー:「通訳の方が今、結果を王子に伝えた模様、そして、それを聞いた王子っ!あぁっとぉー!会場を睥睨しているぅっ!んっ?王子が今、観客の一人の男性に向かって中指を突き立てたぁっ!こ、これは一体どうしたんだぁっ!」
リング上レフリー:「お、おいっ、あれをやめさせたまへ!」
観客女性:「あなたねぇ、学習能力というものがないのっ?ホント、アタマにくる人ね!」
リング上レフリー:「はいっ、はい!す、すいませんでした!お願いですから彼を止めてもらえますか?」
観客女性:「ふんっ。私がいなかったら何もできないくせに。」
リング上レフリー:「くふぅっ!」
観客女性:「ウパチュワサマン。」
王子:「?ボチキナリテシ?」
観客女性:「バリティリナァン。・・・あのね、王子が言うには、あの、王子が指差した人はオナラデコナラの選手に違いない、だそうよ。」
リング上レフリー:「そんなバカな!あんなガリガリのヤツが選手なわけないじゃないか!」
観客女性:「あんたさ、私だけじゃなくて、この観客全員を敵にする気?」
リング上レフリー:「うふっ、ふぅんっ!!・・もうっ、いいから、とりあえず、王子はセボック選手の代わりなんだから、このあとすぐ始まる第一試合に出てもらうから!」
観客女性:「カボエラマサル?」
王子:「オホレ!オホレ!」
観客女性:「『望むところでポラリナート!』ですって。」
リング上レフリー:「ポ、ポラリナート?ど、どういう意味だね?」
観客女性:「じぶんでぇ、・・・・しぃらべればぁ~?」
リング上レフリー:「くふぅっ!!」
アナウンサー:「さあっ、王子の出場はなんと、セボック選手の代わり、ということで、一回戦、第一試合への参加となりましたぁ~!!!」
観客:「うおおぉ~っ!!!」
アナウンサー:「さて、場内の興奮もまだまだ冷めてはおりませんが、いまぁっ!第一試合の準備が終わり、両者とも下半身を出してぇ、尻を向け合います!試合開始のゴングがぁっっ!・・・はりましたぁっ!あ、な、鳴りましたぁっ!」
王子:「ブヒィッ!ブビビビブッ!バロバロバアッ!」
対戦相手:「グゥアロ!べべべブゥーーー!」
アナウンサー:「おおっとぉ!両者、出だしから大技の出し合いだぁっ!」
対戦相手:「ブブフフフッ!ブピィッー!」
王子:「プフゥー。プフゥー。」
アナウンサー:「あぁっとぉー!王子、スタミナが切れたかぁっ!出が悪いっ!」
王子:「サンケバッ!・・・ブワァッ!ドヴィヴィブゥッ!」
アナウンサー:「おおっと、王子、かけ声とともに、凄まじい猛攻だぁっ!」
対戦相手:「ツブァッ!プッ・・・プ・・・フフィ・・・」
アナウンサー:「あぁっ!これは、ツブァイ選手、ガス欠かぁ!」
王子:「ゴベベボォッ!・・・ブリリリリィッ!」
アナウンサー:「で、でたぁ!王子!な、なんとぉっ、ミが出たぁっ!」
王子:「ブリリリッ!・・・・・・プッ、プフィッ・・・」
アナウンサー:「王子っ!休まないっ!出続けだぁっ!!!これはすごいっ!こんな凄まじい攻撃は見たことがありませんっ!試合場が見る間に一面の泥沼と化していきますっ!!」
リング上レフリー:「勝負ありっ!」
アナウンサー 「し、勝負あったぁっ!王子の圧勝ですっ!」
観客 「ワアアアッ!ワアアアアッ!」
今、ここに改めて、セボック選手のこれまでの偉業を称えましょう!また、来週の十三回の大会の彼の活躍を期待しましょう!ああっ!ん?んんんんっ?!おぉっと!これはどうしたことだぁ!!・・・み、皆様!今、会場に大変なことが起こっております!あの、セボック選手にストリートで仕掛けた、その張本人たる人物がいま、リングに上がりましたぁっ!!この人物を今や世界中で知らない人類はいないことでありましょう!そ、その人物がリ、リングに立っており、あぁっとぉ!今、彼が高々と両手を上げましたぁっ!」
リング上レフリー:「き、君!何をしているんだ!さっさとリングから下りなさい!」
ナゾの男:「ボルリ、ウ、ルオンチンイチ!」
リング上レフリー:「は?」
ナゾの男:「ウツイチ、バッコ、ブッコ!」
リング上レフリー:「?」
アナウンサー:「リング上の男は何か叫んでいるようですが、一体、何語なのかぁっ!あぁっとぉ!今、レフリーが試合結果の判断に困った時に掲げる?『?』マークをあげましたぁっ!」
リング上レフリー:「えぇ~、会場の皆様のなかで、この方の言葉をお分かりになられる方はいらっしゃいませんか?」
観客女性:「あ、あの、おそらくですけど、その方の言葉は古代バビロニア語と思われます。私でよければ、通訳致しますが・・・。」
リング上レフリー:「あぁ、それはありがたい!ちょっと上がってきてください!」
アナウンサー:「い、今!男の言葉が古代バビロニア語だということが判明いたしました!ということは、セボック選手を手にかけたこのナゾの襲撃者は古代バビロニア人ということになりましょうかっ!恐るべし!古代バビロニア人!恐るべし!アレクサンドロス王!さぁっ、そして今、観客席より、通訳にかって出た女性がリングに上がりました!」
通訳女性:「サッハーラ、ムナンゲ、ムナンゲ?」
ナゾの男:「エキシムテスリカ!マッチョレンテン!!」
通訳女性:「わかりました。彼の名は“勝利のタンポポ、ワカサギの王子”だということですが、長いので、彼を呼ぶときには“王子”だけでいいそうです。そして、彼によると、大会の優勝賞金の5万円があれば、一家10人が1ヶ月暮らしていける、ということです・・・。」
アナウンサー 「さぁ、今、ナゾの男の正体の一端が明かされましたぁ!どのような理由があろうとも、セボック選手を奇襲した罪が消えるわけでは決してありませんが、家族10人の生活のために命をかけている、ということでしょうっ!時々聞く話ではありますが、やはり、貧乏話は共感と感動をよびますっ!」
観客女性:「ビチョビチヨナ?」
王子:「クチョクチョヨナ!」
観客女性:「えー、王子は一人っ子なので、父、母と3人の家族だそうです。」
アナウンサー:「・・・」
リング上レフリー:「そんなことはどうでもいい!きみっ、彼に早くリングを下りるように言いたまえ!」
観客女性:「キィッ!そんな言い方ってあんまりじゃありません?私が通訳をやってあげたのは親切心からであってね!そもそも私は客よっ!」
リング上レフリー:「ああ、大変失礼いたしました(客といっても、お前ら、金払ってるわけじゃねーじゃねぇーか!)。すいませんが、彼にリングから下りるように頼んでもらえますか?ホント、すいません!」
観客女性:「ふん。・・・チャポアカナサメコサ、ポ?」
王子:「モロミナノート!」
観客女性:「王子は、『ここで戦うことにした』、のだそうよ。」
アナウンサー:「あぁっとぉー!な、なんとっ!リング上のぉ・・・、お、王子は・・・、うーん、王子、か・・・。まぁ、いいか・・・。王子はっ、トーナメントへの参加を要求しております!」
リング上レフリー:「ち、ちょっと待ちたまえ!素人が試合に出られるわけないじゃないか!バカな!」
観客女性:「バカとはなによっ!!もういいわっ!私、やめますから!」
リング上レフリー:「ああっ、やめないで!あなたに言ったわけじゃありませんよ!た、大変失礼いたしました!」
観客女性:「そう、それ。・・・忘れないことね。私も会社で新卒のコを指導するときにはね・・・」
王子 「ウチヤミナケナケナ!」
観客女性 「モチメリカナリヤッ!テ、ケパレッ!マウシモコウカシタ!メレケッ!!」
王子 「・・・」
アナウンサー:「あぁっとぉ!通訳の方が何とおっしゃったのかわかリませんが、王子、なんとなくしょんぼりしているように見えなくもありません!」
リング上レフリ:「おいっ、か、彼は何と言ったんだ・・・で、ですか?」
観客女性:「私と結婚してくれ、ですって。ふふ。私のこと、なんにも知らないくせに。男って、バカよね。」
リング上レフリー:「・・・」
観客女性:「もういいじゃない、試合に出しちゃえば。面倒くさいわね。」
リング上レフリー:「そ、そんなわけ・・・」
観客:「ワアアァァ~!!」
アナウンサー:「おおっとぉー!王子の挑戦を聞いた観客より盛大な歓声が上がっております!か、観客は王子の参戦を願っております!さぁ、リング上レフリー、今、主催のタオパパ氏と協議しております!・・・あ、結果がでた模様です!」
リング上レフリー:「えぇっと~っ、ただいま、本協議会での協議の結果・・・、お、王子氏のオナラデコナラへの参戦を認めることとなりました。」
観客:「おおおお~っ!」
アナウンサー:「さぁっ!これが協議会の英断と出るかっ、無謀と出るかっ!とうとう、オナラデコナラ協議会は第十二回大会への王子の参戦を認めてしまいましたぁっ!」
観客女性:「ウンチコロコロデワロタ?」
王子:「ワロタ、ワロタ!」
アナウンサー:「通訳の方が今、結果を王子に伝えた模様、そして、それを聞いた王子っ!あぁっとぉー!会場を睥睨しているぅっ!んっ?王子が今、観客の一人の男性に向かって中指を突き立てたぁっ!こ、これは一体どうしたんだぁっ!」
リング上レフリー:「お、おいっ、あれをやめさせたまへ!」
観客女性:「あなたねぇ、学習能力というものがないのっ?ホント、アタマにくる人ね!」
リング上レフリー:「はいっ、はい!す、すいませんでした!お願いですから彼を止めてもらえますか?」
観客女性:「ふんっ。私がいなかったら何もできないくせに。」
リング上レフリー:「くふぅっ!」
観客女性:「ウパチュワサマン。」
王子:「?ボチキナリテシ?」
観客女性:「バリティリナァン。・・・あのね、王子が言うには、あの、王子が指差した人はオナラデコナラの選手に違いない、だそうよ。」
リング上レフリー:「そんなバカな!あんなガリガリのヤツが選手なわけないじゃないか!」
観客女性:「あんたさ、私だけじゃなくて、この観客全員を敵にする気?」
リング上レフリー:「うふっ、ふぅんっ!!・・もうっ、いいから、とりあえず、王子はセボック選手の代わりなんだから、このあとすぐ始まる第一試合に出てもらうから!」
観客女性:「カボエラマサル?」
王子:「オホレ!オホレ!」
観客女性:「『望むところでポラリナート!』ですって。」
リング上レフリー:「ポ、ポラリナート?ど、どういう意味だね?」
観客女性:「じぶんでぇ、・・・・しぃらべればぁ~?」
リング上レフリー:「くふぅっ!!」
アナウンサー:「さあっ、王子の出場はなんと、セボック選手の代わり、ということで、一回戦、第一試合への参加となりましたぁ~!!!」
観客:「うおおぉ~っ!!!」
アナウンサー:「さて、場内の興奮もまだまだ冷めてはおりませんが、いまぁっ!第一試合の準備が終わり、両者とも下半身を出してぇ、尻を向け合います!試合開始のゴングがぁっっ!・・・はりましたぁっ!あ、な、鳴りましたぁっ!」
王子:「ブヒィッ!ブビビビブッ!バロバロバアッ!」
対戦相手:「グゥアロ!べべべブゥーーー!」
アナウンサー:「おおっとぉ!両者、出だしから大技の出し合いだぁっ!」
対戦相手:「ブブフフフッ!ブピィッー!」
王子:「プフゥー。プフゥー。」
アナウンサー:「あぁっとぉー!王子、スタミナが切れたかぁっ!出が悪いっ!」
王子:「サンケバッ!・・・ブワァッ!ドヴィヴィブゥッ!」
アナウンサー:「おおっと、王子、かけ声とともに、凄まじい猛攻だぁっ!」
対戦相手:「ツブァッ!プッ・・・プ・・・フフィ・・・」
アナウンサー:「あぁっ!これは、ツブァイ選手、ガス欠かぁ!」
王子:「ゴベベボォッ!・・・ブリリリリィッ!」
アナウンサー:「で、でたぁ!王子!な、なんとぉっ、ミが出たぁっ!」
王子:「ブリリリッ!・・・・・・プッ、プフィッ・・・」
アナウンサー:「王子っ!休まないっ!出続けだぁっ!!!これはすごいっ!こんな凄まじい攻撃は見たことがありませんっ!試合場が見る間に一面の泥沼と化していきますっ!!」
リング上レフリー:「勝負ありっ!」
アナウンサー 「し、勝負あったぁっ!王子の圧勝ですっ!」
観客 「ワアアアッ!ワアアアアッ!」
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