114 / 135
1章
114
しおりを挟む
♣
楽はその日、屋敷の中を朝からずっと行ったり来たりを繰り返していた。それは楽だけではない。喜兵衛と弥七もだ。雅だけは朝からずっと鈴に付きっきりで、花嫁の支度をしている。
「千尋さま! この色で良かったですか?」
そう言って楽は千尋に藍色の細いリボンを手渡した。
「ええ、ありがとうございます。やはり髪は束ねておいた方が良いですよね」
それを受け取った千尋は鏡の前に座って面倒そうに振り返りもせずに尋ねてくる。そんな質問に慣れた様子で答えたのは弥七だ。
「そりゃそうでしょうね。色々と動くでしょうし、料理もありますし」
「ですよね。はぁ。髪を長時間縛るのは癖がつくから嫌なんですよ」
「我が儘言ってないで、花嫁の為だと思って」
「鈴さんの? 何故です?」
「前にそう言ってたからです。たまに千尋さまが髪を縛っているのを見るのが好きらしいですよ」
「そうなのですか? ではこれからはずっと縛っていましょうか」
「いや、たまにだからいいんじゃないですか?」
「……そうですか」
しょんぼりと項垂れた千尋を見て楽は思わず笑ってしまいそうになるのをどうにか堪えた。
千尋の事は都に居た時も皆からよく聞かされていたが、実際の千尋は皆に聞いていたよりもずっと表情も感情も豊かだ。たまに都に戻ってきた時にも千尋はこんな姿を楽に見せた事などただの一度もない。
「千尋さまは……」
「ん?」
ポツリと言った楽に千尋が髪を結いながら鏡越しに返事をしてくれた。そんな千尋を見て楽はゴクリと息を呑んで言う。
「千尋さまは今、とても楽しそうです」
「なんですか? 急に」
「急にじゃなくて、その……鈴さんと話している時の千尋さまも、この屋敷の人たちと話している千尋さまも……幸せそうです。とても」
「そう見えますか?」
「はい」
楽の返事に千尋は満足げに笑って言った。
「だとすれば、それは全て鈴さんのおかげですね」
「それは本当にそう。楽、この屋敷で千尋さまがこんなにも俺たちと話すようになったのは、鈴が来てからなんだぞ」
「え?」
「それまでの千尋さまは多分、お前がずっと聞いていた通りだったと思うぞ。何にも関心がなくて、笑顔なのにどこか冷めていて、なんにも楽しい事なんて無いって顔してたからな」
「弥七、それは言い過ぎでしょう?」
「言い過ぎなもんですか。喜兵衛に聞いても姉さんに聞いても同じ答えが返ってきますよ」
それを聞いて楽は何かに納得したように頷いた。初や屋敷の人たちに聞いていた千尋の印象は、弥七が言った通りのものだったのだから。
でもそれは千尋の全てじゃなかった。本当の千尋は楽が憧れていた千尋よりもずっと感情豊かで愛情深い人だったのだ。そしてそれを知って前よりもずっと千尋の側に居たいと思うようになった。たとえ目の前で鈴と戯けられても。
楽は千尋に深々と頭を下げて言う。ずっと言えなかったあの言葉を。
「千尋さま、この度はご結婚おめでとうございます!」
今まで何度も言う機会はあったのに、それでもずっと言えなかったのは、心の何処かに初や屋敷の人たちの言う千尋の存在があったからだ。いつでも冷静で何にも心を動かさない千尋という存在が。
けれど、ようやく今の千尋を見て心の底からすんなりと言葉が出てきた。鈴ではないが、楽も千尋には幸せになってほしい。ずっと憂いなんて感じないでいて欲しい。
突然の楽の挨拶に千尋は一瞬キョトンとして笑う。
「ありがとうございます、楽。とても嬉しいです」
「は、はい!」
一瞬見せた千尋の極上の笑顔は、いつも鈴に向けているものだ。それをようやく楽も向けてもらえる事が出来た。それが嬉しくて楽はその場で飛び跳ねて喜びそうになるのを堪えながら廊下に出てそのまま曲がり角まで行くと、喜びを噛みしめるようにその場で思わず足踏みをする。
その時だ。突然目の前の扉が開いて、中から完全に目が座った雅が顔を出した。
「誰だい!? このクソ忙しい時にドタバタしてる奴は!」
「ご、ごめんなさい!」
この屋敷の裏の大将、雅に怒鳴られて楽が背筋を伸ばすと、雅は暴れていたのが楽だと知るなりフンと鼻を鳴らしておもむろに楽の腕を掴んだ。
「ちょうど良かった。ちょっとあんた手伝いな」
「え!? お、俺!?」
「そうだよ、他に誰がいるんだい。鈴! 助っ人が来たよ!」
そう言って雅は楽の腕を掴んだまま部屋に戻ると、そこには硬直したように椅子に座っている鈴が居た。
鈴はゆっくりと振り返って、楽を見るなりその大きな青い瞳を嬉しそうに細める。
「楽さん! お手伝いしてくれるのですか? ありがとうございます」
「え? いや、俺は……お前……綺麗だなぁ……」
思わず思っていた事がポロリと口をついてしまって、すぐさま楽はハッとして口を閉じたけれど、そんな楽に鈴はやっぱり嬉しそうに笑う。
「ありがとうございます。似合っていますか? 私の顔立ちに白無垢なんて違和感しか無いような気がするのですが」
少しだけ心配そうにそんな事を言う鈴に楽は頭をブンブンと振る。
「そんな事ない! 似合ってるよ、凄く。ビックリした」
「そうだろ!? このまま女優にでもなれそうだろ!?」
「み、雅さん! 流石にそれは言いすぎです!」
慌てる鈴はいつもの鈴なのに、衣装のせいか化粧のせいなのか、いつもよりもずっと大人びて見える。
「千尋さま、喜ぶだろうなぁ」
こんな鈴を見たら、千尋は一体どんな顔をするのだろう?
「そりゃそうさ。何せこの衣装を選ぶのに、あいつは相当時間をかけたんだからね! 何回も違うの持って来いって外商困らせてさ!」
「そうだったのですか?」
「そうだよ! そりゃもう大変だったんだ。あいつがあんなにも白無垢とドレスにこだわりのある奴だなんて、全然知らなかったよ」
「衣装にこだわったというよりも、鈴さんにどれが一番似合うかにこだわったんだと思う。今のお前見てたら、そう思うよ」
楽は俯いて言った。何だか胸がドキドキしてしまってまともに鈴を見ることが出来なかったのだ。
「そうでしょうか? だとしたら嬉しいです。凄く」
はにかんで笑う鈴は、本当に嬉しそうで楽は胸が締め付けられた。
鈴に抱いているのは恋心とかではないけれど、何だか同志が先に幸せそうな顔をしているのは嬉しいような寂しいような不思議な気持ちだ。
「なぁ、千尋さまの事よろしくな。千尋さまは多分、お前しか幸せには出来ないと思う」
ポツリと楽が言うと、鈴はキョトンとして楽を見上げてきた。
「何言ってるんですか? 千尋さまには楽さんも居ないといけません。私だけでは駄目です。あの方は本当はとても優しくて寂しがりで多分、とても怖がりです。私達の誰が欠けてもきっと辛い思いをされます」
「……そうかな?」
「そうです。千尋さまが今まで誰にも心を許さなかったのは、失う事の辛さを知っていたからだと思うんです。あの方は今までの花嫁達もちゃんと大切にしていました。誰にも見えない所でちゃんと愛情を今も注いでいます。そんな方が冷めているはずがありません」
「……そっか。お前が言うんだからそうかもな。俺も居ないと駄目かな?」
楽はその日、屋敷の中を朝からずっと行ったり来たりを繰り返していた。それは楽だけではない。喜兵衛と弥七もだ。雅だけは朝からずっと鈴に付きっきりで、花嫁の支度をしている。
「千尋さま! この色で良かったですか?」
そう言って楽は千尋に藍色の細いリボンを手渡した。
「ええ、ありがとうございます。やはり髪は束ねておいた方が良いですよね」
それを受け取った千尋は鏡の前に座って面倒そうに振り返りもせずに尋ねてくる。そんな質問に慣れた様子で答えたのは弥七だ。
「そりゃそうでしょうね。色々と動くでしょうし、料理もありますし」
「ですよね。はぁ。髪を長時間縛るのは癖がつくから嫌なんですよ」
「我が儘言ってないで、花嫁の為だと思って」
「鈴さんの? 何故です?」
「前にそう言ってたからです。たまに千尋さまが髪を縛っているのを見るのが好きらしいですよ」
「そうなのですか? ではこれからはずっと縛っていましょうか」
「いや、たまにだからいいんじゃないですか?」
「……そうですか」
しょんぼりと項垂れた千尋を見て楽は思わず笑ってしまいそうになるのをどうにか堪えた。
千尋の事は都に居た時も皆からよく聞かされていたが、実際の千尋は皆に聞いていたよりもずっと表情も感情も豊かだ。たまに都に戻ってきた時にも千尋はこんな姿を楽に見せた事などただの一度もない。
「千尋さまは……」
「ん?」
ポツリと言った楽に千尋が髪を結いながら鏡越しに返事をしてくれた。そんな千尋を見て楽はゴクリと息を呑んで言う。
「千尋さまは今、とても楽しそうです」
「なんですか? 急に」
「急にじゃなくて、その……鈴さんと話している時の千尋さまも、この屋敷の人たちと話している千尋さまも……幸せそうです。とても」
「そう見えますか?」
「はい」
楽の返事に千尋は満足げに笑って言った。
「だとすれば、それは全て鈴さんのおかげですね」
「それは本当にそう。楽、この屋敷で千尋さまがこんなにも俺たちと話すようになったのは、鈴が来てからなんだぞ」
「え?」
「それまでの千尋さまは多分、お前がずっと聞いていた通りだったと思うぞ。何にも関心がなくて、笑顔なのにどこか冷めていて、なんにも楽しい事なんて無いって顔してたからな」
「弥七、それは言い過ぎでしょう?」
「言い過ぎなもんですか。喜兵衛に聞いても姉さんに聞いても同じ答えが返ってきますよ」
それを聞いて楽は何かに納得したように頷いた。初や屋敷の人たちに聞いていた千尋の印象は、弥七が言った通りのものだったのだから。
でもそれは千尋の全てじゃなかった。本当の千尋は楽が憧れていた千尋よりもずっと感情豊かで愛情深い人だったのだ。そしてそれを知って前よりもずっと千尋の側に居たいと思うようになった。たとえ目の前で鈴と戯けられても。
楽は千尋に深々と頭を下げて言う。ずっと言えなかったあの言葉を。
「千尋さま、この度はご結婚おめでとうございます!」
今まで何度も言う機会はあったのに、それでもずっと言えなかったのは、心の何処かに初や屋敷の人たちの言う千尋の存在があったからだ。いつでも冷静で何にも心を動かさない千尋という存在が。
けれど、ようやく今の千尋を見て心の底からすんなりと言葉が出てきた。鈴ではないが、楽も千尋には幸せになってほしい。ずっと憂いなんて感じないでいて欲しい。
突然の楽の挨拶に千尋は一瞬キョトンとして笑う。
「ありがとうございます、楽。とても嬉しいです」
「は、はい!」
一瞬見せた千尋の極上の笑顔は、いつも鈴に向けているものだ。それをようやく楽も向けてもらえる事が出来た。それが嬉しくて楽はその場で飛び跳ねて喜びそうになるのを堪えながら廊下に出てそのまま曲がり角まで行くと、喜びを噛みしめるようにその場で思わず足踏みをする。
その時だ。突然目の前の扉が開いて、中から完全に目が座った雅が顔を出した。
「誰だい!? このクソ忙しい時にドタバタしてる奴は!」
「ご、ごめんなさい!」
この屋敷の裏の大将、雅に怒鳴られて楽が背筋を伸ばすと、雅は暴れていたのが楽だと知るなりフンと鼻を鳴らしておもむろに楽の腕を掴んだ。
「ちょうど良かった。ちょっとあんた手伝いな」
「え!? お、俺!?」
「そうだよ、他に誰がいるんだい。鈴! 助っ人が来たよ!」
そう言って雅は楽の腕を掴んだまま部屋に戻ると、そこには硬直したように椅子に座っている鈴が居た。
鈴はゆっくりと振り返って、楽を見るなりその大きな青い瞳を嬉しそうに細める。
「楽さん! お手伝いしてくれるのですか? ありがとうございます」
「え? いや、俺は……お前……綺麗だなぁ……」
思わず思っていた事がポロリと口をついてしまって、すぐさま楽はハッとして口を閉じたけれど、そんな楽に鈴はやっぱり嬉しそうに笑う。
「ありがとうございます。似合っていますか? 私の顔立ちに白無垢なんて違和感しか無いような気がするのですが」
少しだけ心配そうにそんな事を言う鈴に楽は頭をブンブンと振る。
「そんな事ない! 似合ってるよ、凄く。ビックリした」
「そうだろ!? このまま女優にでもなれそうだろ!?」
「み、雅さん! 流石にそれは言いすぎです!」
慌てる鈴はいつもの鈴なのに、衣装のせいか化粧のせいなのか、いつもよりもずっと大人びて見える。
「千尋さま、喜ぶだろうなぁ」
こんな鈴を見たら、千尋は一体どんな顔をするのだろう?
「そりゃそうさ。何せこの衣装を選ぶのに、あいつは相当時間をかけたんだからね! 何回も違うの持って来いって外商困らせてさ!」
「そうだったのですか?」
「そうだよ! そりゃもう大変だったんだ。あいつがあんなにも白無垢とドレスにこだわりのある奴だなんて、全然知らなかったよ」
「衣装にこだわったというよりも、鈴さんにどれが一番似合うかにこだわったんだと思う。今のお前見てたら、そう思うよ」
楽は俯いて言った。何だか胸がドキドキしてしまってまともに鈴を見ることが出来なかったのだ。
「そうでしょうか? だとしたら嬉しいです。凄く」
はにかんで笑う鈴は、本当に嬉しそうで楽は胸が締め付けられた。
鈴に抱いているのは恋心とかではないけれど、何だか同志が先に幸せそうな顔をしているのは嬉しいような寂しいような不思議な気持ちだ。
「なぁ、千尋さまの事よろしくな。千尋さまは多分、お前しか幸せには出来ないと思う」
ポツリと楽が言うと、鈴はキョトンとして楽を見上げてきた。
「何言ってるんですか? 千尋さまには楽さんも居ないといけません。私だけでは駄目です。あの方は本当はとても優しくて寂しがりで多分、とても怖がりです。私達の誰が欠けてもきっと辛い思いをされます」
「……そうかな?」
「そうです。千尋さまが今まで誰にも心を許さなかったのは、失う事の辛さを知っていたからだと思うんです。あの方は今までの花嫁達もちゃんと大切にしていました。誰にも見えない所でちゃんと愛情を今も注いでいます。そんな方が冷めているはずがありません」
「……そっか。お前が言うんだからそうかもな。俺も居ないと駄目かな?」
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
宮廷画家令嬢は契約結婚より肖像画にご執心です!~次期伯爵公の溺愛戦略~
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
ファンタジー
男爵令嬢、アマリア・エヴァーレは絵を描くのが趣味の16歳。
あるとき次期伯爵公、フレイディ・レノスブルの飼い犬、レオンに大事なアトリエを荒らされてしまった。
平謝りしたフレイディにより、お詫びにレノスブル家に招かれたアマリアはそこで、フレイディが肖像画を求めていると知る。
フレイディはアマリアに肖像画を描いてくれないかと打診してきて、アマリアはそれを請けることに。
だが絵を描く利便性から、肖像画のために契約結婚をしようとフレイディが提案してきて……。
●アマリア・エヴァーレ
男爵令嬢、16歳
絵画が趣味の、少々ドライな性格
●フレイディ・レノスブル
次期伯爵公、25歳
穏やかで丁寧な性格……だが、時々大胆な思考を垣間見せることがある
年頃なのに、なぜか浮いた噂もないようで……?
●レオン
フレイディの飼い犬
白い毛並みの大型犬
*****
ファンタジー小説大賞にエントリー中です
完結しました!
後宮の棘
香月みまり
キャラ文芸
蔑ろにされ婚期をのがした25歳皇女がついに輿入り!相手は敵国の禁軍将軍。冷めた姫vs堅物男のチグハグな夫婦は帝国内の騒乱に巻き込まれていく。
☆完結しました☆
スピンオフ「孤児が皇后陛下と呼ばれるまで」の進捗と合わせて番外編を不定期に公開していきます。
第13回ファンタジー大賞特別賞受賞!
ありがとうございました!!
イケメンが好きですか? いいえ、いけわんが好きなのです。
ぱっつんぱつお
キャラ文芸
不思議な少女はとある国で大きな邸に辿り着いた。
なんとその邸には犬が住んでいたのだ。しかも喋る。
少女は「もっふもっふさいこー!」と喜んでいたのだが、実は犬たちは呪いにかけられた元人間!?
まぁなんやかんやあって換毛期に悩まされていた邸の犬達は犬好き少女に呪いを解いてもらうのだが……。
「いやっ、ちょ、も、もふもふ……もふもふは……?」
なろう、カクヨム様にも投稿してます。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる