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1章
58話
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それに一度番関係を結べば、その関係を破棄出来るのは数百年後だ。そんな事をしたらその間鈴にずっと花嫁の役目を押し付ける事になってしまう。
顔を顰めた千尋を見て、流星はおかしそうに笑った。
「だったら諦める事だね。鈴も30前後で亡くなるよ。ま、手っ取り早いのはその子を花嫁に選ばないことだけど」
「それが出来ないからこうやって探しているのですが?」
「そんな事言ったって無理だってば! 根本的に俺たちと人間では造りが違うんだから。長生きさせたいなら番にでもなって人間を抱いて力を直接流し込んで体を龍に近づけるしか無いんだよ。だからこの人たちはこういう文献を残してる訳だ」
流星はそう言って持ってきた本の一冊を取り上げる。
「まぁこの人たちは人間を愛してしまって番どころか婚姻までして都に連れて来ちゃった人たちだから君とは少し訳が違うけど、一応こういう解決策もあるよってことで」
流星の言う通り、大昔はそれこそ人間と龍が番になって婚姻まで結んだのは、珍しいがあった話だ。そして大抵人間が龍の都に嫁いできた。実際その子孫も都に居る。
人間は龍と番になりその力を直接体内に取り入れる事で、いつしか龍と同じ年月を生きるようになるのだが、人間と番になるというのはそもそも龍の倫理観の問題だ。
「それはそうですが、人間と?」
「そう。鈴を長生きさせたいなら、番になって鈴を抱いて直接力を注ぐしかない。それか最初から花嫁に選ばないかの二択だね」
「……」
鈴と番に? 流星の言葉に千尋は視線を伏せた。
そんなにも長い年月を鈴と共に過ごしたいだろうか? 龍とも今まで番になりたいと思わなかったのに? 今は目新しい鈴の存在が気になるだけで、これが数百年となるとどうなのだろう? こんな気持ちがそれほど長い年月持続するものだろうか?
「まぁ、まだしばらく時間はあるでしょ。ゆっくり考えなよ」
「そうですね。いつかの為に参考にさせて頂きます」
「うん」
「それから初の事は……どうしましょうかね」
鈴の事も気になるが、流星が持ち込んだ資料が本当であれば、初との番は即座に解消するつもりだ。
けれど、流星のこの感じではまだ決定的な証拠を掴めている訳ではなさそうだった。
「番解消するの?」
「まぁ本当に初が千眼と手を組んでいたのなら解消しますよ。そうなると恐らく姫ではなくなるでしょうし、私はただの幼馴染というだけで番を継続するようなお人好しではありませんし、罪滅ぼしをする意味も無いですからね」
「流石だねぇ。番になっても鋼の理性で初に手を出してなかったのがここで報われるとはね。手出さなくて良かったね、千尋くん」
「姫に限らず誰にも出しませんよ。私が龍とそういう行為をする時は子孫を残す時だけです。そもそもそういう欲もほとんど無いんですよね、昔から。発情期は誰にも会わずにいれば当てられる事もありませんし」
「あはは、ぽいね。もう何ていうか君はおじいちゃんみたいに凪いでるもんね、感情が」
「私の事はいいんですよ。流星、そこまで調べたのであれば続きも調べてもらえますか?」
「あれ? いいの?」
「もちろん。事実が分からない限り私もどうしようも出来ません。何か決定的な証拠を掴んだその時は、すぐに知らせてください。ただ、さっきも言った通り公表はまだしないでくださいね」
「またそうやって俺たちを使おうとする~! まぁ乗りかかった船だし、っていうか、むしろ漕ぎ出したの俺たちだもんね。ちゃんと責任取るよ、最後まで」
「ええ、ありがとうございます。それから流星」
「うん?」
「鈴ではなく、鈴さん、ですよ」
何なら佐伯さんと呼んで欲しいぐらいだが、それはそれで鈴がまだ神森家の花嫁ではない事を突きつけられているようで癪だ。
千尋の注意に流星はポカンとしている。
「……へえ、驚いた。そんなにお気に入りなんだ。いつか鈴さんに会えるといいな」
「一生、会わせません」
それだけ言って千尋は席を立ったが、流星はまだお腹を抱えて笑っていた。
♥
千尋が都に戻ってようやく二週間が過ぎた。最初のうちは大晦日や正月に忙しくてそこまで千尋の不在を感じる事は無かったが、落ち着いてくると段々と千尋が居ない事が気になり始めた。
「どうしちゃったんだろう、私……」
何気なく部屋で恋愛小説を読んでいた鈴は、以前よりも主人公の気持ちが分かるようになってきた事に気付く。
雅も喜兵衛も弥七も鈴にはとても優しいけれど、千尋の優しさは皆とは何故か少しだけ違うように感じる。
いつもは柔和な物腰と優しい口調で常に一線を引いているような人だったのに、あの蔵に閉じ込められた時は少し違った。
何よりも千尋がさりげなく鈴も知らない間に血を浄化してくれていたのだと知った時は、胸が熱くなったのを今も覚えている。千尋の腕の中は温かくて、その心音はとても安心出来た。
けれど、千尋の心は永遠に鈴の手に入らない事を鈴は知っている。千尋には初が居るからだ。そんな二人の中に割って入ろうとは思わないし、それは思ってはいけない事だと言うことも鈴は分かっていた。
「雅さんが心配したのはこういう事だったのかな」
あの時雅は何度も鈴に忠告してきた。それは千尋がとても魅力的で、きっといつか鈴が千尋の事をこんな風に思う日が来るだろうと言うことを知っていたからだ。
「流石だな。今までの人たちもきっとそうだったんだろうな」
これがこの恋愛小説のような感情なのかはイマイチよく分からないが、歌を歌っている時に伴奏してくれたり、たまに意地悪をしてきたり、いざと言う時はとても頼りになったり、そういう所が多分、千尋の魅力なのだ。
そんな話を正直に雅に話すと、雅は目を丸くして鈴を凝視してきた。
「やっぱり! ほら言わんこっちゃない! だからあれほどここに嫁ぐのは止めておけって言ったんだよ!」
「でも、あの時はこんな風になるとは思っていなかったので」
「どうすんだよ! いや、まだ自覚しちゃ駄目だよ。傷つくのはあんたなんだからね! それにしても……あんたには闘争心は無いのかい?」
「闘争心、ですか?」
「そうだよ。普通、そこまで行ったら初から奪ってやろう! ぐらいに思わないのかい?」
「そう言うものなのですか? そんな事考えた事ありませんでした」
「いや、あたしもよく分かんないけどさ」
「でもね、雅さん。あの千尋さまが選んだ方ですよ? 絶対に素敵な人だと思うんです!」
「いや、それはどうだろ……だって、罪滅ぼしで付き合い出したんだぞ?」
「絶対にそうに決まっています! 最初は罪滅ぼしでも、本当にそれだけって事は無いでしょうし、それに何ていうか千尋さまには本当に幸せになって欲しいんです」
「あいつは十分幸せだと思うけど?」
「いえ、早く龍の都に戻れたらいいのになって思うんです。その時には私はもう居ないかもしれないけど、千尋さまがずっと笑っていられたらいいなって」
「そういうもんかね?」
「そういうもんです。嫉妬とかヤキモチとかお話にはよく出てくるのですが、私にはまだよく分かりません」
鈴が知っている愛情は両親からの愛情や雅達の愛情だけだ。そのどれも受動的な物で、積極的な愛についてはまだよく分からない。
正直に告げた鈴を見て雅が困ったように笑った。
顔を顰めた千尋を見て、流星はおかしそうに笑った。
「だったら諦める事だね。鈴も30前後で亡くなるよ。ま、手っ取り早いのはその子を花嫁に選ばないことだけど」
「それが出来ないからこうやって探しているのですが?」
「そんな事言ったって無理だってば! 根本的に俺たちと人間では造りが違うんだから。長生きさせたいなら番にでもなって人間を抱いて力を直接流し込んで体を龍に近づけるしか無いんだよ。だからこの人たちはこういう文献を残してる訳だ」
流星はそう言って持ってきた本の一冊を取り上げる。
「まぁこの人たちは人間を愛してしまって番どころか婚姻までして都に連れて来ちゃった人たちだから君とは少し訳が違うけど、一応こういう解決策もあるよってことで」
流星の言う通り、大昔はそれこそ人間と龍が番になって婚姻まで結んだのは、珍しいがあった話だ。そして大抵人間が龍の都に嫁いできた。実際その子孫も都に居る。
人間は龍と番になりその力を直接体内に取り入れる事で、いつしか龍と同じ年月を生きるようになるのだが、人間と番になるというのはそもそも龍の倫理観の問題だ。
「それはそうですが、人間と?」
「そう。鈴を長生きさせたいなら、番になって鈴を抱いて直接力を注ぐしかない。それか最初から花嫁に選ばないかの二択だね」
「……」
鈴と番に? 流星の言葉に千尋は視線を伏せた。
そんなにも長い年月を鈴と共に過ごしたいだろうか? 龍とも今まで番になりたいと思わなかったのに? 今は目新しい鈴の存在が気になるだけで、これが数百年となるとどうなのだろう? こんな気持ちがそれほど長い年月持続するものだろうか?
「まぁ、まだしばらく時間はあるでしょ。ゆっくり考えなよ」
「そうですね。いつかの為に参考にさせて頂きます」
「うん」
「それから初の事は……どうしましょうかね」
鈴の事も気になるが、流星が持ち込んだ資料が本当であれば、初との番は即座に解消するつもりだ。
けれど、流星のこの感じではまだ決定的な証拠を掴めている訳ではなさそうだった。
「番解消するの?」
「まぁ本当に初が千眼と手を組んでいたのなら解消しますよ。そうなると恐らく姫ではなくなるでしょうし、私はただの幼馴染というだけで番を継続するようなお人好しではありませんし、罪滅ぼしをする意味も無いですからね」
「流石だねぇ。番になっても鋼の理性で初に手を出してなかったのがここで報われるとはね。手出さなくて良かったね、千尋くん」
「姫に限らず誰にも出しませんよ。私が龍とそういう行為をする時は子孫を残す時だけです。そもそもそういう欲もほとんど無いんですよね、昔から。発情期は誰にも会わずにいれば当てられる事もありませんし」
「あはは、ぽいね。もう何ていうか君はおじいちゃんみたいに凪いでるもんね、感情が」
「私の事はいいんですよ。流星、そこまで調べたのであれば続きも調べてもらえますか?」
「あれ? いいの?」
「もちろん。事実が分からない限り私もどうしようも出来ません。何か決定的な証拠を掴んだその時は、すぐに知らせてください。ただ、さっきも言った通り公表はまだしないでくださいね」
「またそうやって俺たちを使おうとする~! まぁ乗りかかった船だし、っていうか、むしろ漕ぎ出したの俺たちだもんね。ちゃんと責任取るよ、最後まで」
「ええ、ありがとうございます。それから流星」
「うん?」
「鈴ではなく、鈴さん、ですよ」
何なら佐伯さんと呼んで欲しいぐらいだが、それはそれで鈴がまだ神森家の花嫁ではない事を突きつけられているようで癪だ。
千尋の注意に流星はポカンとしている。
「……へえ、驚いた。そんなにお気に入りなんだ。いつか鈴さんに会えるといいな」
「一生、会わせません」
それだけ言って千尋は席を立ったが、流星はまだお腹を抱えて笑っていた。
♥
千尋が都に戻ってようやく二週間が過ぎた。最初のうちは大晦日や正月に忙しくてそこまで千尋の不在を感じる事は無かったが、落ち着いてくると段々と千尋が居ない事が気になり始めた。
「どうしちゃったんだろう、私……」
何気なく部屋で恋愛小説を読んでいた鈴は、以前よりも主人公の気持ちが分かるようになってきた事に気付く。
雅も喜兵衛も弥七も鈴にはとても優しいけれど、千尋の優しさは皆とは何故か少しだけ違うように感じる。
いつもは柔和な物腰と優しい口調で常に一線を引いているような人だったのに、あの蔵に閉じ込められた時は少し違った。
何よりも千尋がさりげなく鈴も知らない間に血を浄化してくれていたのだと知った時は、胸が熱くなったのを今も覚えている。千尋の腕の中は温かくて、その心音はとても安心出来た。
けれど、千尋の心は永遠に鈴の手に入らない事を鈴は知っている。千尋には初が居るからだ。そんな二人の中に割って入ろうとは思わないし、それは思ってはいけない事だと言うことも鈴は分かっていた。
「雅さんが心配したのはこういう事だったのかな」
あの時雅は何度も鈴に忠告してきた。それは千尋がとても魅力的で、きっといつか鈴が千尋の事をこんな風に思う日が来るだろうと言うことを知っていたからだ。
「流石だな。今までの人たちもきっとそうだったんだろうな」
これがこの恋愛小説のような感情なのかはイマイチよく分からないが、歌を歌っている時に伴奏してくれたり、たまに意地悪をしてきたり、いざと言う時はとても頼りになったり、そういう所が多分、千尋の魅力なのだ。
そんな話を正直に雅に話すと、雅は目を丸くして鈴を凝視してきた。
「やっぱり! ほら言わんこっちゃない! だからあれほどここに嫁ぐのは止めておけって言ったんだよ!」
「でも、あの時はこんな風になるとは思っていなかったので」
「どうすんだよ! いや、まだ自覚しちゃ駄目だよ。傷つくのはあんたなんだからね! それにしても……あんたには闘争心は無いのかい?」
「闘争心、ですか?」
「そうだよ。普通、そこまで行ったら初から奪ってやろう! ぐらいに思わないのかい?」
「そう言うものなのですか? そんな事考えた事ありませんでした」
「いや、あたしもよく分かんないけどさ」
「でもね、雅さん。あの千尋さまが選んだ方ですよ? 絶対に素敵な人だと思うんです!」
「いや、それはどうだろ……だって、罪滅ぼしで付き合い出したんだぞ?」
「絶対にそうに決まっています! 最初は罪滅ぼしでも、本当にそれだけって事は無いでしょうし、それに何ていうか千尋さまには本当に幸せになって欲しいんです」
「あいつは十分幸せだと思うけど?」
「いえ、早く龍の都に戻れたらいいのになって思うんです。その時には私はもう居ないかもしれないけど、千尋さまがずっと笑っていられたらいいなって」
「そういうもんかね?」
「そういうもんです。嫉妬とかヤキモチとかお話にはよく出てくるのですが、私にはまだよく分かりません」
鈴が知っている愛情は両親からの愛情や雅達の愛情だけだ。そのどれも受動的な物で、積極的な愛についてはまだよく分からない。
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