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魔王の譚
利用する男
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エレベータ入り口の上にはレトロな表示板が付いている。表示板が「B3F」を示したところで、軽快な音と共に扉が開いた。
エレベーターを降りるとホールがあり、その先にはちかちかと明かりが点滅する大きな部屋があった。
天井が高く大きな空間の中には、所狭しと操作パネルが並んでいる。壁面にはプラントと思われるイラストと、石油精製の様子を示すランプの類(たぐい)がまぶしく点滅している。
「これは……」
言葉が出てこなかった。俺が300年間求めてきたもの。それが今目の前にある。
確かに21世紀の設備とまでは言えないが、俺が子供のころに見た特撮ヒーローものの特捜隊基地を髣髴とさせる心躍る光景だった。
「ここがコントロールルームだな。今はまだ多少魔力を使ってるが、最近はだいぶ電化できるようになってきたんだ」
電化……
「お前ら、好き放題やってんな」
「魔王に言われてもなぁ」
「どう考えても俺よりお前らの方が好き放題やってるだろ?」
「まあ、そう言われれば……ねぇ」
自覚があるんだか無いんだか。こいつの場合はログアウトすれば現代の日本に戻れるだろうからその自覚は薄いのかもしれんな。
この様子を見て俺は淡い期待を抱きながらルークスに質問する。
「で、ちょっと聞きたいんだが。お前ら半導体は作れるのか?」
「あ?ああ。作れるよ」
軽いなぁ。俺が300年努力して成しえなかったことをここまで軽く言われると眩暈がする。
「マジか」
「まあ、大量生産できるわけじゃないけどな。基本サトシに頼まないと無理だから。サトシもあんまり細かい仕事はしたくないみたいなんだよ。結構精神力削られるらしい」
「魔力をか?」
「いや。気分の問題だと思うぞ。「疲労感が」って言ってたから」
その程度の代償で出来るのかよ。チートだな。確かに。
いや。サトシだけじゃないな。それだったらジークムントも作れたはずだ。奴の方が精密な「創造(クリエイション)」を得意としてたからな。肝の部分はむしろルークスの方か。「天命の書板」だろうな。
「「天命の書板」だと、どの程度の情報が引き出せる?」
「ん~。そうだなぁ」
ルークスは顎に手を当てて小首をかしげながら考える。
「たぶん思いつく限りほとんど」
「ほとんど?」
どういうことだ?
「そ。大体俺が思いつくものは出てきたな。設計図」
「例えばどんなもんだ?」
ルークスは腕を組んでしばらく考えた後、「天命の書板」を出し、俺に見せて言う。
「こんなのとか」
何かしらの設計図、というより建築図面にも見えるそれは随分大きい施設のようだった。
「これは……なんの図面だ?」
「海洋複合発電所」
「海洋複合発電所?」
「ああ、あれ?知らない?建設当時は結構ニュースになってたと思うけど……」
「当時っていつだ?」
「2024年くらいだったかなぁ、山陰地方にボンボン建設されたんだよね。今は自治区の消費電力ほとんどそれで賄ってると思うけど」
「自治区?」
「なんだ!?そっからか。あんたいつ頃までなら記憶があるんだ?」
やられたな。こいつ意外に策士なのか?まさかこんな手で俺の素性を探って来るとは思わなかったな。
ずいぶん訝しそうな目でこちらを見ている。仕方ない。ある程度は話しておくか。
「俺がはっきりと覚えているのは2021年ごろまでだ。そこから先は断片的な記憶があるだけだな。だから俺がこの世界に来た正確な年はよくわからんのだ」
「2021年かぁ~。俺何してたかなぁ。10年以上前だろ。あ~。ちょうど干されてた頃かな」
「なんだよ。干されてたって」
「ああ、ちょっと学会の教授連中から睨まれてさ。冷や飯食わされてた時期があってさ。あ~。嫌な事思い出しちまったなぁ」
「そりゃすまなかったな。で、自治区ってのは?」
「あ、それね。じゃあ感染症騒ぎは覚えてないか?」
「感染症………」
なんだろう。記憶がざわめく感じ、何か思い出しそうだが鍵がかかったように何かが邪魔をする。
「そうかぁ。じゃああんたは今の日本を知らないんだな。たぶんあんたが憶えてる日本は無くなったよ」
「無くなった?」
どういうことだ?
と話の続きを聞こうとしたその時、背後から俺たちに話しかける声がした。
「ルークスの旦那。今日はどう言った御用持ちで?」
「あ」
ルークスが驚いた表情で俺の背後に立つ男を見つめていた。
テンスだった。
今の話に気を取られて、テンスがこっちに向かっていることに気づいてなかった。
「お客さんですか?私プラントの管理を任されておりますテンスと申し……って。ああ!ウルフの旦那じゃないですか!?ご無沙汰してやす!」
と、テンスは俺に正対して、腰を軽く落とし、伏し目がちになりながら極道の様な挨拶をする。
「なんだ?テンス。まお……いや。この方を知ってるのか?」
「へい。俺が世話になってた孤児院を経営されてる旦那です。すいませんウルフの旦那。ご挨拶にも伺いませんで」
「いや。気にしなくていい。こっちも最近忙しかったからな。何よりルークスからお前の活躍は聞いてるよ。がんばってるみたいだな。俺も鼻が高いよ」
と、当たり障りのないことを言っておくと、テンスは随分照れた様子でニコニコと近況を語る。
随分こいつも変わったな。悪い奴ではなかったが小狡いところがあって目を離すと中途半端な悪さを働く小悪党って感じだったが……ルークスたちとは相性が良かったらしい。
「手を煩わせたな。後は適当に様子を見て帰るからさ。テンスは仕事があるだろ?持ち場に戻ってもらっていいよ」
ルークスがテンスを早々に追い払おうとやんわり退席を促す。
すると、テンスはその様子を察したのかエレベーターホールの方へと戻っていった。
「なんだ。ウルフってのは?」
「ああ、孤児院ではそう言うことになってんだよ。「魔王が運営してる」ってんじゃ子供を預け難いだろ」
「まあ、そうか。確かにな。なんか生贄にされたり、人体実験に使われそうだもんな」
俺を何だと思ってるんだ!と怒鳴りたくなったが、まあそうならない様に仕組んだことだからな。
なんだか話が途中で途切れてしまったが、どこまで話したんだったか……
するとルークスが思い出したように話を続ける。
「あ、海洋複合発電所についてだったな」
「ああ、それだ。で、何だそれ?」
「今、日本海沿岸に設置されてる発電所だ。発電だけじゃなくって、海水から真水とレアアース、マイクロプラスティックも回収してる」
「で、海水からどうやって発電する?」
「真水を作る際にできる「濃縮海水」を使った発電と、冬場の積雪を利用した雪氷熱発電だな。あと潮汐力なんかも使ってるみたいだが、まあ、俺そのあたり専門じゃないからよくわからんが」
「なんだ。お前らそんなよくわからんものを作ろうとしたのか?」
「いや、そう言う訳じゃなくってさ。この図面、本来は手に入らないもんなんだよ」
「というと?」
「この発電をやってるのは、今日本海沿岸だけだ。どこの国でもまだ実用化できてないんだよ。で、そんな図面ですらこの「天命の書板」には表示されるって事だ」
「おいおい、とんでもなくやべぇシロモノじゃねえか」
「ヤバいとは思うよ。でも、まあ。便利だからさ。利用できるうちに使っておいた方が良いじゃん?」
やっぱり軽いな。むしろルークス……というか、生方の方が、現実世界で生きている以上、犯罪者になる可能性が高いんじゃないのか?そのことを理解しているんだろうか?まあ、こいつの人生なので俺がとやかく言う事でもないし。利用できるならそれに越したことは無い。まあ、あえてアドバイスする必要もないだろう。
「で、なんで石油プラント造ったんだ?その発電所つくりゃいいんじゃねぇか?」
「いや。海がないしさ。それに、俺達も最初は原発建設しようかとも考えたよ」
「なんで作らなかったんだ?」
「制御できないんだよ」
「制御?」
「そ。躯体とか、ハードウェアは作れるんだけどさ」
「ならいいじゃねぇか。半導体も作れるんだろ?」
「確かに作れるけどさ。でもそれだけじゃだめなんだよ。一回俺たちも作ったサ。PCを」
なるほど。確かにPCも作れるな。それこそ大丈夫じゃないか。と俺は考えたが、ルークスは肩をすくめながら続ける。
「結局ハードは作れるけどよ。ソフトが無理なんだよ。サトシじゃデータが創れない。アプリやOSどころかBIOSも作れないから魔力を使って電気を流しても起動すらしない。タダの文鎮だよ」
「ああ、そう言う事か」
確かにサトシの能力ならハードウェアは作れるだろうが、ソフトウェア、つまりデータの様な形の無い物は作れないって事か。なるほどね。
そう聞くとルークスの言うことにも一理ある。高度な制御は一切無理だろうな。比較的単純な制御法しか利用できなそうだ。それもあってのこのコントロールセンターって事か。確かに高度な制御はされて無さそうだ。
とは言え、やりようはありそうだがな。
エレベーターを降りるとホールがあり、その先にはちかちかと明かりが点滅する大きな部屋があった。
天井が高く大きな空間の中には、所狭しと操作パネルが並んでいる。壁面にはプラントと思われるイラストと、石油精製の様子を示すランプの類(たぐい)がまぶしく点滅している。
「これは……」
言葉が出てこなかった。俺が300年間求めてきたもの。それが今目の前にある。
確かに21世紀の設備とまでは言えないが、俺が子供のころに見た特撮ヒーローものの特捜隊基地を髣髴とさせる心躍る光景だった。
「ここがコントロールルームだな。今はまだ多少魔力を使ってるが、最近はだいぶ電化できるようになってきたんだ」
電化……
「お前ら、好き放題やってんな」
「魔王に言われてもなぁ」
「どう考えても俺よりお前らの方が好き放題やってるだろ?」
「まあ、そう言われれば……ねぇ」
自覚があるんだか無いんだか。こいつの場合はログアウトすれば現代の日本に戻れるだろうからその自覚は薄いのかもしれんな。
この様子を見て俺は淡い期待を抱きながらルークスに質問する。
「で、ちょっと聞きたいんだが。お前ら半導体は作れるのか?」
「あ?ああ。作れるよ」
軽いなぁ。俺が300年努力して成しえなかったことをここまで軽く言われると眩暈がする。
「マジか」
「まあ、大量生産できるわけじゃないけどな。基本サトシに頼まないと無理だから。サトシもあんまり細かい仕事はしたくないみたいなんだよ。結構精神力削られるらしい」
「魔力をか?」
「いや。気分の問題だと思うぞ。「疲労感が」って言ってたから」
その程度の代償で出来るのかよ。チートだな。確かに。
いや。サトシだけじゃないな。それだったらジークムントも作れたはずだ。奴の方が精密な「創造(クリエイション)」を得意としてたからな。肝の部分はむしろルークスの方か。「天命の書板」だろうな。
「「天命の書板」だと、どの程度の情報が引き出せる?」
「ん~。そうだなぁ」
ルークスは顎に手を当てて小首をかしげながら考える。
「たぶん思いつく限りほとんど」
「ほとんど?」
どういうことだ?
「そ。大体俺が思いつくものは出てきたな。設計図」
「例えばどんなもんだ?」
ルークスは腕を組んでしばらく考えた後、「天命の書板」を出し、俺に見せて言う。
「こんなのとか」
何かしらの設計図、というより建築図面にも見えるそれは随分大きい施設のようだった。
「これは……なんの図面だ?」
「海洋複合発電所」
「海洋複合発電所?」
「ああ、あれ?知らない?建設当時は結構ニュースになってたと思うけど……」
「当時っていつだ?」
「2024年くらいだったかなぁ、山陰地方にボンボン建設されたんだよね。今は自治区の消費電力ほとんどそれで賄ってると思うけど」
「自治区?」
「なんだ!?そっからか。あんたいつ頃までなら記憶があるんだ?」
やられたな。こいつ意外に策士なのか?まさかこんな手で俺の素性を探って来るとは思わなかったな。
ずいぶん訝しそうな目でこちらを見ている。仕方ない。ある程度は話しておくか。
「俺がはっきりと覚えているのは2021年ごろまでだ。そこから先は断片的な記憶があるだけだな。だから俺がこの世界に来た正確な年はよくわからんのだ」
「2021年かぁ~。俺何してたかなぁ。10年以上前だろ。あ~。ちょうど干されてた頃かな」
「なんだよ。干されてたって」
「ああ、ちょっと学会の教授連中から睨まれてさ。冷や飯食わされてた時期があってさ。あ~。嫌な事思い出しちまったなぁ」
「そりゃすまなかったな。で、自治区ってのは?」
「あ、それね。じゃあ感染症騒ぎは覚えてないか?」
「感染症………」
なんだろう。記憶がざわめく感じ、何か思い出しそうだが鍵がかかったように何かが邪魔をする。
「そうかぁ。じゃああんたは今の日本を知らないんだな。たぶんあんたが憶えてる日本は無くなったよ」
「無くなった?」
どういうことだ?
と話の続きを聞こうとしたその時、背後から俺たちに話しかける声がした。
「ルークスの旦那。今日はどう言った御用持ちで?」
「あ」
ルークスが驚いた表情で俺の背後に立つ男を見つめていた。
テンスだった。
今の話に気を取られて、テンスがこっちに向かっていることに気づいてなかった。
「お客さんですか?私プラントの管理を任されておりますテンスと申し……って。ああ!ウルフの旦那じゃないですか!?ご無沙汰してやす!」
と、テンスは俺に正対して、腰を軽く落とし、伏し目がちになりながら極道の様な挨拶をする。
「なんだ?テンス。まお……いや。この方を知ってるのか?」
「へい。俺が世話になってた孤児院を経営されてる旦那です。すいませんウルフの旦那。ご挨拶にも伺いませんで」
「いや。気にしなくていい。こっちも最近忙しかったからな。何よりルークスからお前の活躍は聞いてるよ。がんばってるみたいだな。俺も鼻が高いよ」
と、当たり障りのないことを言っておくと、テンスは随分照れた様子でニコニコと近況を語る。
随分こいつも変わったな。悪い奴ではなかったが小狡いところがあって目を離すと中途半端な悪さを働く小悪党って感じだったが……ルークスたちとは相性が良かったらしい。
「手を煩わせたな。後は適当に様子を見て帰るからさ。テンスは仕事があるだろ?持ち場に戻ってもらっていいよ」
ルークスがテンスを早々に追い払おうとやんわり退席を促す。
すると、テンスはその様子を察したのかエレベーターホールの方へと戻っていった。
「なんだ。ウルフってのは?」
「ああ、孤児院ではそう言うことになってんだよ。「魔王が運営してる」ってんじゃ子供を預け難いだろ」
「まあ、そうか。確かにな。なんか生贄にされたり、人体実験に使われそうだもんな」
俺を何だと思ってるんだ!と怒鳴りたくなったが、まあそうならない様に仕組んだことだからな。
なんだか話が途中で途切れてしまったが、どこまで話したんだったか……
するとルークスが思い出したように話を続ける。
「あ、海洋複合発電所についてだったな」
「ああ、それだ。で、何だそれ?」
「今、日本海沿岸に設置されてる発電所だ。発電だけじゃなくって、海水から真水とレアアース、マイクロプラスティックも回収してる」
「で、海水からどうやって発電する?」
「真水を作る際にできる「濃縮海水」を使った発電と、冬場の積雪を利用した雪氷熱発電だな。あと潮汐力なんかも使ってるみたいだが、まあ、俺そのあたり専門じゃないからよくわからんが」
「なんだ。お前らそんなよくわからんものを作ろうとしたのか?」
「いや、そう言う訳じゃなくってさ。この図面、本来は手に入らないもんなんだよ」
「というと?」
「この発電をやってるのは、今日本海沿岸だけだ。どこの国でもまだ実用化できてないんだよ。で、そんな図面ですらこの「天命の書板」には表示されるって事だ」
「おいおい、とんでもなくやべぇシロモノじゃねえか」
「ヤバいとは思うよ。でも、まあ。便利だからさ。利用できるうちに使っておいた方が良いじゃん?」
やっぱり軽いな。むしろルークス……というか、生方の方が、現実世界で生きている以上、犯罪者になる可能性が高いんじゃないのか?そのことを理解しているんだろうか?まあ、こいつの人生なので俺がとやかく言う事でもないし。利用できるならそれに越したことは無い。まあ、あえてアドバイスする必要もないだろう。
「で、なんで石油プラント造ったんだ?その発電所つくりゃいいんじゃねぇか?」
「いや。海がないしさ。それに、俺達も最初は原発建設しようかとも考えたよ」
「なんで作らなかったんだ?」
「制御できないんだよ」
「制御?」
「そ。躯体とか、ハードウェアは作れるんだけどさ」
「ならいいじゃねぇか。半導体も作れるんだろ?」
「確かに作れるけどさ。でもそれだけじゃだめなんだよ。一回俺たちも作ったサ。PCを」
なるほど。確かにPCも作れるな。それこそ大丈夫じゃないか。と俺は考えたが、ルークスは肩をすくめながら続ける。
「結局ハードは作れるけどよ。ソフトが無理なんだよ。サトシじゃデータが創れない。アプリやOSどころかBIOSも作れないから魔力を使って電気を流しても起動すらしない。タダの文鎮だよ」
「ああ、そう言う事か」
確かにサトシの能力ならハードウェアは作れるだろうが、ソフトウェア、つまりデータの様な形の無い物は作れないって事か。なるほどね。
そう聞くとルークスの言うことにも一理ある。高度な制御は一切無理だろうな。比較的単純な制御法しか利用できなそうだ。それもあってのこのコントロールセンターって事か。確かに高度な制御はされて無さそうだ。
とは言え、やりようはありそうだがな。
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