31 / 321
カールの譚
壊される世界
しおりを挟む
それは唐突に現れた。
「なんだ…あれは?」
オットーが呟く。その目は大きく見開かれ、体はわずかに震えている。俺もつられてその方向に目をやる。
天使だ。両翼12枚の羽根を持つ虹色に輝く天使の軍団が上空を通り過ぎてゆく。
魔王は両手を空にかざし、魔力を流し続けている。上空を駆け抜ける天使たちと町との間に白く靄のかかったような防壁を張っている。
「さあて、とっとと通り過ぎてもらいたいもんだな。」
軽口とは裏腹に、フリードリヒの顔には焦りが見える。2万の兵を前にしても眉一つ動かさなかった男の動揺は、事の重大さを伝えるには十分すぎた。
「そんなまずい奴らなのか?」
「……」
顔は動かさず、チラリと視線だけこちらに向ける。言外の圧力で「黙れ」と言っているのがわかる。
どれだけの時間が過ぎたろう。ほんの数秒の事だったはずだが、永遠にも感じる沈黙が続いた。
「ふう。行ったか。」
フリードリヒはかざしていた両手を下げ、大きく息をついた。
「で、何なんだあれは?」
「なんに見えた?」
「天使…かな」
「まあ、そんな感じのもんだな。そうだな…かっこよく言うなら、『圧倒的暴力の執行者』ってやつかな。」
「なんだよそれ?」
さっきまで余裕のなかったフリードリヒがいつもの調子に戻っていた。フリードリヒは肩をもみ、首を回しながら説明する。
「正直俺にもよくわからん。がだ。一度この町を奴らに壊されてる。」
「は?お前の留守を狙われたのか?」
「いや、俺はまだ若かったが……たぶん力量的には今とそれほど変わらんだろうなぁ。でも、全く歯が立たなかった。その時は、親っさんと親父も居たんだが、二人とも殺されちまった。」
「親っさんと親父?」
「お前らの言う初代魔王が親っさんで、先代魔王が親父だよ。俺はそう呼んでた。」
「魔王3人そろい踏みで勝てなかったのか?」
フリードリヒは呆れるような表情で、両肩をすぼめながら言う
「勝つどころか、一方的に蹂躙されたよ。逃げるだけで精いっぱいだ。おれは親っさんと親父に匿われて命からがら逃げ延びたよ。」
「なんなんだ。そりゃ。ホンモンの天使か?」
「いや、前回のは近代兵器だったな。でも、今回のは随分変わってたな。前とは大きく違うし、なによりもっと『まずい』奴になってると思う。」
「なんだよ?キンダイ兵器って」
「まあ、兵器は兵器だ、気にすんな。だが、今回のは明らかにまずいな。何かはよくわからんが、まずいことだけはわかった。おい、行くぞ」
「どこに?」
「奴らが向かった先にだよ。」
えぇ~っと。何をのたまってるのかな?
「バカじゃねぇの?魔王3人で勝てなかった相手よりまだ強いんだろ?わざわざ死にに行くのか?」
「どこに向かったかを確認するだけだよ。奴らの目的は、明らかにここじゃなかったからな。」
「なら、いいじゃねぇか。ほっとけよ。そんな厄介なもん。」
「そういうわけにもいかねぇんだよ。いずれ奴らとは遣り合わなきゃならん。となれば、今回の奴らの目的が何なのかも知っておく必要があるだろ?」
いやいや、そんなところに俺たちを連れて行こうとすんなよ。何考えてんだ?
「あんた一人で行けばいいだろ。」
「冷めてえ事言うなよ。俺たちの仲じゃねぇか」
「どんな仲だよ。だいたい、さっき防壁張ってたろ。それで耐えられるんじゃねぇか?」
「あれは、隠匿魔法を強化してるだけだ。あんなもん攻撃されたら何の役にも立たんよ。」
「隠匿?」
「ああ、奴らから身を隠してるだけだ。普段から隠匿魔法でこの町は隠されてる。その魔法障壁を強化しただけだ。
奴らが本気で攻撃してきたら俺が張れる防壁なんて何の役にも立たんよ。」
「そんなにか……」
あの魔王すらここまで怯えさせるって、どんな奴らだよ。
「てか、そんなのについて行けるわけねぇだろ!」
「たぶん…なんだが… あいつらは目的のものしか攻撃しないと思うんだよな。」
「目的のもの?」
「ああ、前回の攻撃の時には、俺たちの街だけを破壊して、そそくさと帰っていったんだ。それはもうアッサリと。」
言葉の割には、目に怒気がこもっている。
「正直何がトリガーになったのかはわからんが、急に攻めてきた。ああ、前回……クッ!」
フリードリヒは急に身構え、また空に手をかざす。
「お早いお帰りで…」
嫌みを言いながらも、目は笑っていない。必死の形相だ。また上空に防壁を張る。
俺たちは固唾をのんで、その様子をうかがう。
また、上空を十二枚の羽根を持つ虹色の天使たちが通り過ぎる。
「はぁ」
フリードリヒはその場にへたり込んだ。
「なんだったんだ。あれは?」
「用事が済んだんだろうな。自分たちのねぐらに帰っていったよ。」
「ねぐら?なんだ、奴らの居場所がわかってるんなら、そこを見に行けばいいだろ?」
「バカ言え!奴らの巣窟に足を踏み入れた日にゃ、それこそ生きて帰れんわ。俺は単に偵察がしたいだけなんだよ。別に喧嘩を売りたいわけじゃない。遣り合うのはあくまで『いずれ』だ。そのためには奴らの強さと目的がわからんことには作戦も立てられん。」
「そうか」
フリードリヒは黙り込む。何かを思案するように、目だけがせわしなく動いている。
「おい、オットー。お前はどう思う?」
オットーは答えない。まだ天使が消えていった方角を向いて放心状態だ。
「ウルサンに向かうか。」
「は?」
「ウルサンだ。今回の通信の件も、今の天使に関係してるかもしれん。」
「なるほどな。だが断る!」
「何で?」
付き合いきれるか!こっちはニホントウを作りたいんだよ!それまで死んでたまるか!!ウルサンに行って、そこで天使と鉢合わせなんてシャレにならん。
「また天使が出てきたらどうすんだよ?」
「そこなんだよな。奴らが出てくる理由が分かればいいんだけどな。」
「ウルサンへはどうやって行くつもりだったんですか?」
エリザ……行くことにならない?その質問の仕方だと……
「あそこには部下の店がある。そこの地下に転移陣があるから安全に飛べたんだが……今は使えんな。」
「飛べないってことですか?」
「そうだ、魔力が通らない。完全に分断されてる。」
「王都やウサカも?」
「ああ、どちらも転移陣を用意してたが、全部だめだった。だから、直接乗り込むしかない。途中までは転移陣が幾つかあるからそれでショートカットはできるが……」
「どこまでならいけるんだ?」
ようやく落ち着いたらしいオットーが尋ねる。
「ウルサンに一番近いのがデールだな。」
デールか。フリッツのいた街だ。あそこからウルサンまでは馬車でも丸1日はかかる。エリザのように飛べれば早いだろうが……
「デールからなら2時間ってところだ。」
「え、そんなに速く?」
どうやって?なんか方法があるのか?
「デールには航空機も隠してあるからな。あんまり目立ちたくは無いが、そうも言ってられんだろうな。」
「よし、なら俺たちも支度するか。」
おいおい、オットー、さっきまで呆けてた人が何やる気になってんだよ。だいたい「コウクウキ」ってなんだよ。
「ちょっとまてい。なんだよ。死にに行くのか?」
「いや、天使たちが巣穴に帰ったんなら今しかないだろ?とりあえず原因が何なのか、手掛かりだけでも欲しいんだよ。」
えぇ~。いやだぁ~。と言える雰囲気でもない。エリザやヨハンもこちらをすがるような目で見ている。俺が言っても役に立たちませんって。
「魔王だけでなくカールも居てもらえると心強いです。」
はあ、かわいい女の子にこんなこと言われちゃぁなぁ。
「さ、ぐずぐずしてないで行くぞ。早くしねぇとあいつらがまた出てくるかもしれん。」
「なおのこといかない方がいいんじゃね?」
「良いから行くぞ!」
半ば無理やり連れていかれることになった。とほほ。
「なんだ…あれは?」
オットーが呟く。その目は大きく見開かれ、体はわずかに震えている。俺もつられてその方向に目をやる。
天使だ。両翼12枚の羽根を持つ虹色に輝く天使の軍団が上空を通り過ぎてゆく。
魔王は両手を空にかざし、魔力を流し続けている。上空を駆け抜ける天使たちと町との間に白く靄のかかったような防壁を張っている。
「さあて、とっとと通り過ぎてもらいたいもんだな。」
軽口とは裏腹に、フリードリヒの顔には焦りが見える。2万の兵を前にしても眉一つ動かさなかった男の動揺は、事の重大さを伝えるには十分すぎた。
「そんなまずい奴らなのか?」
「……」
顔は動かさず、チラリと視線だけこちらに向ける。言外の圧力で「黙れ」と言っているのがわかる。
どれだけの時間が過ぎたろう。ほんの数秒の事だったはずだが、永遠にも感じる沈黙が続いた。
「ふう。行ったか。」
フリードリヒはかざしていた両手を下げ、大きく息をついた。
「で、何なんだあれは?」
「なんに見えた?」
「天使…かな」
「まあ、そんな感じのもんだな。そうだな…かっこよく言うなら、『圧倒的暴力の執行者』ってやつかな。」
「なんだよそれ?」
さっきまで余裕のなかったフリードリヒがいつもの調子に戻っていた。フリードリヒは肩をもみ、首を回しながら説明する。
「正直俺にもよくわからん。がだ。一度この町を奴らに壊されてる。」
「は?お前の留守を狙われたのか?」
「いや、俺はまだ若かったが……たぶん力量的には今とそれほど変わらんだろうなぁ。でも、全く歯が立たなかった。その時は、親っさんと親父も居たんだが、二人とも殺されちまった。」
「親っさんと親父?」
「お前らの言う初代魔王が親っさんで、先代魔王が親父だよ。俺はそう呼んでた。」
「魔王3人そろい踏みで勝てなかったのか?」
フリードリヒは呆れるような表情で、両肩をすぼめながら言う
「勝つどころか、一方的に蹂躙されたよ。逃げるだけで精いっぱいだ。おれは親っさんと親父に匿われて命からがら逃げ延びたよ。」
「なんなんだ。そりゃ。ホンモンの天使か?」
「いや、前回のは近代兵器だったな。でも、今回のは随分変わってたな。前とは大きく違うし、なによりもっと『まずい』奴になってると思う。」
「なんだよ?キンダイ兵器って」
「まあ、兵器は兵器だ、気にすんな。だが、今回のは明らかにまずいな。何かはよくわからんが、まずいことだけはわかった。おい、行くぞ」
「どこに?」
「奴らが向かった先にだよ。」
えぇ~っと。何をのたまってるのかな?
「バカじゃねぇの?魔王3人で勝てなかった相手よりまだ強いんだろ?わざわざ死にに行くのか?」
「どこに向かったかを確認するだけだよ。奴らの目的は、明らかにここじゃなかったからな。」
「なら、いいじゃねぇか。ほっとけよ。そんな厄介なもん。」
「そういうわけにもいかねぇんだよ。いずれ奴らとは遣り合わなきゃならん。となれば、今回の奴らの目的が何なのかも知っておく必要があるだろ?」
いやいや、そんなところに俺たちを連れて行こうとすんなよ。何考えてんだ?
「あんた一人で行けばいいだろ。」
「冷めてえ事言うなよ。俺たちの仲じゃねぇか」
「どんな仲だよ。だいたい、さっき防壁張ってたろ。それで耐えられるんじゃねぇか?」
「あれは、隠匿魔法を強化してるだけだ。あんなもん攻撃されたら何の役にも立たんよ。」
「隠匿?」
「ああ、奴らから身を隠してるだけだ。普段から隠匿魔法でこの町は隠されてる。その魔法障壁を強化しただけだ。
奴らが本気で攻撃してきたら俺が張れる防壁なんて何の役にも立たんよ。」
「そんなにか……」
あの魔王すらここまで怯えさせるって、どんな奴らだよ。
「てか、そんなのについて行けるわけねぇだろ!」
「たぶん…なんだが… あいつらは目的のものしか攻撃しないと思うんだよな。」
「目的のもの?」
「ああ、前回の攻撃の時には、俺たちの街だけを破壊して、そそくさと帰っていったんだ。それはもうアッサリと。」
言葉の割には、目に怒気がこもっている。
「正直何がトリガーになったのかはわからんが、急に攻めてきた。ああ、前回……クッ!」
フリードリヒは急に身構え、また空に手をかざす。
「お早いお帰りで…」
嫌みを言いながらも、目は笑っていない。必死の形相だ。また上空に防壁を張る。
俺たちは固唾をのんで、その様子をうかがう。
また、上空を十二枚の羽根を持つ虹色の天使たちが通り過ぎる。
「はぁ」
フリードリヒはその場にへたり込んだ。
「なんだったんだ。あれは?」
「用事が済んだんだろうな。自分たちのねぐらに帰っていったよ。」
「ねぐら?なんだ、奴らの居場所がわかってるんなら、そこを見に行けばいいだろ?」
「バカ言え!奴らの巣窟に足を踏み入れた日にゃ、それこそ生きて帰れんわ。俺は単に偵察がしたいだけなんだよ。別に喧嘩を売りたいわけじゃない。遣り合うのはあくまで『いずれ』だ。そのためには奴らの強さと目的がわからんことには作戦も立てられん。」
「そうか」
フリードリヒは黙り込む。何かを思案するように、目だけがせわしなく動いている。
「おい、オットー。お前はどう思う?」
オットーは答えない。まだ天使が消えていった方角を向いて放心状態だ。
「ウルサンに向かうか。」
「は?」
「ウルサンだ。今回の通信の件も、今の天使に関係してるかもしれん。」
「なるほどな。だが断る!」
「何で?」
付き合いきれるか!こっちはニホントウを作りたいんだよ!それまで死んでたまるか!!ウルサンに行って、そこで天使と鉢合わせなんてシャレにならん。
「また天使が出てきたらどうすんだよ?」
「そこなんだよな。奴らが出てくる理由が分かればいいんだけどな。」
「ウルサンへはどうやって行くつもりだったんですか?」
エリザ……行くことにならない?その質問の仕方だと……
「あそこには部下の店がある。そこの地下に転移陣があるから安全に飛べたんだが……今は使えんな。」
「飛べないってことですか?」
「そうだ、魔力が通らない。完全に分断されてる。」
「王都やウサカも?」
「ああ、どちらも転移陣を用意してたが、全部だめだった。だから、直接乗り込むしかない。途中までは転移陣が幾つかあるからそれでショートカットはできるが……」
「どこまでならいけるんだ?」
ようやく落ち着いたらしいオットーが尋ねる。
「ウルサンに一番近いのがデールだな。」
デールか。フリッツのいた街だ。あそこからウルサンまでは馬車でも丸1日はかかる。エリザのように飛べれば早いだろうが……
「デールからなら2時間ってところだ。」
「え、そんなに速く?」
どうやって?なんか方法があるのか?
「デールには航空機も隠してあるからな。あんまり目立ちたくは無いが、そうも言ってられんだろうな。」
「よし、なら俺たちも支度するか。」
おいおい、オットー、さっきまで呆けてた人が何やる気になってんだよ。だいたい「コウクウキ」ってなんだよ。
「ちょっとまてい。なんだよ。死にに行くのか?」
「いや、天使たちが巣穴に帰ったんなら今しかないだろ?とりあえず原因が何なのか、手掛かりだけでも欲しいんだよ。」
えぇ~。いやだぁ~。と言える雰囲気でもない。エリザやヨハンもこちらをすがるような目で見ている。俺が言っても役に立たちませんって。
「魔王だけでなくカールも居てもらえると心強いです。」
はあ、かわいい女の子にこんなこと言われちゃぁなぁ。
「さ、ぐずぐずしてないで行くぞ。早くしねぇとあいつらがまた出てくるかもしれん。」
「なおのこといかない方がいいんじゃね?」
「良いから行くぞ!」
半ば無理やり連れていかれることになった。とほほ。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
妻がエロくて死にそうです
菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。
美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。
こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。
それは……
限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
神様に転生させてもらった元社畜はチート能力で異世界に革命をおこす。賢者の石の無限魔力と召喚術の組み合わせって最強では!?
不死じゃない不死鳥(ただのニワトリ)
ファンタジー
●あらすじ
ブラック企業に勤め過労死してしまった、斉藤タクマ。36歳。彼は神様によってチート能力をもらい異世界に転生をさせてもらう。
賢者の石による魔力無限と、万能な召喚獣を呼べる召喚術。この二つのチートを使いつつ、危機に瀕した猫人族達の村を発展させていく物語。だんだんと村は発展していき他の町とも交易をはじめゆくゆくは大きな大国に!?
フェンリルにスライム、猫耳少女、エルフにグータラ娘などいろいろ登場人物に振り回されながらも異世界を楽しんでいきたいと思います。
タイトル変えました。
旧題、賢者の石による無限魔力+最強召喚術による、異世界のんびりスローライフ。~猫人族の村はいずれ大国へと成り上がる~
※R15は保険です。異世界転生、内政モノです。
あまりシリアスにするつもりもありません。
またタンタンと進みますのでよろしくお願いします。
感想、お気に入りをいただけると執筆の励みになります。
よろしくお願いします。
想像以上に多くの方に読んでいただけており、戸惑っております。本当にありがとうございます。
※カクヨムさんでも連載はじめました。
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
18禁NTR鬱ゲーの裏ボス最強悪役貴族に転生したのでスローライフを楽しんでいたら、ヒロイン達が奴隷としてやって来たので幸せにすることにした
田中又雄
ファンタジー
『異世界少女を歪ませたい』はエロゲー+MMORPGの要素も入った神ゲーであった。
しかし、NTR鬱ゲーであるためENDはいつも目を覆いたくなるものばかりであった。
そんなある日、裏ボスの悪役貴族として転生したわけだが...俺は悪役貴族として動く気はない。
そう思っていたのに、そこに奴隷として現れたのは今作のヒロイン達。
なので、酷い目にあってきた彼女達を精一杯愛し、幸せなトゥルーエンドに導くことに決めた。
あらすじを読んでいただきありがとうございます。
併せて、本作品についてはYouTubeで動画を投稿しております。
より、作品に没入できるようつくっているものですので、よければ見ていただければ幸いです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる