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第3章 君の為の世界

炎龍退治に向けて...

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どうも、俺です。

たった今、炎龍退治に出発するに当たって、準備が終わった所です。(リュックに詰めるだけ)

あっ、言い忘れてたけど、戦力確認は必要ないって事で収まりました。(騎士団の)

「あ~...今更だけど…めんどいなぁ…」

「ご主人様だったら瞬殺の癖に何言っちゃってんですか…」

「全くです」

「あっ炎龍さんは私より弱いですよ?」

「「「えっ?」」」

なんか突然ドラゴニカが物凄いことを言い出した。

「当たり前じゃないですか…王族より強いドラゴンがいたら困ります!」

ま、まぁそりゃそうか…

「と言うかドラゴニカ、炎龍...さんは、殺しちゃってもいいの?」

「ええ、問題無いですよ、ただの反逆者ですので」

問題ないのかぁ...しかもちょっと気になる単語が...

「まぁいいや…取り敢えず俺は寝る」

「「「おやすみなさいませ」」」

ほんとに...どんな教育したんだよ...




チュンチュンッと、小鳥が囀る声が聞こえる…はずも無く、いつも通り起きた。

「ん~...」

背筋を伸ばしながら、眠気を覚ますように頬を叩く。

「おはようございます、ご主人様」

「あぁ...おはよう...」

最近では、タマリナが俺の世話を重点的にしてくれている。

どうやら順番を決めているらしい。

「朝食が出来てますよ」

気怠そうに欠伸をしていると、ドラゴニカから声が掛かった。

「おう...あんがとさん」

いつものように席につき、サラダを食べ尽くし、『サラマンダーの姿焼き』を食べる。
ちなみに、サラマンダーの肉は魚のようにさっぱりしており、鮎のような食感と塩気のある味がする。

「うんめェなぁ…」

いつも通りのはずなのに、いつもの反応をしてしまう...いや、いつも通りだからか?

・・・何言ってんだ、俺・・・

「ご主人様」

ドラゴニカがいつになく真剣な表情で声を掛けてきた。

「なんだ?急に改まって...」

「はい...あの、お願いなのですが…」

少し視線を下に向け、意を決したようにこちらに向き直る。

「炎龍さんが、竜人族を裏切った...もとい、去った理由を聞いてきてもらえないでしょうか…?」

「うん?もちろんいいけど…?」

どうしてそんなこと改まって言ったんだ?と言う思いが文面に出てしまったようだ。

「あっありがとうございます!」

これで無念は晴らせると笑顔になり、上機嫌になるドラゴニカ。

まぁ...喜んでくれたなら良しとしよう...


##############################


皆さんどうも!

なかなか更新出来ず申し訳ありません...

感想についてですが、返信して欲しくない等の理由でしたら、感想に書いてくれればそのように致します!

これからも読んで下さると、とても嬉しいです!

最強願望者でした。
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