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第三章『地下ダンジョンと禁忌の実験』
六話『神に仇なす筆頭悪魔』
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「え、同胞って・・・悪魔ってこと?」
レヴィの独り言を聞き漏らさず、僕はそれに反応する。
レヴィはその黒い瞳を細め、しゅるると鳴いた。
あ、今のかわいい。
『・・・はい。しかもこの魔力・・・私でもお父様を御守り出来るか・・・』
「へぇーそんなに強い悪魔がいるんだ?」
「貴様は悪魔の知識がないのか?それ以外は奇妙な程に知っている癖に・・・」
「まぁ、滅んでるものに興味のある人ってあんまりいないんじゃないかな」
悪魔っていう存在がいることは知っていた。
大昔・・・この世界が誕生してから、絶滅するまでの間、つまり数億年前までは世界を牛耳っていた存在。
神と相反する存在。
『・・・お父様、お気を付け下さい。魔力が近付いて参ります』
「まぁ、悪魔ならレヴィみたいに優しいよ、きっと」
「貴様は少し、疑いを覚えた方がいいんじゃないのか」
「何言ってるのさ、僕ほど疑り深い人間なん──」
軽口を返そうとした瞬間、訪れた空気の重み。
それは、体を動かせず、指一本動かなくなる程度には重い。
そして、僕の視線の先から、それが歩いて来た。
「『同胞と、旧敵の気配がすると思えば。それを従えているのは、人間か』」
ドス黒い魔力だ。
ドロドロとしている魔力を、完全に操っている。
それを薄くこの空間に延ばし、浸透させている。
・・・この魔力が、この階層の全てか。
この魔力で、全てを作り出しているのか。
『・・・よもや、アナタがダンジョンのコアだとは。ダンジョンのレベルが高いのも頷ける』
「『・・・・・・レヴィアタンか?なるほど、お前ならば多少、人間に従属していても頷ける』」
レヴィとソレが話す。
のっぺりとした顔だ。
真っ黒い人型の影。
その背後には黒く、大きな魔法陣が浮かんでいる。
まるで、羽のような・・・そんな印象を受けた。
「『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神狐族、か。懐かしい。とても美味かった』」
その視線が一瞬だけつくもに揺れる。
しかし、するりと僕を見つめた。
・・・目は、ない。
しかし、その眼力だけは・・・
分かってしまう。
見られている。
敵視でも、蔑視でも、警戒でもなく。
興味、それだけがあった。
「『レヴィアタン、お前は神族に殺され、虚無へ放られた筈。何故現世に、そしてその人間に従事する』」
『この体をお父様にお作り頂いた。それにたまたま私の魔力の波長が重なり、引き寄せられた。簡単に言えば、転生だ』
その言葉に頷き、さらに距離を詰めてくる。
距離は近付いている筈だが、声の大きさは変わらない。
常に耳元で話されているかのような。
そして、その一言一言に、魔力が込められている。
僕なんかでは太刀打ちできない・・・そんな魔力を。
「『・・・ふむ?・・・ふむふむ』」
目と鼻の先で止まったソレが、僕の顔に触れ、目を覗く。
僕は抵抗せず、それを受け入れた。
「『あの男と同じ気配がする。魔力も似ているようだ・・・』」
『あぁ、だから私が従事している』
「『なるほどな。コレなら・・・私も興味がある』」
顔から首へ、首から肩へ、肩から体へとぺたぺたと触るソレ。
・・・なんだかくすぐったいな。
『あまり触るな。驚いていている』
「『そうだな。もう動いていいぞ』」
ソレが言葉にした瞬間。
僕はとりあえず、レヴィを撫でた。
うん。
安心する。
§
「いやーなんかごめんね?いつもは客なんて来ないからさー?一応ビビらせないと、攻撃されたり家壊されてもやだしー?」
目の前にいる黒い影。
それがくねくねと、頭に手をやりながら、動いている。
ここはさっきの『ホール』とは違う、魔力で出来た鏡面の机がある部屋だ。
椅子は7つ。
その椅子に僕とつくもは座っている。
レヴィは僕の首だ。
さっき下にとぐろを巻いていて、動けないから触らせるのを止められなかったことを悔いているらしい。
・・・別にいいのに。
「いいよ。気持ちはわかるからね」
「やっぱりー?君は彼に似てるしねー!あ、彼の事は聞いちゃダメだよ?・・・ね?レヴィ(笑)?」
『・・・笑うな。お父様、いつか分かる事で御座います。今しばらく辛抱を・・・』
「いや、うん。いいけどね」
気にはなるが、別にそこまででもない。
僕的には今日の夜ご飯にしか興味が無い(最近の夜ご飯はつくもとレヴィが共同で作っている。フールには負けるが中々美味い)。
僕達は色々なことを話した。
最初にここへ来た経緯。
これは割と簡単だった。
単純に、レヴィの魔力に反応して、『最下層』までの道が開いてしまったらしい。
レヴィの魔力って言うのは、レヴィが魂に抱えてる魔力で、今はまだこちらに来てから日が浅いから完全には発揮出来ないらしく、僕の魔力が少し(半分)必要らしい。
「ここになんで私が居るかって言うとね・・・」
話はこうだった。
数億年前の神対悪魔の決戦で、レヴィは死に、虚無へ放られたが、この悪魔は何故か地下深くに封印されたらしい。
そしてこの封印をしたのが、ゼウスの父親だという。
・・・ゼウス、最近話さないと思ったら、レヴィにビビってたのかな。
それにしては不自然に気配がないけど・・・
「あ、私の名前はルシファー。神に仇なす筆頭悪魔だよん♪」
意外と高く可愛らしい声でそう言うルシファー。
資料にあったような気がする。
全ての悪魔の頂点。
全ての存在を否定して、全ての神を憎悪する者。
そして、最強の悪魔。
「なるほど、神と相反する魔力が、黒い魔力ってことなのかな?」
「そーそー!アダムちんやるじゃん!」
ぱちぱちと手を叩くルシファー。
なんだかただの影が女の子に見えてきた。
・・・・・・気のせいだ。
「私はつい数百年前に覚醒してさー。起きたらダンジョンコアなんだもんね、びっくり!」
ダンジョンコアになってから数百年の間、ダンジョンは拡張を続けてるらしい。
クリアさせる気ゼロ・・・
生徒たちが新しい層を1つ見つける度に30程度層を増やしているらしい。
・・・なるほど、誰もクリア出来ないわけだ。
しかも、最下層に近付けば近付くほど、湧く魔物たちも強くなる。
時間稼ぎも出来るというのだが、あからさまに逃げ切ろうとしてて笑えない。
「じゃあ、あの柱はなんで作ったのさ」
「あれ、元々私用のやつ。なのに人間ったら、使い方分かっちゃうんだもん。しょうが無いからルール変えて、1回来た階までしか行けないようにしたの。今は別のルート使って外でてるのよ~」
「え、外出てるの?」
「そりゃあね!たまに人間が全然来ない時期があるから、外の空気を吸いに行くんだ~」
確かに、夜ならば誰にも見えない。
と、思ったのだが。
「んっんー?見えないのはアダムちんの魔力が弱いからだよ~?私はとても可愛らしい女の子なんだから!レヴィも本来はそのはずなんだけどね~」
「え・・・?レヴィ女の子だったの?」
『私たちに性別はありません。基本となる形はありますが、ルシファーは特にその基本が強いのです』
「そゆことー。レヴィもすごく可愛いんだけどねー?」
少し見てみたかったが、蛇のイメージが崩れると座れない──と思ったが、そもそもつくもに寄りかかったり乗ったりしてた。
「ねぇレヴィ、構わないなら人型になってみてよ」
レヴィの独り言を聞き漏らさず、僕はそれに反応する。
レヴィはその黒い瞳を細め、しゅるると鳴いた。
あ、今のかわいい。
『・・・はい。しかもこの魔力・・・私でもお父様を御守り出来るか・・・』
「へぇーそんなに強い悪魔がいるんだ?」
「貴様は悪魔の知識がないのか?それ以外は奇妙な程に知っている癖に・・・」
「まぁ、滅んでるものに興味のある人ってあんまりいないんじゃないかな」
悪魔っていう存在がいることは知っていた。
大昔・・・この世界が誕生してから、絶滅するまでの間、つまり数億年前までは世界を牛耳っていた存在。
神と相反する存在。
『・・・お父様、お気を付け下さい。魔力が近付いて参ります』
「まぁ、悪魔ならレヴィみたいに優しいよ、きっと」
「貴様は少し、疑いを覚えた方がいいんじゃないのか」
「何言ってるのさ、僕ほど疑り深い人間なん──」
軽口を返そうとした瞬間、訪れた空気の重み。
それは、体を動かせず、指一本動かなくなる程度には重い。
そして、僕の視線の先から、それが歩いて来た。
「『同胞と、旧敵の気配がすると思えば。それを従えているのは、人間か』」
ドス黒い魔力だ。
ドロドロとしている魔力を、完全に操っている。
それを薄くこの空間に延ばし、浸透させている。
・・・この魔力が、この階層の全てか。
この魔力で、全てを作り出しているのか。
『・・・よもや、アナタがダンジョンのコアだとは。ダンジョンのレベルが高いのも頷ける』
「『・・・・・・レヴィアタンか?なるほど、お前ならば多少、人間に従属していても頷ける』」
レヴィとソレが話す。
のっぺりとした顔だ。
真っ黒い人型の影。
その背後には黒く、大きな魔法陣が浮かんでいる。
まるで、羽のような・・・そんな印象を受けた。
「『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神狐族、か。懐かしい。とても美味かった』」
その視線が一瞬だけつくもに揺れる。
しかし、するりと僕を見つめた。
・・・目は、ない。
しかし、その眼力だけは・・・
分かってしまう。
見られている。
敵視でも、蔑視でも、警戒でもなく。
興味、それだけがあった。
「『レヴィアタン、お前は神族に殺され、虚無へ放られた筈。何故現世に、そしてその人間に従事する』」
『この体をお父様にお作り頂いた。それにたまたま私の魔力の波長が重なり、引き寄せられた。簡単に言えば、転生だ』
その言葉に頷き、さらに距離を詰めてくる。
距離は近付いている筈だが、声の大きさは変わらない。
常に耳元で話されているかのような。
そして、その一言一言に、魔力が込められている。
僕なんかでは太刀打ちできない・・・そんな魔力を。
「『・・・ふむ?・・・ふむふむ』」
目と鼻の先で止まったソレが、僕の顔に触れ、目を覗く。
僕は抵抗せず、それを受け入れた。
「『あの男と同じ気配がする。魔力も似ているようだ・・・』」
『あぁ、だから私が従事している』
「『なるほどな。コレなら・・・私も興味がある』」
顔から首へ、首から肩へ、肩から体へとぺたぺたと触るソレ。
・・・なんだかくすぐったいな。
『あまり触るな。驚いていている』
「『そうだな。もう動いていいぞ』」
ソレが言葉にした瞬間。
僕はとりあえず、レヴィを撫でた。
うん。
安心する。
§
「いやーなんかごめんね?いつもは客なんて来ないからさー?一応ビビらせないと、攻撃されたり家壊されてもやだしー?」
目の前にいる黒い影。
それがくねくねと、頭に手をやりながら、動いている。
ここはさっきの『ホール』とは違う、魔力で出来た鏡面の机がある部屋だ。
椅子は7つ。
その椅子に僕とつくもは座っている。
レヴィは僕の首だ。
さっき下にとぐろを巻いていて、動けないから触らせるのを止められなかったことを悔いているらしい。
・・・別にいいのに。
「いいよ。気持ちはわかるからね」
「やっぱりー?君は彼に似てるしねー!あ、彼の事は聞いちゃダメだよ?・・・ね?レヴィ(笑)?」
『・・・笑うな。お父様、いつか分かる事で御座います。今しばらく辛抱を・・・』
「いや、うん。いいけどね」
気にはなるが、別にそこまででもない。
僕的には今日の夜ご飯にしか興味が無い(最近の夜ご飯はつくもとレヴィが共同で作っている。フールには負けるが中々美味い)。
僕達は色々なことを話した。
最初にここへ来た経緯。
これは割と簡単だった。
単純に、レヴィの魔力に反応して、『最下層』までの道が開いてしまったらしい。
レヴィの魔力って言うのは、レヴィが魂に抱えてる魔力で、今はまだこちらに来てから日が浅いから完全には発揮出来ないらしく、僕の魔力が少し(半分)必要らしい。
「ここになんで私が居るかって言うとね・・・」
話はこうだった。
数億年前の神対悪魔の決戦で、レヴィは死に、虚無へ放られたが、この悪魔は何故か地下深くに封印されたらしい。
そしてこの封印をしたのが、ゼウスの父親だという。
・・・ゼウス、最近話さないと思ったら、レヴィにビビってたのかな。
それにしては不自然に気配がないけど・・・
「あ、私の名前はルシファー。神に仇なす筆頭悪魔だよん♪」
意外と高く可愛らしい声でそう言うルシファー。
資料にあったような気がする。
全ての悪魔の頂点。
全ての存在を否定して、全ての神を憎悪する者。
そして、最強の悪魔。
「なるほど、神と相反する魔力が、黒い魔力ってことなのかな?」
「そーそー!アダムちんやるじゃん!」
ぱちぱちと手を叩くルシファー。
なんだかただの影が女の子に見えてきた。
・・・・・・気のせいだ。
「私はつい数百年前に覚醒してさー。起きたらダンジョンコアなんだもんね、びっくり!」
ダンジョンコアになってから数百年の間、ダンジョンは拡張を続けてるらしい。
クリアさせる気ゼロ・・・
生徒たちが新しい層を1つ見つける度に30程度層を増やしているらしい。
・・・なるほど、誰もクリア出来ないわけだ。
しかも、最下層に近付けば近付くほど、湧く魔物たちも強くなる。
時間稼ぎも出来るというのだが、あからさまに逃げ切ろうとしてて笑えない。
「じゃあ、あの柱はなんで作ったのさ」
「あれ、元々私用のやつ。なのに人間ったら、使い方分かっちゃうんだもん。しょうが無いからルール変えて、1回来た階までしか行けないようにしたの。今は別のルート使って外でてるのよ~」
「え、外出てるの?」
「そりゃあね!たまに人間が全然来ない時期があるから、外の空気を吸いに行くんだ~」
確かに、夜ならば誰にも見えない。
と、思ったのだが。
「んっんー?見えないのはアダムちんの魔力が弱いからだよ~?私はとても可愛らしい女の子なんだから!レヴィも本来はそのはずなんだけどね~」
「え・・・?レヴィ女の子だったの?」
『私たちに性別はありません。基本となる形はありますが、ルシファーは特にその基本が強いのです』
「そゆことー。レヴィもすごく可愛いんだけどねー?」
少し見てみたかったが、蛇のイメージが崩れると座れない──と思ったが、そもそもつくもに寄りかかったり乗ったりしてた。
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