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第五部 晴天帰路
157 強くてニューゲーム?(最終話)
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どうやら長く寝ていたようだ。
起き上がって伸びをしようとして、肉体が無いことに気付いた。
ああ、「やり直し」でクリスタルに戻ったんだっけ。
久しぶりの体が動かせない感覚だ。懐かしい。
そこは地下空間らしく、薄暗くて空気が湿っている場所だった。
見下ろした床は緑色に輝く金属の材質で、平な床と壁がどこまでも続いている。
ダンジョンの中か。
おそらく『ダンジョン・小さな森の遺跡 地下二層の壁』だ。
辺りはどこまでも静かで、耳を澄ませば駆け回る小動物の足音が聞こえる。
俺はステータスを開いて状況を確認し始めた。
レベルは持ち越しできなかったため「Lv.1」に戻っている。レベルは積み上げた経験値によるもので、これまでの経験は無かったことになってしまった。称号も半分以上消えている。
しかしスキルの引継ぎは可能だった。スキルも経験によるものが大きいが、魂に刻み込んだ技は簡単に消えないらしい。スキル欄には、つらつらと大量のスキルが並んでいた。ただし、大半がグレーアウトの「使用不可」だ。使用するにはレベルが足りない。
「暇だから、スキルを取得し直してレベルをMAXまで上げるかなー」
声が出た。前は声が出なかったのに。
そういえばクロノアに意思疎通の手段を封じられていたんだっけ。それが無いということは、万事うまくいったということだ。
俺は安心して一部のスキルを一旦削除し、取得し直した。
ジョウガによれば、スキルを削除してもう一度取得し直し、スキルレベルをMAXまで上げれば、スキルレベルを∞にできるとのことだった。
時間は腐るほどある。試してみよう。
一人になったが気楽でいいと俺は開き直っていた。
しばらくのんびりしよう。
ここは静かでいいなー。
そう思っていた時期が、俺にもありました。
「カナメー! カナメー! 遊びに来たよーー!」
「リーシャン、うるさい」
静寂は数日ももたなかった。
のんびりゴロゴロしていたところに、リーシャンが押しかけてきた。
リーシャンは俺よりも先に生まれている。俺が現れるのを待っていたらしい。見慣れた小さな竜の姿でダンジョンに潜入してきた。
「聞いてよ! 災厄の谷のあった場所、世界樹が立ってるんだよ!」
「ほーぅ」
小さな白い竜は、コウモリ型の翼をパタパタさせて、クリスタルの根本に座り込む。
新しい歴史がどうなっているか、リーシャンは俺に教えてくれた。
「テナーが封じられていた災厄の谷の底は、もともと聖域だったんだな。女神様は力尽きず、聖域はもとの勢力を保ったまま続いてる?」
「うん。人の世界には干渉しないルールにしたらしいんだ」
「ん? あの災厄の谷の付近は、魔界じゃなかったっけ」
「地形が変わっちゃったね。砂漠だった場所が森になってるよ」
「サナトリスが生まれる場所が無くなったらマズイかな……?」
魔界が無くなってしまった。
世界の勢力図が変わっている。
今までと同じ国が同じ場所に起こるとは限らない。
仲間の転生先がどうなってるか、不安になる。
「やあ、無事に転生できたみたいだね」
リーシャンの次は、クロノアが訪ねてきた。
彼の後ろから、ぴょこんと顔をのぞかせて手を振る少女。
「お兄ちゃん、ひっさしぶりー!」
テナーは性格が明るくなっていた。
正体を隠す必要が無いからか、クロノアは爺姿ではなく、金髪碧眼の青年の姿だ。
テナーはクロノアより頭ひとつ分、身長が低い。素朴な白いワンピースを着て、向日葵のような笑顔を振り撒いている。
「君の仲間の転生先が気になるかい? 今回は災厄が消え、女神様の加護が存続したことで、人の文明は急速に発展しつつある。そう待つこともなく、皆と出会えるんじゃないかな」
「女神様の加護が存続したってことは……はっ。俺が神様になる必要がなくなったってことじゃないか?!」
教会に祀り上げられて守護石になるの、恥ずかしかったんだよな。
今回は「アダマスの守護神」「聖晶神アダマント」なんて二つ名が付かないように頑張るぞ!
「……」
「まずはレベル上げをして、緊急脱出スキルを使えるようにする。地球の人間の体に戻って、異世界と自由に行き来できるようにするんだ。クリスタルになんか、引きこもらないぞ!」
心菜を迎えに行かないとな。
そのためには人間の体が必要だ。
意気込む俺を、クロノアは何故か薄笑いして見ている。気味が悪い。
「さて、君の思い通りにいくかどうか……」
「修行の邪魔だ、帰れ」
クロノアとテナーを追い払い、俺はレベル上げに専念することにした。
緊急脱出スキルはグレーアウトされているスキルの一つで、今は使えない。
こいつを使えるようにするのが、目下の目標だ。
「カナメー、カナメー、なんか忘れてないー?」
「リーシャン、静かにしていてくれ。使えないスキルを使えるようにする方法を考え中なんだ」
俺はすっかり忘れていた。
神様を辞めたいなら回避すべき重要なイベントがあったことを。
しばらく経って、ダンジョンに武器を持った冒険者の一団がやってきた。
久しぶりの人間だ。俺も早く動ける体が欲しいぜ。
ん……? そういえばこの後、どうなるんだっけ。
「なあ、セーブポイントって、動かせないのか?」
「!?」
「森の中に置いて拠点にしたら、ここから色々なダンジョンに行けて便利じゃないか」
わ・す・れ・て・た!!
このまま運搬されたら、前と同じ展開になるじゃないか。
隅っこに隠れたリーシャンが「だから言ったのに」とくすくす笑っている。
ええい、同じことは繰り返さないぞ。
「止めろ!」
声を出すと、冒険者たちは驚いて動きを止めた。
「俺に触るな!」
さあ、悲鳴を上げて立ち去るがいい。
「うわっ、石がしゃべった。面白いな!!」
なんでだ?! 面白くないよ?!
「お前、なんて名前なんだ? 俺は冒険者のヒューイってんだ。一緒に地上に来ないか?」
冒険者の男は、親しげに話しかけてくる。
うっ……どうしよう。このまま誘いの手を跳ねのけるのも、大人気ないな。
「……カナメ。絶対アダマントとか、恥ずかしい名前で呼ぶなよ」
「金剛石神か! 良い名前じゃないか!」
げっ。墓穴を掘っちまった。
「縁起がいい。是非うちのキャンプに来てくれ!」
こうして俺は無理やり?運ばれて、地上に設置されてしまった。
クリスタルが置かれた場所を起点にアダマスという国が作られ、やっぱり守護神として国民にこきつかわれる未来が待っていたのは、説明するまでもないだろう。
起き上がって伸びをしようとして、肉体が無いことに気付いた。
ああ、「やり直し」でクリスタルに戻ったんだっけ。
久しぶりの体が動かせない感覚だ。懐かしい。
そこは地下空間らしく、薄暗くて空気が湿っている場所だった。
見下ろした床は緑色に輝く金属の材質で、平な床と壁がどこまでも続いている。
ダンジョンの中か。
おそらく『ダンジョン・小さな森の遺跡 地下二層の壁』だ。
辺りはどこまでも静かで、耳を澄ませば駆け回る小動物の足音が聞こえる。
俺はステータスを開いて状況を確認し始めた。
レベルは持ち越しできなかったため「Lv.1」に戻っている。レベルは積み上げた経験値によるもので、これまでの経験は無かったことになってしまった。称号も半分以上消えている。
しかしスキルの引継ぎは可能だった。スキルも経験によるものが大きいが、魂に刻み込んだ技は簡単に消えないらしい。スキル欄には、つらつらと大量のスキルが並んでいた。ただし、大半がグレーアウトの「使用不可」だ。使用するにはレベルが足りない。
「暇だから、スキルを取得し直してレベルをMAXまで上げるかなー」
声が出た。前は声が出なかったのに。
そういえばクロノアに意思疎通の手段を封じられていたんだっけ。それが無いということは、万事うまくいったということだ。
俺は安心して一部のスキルを一旦削除し、取得し直した。
ジョウガによれば、スキルを削除してもう一度取得し直し、スキルレベルをMAXまで上げれば、スキルレベルを∞にできるとのことだった。
時間は腐るほどある。試してみよう。
一人になったが気楽でいいと俺は開き直っていた。
しばらくのんびりしよう。
ここは静かでいいなー。
そう思っていた時期が、俺にもありました。
「カナメー! カナメー! 遊びに来たよーー!」
「リーシャン、うるさい」
静寂は数日ももたなかった。
のんびりゴロゴロしていたところに、リーシャンが押しかけてきた。
リーシャンは俺よりも先に生まれている。俺が現れるのを待っていたらしい。見慣れた小さな竜の姿でダンジョンに潜入してきた。
「聞いてよ! 災厄の谷のあった場所、世界樹が立ってるんだよ!」
「ほーぅ」
小さな白い竜は、コウモリ型の翼をパタパタさせて、クリスタルの根本に座り込む。
新しい歴史がどうなっているか、リーシャンは俺に教えてくれた。
「テナーが封じられていた災厄の谷の底は、もともと聖域だったんだな。女神様は力尽きず、聖域はもとの勢力を保ったまま続いてる?」
「うん。人の世界には干渉しないルールにしたらしいんだ」
「ん? あの災厄の谷の付近は、魔界じゃなかったっけ」
「地形が変わっちゃったね。砂漠だった場所が森になってるよ」
「サナトリスが生まれる場所が無くなったらマズイかな……?」
魔界が無くなってしまった。
世界の勢力図が変わっている。
今までと同じ国が同じ場所に起こるとは限らない。
仲間の転生先がどうなってるか、不安になる。
「やあ、無事に転生できたみたいだね」
リーシャンの次は、クロノアが訪ねてきた。
彼の後ろから、ぴょこんと顔をのぞかせて手を振る少女。
「お兄ちゃん、ひっさしぶりー!」
テナーは性格が明るくなっていた。
正体を隠す必要が無いからか、クロノアは爺姿ではなく、金髪碧眼の青年の姿だ。
テナーはクロノアより頭ひとつ分、身長が低い。素朴な白いワンピースを着て、向日葵のような笑顔を振り撒いている。
「君の仲間の転生先が気になるかい? 今回は災厄が消え、女神様の加護が存続したことで、人の文明は急速に発展しつつある。そう待つこともなく、皆と出会えるんじゃないかな」
「女神様の加護が存続したってことは……はっ。俺が神様になる必要がなくなったってことじゃないか?!」
教会に祀り上げられて守護石になるの、恥ずかしかったんだよな。
今回は「アダマスの守護神」「聖晶神アダマント」なんて二つ名が付かないように頑張るぞ!
「……」
「まずはレベル上げをして、緊急脱出スキルを使えるようにする。地球の人間の体に戻って、異世界と自由に行き来できるようにするんだ。クリスタルになんか、引きこもらないぞ!」
心菜を迎えに行かないとな。
そのためには人間の体が必要だ。
意気込む俺を、クロノアは何故か薄笑いして見ている。気味が悪い。
「さて、君の思い通りにいくかどうか……」
「修行の邪魔だ、帰れ」
クロノアとテナーを追い払い、俺はレベル上げに専念することにした。
緊急脱出スキルはグレーアウトされているスキルの一つで、今は使えない。
こいつを使えるようにするのが、目下の目標だ。
「カナメー、カナメー、なんか忘れてないー?」
「リーシャン、静かにしていてくれ。使えないスキルを使えるようにする方法を考え中なんだ」
俺はすっかり忘れていた。
神様を辞めたいなら回避すべき重要なイベントがあったことを。
しばらく経って、ダンジョンに武器を持った冒険者の一団がやってきた。
久しぶりの人間だ。俺も早く動ける体が欲しいぜ。
ん……? そういえばこの後、どうなるんだっけ。
「なあ、セーブポイントって、動かせないのか?」
「!?」
「森の中に置いて拠点にしたら、ここから色々なダンジョンに行けて便利じゃないか」
わ・す・れ・て・た!!
このまま運搬されたら、前と同じ展開になるじゃないか。
隅っこに隠れたリーシャンが「だから言ったのに」とくすくす笑っている。
ええい、同じことは繰り返さないぞ。
「止めろ!」
声を出すと、冒険者たちは驚いて動きを止めた。
「俺に触るな!」
さあ、悲鳴を上げて立ち去るがいい。
「うわっ、石がしゃべった。面白いな!!」
なんでだ?! 面白くないよ?!
「お前、なんて名前なんだ? 俺は冒険者のヒューイってんだ。一緒に地上に来ないか?」
冒険者の男は、親しげに話しかけてくる。
うっ……どうしよう。このまま誘いの手を跳ねのけるのも、大人気ないな。
「……カナメ。絶対アダマントとか、恥ずかしい名前で呼ぶなよ」
「金剛石神か! 良い名前じゃないか!」
げっ。墓穴を掘っちまった。
「縁起がいい。是非うちのキャンプに来てくれ!」
こうして俺は無理やり?運ばれて、地上に設置されてしまった。
クリスタルが置かれた場所を起点にアダマスという国が作られ、やっぱり守護神として国民にこきつかわれる未来が待っていたのは、説明するまでもないだろう。
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