124 / 159
第四部 星巡再会
124 時の彼方へ
しおりを挟む
枢たちが地下で大地と再会していた頃。
地上では、黒崎、椿、華美の三人が砂に埋もれた街を探索していた。
「ねえ、永治。どうして地球を滅ぼそうと思ったの?」
「……」
椿は無言で歩く、黒崎の背中に問いかける。
この男は最初から「地球を滅ぼす」と言って、枢たちと敵対していた。棚からぼた餅で望みが叶ったのだから、もっと喜んでも良さそうなものだが、黒崎は浮かない顔つきである。
「……異世界と地球を比べた時、地球を選ぶ理由はないだろう。椿、お前だって、地球に良い思い出はないはずだ。地球を滅ぼすのに、賛同していただろう」
少しして、黒崎から返答があった。
確かに椿は一時期、黒崎の仲間として枢たちと敵対していた。その頃は、黒崎の目的に異議を唱えたりしていなかったのだ。
「確かにそうだけど……」
椿は、乾いた風になびく髪を押さえ、目を細めて荒廃した東京の跡地を眺めた。建物はことごとく壊れて瓦礫となり、元の姿を失っている。活気のある街を知っている椿にとっては、ここが東京だとは信じられない風景だった。
「不思議ね。こうして見ると、何だか寂しくなる。永治、覚えてる? 私たちが出会ったのは、東京タワーが見える河原だったよね」
「……ああ」
「そう、私も良い思い出は無いと思ってた。だけど思えば、一つだけあったのだわ」
釈然としない気持ちを言葉にして整理すると、何が引っ掛かっていたのか、分かってくる。
「あなたと出会った思い出よ」
黒崎の歩みが止まった。
「私たちの思い出の場所も、地球の滅びと共に、失われてしまったのかしら……?」
嫌な思い出ばかりではなかった。
ちゃんとここには、黒崎と二人で過ごした大事な思い出があったのだ。
「……」
三人の間に沈黙が降りた。
待っても何も言わない黒崎に焦れて、椿は声を掛けようとした。
その時、遠方からゴロゴロと雷の音が聞こえてくる。
「嵐が来るのかしら?」
椿は空を見回した。
そして、黒雲がこちらに向かって押し寄せてくるのを確認した。
「まさか……」
「黙示録獣だな」
「イエスですね」
黒崎と華美が嫌な予感を肯定する。
椿は、慌てて預かっている「神様連絡網」を起動するための金色の石を取り出した。
石に向かって叫ぶ。
「近藤枢! まずいわ! 黙示録獣が接近してる!」
椿からの連絡を聞いた俺は、大地たちと一緒に地上に戻ることにした。
暗い地下鉄の跡地を早足で抜ける。
「いっそ黙示録獣をクロノアのいる場所に転送してやろうか……」
「駄目だよカナメ。黙示録獣は、魔界だけじゃなく僕たちも襲うよ」
「冗談だよ。言ってみただけだ」
「言っていい冗談と悪い冗談があるよ!」
リーシャンが小さな前肢でポカポカ俺の頭を叩いた。
「俺たちで黙示録獣を倒せないのかな……?」
「うーん」
夜鳥の疑問に、俺は考えこむ。
「あいつ、レベルが見えないんだよな」
「レベルが表示されないのか?!」
夜鳥や真が驚いた顔をしている。
どうしてそんな驚いてるのかと一瞬思ったが、黙示録獣とガチで戦ったのは俺だけだった。
代々木のダンジョンで相対した時も、結局、俺が即座に封印してしまったしな。
「簡易ステータスでレベルが表示されないのは、ラスボス特別仕様だからか? 枢っちの鑑定で見えないってことは、最低でも枢っち以上のレベルだよな?」
真が確認するように聞いてきた。
簡易ステータスとは、鑑定しなくても集中して見れば人物の上に表示される、名前とレベルだけの表示のことだ。
名前とレベル以外の情報は、鑑定スキルを使わないと見ることができない。
「そうだな。災厄の谷の亀の爺ちゃんが恐れるくらいだから、最低でもLv.2000以上だ」
俺の答えに、皆、暗い表情になった。
実はレベルが一万以上とかだったら、さすがに勝てねーな。
「出口だ!」
地下鉄の階段を一気に駆け上がる。
外は暗くなっていた。
上空には黒雲が漂い、ゴロゴロと稲光がとどろいている。
「黒崎!」
神器を片手に険しい顔をしている黒崎に、俺は歩み寄って状況を尋ねた。
「黙示録獣と戦うのか? 俺も戦うよ」
「……いや。貴様は異世界アニマに行け。ここは俺が食い止めておく」
「え?!」
自己犠牲がもっとも遠い男から、信じられない台詞を聞いて、俺は絶句した。
黒崎が眉をしかめる。
「勘違いするな。お前のためでも、地球のためでもない。この黙示録獣が異世界アニマに渡れば、アニマが滅ぶ。それを避けたいだけだ」
「だったら皆で戦えばいいだろ」
ここにいる全員で力を合わせれば、突破口が開けるかもしれない。
だが黒崎は「必要ない」と首を横に振った。
「貴様はクロノアの野望を阻止しろ。そこの狭間の扉から、地球が滅亡するより前の過去に戻れ」
「過去に?……あ」
佐々木さんが未来の地球から来たように、俺たちも狭間の扉から違う時間に渡ることができるかもしれない。
過去に戻ることができれば、地球の滅びを未然に食い止め、クロノアをとっちめることもできるだろう。
「都合の良いことに、貴様の女のスキル時流閃は、過去にさかのぼって攻撃を飛ばす効果がある。どのくらい過去に飛ばしたいか意識しながら時流閃を狭間の扉で使えば、かなりの確率で成功するだろう」
心菜がアマテラスにもらった特別なスキル「時流閃」は、時間差で攻撃が当たる敵にすれば厄介な技だった。
これはもしかして、いけるかも……?
突拍子のない黒崎の提案が、にわかに現実味を帯びてくる。
「できるか? 心菜」
「やってみます!」
心菜は俺を見てしっかり頷く。
しかし、失敗したら何が起きるか分からない。
ぶっつけ本番じゃなくて、せめてどこかで実験できないものだろうか。
リスクの大きさに、俺は最終決断を下せずに迷った。
「さっさと行け! 黙示録獣が来れば、ここは戦場となる。戦いの余波で狭間の扉が壊れるかもしれん。そうなれば、もう二度と過去に渡る機会は無いかもしれんぞ」
黒崎が俺に向かって決断を迫る。
それで俺の腹は決まった。
「……分かったよ。時流閃を使ってみよう。だけど黒崎、どういう風の吹き回しだ? 地球を元に戻すために協力するなんて」
地球を滅亡させるんじゃなかったのかよ。
「ふん、お前も、地球の奴らも、気にくわないのは変わらない。だが、誰かの思い通りになるのはもっと気にくわん。地球も人界も、俺の手で滅ぼされるべきだ」
「復活させて、また自分の手で滅ぼすのかよ……それって二度手間じゃね?」
黒崎の言い分は、分かるような、分からないような。
「俺の思惑を貴様に理解されてたまるか。貴様は貴様の望む道を行けばいい。俺は俺の望みを叶える。我らは別個の人間、同じ道を行くことはない。……だが、ひとつだけ、貴様に礼を言っておくことがある」
「なんだよ」
「椿を保護してくれたことだ。礼を言う」
「!!」
青天の霹靂だった。明日は槍が降るかな……。
「枢たん、時流閃、試してみます!」
「おう、頼む、心菜!」
心菜は自分の刀を召喚して抜刀の構えを取った。
狭間の扉と対面しながら、腰を落として息を吸い込む。
「……私は残って永治のサポートをするわ」
「椿!」
残って黙示録獣と戦うと言った椿に、黒崎は「お前は近藤と共に行け」と言うが、彼女は頷かなかった。
「嫌よ。私も魔族としてのプライドがあるの。これ以上、聖晶神と行動しない……置いていかないで。もう私を一人にしないで、永治」
椿は決意を込めた瞳で、黒崎を見た。
黒崎は折れたようだ。
「椿さん……」
大地は複雑な表情だった。
椿は大地に微笑み掛ける。
「ありがとう、大地。あなたがくれた優しさを、私は忘れない」
まるで別れの言葉のようだった。
大地が小さな嗚咽を漏らして下を向く。
その時、心菜が気合いと共に抜刀し、狭間の扉に切りつけた。
扉は刀で切りつけた傷から崩壊し、向こう側から白い光があふれる。
長方形の白い光の扉が俺たちの前に現れた。
「さらばだ、近藤枢」
「いいや、違うぞ、黒崎、椿、華美。地球が元のままの未来で、また会おう! たとえ分かりあえなくても、俺はまたお前らと話がしたい」
俺は「行こう」と声をかけて、仲間と共に白い扉に飛び込んだ。
最後に見た黒崎は苦笑しているように見えた。
地上では、黒崎、椿、華美の三人が砂に埋もれた街を探索していた。
「ねえ、永治。どうして地球を滅ぼそうと思ったの?」
「……」
椿は無言で歩く、黒崎の背中に問いかける。
この男は最初から「地球を滅ぼす」と言って、枢たちと敵対していた。棚からぼた餅で望みが叶ったのだから、もっと喜んでも良さそうなものだが、黒崎は浮かない顔つきである。
「……異世界と地球を比べた時、地球を選ぶ理由はないだろう。椿、お前だって、地球に良い思い出はないはずだ。地球を滅ぼすのに、賛同していただろう」
少しして、黒崎から返答があった。
確かに椿は一時期、黒崎の仲間として枢たちと敵対していた。その頃は、黒崎の目的に異議を唱えたりしていなかったのだ。
「確かにそうだけど……」
椿は、乾いた風になびく髪を押さえ、目を細めて荒廃した東京の跡地を眺めた。建物はことごとく壊れて瓦礫となり、元の姿を失っている。活気のある街を知っている椿にとっては、ここが東京だとは信じられない風景だった。
「不思議ね。こうして見ると、何だか寂しくなる。永治、覚えてる? 私たちが出会ったのは、東京タワーが見える河原だったよね」
「……ああ」
「そう、私も良い思い出は無いと思ってた。だけど思えば、一つだけあったのだわ」
釈然としない気持ちを言葉にして整理すると、何が引っ掛かっていたのか、分かってくる。
「あなたと出会った思い出よ」
黒崎の歩みが止まった。
「私たちの思い出の場所も、地球の滅びと共に、失われてしまったのかしら……?」
嫌な思い出ばかりではなかった。
ちゃんとここには、黒崎と二人で過ごした大事な思い出があったのだ。
「……」
三人の間に沈黙が降りた。
待っても何も言わない黒崎に焦れて、椿は声を掛けようとした。
その時、遠方からゴロゴロと雷の音が聞こえてくる。
「嵐が来るのかしら?」
椿は空を見回した。
そして、黒雲がこちらに向かって押し寄せてくるのを確認した。
「まさか……」
「黙示録獣だな」
「イエスですね」
黒崎と華美が嫌な予感を肯定する。
椿は、慌てて預かっている「神様連絡網」を起動するための金色の石を取り出した。
石に向かって叫ぶ。
「近藤枢! まずいわ! 黙示録獣が接近してる!」
椿からの連絡を聞いた俺は、大地たちと一緒に地上に戻ることにした。
暗い地下鉄の跡地を早足で抜ける。
「いっそ黙示録獣をクロノアのいる場所に転送してやろうか……」
「駄目だよカナメ。黙示録獣は、魔界だけじゃなく僕たちも襲うよ」
「冗談だよ。言ってみただけだ」
「言っていい冗談と悪い冗談があるよ!」
リーシャンが小さな前肢でポカポカ俺の頭を叩いた。
「俺たちで黙示録獣を倒せないのかな……?」
「うーん」
夜鳥の疑問に、俺は考えこむ。
「あいつ、レベルが見えないんだよな」
「レベルが表示されないのか?!」
夜鳥や真が驚いた顔をしている。
どうしてそんな驚いてるのかと一瞬思ったが、黙示録獣とガチで戦ったのは俺だけだった。
代々木のダンジョンで相対した時も、結局、俺が即座に封印してしまったしな。
「簡易ステータスでレベルが表示されないのは、ラスボス特別仕様だからか? 枢っちの鑑定で見えないってことは、最低でも枢っち以上のレベルだよな?」
真が確認するように聞いてきた。
簡易ステータスとは、鑑定しなくても集中して見れば人物の上に表示される、名前とレベルだけの表示のことだ。
名前とレベル以外の情報は、鑑定スキルを使わないと見ることができない。
「そうだな。災厄の谷の亀の爺ちゃんが恐れるくらいだから、最低でもLv.2000以上だ」
俺の答えに、皆、暗い表情になった。
実はレベルが一万以上とかだったら、さすがに勝てねーな。
「出口だ!」
地下鉄の階段を一気に駆け上がる。
外は暗くなっていた。
上空には黒雲が漂い、ゴロゴロと稲光がとどろいている。
「黒崎!」
神器を片手に険しい顔をしている黒崎に、俺は歩み寄って状況を尋ねた。
「黙示録獣と戦うのか? 俺も戦うよ」
「……いや。貴様は異世界アニマに行け。ここは俺が食い止めておく」
「え?!」
自己犠牲がもっとも遠い男から、信じられない台詞を聞いて、俺は絶句した。
黒崎が眉をしかめる。
「勘違いするな。お前のためでも、地球のためでもない。この黙示録獣が異世界アニマに渡れば、アニマが滅ぶ。それを避けたいだけだ」
「だったら皆で戦えばいいだろ」
ここにいる全員で力を合わせれば、突破口が開けるかもしれない。
だが黒崎は「必要ない」と首を横に振った。
「貴様はクロノアの野望を阻止しろ。そこの狭間の扉から、地球が滅亡するより前の過去に戻れ」
「過去に?……あ」
佐々木さんが未来の地球から来たように、俺たちも狭間の扉から違う時間に渡ることができるかもしれない。
過去に戻ることができれば、地球の滅びを未然に食い止め、クロノアをとっちめることもできるだろう。
「都合の良いことに、貴様の女のスキル時流閃は、過去にさかのぼって攻撃を飛ばす効果がある。どのくらい過去に飛ばしたいか意識しながら時流閃を狭間の扉で使えば、かなりの確率で成功するだろう」
心菜がアマテラスにもらった特別なスキル「時流閃」は、時間差で攻撃が当たる敵にすれば厄介な技だった。
これはもしかして、いけるかも……?
突拍子のない黒崎の提案が、にわかに現実味を帯びてくる。
「できるか? 心菜」
「やってみます!」
心菜は俺を見てしっかり頷く。
しかし、失敗したら何が起きるか分からない。
ぶっつけ本番じゃなくて、せめてどこかで実験できないものだろうか。
リスクの大きさに、俺は最終決断を下せずに迷った。
「さっさと行け! 黙示録獣が来れば、ここは戦場となる。戦いの余波で狭間の扉が壊れるかもしれん。そうなれば、もう二度と過去に渡る機会は無いかもしれんぞ」
黒崎が俺に向かって決断を迫る。
それで俺の腹は決まった。
「……分かったよ。時流閃を使ってみよう。だけど黒崎、どういう風の吹き回しだ? 地球を元に戻すために協力するなんて」
地球を滅亡させるんじゃなかったのかよ。
「ふん、お前も、地球の奴らも、気にくわないのは変わらない。だが、誰かの思い通りになるのはもっと気にくわん。地球も人界も、俺の手で滅ぼされるべきだ」
「復活させて、また自分の手で滅ぼすのかよ……それって二度手間じゃね?」
黒崎の言い分は、分かるような、分からないような。
「俺の思惑を貴様に理解されてたまるか。貴様は貴様の望む道を行けばいい。俺は俺の望みを叶える。我らは別個の人間、同じ道を行くことはない。……だが、ひとつだけ、貴様に礼を言っておくことがある」
「なんだよ」
「椿を保護してくれたことだ。礼を言う」
「!!」
青天の霹靂だった。明日は槍が降るかな……。
「枢たん、時流閃、試してみます!」
「おう、頼む、心菜!」
心菜は自分の刀を召喚して抜刀の構えを取った。
狭間の扉と対面しながら、腰を落として息を吸い込む。
「……私は残って永治のサポートをするわ」
「椿!」
残って黙示録獣と戦うと言った椿に、黒崎は「お前は近藤と共に行け」と言うが、彼女は頷かなかった。
「嫌よ。私も魔族としてのプライドがあるの。これ以上、聖晶神と行動しない……置いていかないで。もう私を一人にしないで、永治」
椿は決意を込めた瞳で、黒崎を見た。
黒崎は折れたようだ。
「椿さん……」
大地は複雑な表情だった。
椿は大地に微笑み掛ける。
「ありがとう、大地。あなたがくれた優しさを、私は忘れない」
まるで別れの言葉のようだった。
大地が小さな嗚咽を漏らして下を向く。
その時、心菜が気合いと共に抜刀し、狭間の扉に切りつけた。
扉は刀で切りつけた傷から崩壊し、向こう側から白い光があふれる。
長方形の白い光の扉が俺たちの前に現れた。
「さらばだ、近藤枢」
「いいや、違うぞ、黒崎、椿、華美。地球が元のままの未来で、また会おう! たとえ分かりあえなくても、俺はまたお前らと話がしたい」
俺は「行こう」と声をかけて、仲間と共に白い扉に飛び込んだ。
最後に見た黒崎は苦笑しているように見えた。
1
お気に入りに追加
3,900
あなたにおすすめの小説
俺の武器が最弱のブーメランだった件〜でも、レベルを上げたら強すぎた。なんか伝説作ってます!?〜
神伊 咲児
ファンタジー
守護武器とは、自分の中にあるエネルギーを司祭に具現化してもらって武器にするというもの。
世界は皆、自分だけの守護武器を持っていた。
剣聖に憧れた主人公マワル・ヤイバーン。
しかし、守護武器の認定式で具現化した武器は小さなブーメランだった。
ブーメランは最弱武器。
みんなに笑われたマワルはブーメランで最強になることを決意する。
冒険者になったマワルは初日から快進撃が続く。
そんな評判をよく思わないのが2人の冒険者。立派な剣の守護武器の持ち主ケンゼランドと槍を守護武器とするヤーリーだった。
2人はマワルを陥れる為に色々と工作するが、その行動はことごとく失敗。その度に苦水を飲まされるのであった。
マワルはドンドン強くなり! いい仲間に巡り会える!
一方、ケンゼランドとヤーリーにはざまぁ展開が待ち受ける!
攻撃方法もざまぁ展開もブーメラン。
痛快ブーメラン無双冒険譚!!
他サイトにも掲載していた物をアルファポリス用に改稿いたしました。
全37話、10万字程度。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
残滓と呼ばれたウィザード、絶望の底で大覚醒! 僕を虐げてくれたみんなのおかげだよ(ニヤリ)
SHO
ファンタジー
15歳になり、女神からの神託の儀で魔法使い(ウィザード)のジョブを授かった少年ショーンは、幼馴染で剣闘士(ソードファイター)のジョブを授かったデライラと共に、冒険者になるべく街に出た。
しかし、着々と実績を上げていくデライラとは正反対に、ショーンはまともに魔法を発動する事すら出来ない。
相棒のデライラからは愛想を尽かされ、他の冒険者たちからも孤立していくショーンのたった一つの心の拠り所は、森で助けた黒ウサギのノワールだった。
そんなある日、ショーンに悲劇が襲い掛かる。しかしその悲劇が、彼の人生を一変させた。
無双あり、ザマァあり、復讐あり、もふもふありの大冒険、いざ開幕!
冒険がしたい創造スキル持ちの転生者
Gai
ファンタジー
死因がわからないまま神様に異世界に転生させられた久我蒼谷。
転生した世界はファンタジー好きの者なら心が躍る剣や魔法、冒険者ギルドにドラゴンが存在する世界。
そんな世界を転生した主人公が存分に楽しんでいく物語です。
祝書籍化!!
今月の下旬にアルファポリス文庫さんから冒険がしたい創造スキル持ちの転生者が単行本になって発売されました!
本日家に実物が届きましたが・・・本当に嬉しくて涙が出そうになりました。
ゼルートやゲイル達をみことあけみ様が書いてくれました!!
是非彼らの活躍を読んで頂けると幸いです。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
かつてダンジョン配信者として成功することを夢見たダンジョン配信者マネージャー、S級ダンジョンで休暇中に人気配信者に凸られた結果バズる
竜頭蛇
ファンタジー
伊藤淳は都内の某所にあるダンジョン配信者事務所のマネージャーをしており、かつて人気配信者を目指していた時の憧憬を抱えつつも、忙しない日々を送っていた。
ある時、ワーカーホリックになりかねていた淳を心配した社長から休暇を取らせられることになり、特に休日に何もすることがなく、暇になった淳は半年先にあるS級ダンジョン『破滅の扉』の配信プロジェクトの下見をすることで時間を潰すことにする.
モンスターの攻撃を利用していたウォータースライダーを息抜きで満喫していると、日本発のS級ダンジョン配信という箔に目が眩んだ事務所のNO.1配信者最上ヒカリとそのマネージャーの大口大火と鉢合わせする.
その配信で姿を晒すことになった淳は、さまざまな実力者から一目を置かれる様になり、世界に名を轟かす配信者となる.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる