3 / 159
第一部 世界熔解
03 俺の幼馴染と彼女がチートだった件
しおりを挟む
真とパーティーを組むことになった。
歩きながら話をする。
話題は当然、異世界関連だ。
「なー、枢《かなめ》。お前、どんな異世界転生したんだ? 俺はねー、下級貴族の坊っちゃんに生まれて女をとっかえひっかえしながら、成り上がって一国の宰相に……」
「死ね」
馬鹿話をしながら、俺たちは都内の路線を乗り継いで代々木へ向かう。
それにしても真は人間だったのかー。
人間なだけで羨ましい。
俺なんて……俺なんて石ころだぞ?!
「枢っちは? なあなあー」
「うるさい」
真は女子高生のようなノリで「どんな異世界転生だった?!」としつこく聞いてくる。
俺は真と視線を合わせずに逃げまくった。
そうこうしている内に、代々木公園に着く。
代々木公園は都心のオアシスと呼ばれる。広大な敷地は鮮やかな緑の森林に囲まれ、四季折々の自然の風景が楽しめる。お昼休みともなれば、木陰でのんびり昼飯を食おうと、ベンチで弁当を広げるビジネスマンや観光客もいるのだが……。
「ああっ、私のフルーツサンドが!」
目の前で観光客のサンドイッチが、ハーピーにさらわれる。
ハーピー……鳩じゃなくてハーピーだぞ!
異世界と接触した影響か、代々木公園はすっかり人面鳥の怪物ハーピーの巣になってしまっていた。
「人間が食われないだけマシか……?」
今のところ、ハーピーは弁当で満足して人間を襲っていないようだ。
俺はポケットからスマートフォンを取り出して、操作した。
いつの間にか心菜から返信が来ている。
心菜> 弟は地震で地下に落ちちゃって、足を怪我して動けないの。
心菜> 助けて枢たん!
地下……?
俺のスマホを勝手にのぞきこんだ真が「ダンジョンの中っぽいな」と呟く。
「例のパルテノン神殿と関係あるのか?」
「中央広場に行ってみようぜ」
ハーピーたちが襲ってこないので、意外にすんなり中央広場に到着する。
芝生には、場違いな古い石の柱が等間隔に生えていた。
柱に囲まれた場所に下り階段が見える。
あれか!
「門番はミノタウロスかー」
しかし階段の前には、牛頭の大男が斧を持って立ちふさがっていた。
「俺に任せて」
「真?」
真はヘラヘラ笑って、ミノタウロスの前に踏み出した。
ミノタウロスは唸って斧を振り上げる。
「イカサマしてやるぜ!」
その瞬間、ミノタウロスと真のレベルが入れ替わった。
ミノタウロスは「Lv.1」に、真は「Lv.22」に変換される。
「よっと」
真はミノタウロスから斧を奪うと、モンスターの胴体を豪快に叩き切った。細腕で重そうな斧を軽々と振るという、目を疑うような光景である。
ミノタウロスは光の粉になって消えた。
「進もうぜ」
「……ああ」
俺は少し呆気に取られていたが、ちょいちょいと指で招く真の後を追って階段を降りた。
地下は、魔法の明かりが所々に灯されており明るい。
足元は雑に組み合わされた石畳が続いている。
壁は土壁を魔法で固定したもののようで、ところどころに地下水が滴っていた。
この雰囲気……異世界で目覚めてすぐの頃にいたダンジョンを思い出すな。
「心菜ちゃんどこかなー」
「目印になるものがないか、聞いてみようか」
「……姉ちゃんっ!」
切羽詰まった少年の悲鳴が聞こえてきて、俺は真と目を合わせた。
壁に反響してエコーが掛かっている。通路の奥の方から、誰かの声と立て続けに破砕音が響いてきた。
俺と真は通路を駆け出す。
「無茶しないで、姉ちゃん!」
少年をかばって、誰かが戦っている。
学生服を着た栗色の髪の少女……心菜だ!
「てやあああああっ」
高い気合いと共に、心菜は手に持った日本刀をモンスターに振り下ろした。
へ……?
「枢っち、心菜ちゃん鑑定した?」
「い、いや」
「めっちゃ強いぞ」
まさか心菜が異世界関係者だと思わなかった俺は、最初から彼女を鑑定の対象から除外していた。
『鳳 心菜 Lv.112 種族: 人間 クラス: 剣の巫女』
何だよスキル「一撃必殺Lv.60」って。攻撃した時、5パーセントの確率で即死が発生するぅ?! 歩く凶器か!
持っている日本刀も、刃渡り60cm以上の由緒正しい太刀だと思われる。
冴え冴えと光る刀を手にした心菜は、別人のように鋭い眼光で敵を睨んでいる。
「こりゃ手助けいらないかな」
真がミノタウロスから奪った斧をその辺にポイっと捨てた。
勝手に戦闘終了してんなよ。
呆れながら俺は敵モンスターを観察する。
角の長い山羊の頭蓋骨を被った、筋骨隆々の大男の怪物だ。背中からコウモリ型の翼が生え、両手の爪は鋭く尖っている。
『ランスデーモン Lv.150』
ランスって槍だよな。あいつ槍を持ってねえぞ。
不思議に思う俺の前で、心菜は踏み込んで日本刀でモンスターの頭蓋骨をかち割る。
そのままモンスターの頭からヘソまで一刀両断した。
心菜は数秒、残心の形で佇んでいたが、きびすを返すと同時に、刀身から敵の血を払い鞘に収める。
彼女は俺の姿を見つけると、ふわっと嬉しそうに微笑んだ。
「危ない!」
すっかり空気だった心菜の弟くんが声を上げる。
心菜の背後でモンスターの死体がねじれ、一本の黒い槍に変化していた。『デーモンランス Lv.200』倒した直後に出現するタイプのモンスターか。
「え?」
心菜は戦闘が終わって油断している。
デーモンランスは空中に浮かび上がり、一直線に彼女の背中へ突撃しようとしていた。
「心菜!」
俺は咄嗟に使い慣れた防御魔法「光盾」を発動する。クリスタルとして身動きできない事情から、必死こいて修練した魔法だ。
六角形の光の盾がデーモンランスの突進を防ぐ。
白い火花が散った。
「……往生際が悪いですね!」
心菜は抜刀の構えを取り、踏み込みながら一瞬でデーモンランスを切り捨てた。
即死効果が発生したらしく、敵のHPバーがみるみるうちに赤くなり、肉体が内側から爆発四散する。
今度こそ、戦闘終了だな。
「姉ちゃん、恰好いい……!」
少年が目を輝かせている。
気持ちは分からんでもない。
俺は少年を助け起こすため、手を伸べながら聞いた。
「皆で地上に戻ろう。弟くん動ける?」
「僕の名前は空輝です」
弟くんの名前が本当に空気だった件。
俺は足を怪我したという心菜の弟を背負って、元来た道を引き返した。
「心菜ちゃんも、異世界の夢を見たのか? 俺たちもだぜー」
真がへらへらと笑いながら、心菜に聞く。
心菜は何故か勢いこんで答えた。
「はい。小さな国のお姫様に生まれたのですが、戦場に出て百人斬りを達成する夢です!」
「なんて物騒な夢なんだ……お姫様はどこ行った」
もともと彼女は、ちょっと変わった強気な女の子だったが、異世界のせいでいっそう過激になっている。百人斬りなんて……これは夢か? 誰か夢だと言ってくれ。
心菜は目を輝かせて力説した。
「これでも英雄になったんですよ。モンスターがいくら襲ってきても私の敵ではありません! 枢たんは心菜が守ってあげるのです!」
「お、おぅ……」
俺は気圧されて頷いた。
歩きながら話をする。
話題は当然、異世界関連だ。
「なー、枢《かなめ》。お前、どんな異世界転生したんだ? 俺はねー、下級貴族の坊っちゃんに生まれて女をとっかえひっかえしながら、成り上がって一国の宰相に……」
「死ね」
馬鹿話をしながら、俺たちは都内の路線を乗り継いで代々木へ向かう。
それにしても真は人間だったのかー。
人間なだけで羨ましい。
俺なんて……俺なんて石ころだぞ?!
「枢っちは? なあなあー」
「うるさい」
真は女子高生のようなノリで「どんな異世界転生だった?!」としつこく聞いてくる。
俺は真と視線を合わせずに逃げまくった。
そうこうしている内に、代々木公園に着く。
代々木公園は都心のオアシスと呼ばれる。広大な敷地は鮮やかな緑の森林に囲まれ、四季折々の自然の風景が楽しめる。お昼休みともなれば、木陰でのんびり昼飯を食おうと、ベンチで弁当を広げるビジネスマンや観光客もいるのだが……。
「ああっ、私のフルーツサンドが!」
目の前で観光客のサンドイッチが、ハーピーにさらわれる。
ハーピー……鳩じゃなくてハーピーだぞ!
異世界と接触した影響か、代々木公園はすっかり人面鳥の怪物ハーピーの巣になってしまっていた。
「人間が食われないだけマシか……?」
今のところ、ハーピーは弁当で満足して人間を襲っていないようだ。
俺はポケットからスマートフォンを取り出して、操作した。
いつの間にか心菜から返信が来ている。
心菜> 弟は地震で地下に落ちちゃって、足を怪我して動けないの。
心菜> 助けて枢たん!
地下……?
俺のスマホを勝手にのぞきこんだ真が「ダンジョンの中っぽいな」と呟く。
「例のパルテノン神殿と関係あるのか?」
「中央広場に行ってみようぜ」
ハーピーたちが襲ってこないので、意外にすんなり中央広場に到着する。
芝生には、場違いな古い石の柱が等間隔に生えていた。
柱に囲まれた場所に下り階段が見える。
あれか!
「門番はミノタウロスかー」
しかし階段の前には、牛頭の大男が斧を持って立ちふさがっていた。
「俺に任せて」
「真?」
真はヘラヘラ笑って、ミノタウロスの前に踏み出した。
ミノタウロスは唸って斧を振り上げる。
「イカサマしてやるぜ!」
その瞬間、ミノタウロスと真のレベルが入れ替わった。
ミノタウロスは「Lv.1」に、真は「Lv.22」に変換される。
「よっと」
真はミノタウロスから斧を奪うと、モンスターの胴体を豪快に叩き切った。細腕で重そうな斧を軽々と振るという、目を疑うような光景である。
ミノタウロスは光の粉になって消えた。
「進もうぜ」
「……ああ」
俺は少し呆気に取られていたが、ちょいちょいと指で招く真の後を追って階段を降りた。
地下は、魔法の明かりが所々に灯されており明るい。
足元は雑に組み合わされた石畳が続いている。
壁は土壁を魔法で固定したもののようで、ところどころに地下水が滴っていた。
この雰囲気……異世界で目覚めてすぐの頃にいたダンジョンを思い出すな。
「心菜ちゃんどこかなー」
「目印になるものがないか、聞いてみようか」
「……姉ちゃんっ!」
切羽詰まった少年の悲鳴が聞こえてきて、俺は真と目を合わせた。
壁に反響してエコーが掛かっている。通路の奥の方から、誰かの声と立て続けに破砕音が響いてきた。
俺と真は通路を駆け出す。
「無茶しないで、姉ちゃん!」
少年をかばって、誰かが戦っている。
学生服を着た栗色の髪の少女……心菜だ!
「てやあああああっ」
高い気合いと共に、心菜は手に持った日本刀をモンスターに振り下ろした。
へ……?
「枢っち、心菜ちゃん鑑定した?」
「い、いや」
「めっちゃ強いぞ」
まさか心菜が異世界関係者だと思わなかった俺は、最初から彼女を鑑定の対象から除外していた。
『鳳 心菜 Lv.112 種族: 人間 クラス: 剣の巫女』
何だよスキル「一撃必殺Lv.60」って。攻撃した時、5パーセントの確率で即死が発生するぅ?! 歩く凶器か!
持っている日本刀も、刃渡り60cm以上の由緒正しい太刀だと思われる。
冴え冴えと光る刀を手にした心菜は、別人のように鋭い眼光で敵を睨んでいる。
「こりゃ手助けいらないかな」
真がミノタウロスから奪った斧をその辺にポイっと捨てた。
勝手に戦闘終了してんなよ。
呆れながら俺は敵モンスターを観察する。
角の長い山羊の頭蓋骨を被った、筋骨隆々の大男の怪物だ。背中からコウモリ型の翼が生え、両手の爪は鋭く尖っている。
『ランスデーモン Lv.150』
ランスって槍だよな。あいつ槍を持ってねえぞ。
不思議に思う俺の前で、心菜は踏み込んで日本刀でモンスターの頭蓋骨をかち割る。
そのままモンスターの頭からヘソまで一刀両断した。
心菜は数秒、残心の形で佇んでいたが、きびすを返すと同時に、刀身から敵の血を払い鞘に収める。
彼女は俺の姿を見つけると、ふわっと嬉しそうに微笑んだ。
「危ない!」
すっかり空気だった心菜の弟くんが声を上げる。
心菜の背後でモンスターの死体がねじれ、一本の黒い槍に変化していた。『デーモンランス Lv.200』倒した直後に出現するタイプのモンスターか。
「え?」
心菜は戦闘が終わって油断している。
デーモンランスは空中に浮かび上がり、一直線に彼女の背中へ突撃しようとしていた。
「心菜!」
俺は咄嗟に使い慣れた防御魔法「光盾」を発動する。クリスタルとして身動きできない事情から、必死こいて修練した魔法だ。
六角形の光の盾がデーモンランスの突進を防ぐ。
白い火花が散った。
「……往生際が悪いですね!」
心菜は抜刀の構えを取り、踏み込みながら一瞬でデーモンランスを切り捨てた。
即死効果が発生したらしく、敵のHPバーがみるみるうちに赤くなり、肉体が内側から爆発四散する。
今度こそ、戦闘終了だな。
「姉ちゃん、恰好いい……!」
少年が目を輝かせている。
気持ちは分からんでもない。
俺は少年を助け起こすため、手を伸べながら聞いた。
「皆で地上に戻ろう。弟くん動ける?」
「僕の名前は空輝です」
弟くんの名前が本当に空気だった件。
俺は足を怪我したという心菜の弟を背負って、元来た道を引き返した。
「心菜ちゃんも、異世界の夢を見たのか? 俺たちもだぜー」
真がへらへらと笑いながら、心菜に聞く。
心菜は何故か勢いこんで答えた。
「はい。小さな国のお姫様に生まれたのですが、戦場に出て百人斬りを達成する夢です!」
「なんて物騒な夢なんだ……お姫様はどこ行った」
もともと彼女は、ちょっと変わった強気な女の子だったが、異世界のせいでいっそう過激になっている。百人斬りなんて……これは夢か? 誰か夢だと言ってくれ。
心菜は目を輝かせて力説した。
「これでも英雄になったんですよ。モンスターがいくら襲ってきても私の敵ではありません! 枢たんは心菜が守ってあげるのです!」
「お、おぅ……」
俺は気圧されて頷いた。
0
お気に入りに追加
3,900
あなたにおすすめの小説
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
固有スキルが【空欄】の不遇ソーサラー、死後に発覚した最強スキル【転生】で生まれ変わった分だけ強くなる
名無し
ファンタジー
相方を補佐するためにソーサラーになったクアゼル。
冒険者なら誰にでも一つだけあるはずの強力な固有スキルが唯一《空欄》の男だった。
味方に裏切られて死ぬも復活し、最強の固有スキル【転生】を持っていたことを知る。
死ぬたびにダンジョンで亡くなった者として転生し、一つしか持てないはずの固有スキルをどんどん追加しながら、ソーサラーのクアゼルは最強になり、自分を裏切った者達に復讐していく。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる