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第二部
52 鬼退治に行ったら逆に鬼扱いされました
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しかし例によって、俺と咲良が行くと戦力の大幅減となってしまう。
城州の時と同じように、隠れ鬼の森には俺が入って、咲良は念のため森の外に残ってもらおうか。
「嫌よ」
「咲良、俺はまだ何も言ってないんだけど」
「私を置いていくつもりね? 城州は景光くんが一緒だったから我慢してあげたけど、今度は駄目よ。私も行く!」
咲良は翡翠の瞳で真っすぐ俺を見据え、一歩も引かない構えだ。
困ったな。
東皇陛下の警護できる人がいなくなるのでは。
「久我様に行っていただけるのなら、常夜の宮廷は、東皇陛下の護衛のために兵を出しますわ」
壇上で話を聞いていた常夜の巫女姫から、助け船が出た。
「隠れ鬼の森の案件は、本来、常夜の宮廷が解決すべきもの。それを地上の古神操縦者に代行して頂くのですから、私どもは支援を惜しみません」
「だそうだ。後のことは俺に任せて、お前は死んでくるといい」
八束が縁起でもないことを言いながら顎をしゃくった。
冗談だろう。冗談だよね?
常夜に来て最初の戦闘で、八束の強さは知っている。冥神イザナミの本体に搭乗しての勝負は、俺がスサノオに乗って勝てるかどうか。八束がアメノトリフネを守ってくれるなら、安心して出られるというものだ。
俺は咲良に向き直った。
「じゃあ一緒に行くか」
「やった! 響矢と、常夜の妖怪の生態観察に行きたかったの!」
「咲良。アメノトリフネの修理のために、技術者の人も同行してもらう予定だから、二人きりじゃないよ」
「えー?!」
咲良から盛大なブーイングが飛んだ。
清楚な美人キャラが台無しだ。
俺も咲良も外面はつくろう方なのだが、どうも二人でいると子供返りしてしまう。
「響矢くん。東皇陛下も説得してね」
恵里菜さんが、さらりと会話に割り込んだ。
「へ? 説得?」
東皇陛下が何か言っているのか? それをなぜ俺が説得するという話になるんだ。
俺の疑問に、恵里菜さんは苦笑する。
「陛下は、響矢くんが護衛じゃないと嫌だ、と駄々をこねておられて」
「なんで俺限定なの」
「さあ……咲良の写真の腕が良かったせいかしら」
意味が分からないんですが。
きょとんとしていると、急に咲良が不敵な笑みを浮かべ「説得は私に任せて」と宣言した。
常夜の宮廷から出た後、東皇陛下に拝謁したのだが、途中で咲良が「女性同士の話があるので」と俺を追い出した。
いったいどういうことだ。
「どうやって説得したんだ?」
戻ってきた咲良に聞く。
「隠し撮りした八束さんの写真を見せたの」
「八束?!」
まさか八束がイケメンだから、地味な俺よりそっちが良いとか。
「響矢、なーりーやー。誤解してない?」
「常夜でなら咲良の妖怪ウォッチもはかどるもんな……」
「もしもーし」
八束はイケメンだし古神操縦者としても強いし、言うことない。お金と権力もありそうだ。俺の実家が貧乏なのもいけないのだろうか。いかん、不安になってきた。
「隠れ鬼の森をちゃっちゃと攻略して、地上に戻ろう……」
「もう、響矢ったら。私は八束さんに全く興味ないよ」
などと可愛い事を言う咲良と、探索の準備をした。
「私は技師の小坂と申します。久我さん、よろしくお願いします」
アメノトリフネの修理のため、技師の小坂さんが同行してくれることになった。
工具や機材をヤハタに積みこみ、小坂さんが操縦する。
ヤハタは初代アメノトリフネと同じく厳密には古神じゃないから、隠れ鬼の森に侵入できる。
提灯をヤハタの頭の上に吊るして、いざ出発だ。
森には人が歩く道が無いので、ヤハタをブルドーザー代わりに突っ込ませて、道を作る。
俺と咲良は、何かあったらすぐに対応できるように、徒歩でヤハタの作った道を進んだ。
「それにしても静かな森だなー」
「ええ……」
静寂に包まれた森の中、小坂さんの操作するヤハタの駆動音と、草木が薙ぎ倒される音だけが響き渡る。
『……オニ』
「咲良、何か言った?」
誰かの声が聞こえた。
「私は何も」
咲良が首を横に振る。
ヤハタの前方に、黒い影法師が現れた。
これが隠れ鬼の森の、鬼か。
俺は小坂さんに「止めて」と合図する。
『鬼が来た!』
「え、どこ?」
影法師は、まっすぐ俺を指さした。
『鬼だ!』
「……どこが?」
『刀を持っている! 怖い! 狩る気満々だ! ああ、恐ろしい! 鬼、悪魔、人でなし!』
散々な言われようなんですが。
「……響矢。もしかして、悪霊も全部切り捨てたら解決じゃん、とか思って来た?」
咲良が俺をじと目で見た。
「そそそ、そんなこと考えてないよ!」
何で分かったんだ。
『先生、お願いします! 鬼を退治してください!』
いつの間にか、複数の影法師が、俺たちをぐるりと囲んでいる。
影法師が頭を下げる。
連中の中から、灰色の外套を目深に羽織った男が進み出た。
「うむ。鬼退治は我に任せよ」
あれ? 生身の人間?
でもうっすら体が透き通っているような……。
男は外套を払いのける。
マントの下から、古風な衣服を着た厳つい壮年の男性が現れた。
服は日本のものなのかな。教科書で古墳時代の壁画に書かれているような、裾の長いシンプルな衣袴を帯で締め、首もとに勾玉の飾りを着けている。
男は腰に履いた長剣を鞘から抜き、俺に突きつけた。
「さあ、掛かってこい、鬼!」
「……」
どうして俺が悪役みたいな雰囲気になってるの?
城州の時と同じように、隠れ鬼の森には俺が入って、咲良は念のため森の外に残ってもらおうか。
「嫌よ」
「咲良、俺はまだ何も言ってないんだけど」
「私を置いていくつもりね? 城州は景光くんが一緒だったから我慢してあげたけど、今度は駄目よ。私も行く!」
咲良は翡翠の瞳で真っすぐ俺を見据え、一歩も引かない構えだ。
困ったな。
東皇陛下の警護できる人がいなくなるのでは。
「久我様に行っていただけるのなら、常夜の宮廷は、東皇陛下の護衛のために兵を出しますわ」
壇上で話を聞いていた常夜の巫女姫から、助け船が出た。
「隠れ鬼の森の案件は、本来、常夜の宮廷が解決すべきもの。それを地上の古神操縦者に代行して頂くのですから、私どもは支援を惜しみません」
「だそうだ。後のことは俺に任せて、お前は死んでくるといい」
八束が縁起でもないことを言いながら顎をしゃくった。
冗談だろう。冗談だよね?
常夜に来て最初の戦闘で、八束の強さは知っている。冥神イザナミの本体に搭乗しての勝負は、俺がスサノオに乗って勝てるかどうか。八束がアメノトリフネを守ってくれるなら、安心して出られるというものだ。
俺は咲良に向き直った。
「じゃあ一緒に行くか」
「やった! 響矢と、常夜の妖怪の生態観察に行きたかったの!」
「咲良。アメノトリフネの修理のために、技術者の人も同行してもらう予定だから、二人きりじゃないよ」
「えー?!」
咲良から盛大なブーイングが飛んだ。
清楚な美人キャラが台無しだ。
俺も咲良も外面はつくろう方なのだが、どうも二人でいると子供返りしてしまう。
「響矢くん。東皇陛下も説得してね」
恵里菜さんが、さらりと会話に割り込んだ。
「へ? 説得?」
東皇陛下が何か言っているのか? それをなぜ俺が説得するという話になるんだ。
俺の疑問に、恵里菜さんは苦笑する。
「陛下は、響矢くんが護衛じゃないと嫌だ、と駄々をこねておられて」
「なんで俺限定なの」
「さあ……咲良の写真の腕が良かったせいかしら」
意味が分からないんですが。
きょとんとしていると、急に咲良が不敵な笑みを浮かべ「説得は私に任せて」と宣言した。
常夜の宮廷から出た後、東皇陛下に拝謁したのだが、途中で咲良が「女性同士の話があるので」と俺を追い出した。
いったいどういうことだ。
「どうやって説得したんだ?」
戻ってきた咲良に聞く。
「隠し撮りした八束さんの写真を見せたの」
「八束?!」
まさか八束がイケメンだから、地味な俺よりそっちが良いとか。
「響矢、なーりーやー。誤解してない?」
「常夜でなら咲良の妖怪ウォッチもはかどるもんな……」
「もしもーし」
八束はイケメンだし古神操縦者としても強いし、言うことない。お金と権力もありそうだ。俺の実家が貧乏なのもいけないのだろうか。いかん、不安になってきた。
「隠れ鬼の森をちゃっちゃと攻略して、地上に戻ろう……」
「もう、響矢ったら。私は八束さんに全く興味ないよ」
などと可愛い事を言う咲良と、探索の準備をした。
「私は技師の小坂と申します。久我さん、よろしくお願いします」
アメノトリフネの修理のため、技師の小坂さんが同行してくれることになった。
工具や機材をヤハタに積みこみ、小坂さんが操縦する。
ヤハタは初代アメノトリフネと同じく厳密には古神じゃないから、隠れ鬼の森に侵入できる。
提灯をヤハタの頭の上に吊るして、いざ出発だ。
森には人が歩く道が無いので、ヤハタをブルドーザー代わりに突っ込ませて、道を作る。
俺と咲良は、何かあったらすぐに対応できるように、徒歩でヤハタの作った道を進んだ。
「それにしても静かな森だなー」
「ええ……」
静寂に包まれた森の中、小坂さんの操作するヤハタの駆動音と、草木が薙ぎ倒される音だけが響き渡る。
『……オニ』
「咲良、何か言った?」
誰かの声が聞こえた。
「私は何も」
咲良が首を横に振る。
ヤハタの前方に、黒い影法師が現れた。
これが隠れ鬼の森の、鬼か。
俺は小坂さんに「止めて」と合図する。
『鬼が来た!』
「え、どこ?」
影法師は、まっすぐ俺を指さした。
『鬼だ!』
「……どこが?」
『刀を持っている! 怖い! 狩る気満々だ! ああ、恐ろしい! 鬼、悪魔、人でなし!』
散々な言われようなんですが。
「……響矢。もしかして、悪霊も全部切り捨てたら解決じゃん、とか思って来た?」
咲良が俺をじと目で見た。
「そそそ、そんなこと考えてないよ!」
何で分かったんだ。
『先生、お願いします! 鬼を退治してください!』
いつの間にか、複数の影法師が、俺たちをぐるりと囲んでいる。
影法師が頭を下げる。
連中の中から、灰色の外套を目深に羽織った男が進み出た。
「うむ。鬼退治は我に任せよ」
あれ? 生身の人間?
でもうっすら体が透き通っているような……。
男は外套を払いのける。
マントの下から、古風な衣服を着た厳つい壮年の男性が現れた。
服は日本のものなのかな。教科書で古墳時代の壁画に書かれているような、裾の長いシンプルな衣袴を帯で締め、首もとに勾玉の飾りを着けている。
男は腰に履いた長剣を鞘から抜き、俺に突きつけた。
「さあ、掛かってこい、鬼!」
「……」
どうして俺が悪役みたいな雰囲気になってるの?
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