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第一部
25 アマテラスの機体はどこにある?
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古神発掘学の学舎に行く前に、池のある中庭に通りかかった。
由緒正しい日本庭園の様式そのままに、苔むした岩石の間に小川が敷かれ、鯉の泳ぐ池に流れ込んでいる。
その池のほとりには、袴をはいた青年の銅像が佇んでいた。
「響矢、あの銅像」
「何?」
咲良が先を進もうとする俺を呼び止めた。
銅像の台座を指差す。
「久我透矢……え?」
もしかしてご先祖様?!
「解説はこの僕に任せてくれたまえ!」
「うわっ」
サツキの茂みから、さっき追い払った花山院が華麗に登場した。
まさか後を付けて来ていたのか。
「久我透矢は、開国を要求する米国の古神部隊が攻めてきた時、我が国の古神を復活させて戦った操縦者であり、天岩戸結界の創立者である!」
「……確か、鎖国をしていたんですっけ?」
「そうだ。太平の世が続く間、古神は必要とされず、忘れさられていた。しかし外つ国の侵略に抗するため、久我透矢の呼びかけに応え、古神はよみがえったのだ!」
花山院は胸を張って、俺のご先祖様の功績を讃える。
パラレル日本の歴史は、元いた世界の日本と基本的に同じ流れを辿っている。江戸幕府はキリスト教を禁止し、貿易を制限するために鎖国という政策を取った。ここまでは一緒だが、開国を要求しに来たのはペリーの黒船ではなく、古神だったようだ。
そしてパラレル日本は一応開国したが、海外の古神の襲撃を避けるため、天岩戸結界を作るに至った。
天岩戸結界のせいで、平和ながら海外との交流があまりなく、半鎖国状態で今まで続いてきたようだ。
一連の歴史の事件には、俺のご先祖様、久我家の防人も深く関わっているという。
「今、久我家に操縦者はいないが、日の本に危機が訪れた時には必ず、久我家の末裔が現れ、危機を救うと言われている!」
「……」
恵里菜さんが、久我家出身だと明かさない方が良い、と言った理由がよく分かった。
西園寺の、咲良の弟の方がまだマシだ。
伝説の勇者の末裔扱いされるとは、夢にも思わなかった。
「解説ありがとうございます、花山院先輩」
「うむ!」
「ところで、風の噂に聞きました。実はアマテラスの機体は、大鳳学院の敷地内にあるらしいですよ。花山院先輩は知っていますか?」
恵里菜さんに聞いた話だ。
久我家の先祖は、アマテラスの機体に乗ったことがある。
だからアマテラスの機体を久我家が保管していた可能性があった。
この大鳳学院の土地は、久我家の邸宅が建っていた場所だ。過去、資金繰りに苦慮した際に、久我家が売り飛ばしたものらしい。
――大神島にアマテラスが無いのなら、可能性があるのは久我家の所有地よ。アマテラスの機体はどこかに隠されているのかもしれない。
隠したのが久我家なら、探しだせるのは末裔である、あなただけ。
恵里菜さんは、俺にアマテラスの機体を探しだして欲しいと言った。
久我家出身であることを隠して大鳳学院に通うのは、アマテラスを見つけるためだ。
――アマテラスを敵に見つけられる前に、こちらで確保したいの。
俺はご先祖様の石像を見上げる。
優矢叔父さんは、アマテラスの機体について知らないと言っていた。銅像のご先祖様が、俺に当時の事を教えてくれたら、話は簡単なのだが。
「花山院先輩は、アマテラスの機体が学院の中にあるなら、どこだと思います?」
「弟様は、面妖なことを聞くのだな」
花山院は怪訝そうにしたが、それでも普通に答えてくれた。
「古神発掘学の者たちが懸命に探しているが、それらしき破片が出たという噂もない。まさか、機甲学の奴らが溜めているゴミの中に、尊いアマテラスの機体が混ざっている訳がないしな」
「ですよね」
「僕よりも古神発掘学の者に聞いた方が早いだろう」
銅像を通り過ぎ、俺たちは古神発掘学の学舎へ向かった。
鍬やシャベルが壁に立て掛けられている、農作業の雰囲気が強い学舎に辿り着く。
妙に人の気配がないな。
「頼もーう!」
花山院が、勝手に扉を押し開ける。
しかし中から応答は無かった。
扉の脇の黒板に、白いチョークで「本日は休講」と書かれている。
「今日は休みみたいですね」
「弟様がいらっしゃったのに、なんて不敬な奴らだ」
「いや事前に予約してないんだから、仕方ないですよね」
王様のようなことを言う花山院に突っ込む。
しかしこの先輩にずっと付いて来られるのは困るな。
「はぁー。今日は対戦もして疲れたし、もう帰ります」
「む。弟様、気をつけて帰るのだぞ」
さすがに学校の外まで付いて来ないだろう。
適当に理由を付けて花山院を振り切った。
「私もここまでのようだね」
門の前でサンドラが立ち止まった。
なんだかんだで、彼女はずっと俺たちと一緒にいたのだ。
「今日は楽しかったよ、ナリヤ。今度は私と、仮想霊子戦場で対戦してくれないかい?」
「うーん。サンドラとはちょっと」
対戦したら、彼女を撃墜したパイロットが俺だとバレそうな気がする。
「そうかい。じゃあ対戦せざるを得ない理由を、こちらで作ろうかね」
「……」
「冗談だよ! またね、ナリヤ!」
あながち冗談とも言えない目をしていたので、俺は無言を返してしまった。サンドラは笑って手を振る。
咲良が呼んだ馬車が来たので、俺は一緒に乗り込んだ。
「あれ? 帰りは歩きじゃないの?」
「寄りたいところがあるんだ」
行きは別々だったのに、と咲良は不思議そうだ。
俺は携帯を取り出してメッセージを打ち込んだ。
宛先は恵里菜さんだ。
「ちょっと、天照防衛特務機関の本部にお願いします」
天照防衛特務機関本部の敷地内にある拘置所に、弘は拘留されている。罪状は、テュポーンを奪って逃走したことと、機密情報の流出だ。天岩戸の地図データを敵に売ったのは、執事の佐藤さんなのだが、弘にも連帯責任がある。
「面会に来ました」
職員に挨拶しながら、廊下を進む。
面会用の部屋に案内され、弘と対面する。
数日ぶりだが、弘はイケメンだったのが嘘のように痩せて、無精髭が生えてやつれていた。
「弘、大丈夫か?」
あまりに弱った様子に、俺は思わず声を掛けた。
「村田……来てくれてありがとう」
弘は素直に礼を言う。
礼を言われたのは何年ぶりだろう。
俺はびっくりした。
「いや……お前が礼を言うなんて」
「そうか? ああ、そうだった。俺は傲慢だったかな」
弘はしょげかえった様子で両手を握ったり、開いたりしている。
「お前より強いと思うのが快感で、いつの間にか自分が特別だと、物語の主人公だと、すっかり錯覚していたんだ。異世界に来てもその感覚を引きずっていた。そのせいで勘違いしたんだ。俺は只の人間で、特別でも何でもないのに……」
「……」
「職員の人に言われたよ。敵に寝返って、私の家族を殺す、あるいは殺すことの手助けをするつもりだったのですか、と。俺は殺すも何も、そこまで考えていなかったから、指摘されて愕然とした。自分が考え無しだったことに、気付かされたよ」
懺悔する弘の言葉を聞きながら、ふと思う。
ロボットに乗って戦う。
それは誰かの命を奪うことだ。
俺は果たして、そこまでの覚悟をして、機体に乗っていたか。
「全部、村田の言う通りだった。せっかく村田は忠告してくれていたのに、俺は無視したんだな……」
いつもの自信満々な弘はそこにいなかった。
傷付いて、ショックを受けて弱っている、友人だった男がそこにいた。
「俺は全然駄目だ。アヤにも見捨てられるし、佐藤も救えなかった。俺は物語の主人公なんかじゃない。主人公は、お前だ、村田」
敗北の宣言。
しかし勝った側の俺は、釈然としない気持ちを感じている。
俺は、弘をこんな風に叩きのめしたかったのか。
頼りない目付きで、おずおずとこちらを見てくる弘。
ああ、そうか。
今の弘は、異世界に来るまでの俺と同じだ。
自分の行動が正しいと信じられず、おどおどして、自分の言葉は誰にも届かないと思っている。主役は自分ではないと、何もかもを諦めて……。
天秤の左右に俺たちは立っていた。
どちらかが沈むと、どちらかが上がる。
異世界で立場が変わり、俺は自分が特別だと思い上がっていなかったか。古神の操縦が簡単に出来るから、敵に勝って快楽を得ていた。
浮き沈みする天秤の上で、振り回されていただけなのに、とんだ勘違いだ。
「……ちがう」
「村田?」
「誰だって自分の人生の主人公だ、弘。お前は異世界に浮かれて間違っていたかもしれないけど、間違いは誰にでもある……だから、そんな弱気な顔をしないでくれ」
今度は天秤に振り回されない、正しい関係を築けるだろうか。
俺は、戸惑った顔をしている弘に、ためらいながら手を差しのべた。
由緒正しい日本庭園の様式そのままに、苔むした岩石の間に小川が敷かれ、鯉の泳ぐ池に流れ込んでいる。
その池のほとりには、袴をはいた青年の銅像が佇んでいた。
「響矢、あの銅像」
「何?」
咲良が先を進もうとする俺を呼び止めた。
銅像の台座を指差す。
「久我透矢……え?」
もしかしてご先祖様?!
「解説はこの僕に任せてくれたまえ!」
「うわっ」
サツキの茂みから、さっき追い払った花山院が華麗に登場した。
まさか後を付けて来ていたのか。
「久我透矢は、開国を要求する米国の古神部隊が攻めてきた時、我が国の古神を復活させて戦った操縦者であり、天岩戸結界の創立者である!」
「……確か、鎖国をしていたんですっけ?」
「そうだ。太平の世が続く間、古神は必要とされず、忘れさられていた。しかし外つ国の侵略に抗するため、久我透矢の呼びかけに応え、古神はよみがえったのだ!」
花山院は胸を張って、俺のご先祖様の功績を讃える。
パラレル日本の歴史は、元いた世界の日本と基本的に同じ流れを辿っている。江戸幕府はキリスト教を禁止し、貿易を制限するために鎖国という政策を取った。ここまでは一緒だが、開国を要求しに来たのはペリーの黒船ではなく、古神だったようだ。
そしてパラレル日本は一応開国したが、海外の古神の襲撃を避けるため、天岩戸結界を作るに至った。
天岩戸結界のせいで、平和ながら海外との交流があまりなく、半鎖国状態で今まで続いてきたようだ。
一連の歴史の事件には、俺のご先祖様、久我家の防人も深く関わっているという。
「今、久我家に操縦者はいないが、日の本に危機が訪れた時には必ず、久我家の末裔が現れ、危機を救うと言われている!」
「……」
恵里菜さんが、久我家出身だと明かさない方が良い、と言った理由がよく分かった。
西園寺の、咲良の弟の方がまだマシだ。
伝説の勇者の末裔扱いされるとは、夢にも思わなかった。
「解説ありがとうございます、花山院先輩」
「うむ!」
「ところで、風の噂に聞きました。実はアマテラスの機体は、大鳳学院の敷地内にあるらしいですよ。花山院先輩は知っていますか?」
恵里菜さんに聞いた話だ。
久我家の先祖は、アマテラスの機体に乗ったことがある。
だからアマテラスの機体を久我家が保管していた可能性があった。
この大鳳学院の土地は、久我家の邸宅が建っていた場所だ。過去、資金繰りに苦慮した際に、久我家が売り飛ばしたものらしい。
――大神島にアマテラスが無いのなら、可能性があるのは久我家の所有地よ。アマテラスの機体はどこかに隠されているのかもしれない。
隠したのが久我家なら、探しだせるのは末裔である、あなただけ。
恵里菜さんは、俺にアマテラスの機体を探しだして欲しいと言った。
久我家出身であることを隠して大鳳学院に通うのは、アマテラスを見つけるためだ。
――アマテラスを敵に見つけられる前に、こちらで確保したいの。
俺はご先祖様の石像を見上げる。
優矢叔父さんは、アマテラスの機体について知らないと言っていた。銅像のご先祖様が、俺に当時の事を教えてくれたら、話は簡単なのだが。
「花山院先輩は、アマテラスの機体が学院の中にあるなら、どこだと思います?」
「弟様は、面妖なことを聞くのだな」
花山院は怪訝そうにしたが、それでも普通に答えてくれた。
「古神発掘学の者たちが懸命に探しているが、それらしき破片が出たという噂もない。まさか、機甲学の奴らが溜めているゴミの中に、尊いアマテラスの機体が混ざっている訳がないしな」
「ですよね」
「僕よりも古神発掘学の者に聞いた方が早いだろう」
銅像を通り過ぎ、俺たちは古神発掘学の学舎へ向かった。
鍬やシャベルが壁に立て掛けられている、農作業の雰囲気が強い学舎に辿り着く。
妙に人の気配がないな。
「頼もーう!」
花山院が、勝手に扉を押し開ける。
しかし中から応答は無かった。
扉の脇の黒板に、白いチョークで「本日は休講」と書かれている。
「今日は休みみたいですね」
「弟様がいらっしゃったのに、なんて不敬な奴らだ」
「いや事前に予約してないんだから、仕方ないですよね」
王様のようなことを言う花山院に突っ込む。
しかしこの先輩にずっと付いて来られるのは困るな。
「はぁー。今日は対戦もして疲れたし、もう帰ります」
「む。弟様、気をつけて帰るのだぞ」
さすがに学校の外まで付いて来ないだろう。
適当に理由を付けて花山院を振り切った。
「私もここまでのようだね」
門の前でサンドラが立ち止まった。
なんだかんだで、彼女はずっと俺たちと一緒にいたのだ。
「今日は楽しかったよ、ナリヤ。今度は私と、仮想霊子戦場で対戦してくれないかい?」
「うーん。サンドラとはちょっと」
対戦したら、彼女を撃墜したパイロットが俺だとバレそうな気がする。
「そうかい。じゃあ対戦せざるを得ない理由を、こちらで作ろうかね」
「……」
「冗談だよ! またね、ナリヤ!」
あながち冗談とも言えない目をしていたので、俺は無言を返してしまった。サンドラは笑って手を振る。
咲良が呼んだ馬車が来たので、俺は一緒に乗り込んだ。
「あれ? 帰りは歩きじゃないの?」
「寄りたいところがあるんだ」
行きは別々だったのに、と咲良は不思議そうだ。
俺は携帯を取り出してメッセージを打ち込んだ。
宛先は恵里菜さんだ。
「ちょっと、天照防衛特務機関の本部にお願いします」
天照防衛特務機関本部の敷地内にある拘置所に、弘は拘留されている。罪状は、テュポーンを奪って逃走したことと、機密情報の流出だ。天岩戸の地図データを敵に売ったのは、執事の佐藤さんなのだが、弘にも連帯責任がある。
「面会に来ました」
職員に挨拶しながら、廊下を進む。
面会用の部屋に案内され、弘と対面する。
数日ぶりだが、弘はイケメンだったのが嘘のように痩せて、無精髭が生えてやつれていた。
「弘、大丈夫か?」
あまりに弱った様子に、俺は思わず声を掛けた。
「村田……来てくれてありがとう」
弘は素直に礼を言う。
礼を言われたのは何年ぶりだろう。
俺はびっくりした。
「いや……お前が礼を言うなんて」
「そうか? ああ、そうだった。俺は傲慢だったかな」
弘はしょげかえった様子で両手を握ったり、開いたりしている。
「お前より強いと思うのが快感で、いつの間にか自分が特別だと、物語の主人公だと、すっかり錯覚していたんだ。異世界に来てもその感覚を引きずっていた。そのせいで勘違いしたんだ。俺は只の人間で、特別でも何でもないのに……」
「……」
「職員の人に言われたよ。敵に寝返って、私の家族を殺す、あるいは殺すことの手助けをするつもりだったのですか、と。俺は殺すも何も、そこまで考えていなかったから、指摘されて愕然とした。自分が考え無しだったことに、気付かされたよ」
懺悔する弘の言葉を聞きながら、ふと思う。
ロボットに乗って戦う。
それは誰かの命を奪うことだ。
俺は果たして、そこまでの覚悟をして、機体に乗っていたか。
「全部、村田の言う通りだった。せっかく村田は忠告してくれていたのに、俺は無視したんだな……」
いつもの自信満々な弘はそこにいなかった。
傷付いて、ショックを受けて弱っている、友人だった男がそこにいた。
「俺は全然駄目だ。アヤにも見捨てられるし、佐藤も救えなかった。俺は物語の主人公なんかじゃない。主人公は、お前だ、村田」
敗北の宣言。
しかし勝った側の俺は、釈然としない気持ちを感じている。
俺は、弘をこんな風に叩きのめしたかったのか。
頼りない目付きで、おずおずとこちらを見てくる弘。
ああ、そうか。
今の弘は、異世界に来るまでの俺と同じだ。
自分の行動が正しいと信じられず、おどおどして、自分の言葉は誰にも届かないと思っている。主役は自分ではないと、何もかもを諦めて……。
天秤の左右に俺たちは立っていた。
どちらかが沈むと、どちらかが上がる。
異世界で立場が変わり、俺は自分が特別だと思い上がっていなかったか。古神の操縦が簡単に出来るから、敵に勝って快楽を得ていた。
浮き沈みする天秤の上で、振り回されていただけなのに、とんだ勘違いだ。
「……ちがう」
「村田?」
「誰だって自分の人生の主人公だ、弘。お前は異世界に浮かれて間違っていたかもしれないけど、間違いは誰にでもある……だから、そんな弱気な顔をしないでくれ」
今度は天秤に振り回されない、正しい関係を築けるだろうか。
俺は、戸惑った顔をしている弘に、ためらいながら手を差しのべた。
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