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学院編
32 反省は程々に(2017/12/8 改稿)
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ヒズミは竜を降りると、地面に崩れ落ちたアサヒの元へ急いだ。
「アサヒ!」
気を失っているだけのようだ。
呼吸にあわせて上下する胸の動きを見て安心する。動かないアサヒの身体の上に、小さな蜥蜴の姿をした竜、アサヒはヤモリと呼んでいた、がよじ登っている。ヤモリは不思議そうにアサヒの頬をツンツンしていた。
ヤモリを落とさないように、ヒズミは慎重にアサヒの身体を抱え上げる。
近くには灰色の囚人服を着たユエリも倒れていた。
彼女をどうしたものか、少し考える。
「……ヒズミ様、ユエリを殺さないでください! お願いします!」
三等級のカズオミ・クガが懇願するように言う。
ヒズミは、カズオミがどちらかというと巻き込まれた側だろうと推測している。ユエリが心配というよりは、アサヒの気持ちを考えて言っているのだろう。
「今すぐどうこうするつもりはない。彼女の身柄を移動するのを手伝ってくれるか、カズオミ・クガ」
そう頼むと、カズオミは緊張した面持ちで頷いた。
カズオミにユエリを背負わせると、ヒズミは城の中へ入る。
「俺も一緒に行ってもいいでしょうか」
「構わん」
ハルト・レイゼンがおずおずと聞いてくるのを、ヒズミは簡単に許可した。どのみち、アサヒが信を置いている彼等には真実を知る権利がある。
平常時、夜の城で仕事をしている者は少ない。だが今は、アウリガの侵略の騒ぎで状況確認のため兵士達が城を駆け回っていた。
彼等はヒズミに頭を下げて通り過ぎる。
王城の一階の奥に進むと、王族以外立ち入り禁止のエリアがある。
ヒズミはその手前の空き部屋にユエリを寝かせるように指示した。
「ヒズミ様、ここから先は……」
「特別に許可しよう。だが、この先で目にし、耳にしたことは城の外で話してはならない」
立ち入り禁止エリアを前に躊躇するカズオミとハルトにそう声を掛け、ヒズミはアサヒを抱えたまま進む。扉には、王族の紋章でありピクシスの国旗でもある、星と炎を組み合わせた意匠が刻まれている。両手がふさがっているヒズミは、ハルトにその扉を開けさせた。
扉の向こうには、まるで遺跡の通路のような古い石壁に囲まれた空間が広がる。城は古くは竜王と竜王に仕える巫女の祭祀の場だったので、その名残だ。
城の奥には竜の巫女が必ず一人、竜王のサポートのために待機することになっている。
ヒズミ達の入室に気付いて、白い巫女服を着た女性が振り返った。
背が低くアサヒ達と同年代に見える、黒髪に薄紫の瞳の清楚な女性だ。彼女の名前はスミレという。
「……天から炎が降ったのを見ました。竜王が目覚めたのですね」
スミレはそう言ってヒズミの腕の中で気を失っているアサヒを見る。
部屋の隅には大きな寝台が用意されている。
ヒズミはその寝台の上にアサヒを降ろした。すぐに巫女のスミレが水や布巾を持ってきて、気を失ったままのアサヒの世話を始める。
「アサヒは……炎竜王様、なんですか?」
立ってその様子を見ていたカズオミが震える声で尋ねる。
隣のハルトも口には出さないが同じ疑問を持っているようだ。
「そうだ」
「!!」
「真の竜王が誰か明らかにしないために、私は噂を操作して自らが炎竜王だと思われるように振る舞っていた。そして、誤解の無いように言っておくがアサヒは自分の正体について知らない。お前達を偽っていた訳ではない」
全てを知っていたのはヒズミを初めとする一部の人間だけだ。
竜王の力を使えないアサヒが矢面に立たないように、ヒズミ達は慎重に彼を見守ってきた。
「アサヒはこれから……」
どうするのだろう、と言いかけてカズオミが口をつぐむ。
……竜王になるしかないだろう。
だが、それをアサヒ自身が受け入れるだろうか。
ヒズミは寝台に横たわったアサヒの寝顔を見下ろした。
竜王の記憶はどこまでアサヒに影響を与えるのだろう。そもそもアサヒは孤児になる前の記憶が曖昧になっているようである。ミツキに比べれば側にいなかったとはいえ、兄であるヒズミのことを忘れるくらいだ。
不安に思いつつも、それを極力顔には出さずにヒズミは静かにアサヒの目覚めを待った。
これは夢の中だとアサヒはぼんやり考えた。
セピア色ににじんだ景色の中でブランコを揺らす。
鉄やコンクリートで固められた道路と、整えられた植木に囲まれたむき出しの地面。どこか懐かしい風景。
ここはどこだろう。
地球にいた頃は自分はどんな名前だったのだろう。
思い出せない。
不意に、アサヒは膝の上に黒っぽい小さな生き物が乗っていることに気付く。ヤモリだ。過去と現在をつなぐ、アサヒの相棒。
『……あの程度で気を失うなど修行が足りんぞ、我が半身よ』
「んなこと言ったって、俺は竜王の魔術を使うのは初めてだぞ」
夢の中だからか違和感なくヤモリと会話して、一拍後にアサヒはおかしいと気付く。
「あれ? お前って話せたの?」
『失敬な。話せるに決まっている。今までは汝が未熟ゆえ、うまく波長が合わなかったのだ』
「未熟で悪かったな」
ヤモリに指摘されてアサヒはふてくされる。
蓋を開けてみればなんという事も無い。アサヒは炎の竜王でありながら、家族を失った事件のせいで炎を恐れていた。
過去と向き合う事がずっとできないでいた。
その恐れが竜王の覚醒を遅らせていたのだ。
「ああ、そういえばユエリをどうしよう」
勢いで何度か助けてしまった少女について考える。
このまま牢屋に戻せば、いずれ彼女は処刑されてしまう訳で。
助けたのに結局死なせてしまったら後味が悪い。
『……何を悩む必要がある。あの娘が気に入ったのなら食ってしまえば良いではないか』
「はい?」
『柔らかくてうまそうだ』
「ちょっと待て」
お前は人間を食べないだろうと、言おうとしたアサヒだったが、ヤモリがどんどん大きくなるのに気付いて悲鳴を上げた。
巨大化したヤモリに押し潰されそうになる。
「おいヤモリ!」
窒息しそうになり、ヤモリを振り払おうとして、アサヒは夢から覚めた。
「ぶっ」
顔に張り付いたヤモリをひっぺがして床に捨てる。
「あー、死ぬかと思った」
一人言を言ってから我に返る。
なぜか目の前にはヒズミ、カズオミ、ハルトがいて呆れた顔でアサヒを見ていた。
「アサヒ!」
気を失っているだけのようだ。
呼吸にあわせて上下する胸の動きを見て安心する。動かないアサヒの身体の上に、小さな蜥蜴の姿をした竜、アサヒはヤモリと呼んでいた、がよじ登っている。ヤモリは不思議そうにアサヒの頬をツンツンしていた。
ヤモリを落とさないように、ヒズミは慎重にアサヒの身体を抱え上げる。
近くには灰色の囚人服を着たユエリも倒れていた。
彼女をどうしたものか、少し考える。
「……ヒズミ様、ユエリを殺さないでください! お願いします!」
三等級のカズオミ・クガが懇願するように言う。
ヒズミは、カズオミがどちらかというと巻き込まれた側だろうと推測している。ユエリが心配というよりは、アサヒの気持ちを考えて言っているのだろう。
「今すぐどうこうするつもりはない。彼女の身柄を移動するのを手伝ってくれるか、カズオミ・クガ」
そう頼むと、カズオミは緊張した面持ちで頷いた。
カズオミにユエリを背負わせると、ヒズミは城の中へ入る。
「俺も一緒に行ってもいいでしょうか」
「構わん」
ハルト・レイゼンがおずおずと聞いてくるのを、ヒズミは簡単に許可した。どのみち、アサヒが信を置いている彼等には真実を知る権利がある。
平常時、夜の城で仕事をしている者は少ない。だが今は、アウリガの侵略の騒ぎで状況確認のため兵士達が城を駆け回っていた。
彼等はヒズミに頭を下げて通り過ぎる。
王城の一階の奥に進むと、王族以外立ち入り禁止のエリアがある。
ヒズミはその手前の空き部屋にユエリを寝かせるように指示した。
「ヒズミ様、ここから先は……」
「特別に許可しよう。だが、この先で目にし、耳にしたことは城の外で話してはならない」
立ち入り禁止エリアを前に躊躇するカズオミとハルトにそう声を掛け、ヒズミはアサヒを抱えたまま進む。扉には、王族の紋章でありピクシスの国旗でもある、星と炎を組み合わせた意匠が刻まれている。両手がふさがっているヒズミは、ハルトにその扉を開けさせた。
扉の向こうには、まるで遺跡の通路のような古い石壁に囲まれた空間が広がる。城は古くは竜王と竜王に仕える巫女の祭祀の場だったので、その名残だ。
城の奥には竜の巫女が必ず一人、竜王のサポートのために待機することになっている。
ヒズミ達の入室に気付いて、白い巫女服を着た女性が振り返った。
背が低くアサヒ達と同年代に見える、黒髪に薄紫の瞳の清楚な女性だ。彼女の名前はスミレという。
「……天から炎が降ったのを見ました。竜王が目覚めたのですね」
スミレはそう言ってヒズミの腕の中で気を失っているアサヒを見る。
部屋の隅には大きな寝台が用意されている。
ヒズミはその寝台の上にアサヒを降ろした。すぐに巫女のスミレが水や布巾を持ってきて、気を失ったままのアサヒの世話を始める。
「アサヒは……炎竜王様、なんですか?」
立ってその様子を見ていたカズオミが震える声で尋ねる。
隣のハルトも口には出さないが同じ疑問を持っているようだ。
「そうだ」
「!!」
「真の竜王が誰か明らかにしないために、私は噂を操作して自らが炎竜王だと思われるように振る舞っていた。そして、誤解の無いように言っておくがアサヒは自分の正体について知らない。お前達を偽っていた訳ではない」
全てを知っていたのはヒズミを初めとする一部の人間だけだ。
竜王の力を使えないアサヒが矢面に立たないように、ヒズミ達は慎重に彼を見守ってきた。
「アサヒはこれから……」
どうするのだろう、と言いかけてカズオミが口をつぐむ。
……竜王になるしかないだろう。
だが、それをアサヒ自身が受け入れるだろうか。
ヒズミは寝台に横たわったアサヒの寝顔を見下ろした。
竜王の記憶はどこまでアサヒに影響を与えるのだろう。そもそもアサヒは孤児になる前の記憶が曖昧になっているようである。ミツキに比べれば側にいなかったとはいえ、兄であるヒズミのことを忘れるくらいだ。
不安に思いつつも、それを極力顔には出さずにヒズミは静かにアサヒの目覚めを待った。
これは夢の中だとアサヒはぼんやり考えた。
セピア色ににじんだ景色の中でブランコを揺らす。
鉄やコンクリートで固められた道路と、整えられた植木に囲まれたむき出しの地面。どこか懐かしい風景。
ここはどこだろう。
地球にいた頃は自分はどんな名前だったのだろう。
思い出せない。
不意に、アサヒは膝の上に黒っぽい小さな生き物が乗っていることに気付く。ヤモリだ。過去と現在をつなぐ、アサヒの相棒。
『……あの程度で気を失うなど修行が足りんぞ、我が半身よ』
「んなこと言ったって、俺は竜王の魔術を使うのは初めてだぞ」
夢の中だからか違和感なくヤモリと会話して、一拍後にアサヒはおかしいと気付く。
「あれ? お前って話せたの?」
『失敬な。話せるに決まっている。今までは汝が未熟ゆえ、うまく波長が合わなかったのだ』
「未熟で悪かったな」
ヤモリに指摘されてアサヒはふてくされる。
蓋を開けてみればなんという事も無い。アサヒは炎の竜王でありながら、家族を失った事件のせいで炎を恐れていた。
過去と向き合う事がずっとできないでいた。
その恐れが竜王の覚醒を遅らせていたのだ。
「ああ、そういえばユエリをどうしよう」
勢いで何度か助けてしまった少女について考える。
このまま牢屋に戻せば、いずれ彼女は処刑されてしまう訳で。
助けたのに結局死なせてしまったら後味が悪い。
『……何を悩む必要がある。あの娘が気に入ったのなら食ってしまえば良いではないか』
「はい?」
『柔らかくてうまそうだ』
「ちょっと待て」
お前は人間を食べないだろうと、言おうとしたアサヒだったが、ヤモリがどんどん大きくなるのに気付いて悲鳴を上げた。
巨大化したヤモリに押し潰されそうになる。
「おいヤモリ!」
窒息しそうになり、ヤモリを振り払おうとして、アサヒは夢から覚めた。
「ぶっ」
顔に張り付いたヤモリをひっぺがして床に捨てる。
「あー、死ぬかと思った」
一人言を言ってから我に返る。
なぜか目の前にはヒズミ、カズオミ、ハルトがいて呆れた顔でアサヒを見ていた。
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