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第1話 転生

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俺は御神 蓮。20歳。
東京の大学に通っている。
彼女なし。因みに童貞ではない。
高校の頃は彼女がいた。
大学進学が決まり、疎遠となり自然消滅。
本当はまだ好きだけど、大学のレポートやバイトに追われ会えなくなってしまった・・・。

まあ、仕方ないよな・・・。

今日は久しぶりに時間が取れたので、秋葉原に行く所だ。
何を隠そう(全く隠してないが)俺はアニメとかラノベとか好きなオタクだ。
オタクと言っても、秋葉原に通いつめている方々に比べたらオタクとは言えないかもしれないけどね。

そして、俺は秋葉原に着く。
やっぱりいいな。
ここに足を踏み入れるだけでワクワクするな!
一通り、秋葉原を満喫し、俺は大通りの道路で信号待ちをしていた。
ふと、目の前を見ると懐かしい顔が・・・。

そう、別れた元カノだ。
あの子も俺と一緒でアニメとかゲームとか好きでオタク度は俺よりも上だった。
付き合ったきっかけもアニメの話で盛り上がって仲良くなって・・・って感じだったからな。

俺が元カノを見ていると、あちらも俺に気付いたようで小さく手を振ってくれた。
あの時と変わらぬ笑顔で・・・。
その笑顔にドキッとする俺。
やっぱりまだ好きだったんだな・・・。

信号が青になり、こちらに走ってくる元カノ。

しかし、その時だった・・・。

「危ない!!」
誰かが叫ぶ。
1台の車が赤信号にも関わらずスピードを落とさず突っ込んでくる!!
俺は何故か、その車が明らかに元カノを狙ってるように見えた。

そして、俺は無意識に走った。

もう、失いたくないから?
俺の中に眠る正義感からか?
気づいた時には俺は元カノを突き飛ばしていた。


そして、俺は死んだ。


「れ、蓮くん!!
なんで・・・?嫌だよ・・・折角会えたのに・・・!
ずっと・・・今でも好きだったのに・・・!
起きてよ!!嫌だよ!!また私の傍にいてよ!!
うわァァァァァァァァん!!!!」

俺のこと・・・まだ好きでいてくれたのか・・・
嬉しい・・・でも・・・俺は・・・


そして、俺の意識はそこで途切れた・・・


次に意識が戻った時、目の前には白い空間が広がっていた・・・。
ん?何で意識があるの?
俺助かったのか・・・?


「助かってないわよー。」
「へ?」
「貴方は見事に死んじゃったわよ!
まあ、あのスピードじゃ普通死ぬわよね!」
「そうか、やっぱり死んだのか・・・
って、誰だ!?」
「私?私は死を司る神よ!」
「死を司るって・・・まさか死神か!?」
「あんなのと一緒にしないで!
私は死の管理人って言ったところかしら?
人ではないけどね!!」
「はあ・・・。」
「ところで・・・貴方良くやったわね!」
「は?」
「貴方の元カノを助けたじゃない!」
「え、ああ、まあそうですね。」
「貴方のお陰であの子が死なずに済んだわ!
あの子は将来の地球にとって重要な人物なのよ!」
「え!?マジで!?」
「マジで!
何十年後、物凄い天才科学者が現れて、あらゆる病気を治してくれる薬を開発するのよ!」
「それが元カノなのか!?」
「違うわよ!
あの子はその科学者の母親よ!
あの子がいなければ、その科学者は生まれないでしょ!」
「あ、なるほど。」
「その事実を知った死神達が今のうちにと、あの子を殺そうとしたのよ!」
「あ、だからあの車はおかしかったのか!
確実に狙ってたもんな!
え、じゃあこれからも死神に狙われ続けるんじゃ・・・!」
「大丈夫よ!
貴方が死んだ後、他の神が守護神として守ってくれてるわ!」
「そうか・・・良かった・・・!」
「貴方のお陰よ!」
「へ?何で?」
「私達もまさか死神達が狙ってるなんて思ってなかったから対応が遅れたのよ!
貴方が助けてくれてこっちも助かったわ!!」
「じゃあ、俺は結構名誉ある死だったんだな。」
「そうね!
貴方の名誉ある死のお陰で将来何千・・・いや、何億人もの人々が救われたのよ!
だから、貴方にご褒美を上げるわ!!」
「へ?」
「他の神たちも賛成してくれたわ!
今から貴方を生き返せてあげる!」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!マジで!?」
「マジで!
でも、元の世界じゃないけどね!!」
「へ!?それってどういうこと!?」
「貴方が生き返ったら色々やばいでしょ?

だから、貴方を異世界に転生させてあげるわ!」

「異世界!?」
「そうよ!貴方が生きてきた世界とは別の世界よ!
そこには魔法や魔物とかいる貴方の世界とは全く違う世界よ!」
「まじかよ!?
ホントに異世界なんてあるんだな!!
ラノベだけの話かと思ってたよ!!」
「あ、異世界知ってるんだ!
じゃあ大丈夫だね!
異世界に飛ばすだけじゃご褒美と言えないから、貴方にはレアスキルを2つプレゼントするわ!!」
「レアスキル!?
チートきたァァァァァァァ!!!」
「じゃあ、今からカードを裏返しに並べるわ。
そこから2枚取ってね。
書いてあったスキルをプレゼントするわ!」
「え!?自由に選ばせてくれないの!?」
「それじゃつまんないでしょう?
ほら、先ずは一枚目!引いて!」
俺は言われるままにカードを選ぶ。
うーん、どれがいいだろう?
スキルで人生変わりそうだしな・・・。
よし、先ずはこれだ!!

連は一枚のカードを選ぶ。

「これねー!
わあ!いいスキルね!
使いようによってはSランク冒険者にもなれるわね!!」
「え!?ホントに!?
どんなスキル!?」
「ないしょー!
スキルが開花してからのお楽しみね!」
「そんなぁ!!
開花っていつするの?」
「貴方が異世界で10歳になったら開花の儀式を行うわ。
その時に自分のスキルがわかるのよ!」
「10歳・・・って、俺二十歳だけど!?」
「転生なんだから貴方は赤ちゃんから始まるのよ?」
「ええ!?まじかよ!!」
「マジだよ!
さあ、次を引いて!」
赤ちゃんに逆戻りとか・・・じゃあ、俺は二十歳なのにおむつをしなきゃいけないのか・・・
どんなプレイだよ!!
くっ、歩けるようになったらすぐにトイレをマスターしてやるからな!
さあ、次を引くか・・・
どれにしよう・・・
ん?何だ?
一枚だけ異様に邪悪なオーラを放ってるカードがあるな?

なんかこれを引いたらヤバい気がする・・・

だけど物凄く気になる!!

駄目だ!これを引いたら!
でも俺の中に眠る好奇心がこれを引けと訴えてくる!!

「えい!!」
連は好奇心に負け、そのカードを引いてしまう!!

「これね!え・・・」
「え!?」
「・・・あいつらの仕業ね・・・
こんなところで仕返ししてくるなんて・・・」
「え!?何!?やっぱりヤバいやつ引いちゃったの!?」
「やっぱりって・・・
このカードに何か感じたの?」
「なんかそのカードだけ異様なオーラを放ってて・・・
つい好奇心に負けて・・・」
「・・・好奇心に負けたんじゃないわ。
死神たちが貴方に仕返ししたのよ。」
「仕返し!?」
「貴方に邪魔された仕返しよ!
まさかこんなこと出来るなんて・・・。」
「え!?じゃあ引き直すよ!!」
「それは出来ないわ。
一度引いたカードはもう引き直せないの。
まあ、大丈夫よ。
一応最恐のスキルだし!」
「最強のスキル!?いいじゃん!!」
「まあ、あまり使わないことをオススメするわ。」
「最強なのに!?」
「あ、そろそろ産まれる時間ね!
特別にあっちの言葉はわかるようになってるから!
文字とかは勉強して!
貴方は地球を救った名誉があるから特別にアイテムボックスと女神の加護をつけてあげるわ!
じゃあ、頑張ってね!
また死んだら会いましょう!!」
「ちょっと!
まだ聞きたいことが・・・!」

そして、俺の意識はそこで途絶える・・・。



「旦那様!産まれましたよ!!
元気な男の子です!!」
「おお!クラウディア!でかしたぞ!!」
「うふふ・・・やっと会えたわね・・・
私の宝物・・・♡」

次に意識が戻ったとき、俺は美しい女性に抱かれ、ナイスミドルなおっさんとメイドさんみたいなのに囲まれていた。

そうか、俺、産まれたんだな。

「お前の名前は今日からローレンだ!
ローレン・グレーシアだ!」

ローレン?
前の名前に似てるな。
まあ、いいや。変な名前じゃないし。

そして、ローレンとしての俺の第二の人生が始まった・・・。

「さあ、ローレンちゃん!
ご飯の時間ですよー♡」
俺の新しい母親がこぼれんばかりの爆乳をさらけ出す!
なんていいおっぱいだ!
いいの!?
あ!俺赤ちゃんだから触り放題だ!!
ヒャッホウ!!

「うふふ♡ローレンちゃんはおっぱい好きね♡
いっぱい飲んで早く大きくなるのよ♡」

喜んでぇぇぇぇぇぇぇ!!
あーマジ爆乳最高!!
いつまでも揉んでられるな!
この時が一番幸せだ。
他は寝るしかやることないしな。

「お母様!産まれたのですね!」
俺が爆乳を堪能していると3人の子供が入ってくる。
誰だ?
「うふふ♡
そうよ、可愛いでしょ?
名前はローレンよ。」
「ローレン!
私がお姉ちゃんのライラよ!
ほら、お兄ちゃんのアルフレッド兄様とウィリアム兄様よ!」
「ふん、男か・・・。
まあ、家督を継ぐのは私に決まってるからな。
将来、家臣として働かせよう。」
「何を言ってるんですか。
家督を継ぐのは私ですよ!
長男だからといって必ずも家督を継ぐとは限りませんよ!」
「なんだと!!」
「こらこら、喧嘩しないの!」
「だってお母さま!!」
「それはその時決めればいいでしょう?
喧嘩をしたらローレンちゃんが泣いちゃいますよ?」
家督?
あれ?もしかして、俺は良いところの家系に産まれたのか?
やったぜ!
こんな生意気な小僧の家臣になる気はないが、お金持ちの家に生まれたからな!
将来安泰だぜ!!
レアスキルもあるし、異世界最高だな!!


そして、異世界に転生して5年が経った・・・。

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