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第10章 神の使者、魔界に降臨

第90の宴 王になるということ。

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「神の使者だと!?
巫山戯るな!
俺達を誰だと思ってんだ?
人間風情が!!」
「ただのクズどもだろう?」
「ちげーよ!!誰がクズだ!!」
「まさか、悪の組織サンダルギアの者か・・・!?」
「え!?サンダルギア・・・!?」
「くっ!サンダルギアの魔の手がここまで及んでいるとは・・・!!
この世界もそろそろ・・・」
「いやいやいや!ちげーし!!
サンダルギアって何!?悪の組織って!?
俺達はヘルライザー様の部下だ!」
「なんだ・・・違うのか・・・。くそっ・・・。」

『なんか凄く残念そう!?』



「貴様ら!
俺達はヘルライザー様の部下だぞ?
この街はヘルライザー様の領地・・・。
ここで暴れたらヘルライザー様が黙ってねえぞ!!」
「ギャハハハハ!さっさと帰れ!!」
「ヘルライザー様は次期魔王だぞ!
命が惜しければさっさと消えろ!!
人間風情が!!」

笑い出すヘルライザーの部下たち。

「そうか・・・つまり、ここで貴様らを潰せばヘルライザーに会えるというわけかァァァァァァ!!」
邪悪なオーラを放つハルト!
「何!?」
「くっくっくっ・・・それは好都合だ・・・。
ヘルライザーがいるなら自ずとバイオレットルーシーにも会えるもんなァァァ!
我が仲間たちよ・・・
暴れることを許可する・・・。

このクソ共を一蹴せよ!!」

『了解!!』

一斉に襲いかかるハルト達!
「あ、レオンは待機な。」
「何!?」
「お前の使命は・・・?」
「ぐっ!了解した・・・。」
戦えず、悔しそうなレオン・・・。
そして、わずか5分足らずで街にいたヘルライザーの部下達はハルト達によってボコボコにされ、縄で縛られる。

「ふっ!心根がクソなら強さもクソだな・・・。」

圧巻の強さを見せるハルトたち。

『ウワァァァァァァァァァ!!!』

巻き起こる街の魔族たちの歓声!
「ありがとうございます!神の使者様!!」
「助かりました!!」
「お礼に私を貴方に捧げます♡」

よし、じゃあ連絡先を・・・
いや、違う!残念だけど・・・。うう、巨乳なのに・・・!

「我が来たからには、もう貴様らはヘルライザーの魔の手から開放された。
我らがこのソフィアを魔王とし、以前の魔界に戻すことを約束しよう!!」

『え!?ソフィア様!?』
ソフィアの名前を聞くと誰もが驚く!

「ほ、本当にソフィア様だ・・・!」
「生きておられたんですね・・・!」
「良かった・・・!」

涙を流し、ソフィアの帰還を喜ぶ魔族達。

「皆、心配をかけてすまぬ・・・。
妾は憎きヘルライザーとバイオレットルーシーを倒すため、人間界より助っ人を連れてきた。
この神の使者、タナトスとその仲間たちがいれば、もう大丈夫だ!
妾が亡き父の跡を継ぎ、この魔界を昔よりも平和にして見せる!!」

『ソフィア様ァァァァァァ!!』
街の者達の士気が上がる!
先程まで死んだような顔をしていたのが嘘のようだった。

「タナトス・・・ごめん。」
「何がだ?」
「かっこつけちゃったから・・・。
私の力ではどうすることも出来ないのに・・・」
「・・・我がお前の立場でも同じことを言った。 
見ろ、皆の顔を・・・。
さっきまで死んだような顔をしていた者達が今はあんなに明るい顔をしている。
お前の言葉一つで笑顔になったんだ。
何も出来ないなんて思うな・・・。」

「・・・ありがと・・・♡」

俺の腕をぎゅっとするソフィア。
もっと胸を押し付けてもいいんだぞ?

「さてと・・・皆の者!
次期魔王のソフィアが今まで苦しい思いをしたお前達にせめてもの償いとして宴を開くと言っておる!
料理のできる者は今すぐ宴の準備に取り掛かれ!
今からこの街は次期魔王、ソフィアの領地となる!
ソフィアの命令だ!
皆!大いに盛り上がろうではないか!!」

『ウォォォォォォォォォ!!』

「ソフィア様バンザーイ!!」
「やはり、次期魔王はソフィア様しかいないな!!」

「タナトス・・・。」
「これでお前は次期魔王になるしかなくなった。
あとは俺に任せろ・・・。」

「!!!」

ソフィアは驚いた表情を見せるがすぐにハルトに顔を赤くして言い返す。
「べ、別にしてくれなんて頼んでないんだからね!!
してくれるって言うからなるんだからね!!
・・・ありがと・・・。」

何でツンデレ?
最後の方なんて言った?
小さすぎて聞こえなかったぞ?


そして、皆宴の準備に取り掛かる。
その合間に俺は先程捕まえた奴らの元にいく。

「ということで、この街は我らが頂いた・・・。」
「そんな勝手なことが許されてたまるか!!」
「何を言ってる・・・?
我は神の使者・・・。
魔王よりも上の存在。
つまり、この領地を我のものにしても構わないだろう?」
「そんな屁理屈が通用するか!!」
「ヘルライザー様が許すわけないだろう!!」
「はっ!そんな雑魚の許しが何故必要なのだ?」
「ヘルライザー様が雑魚だと・・・!?」
「ああ、雑魚だろう?
そうだ・・・今から貴様らを開放してやろう。
その代わり、雑魚ともう一人の雑魚に報告すればよい。」
「もう一人って・・・バイオレットルーシーか・・・!?」
「そうだ・・・。奴らに伝えろ・・・。
貴様らより格上の人間がいるとな・・・。」

ハルトは真・覇王幻影剣を取り出し捕虜の魔族達に斬りつける!!

スパッ!スパッ!スパッ!スパッ!スパッ!スパッ!スパッ!

『ギャァァァァァァ!!』
捕虜達は斬られたと思い、叫ぶが実際は捕虜達の縄だけが切れる!

「し、死んたがと思った・・・!」
「くそ!俺たちを逃したことを後悔すればいい!」
「お前なんてヘルライザー様に殺されればいい!」

そう言って逃げていくヘルライザーの部下達。

「これで何の苦労もなく奴らに会えるな・・・。」
「タナトス、いいのか・・・?
あの二人がここに来てしまうぞ・・・?」
「あいつらが王都に付きそうなタイミングで奇襲をかける。
この街の者たちにはもう関わらせない方がいいだろう。」
「そうね。皆やっと笑顔になれたんだものね。」
「うん!もう悲しい顔はさせたくないもんね!!」
「そうだな。さて、俺達も手伝おう。
沢山肉を出すぞ!」

〈ガウ!?〉

「心配するな!また買ってやるから!」
全く食い意地の張ったオオカミだな・・・。

そして宴が行われる。
今までの苦労を労うように街の者は笑い、そして涙する・・・。

そして、夜になった・・・。

「お前たちはいつもどこで寝ていたんだ?」
「ヘルライザーの部下に家を壊されてしまったので・・・
ずっと外で寝てました・・・。
雨の日は簡易の屋根を作り、そこで凌いでました・・・。」
「そうか・・・じゃあ、今日からはちゃんとベットで寝たほうがいいな。」

『へ?』

「皆下がってろ!!」

レルミー達が街の者達を一旦外に避難させる!

「一体何を・・・!?」

《クリエイトアイテム!!》
ハルトがそう唱えると次々と家が出来上がる!!

『ギャァァァ!!家が次々とォォォォォ!?』
「今日からここで寝るといい。
明日からは自分たちの為に仕事をしよう。
もうヘルライザーの為に働く必要はない!
これは全て次期魔王ソフィアの命令だ!
ありがたく思えよ!!」

『ソフィア様!バンザ~~~イ!!』 

盛り上がる魔族達!

『・・・・』

その中で不満そうな顔のレルミーティ達がいた。・・・。

そして、俺達はついでに創った俺達の家に帰る。
「あとはさっきの部下たちの到着を見計らって王都に移動するだけだな。」

「ご主人様!!」
「ん?どうした?」
「何でソフィアばっかり讃えられてるのよ!!」
「は?何いってんだ?」
「全部、ご主人様のお陰なのに、なんでソフィアちゃんばっかりちやほやされてるの?」
「なんだ、そんなことか・・・くだらない。」
「くだらなくないですぅ!!
1番凄いのはぁご主人様なのにぃ、何でソフィアっちの手柄になってるんですぅ!?
ソフィアっちは何もしてないですぅ!!」
「そうにゃん!!
ソフィにゃんばっかり褒められて、1番活躍してるタニャトスは何も言われにゃいなんて、おかしいにゃん!!」
「あのなぁ・・・。」
「ソフィアもソフィアよ!!
全部ご主人様にやって貰ってるくせに調子に乗って!!」
「別に妾は調子になど・・・!」
「何が妾よ!!
大して強くもない癖に魔王気取ってるんじゃ無いわよ!!」

「!!!」
レナに強く言われ、驚くソフィア。

「おい、いい加減に・・・」
「ご主人様だって悪いのよ!!
もうすぐソフィアとお別れだからって、ソフィアばっかり優しくして!!」
「え・・・お別れ・・・?」
ソフィアが驚きの表情を見せる・・・。
「だってそうでしょう!!
貴女は魔王になるんだから、もうここでお別れでしょう!!」

「え・・・嫌よ・・・タナトスと離れるなんて・・・!
私はずっとタナトスと一緒にいるもん!!
絶対にお別れなんてしないんだから!!」

走って家から出ていくソフィア。

「あ、ソフィアお姉ちゃん!待って!!」
ミミはソフィアを追いかける!
「まて!ミミ!!」
その後を追いかけるレオン。

そして、家にはハルトとレルミーティだけが残る・・・。

「レナ・・・落ち着け・・・。」
「何よ!!
まだソフィアの味方するつもり!?」
「お前らは何もわかってないな・・・。
ずっと俺の近くにいたくせに・・・。」

『え・・・。』
四人が表情を曇らせる・・・。
「俺は誰かに褒められたり、讃えられたくてこの力を使っている訳ではない・・・。
人を助けるのが俺の使命だ。
でも、お前達が俺の事を思って言ってくれてるのはわかってる。
だから怒ったりはしない・・・。」

『・・・・』

「俺がこの街で敢えてソフィアを立てているのは、今後のことを思ってだ・・・。」
「今後のこと・・・?」
「この先、あいつが魔王になった時、必ず反発するものが出る。

お前らのようにな・・・。」

『うっ・・・!』
「だから今のうちに、少しでもあいつの仲間を増やしてやらないといけない。
ソフィアが魔王じゃないといけないと国民に思わせるためだ。
ソフィアは分かっていたぞ?」

『え・・・』

「自分は力ではどうすることも出来ないと・・・。
だから、あいつは俺に謝ってきた・・・。
自分では何も出来ないのにカッコつけたことを言ったと・・・。」
「あ、あのソフィアが・・・?」
「ああ。
でもな、あの場面ではあいつが言わないといけないんだ。
元魔王の娘であるソフィアが言うことで、街の者達は笑顔になったんだ。
俺が同じこと言ってもあそこまでは笑顔に出来ない。
それだけ元魔王の信頼は厚く・・・そして、ソフィアのプレッシャーはとてつもなくでかい・・・。」
「プレッシャー・・・?」
「元魔王の娘ってだけで信頼されている元魔王のように魔界を変えていかなければならない。
それだけソフィアにかかる魔族の期待は大きく、その分、ソフィアにプレッシャーはのしかかる。
キャラを作って威勢を張らないとソフィアはプレッシャーに押しつぶされてしまうだろう・・・。」

『・・・・』

四人は下を向いてバツの悪そうな顔をしている。
「追いかけなきゃ・・・。」
ルナが家を出ようとするが・・・。
「まて!ルナ・・・ここはミミに任せておけ。」
「ミミちゃんに・・・?だってミミちゃんは子供だよ・・・?」
「ミミなら大丈夫だろ・・・。」

『????』

一方その頃・・・。

「待ってよ!!
ソフィアお姉ちゃん!!」

ソフィアは街から少し離れたところで止まる。

「お姉ちゃん、帰ろうよ・・・。」
「・・・ねえ、ミミ。
やっぱり私は魔王になれないのかな・・・?」
「え!?」
「今までずっと、魔王になることばかり考えてた・・・。
魔王になってこの魔界を救うんだって・・・。
でもね・・・さっきレナにもうすぐお別れって言われて・・・一瞬・・・魔王になんてなりたくないって思っちゃったの・・・。

タナトスと・・・仲間の皆と離れたくない!!

でも、私がそんな我儘を言ったら、魔界の皆は・・・。」
「・・・私はお姉ちゃんに魔王になってほしいよ・・・
お姉ちゃんじゃなきゃ嫌だ!」
「ミミ・・・。」
「皆とお別れは寂しいけど、一生会えないわけじゃないもん!!
お兄ちゃんは絶対に会いに来てくれるもん!!
他の皆だって絶対に会いに来てくれるもん!!」

「・・・」

「私には好きな人とかいないからわからないけど・・・それほどお兄ちゃんのことが好きならきっとお兄ちゃんはソフィアお姉ちゃんのこと大事にしてくれるよ!!」
「・・・そうかな。」
「うん!お兄ちゃんは優しいもん!
だからね、お姉ちゃんには魔王になってもらいたいの!!
お姉ちゃんの一言で皆が笑顔になったんだよ?
だから、お姉ちゃんが1番魔王に向いてるよ!!」
「あれはタナトスの力であって、私は・・・。」

「そんなことないぞ。」

レオンが話に入ってくる。

「俺も元獣王だからな。
少し口出しさせてもらう。
王と言うのは自分一人で成り立つものではない。
側近の者、部下の者、国民・・・。
全ての者が一つになった上で成り立つものだ。
だから、お前は誰かに頼ったっていいんだ。
何もできなくたっていい。
ただ、自分の信じたものを貫き通せばいい。」

「信じたもの・・・?」

「ああ。・・・俺にも最初はあったんだ・・・。
獣人界をどこの国よりもいいところにしようと・・・。

だが、俺は道を間違えた。

金や権力に溺れ、気付いたら最悪の獣王に成り下がっていた・・・。
タナトスに会って・・・あの人にやられて・・・悪の心を抜かれ、思い出した・・・。
こんな俺に言われたくないとは思うが、少しくらいカッコつけさせてくれ。

道を間違えるな。
何時までも自分の信じた道を進め。
そうすれば、お前は立派な魔王になれる!

だってお前はあの神の使者の仲間だろう?」

「!!
ふん、ホントよ!!
最悪だった獣王に言われたくないわ!!
私はあんたと違って道を間違えないわ!!
この魔界をどこよりもいい国にするの!!
じゃないとタナトスにまた殴られちゃうもの!!」
「そうだね!お兄ちゃん、怒ると怖いもんね!!」
「あ、あれは怖いってもんじゃないぞ・・・!」

『あははははは!』

「・・・帰ろっか。」
「うん!皆待ってるよ!!」

3人は帰路につく。

「二人共・・・」

『ん?』

「ありがと・・・!」

ソフィアにお礼を言われ、にいっと笑うミミとレオン。


そして、家に着き・・・


「ただいま・・・。」
バツの悪そうな顔で帰ってくるソフィア。
「ソフィア!」
レナの声にビクッとするソフィア。
「・・・さっきは言いすぎたわ・・・
貴女の気持ちもご主人様の考えも知らないで・・・
ごめんなさい・・・。」
「私の方こそ・・・ごめんね・・・。
私・・・皆が認めてくれるような立派な魔王になるわ・・・!
だから、あと少しの間・・・また迷惑かけちゃうかもしれないけど・・・仲間でいさせてください・・・!」
涙を流して訴えるソフィア。
「当たり前よ!!
貴女は一生私達の仲間よ!!」

「うう・・・うわぁぁぁぁぁん!!」

号泣してレナに抱きつくソフィア。


こうして、また絆が深まった仲間達だった・・・。



ただ一人を除いては・・・。
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