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15.ストーカーの正体
ストーカーの正体①
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玄関を入った瞬間に強く鷹條に抱きしめられた。亜由美もその背中に手を回す。
隙間がないほどに抱かれて、自然と二人の顔が近づいた。
高鳴る鼓動と比例するように息が苦しくて何度も呼吸してしまうと、亜由美の耳にも鷹條の荒く乱れた息の音が聞こえる。
服の上からそっと胸に触れられて身体がぴくっと揺れてしまう。
「感じやすい……可愛い」
亜由美は鷹條にぎゅっと抱きついた。
「千智さんが触るから、だもん」
「ん? 俺が触ると気持ちいいの?」
こくっと亜由美は頷く。
こんな風になるのは鷹條だからだ。隙間もなくなるほど抱きしめ合いたいと思って、乱れる呼吸の音にすら興奮してしまう。
視線が絡まって顔が自然と近づいた。鷹條の熱情を含んだ視線に亜由美は目眩を起こしそうだった。
荒く乱れた呼吸と熱を持った舌が互いの口の中で緩く絡み合う。
「んっ……あ」
気づいたら、服の中に鷹條の手が入っていて、肌に直接触れられていた。
「大丈夫……? 冷たくない?」
ふるふるっと亜由美は首を横に振る。
「亜由美は暖かくて、柔らかくて気持ちいい」
鷹條にしっかりと抱きしめられていて、なのに肌に触れる指は不埒で優しい。
胸の飾りに鷹條の指先が触れた。
またぴくんと身体が揺れる。
引っかくようにされて、先端がつんと尖るのが分かる。尖ったところをきゅっとつままれた。
「……んっ……」
「しー、ここ玄関。大きな声を出したら外に聞こえる」
「あ、で……も」
「ん?」
服をするっと持ち上げられて、玄関先で素肌が空気に触れるのに背徳感を感じて、恥ずかしさに拍車がかかる。
「声、出そう?」
そう鷹條に聞かれて亜由美は顔を赤くしてこくこくと頷いた。
「じゃあ、服咥えてて」
少し強引な鷹條には胸がどきどきしてしまう。
いつもは過剰なくらいに甘くて優しいから、ちょっと強引でいじわるなのは普段見られない姿で、きっと亜由美にしか見せない。
口元に服の裾を持ってこられて、亜由美はぱくんとそれを咥えた。
頬を指の背で撫でられる。
「嫌なら嫌って言えよ?」
こくっと亜由美は頷く。
亜由美に服の裾を咥えさせるような強引なことをしておいて、鷹條は亜由美の足元に膝まづいた。
胸元に端正な顔の綺麗な唇が近づく。
──な、舐められちゃうっ……。
軽く息がかかっただけでもその先を予想してしまって、ぴくんっと身体が揺れる。
それに気づいて亜由美はさらに顔が熱くなり、鼓動が大きくなる。鷹條にまで聞こえてしまうのではないかと思うと、さらに止めることなんてできるわけがなかった。
亜由美の顔を見れば嫌なわけがないことは鷹條にも分かるだろう。
「感じやすいのも恥ずかしがってるのも、可愛いな」
ちょっとくらいのいじわるをされても、鷹條が亜由美を大事にしてくれていることは分かっていた。
──やっぱりすごく、好き。
かぷっと胸の先を咥えられて、尖ってしまった先端を口の中で舌先が舐められているのを感じる。
口に含まれている温かさと、舌の感触と両方を感じて身体から力が抜けそうだ。
亜由美の口元は服を咥えているから、じっと見つめることでしか鷹條に気持ちを伝えることができない。
ふっと笑った鷹條が亜由美の下着の中に手を入れた。その指が動かされて、濡れた感触を亜由美を伝える。
鷹條はショーツを下ろして、今度は亜由美の脚の間に顔を埋めた。
温かくて柔らかい舌が敏感なところに触れる。恥ずかしくて逃げたいのに、鷹條は逃がしてくれなくて、亜由美の背中を甘い電流のような快感が流れる。
「優しくする」
軽く囁く鷹條の吐息がかかって、太腿が震えてしまった。
「これだけでも感じる? 亜由美、本当にたまらない」
──そんなところで話しちゃ、ダメ……!
感じ過ぎて目に涙を浮かべる亜由美は首を横に振る。
隙間がないほどに抱かれて、自然と二人の顔が近づいた。
高鳴る鼓動と比例するように息が苦しくて何度も呼吸してしまうと、亜由美の耳にも鷹條の荒く乱れた息の音が聞こえる。
服の上からそっと胸に触れられて身体がぴくっと揺れてしまう。
「感じやすい……可愛い」
亜由美は鷹條にぎゅっと抱きついた。
「千智さんが触るから、だもん」
「ん? 俺が触ると気持ちいいの?」
こくっと亜由美は頷く。
こんな風になるのは鷹條だからだ。隙間もなくなるほど抱きしめ合いたいと思って、乱れる呼吸の音にすら興奮してしまう。
視線が絡まって顔が自然と近づいた。鷹條の熱情を含んだ視線に亜由美は目眩を起こしそうだった。
荒く乱れた呼吸と熱を持った舌が互いの口の中で緩く絡み合う。
「んっ……あ」
気づいたら、服の中に鷹條の手が入っていて、肌に直接触れられていた。
「大丈夫……? 冷たくない?」
ふるふるっと亜由美は首を横に振る。
「亜由美は暖かくて、柔らかくて気持ちいい」
鷹條にしっかりと抱きしめられていて、なのに肌に触れる指は不埒で優しい。
胸の飾りに鷹條の指先が触れた。
またぴくんと身体が揺れる。
引っかくようにされて、先端がつんと尖るのが分かる。尖ったところをきゅっとつままれた。
「……んっ……」
「しー、ここ玄関。大きな声を出したら外に聞こえる」
「あ、で……も」
「ん?」
服をするっと持ち上げられて、玄関先で素肌が空気に触れるのに背徳感を感じて、恥ずかしさに拍車がかかる。
「声、出そう?」
そう鷹條に聞かれて亜由美は顔を赤くしてこくこくと頷いた。
「じゃあ、服咥えてて」
少し強引な鷹條には胸がどきどきしてしまう。
いつもは過剰なくらいに甘くて優しいから、ちょっと強引でいじわるなのは普段見られない姿で、きっと亜由美にしか見せない。
口元に服の裾を持ってこられて、亜由美はぱくんとそれを咥えた。
頬を指の背で撫でられる。
「嫌なら嫌って言えよ?」
こくっと亜由美は頷く。
亜由美に服の裾を咥えさせるような強引なことをしておいて、鷹條は亜由美の足元に膝まづいた。
胸元に端正な顔の綺麗な唇が近づく。
──な、舐められちゃうっ……。
軽く息がかかっただけでもその先を予想してしまって、ぴくんっと身体が揺れる。
それに気づいて亜由美はさらに顔が熱くなり、鼓動が大きくなる。鷹條にまで聞こえてしまうのではないかと思うと、さらに止めることなんてできるわけがなかった。
亜由美の顔を見れば嫌なわけがないことは鷹條にも分かるだろう。
「感じやすいのも恥ずかしがってるのも、可愛いな」
ちょっとくらいのいじわるをされても、鷹條が亜由美を大事にしてくれていることは分かっていた。
──やっぱりすごく、好き。
かぷっと胸の先を咥えられて、尖ってしまった先端を口の中で舌先が舐められているのを感じる。
口に含まれている温かさと、舌の感触と両方を感じて身体から力が抜けそうだ。
亜由美の口元は服を咥えているから、じっと見つめることでしか鷹條に気持ちを伝えることができない。
ふっと笑った鷹條が亜由美の下着の中に手を入れた。その指が動かされて、濡れた感触を亜由美を伝える。
鷹條はショーツを下ろして、今度は亜由美の脚の間に顔を埋めた。
温かくて柔らかい舌が敏感なところに触れる。恥ずかしくて逃げたいのに、鷹條は逃がしてくれなくて、亜由美の背中を甘い電流のような快感が流れる。
「優しくする」
軽く囁く鷹條の吐息がかかって、太腿が震えてしまった。
「これだけでも感じる? 亜由美、本当にたまらない」
──そんなところで話しちゃ、ダメ……!
感じ過ぎて目に涙を浮かべる亜由美は首を横に振る。
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