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第七十話 影女
しおりを挟む病院に検査入院した際のこと。
夜中にふと目が覚めてトイレに向かい部屋に戻ると、カーテンがやけに明るい。
その日は満月だったらしいが、病院という場所柄それを満喫する気にはならなかった。
再びベッドに横たわり目を閉じるが、今度は中々寝付けない。
仕方無いと、ふと目を開け本でも読もうかとしたその時……月に照されたカーテンに長い髪の女性の影が……。
その影は何やら手招きをしているが、そんなことを気にしている場合ではない。
病室は三階。外にはベランダも通路も屋根もないのだ。
気味の悪さから病室には要られず、看護師に頼み込み待ち合い室で過ごすことになった……。
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