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第十六話
近侍見習い再開! 次は美容系、ムササビの五能は活かせるか?!
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(……28、29、ラスト30、と)
フーッ、と大きく息を吐き出した。俺は今、腹筋と背筋、スクワットと腕立て伏せを終えたところだ。時刻は午前五時過ぎ。早めに起きてストレッチをしてから始めた。内緒だけど、運動用の服が用意されてないもんで、素っ裸な。あっ! そうそう、洗濯機は洗面所に備え付けのがあって。勿論乾燥機付きのな、洗濯も自分で出来るから便利だ。使い方もあっちの世界と変わらんし。リアンがさ、例によって眼鏡のエッジに右手をやりながら『洗濯もの、出してください』なんて言われてホイホイ出す訳ないじゃんなぁ? 恥ずかしい。
全身汗びっしょりだし、偉く疲れた。これだけの事で疲労困憊するようじゃ、相当に体力が落ちてるよなぁ。そりゃ元々筋骨逞しい体つきじゃなかったけどさ。筋力が衰えて学生の内からメタボになったり、歳取ってから骨粗鬆症なんかにならないように……てのは表向きの理由で。本当はこれ以上弟に差をつけられないように細やかな努力ってやつなんだけどさ。普段から早足でよく歩く事、ほぼ毎晩のようにストレッチと腹筋背筋腕立てスクワット、やってたもんな。
まずは体力を戻す事から始めないと。さてと、シャワー浴びてこよう。
もう、かすかにしか残っていないけど、王子の痕跡が残る右の首筋。思い出す度にその部分が火照る気がする。そして雫型のペンダントが俺に無限の勇気を与えてくれる。頑張って、王子の傍にいる事を許される転移者になるぞ! 近衛兵大将さんとやらみたいに!!! ムササビの五能を活かしてやるぜ! だってさだってさ、今回は王子のヘアメイク、ネイル、エステ、衣装選びの見習いだっていうからさ。ネイルは少しかじったし。美容室のアシスタントのバイト、三カ月くらいやってた事あるんだ。首や肩を揉んだり髪を洗ったり、乾かしたりは経験した事あるからさ。少しは呑み込み早そうじゃん!
ホーッ、毎度思うけど、浴室は高級ホテルみたいだ。ほら、部屋にお洒落で豪華な個室風呂がある感じの。ボディーソープやシャンプーにトリートメント、これ恐らくハーブや蜂蜜を主成分にした手作りだと思う。小説に書きたくて手作り石鹸やシャンプーなんかの体験教室に何度か足を運んだ事あるんだ。恐らく、そうだ。こういうの作る担当もいいよなぁ。
さて、しっかり清潔にして、近侍見習い再開を迎え討たないとな。昨日は結局、リアンが昼食と夕食を運んで来て。食べてゆっくり寝るように言われただけだったけど。今日からまた近侍見習いが始まる! 一日も早く、ここに慣れて王子の役に立てるようになるぞ!
浴室から出て、髪を乾かす、と。タオルも肌触り最高だよなぁ。洗濯機自体は使い方は変わら無いけど機能はもっと進化しているとみた。まぁ、洗剤とか柔軟剤とかも自然派っぽいし、そっちも進化してるんだろうけど。さて、王子が気に入ってくれた漆黒の艶髪、目指さないとな。てか、髪伸びるの早っ! もう肩より下に伸びてるし。両脇をたゆませて、後ろに緩ーく見えるように縛る、これが王子のお好みだったな。本当に緩く縛ったら取れちゃうから、と。緩く見せるように縛る。あ、縛るのは普通の黒いゴムな。
そして化粧水をたっぷりつけて。乳液と、昼間は日焼け止め、と。眉は夕べ整えたばかりだし、髭は……生えなくなったなぁ。なんだかあっちの世界にいる時よりも身だしなみに気を遣ってるよな、俺。
見習い用の白装束(笑)に着替えて、と。王子から頂いた『オーロラの涙』をかけて懐深くしまい込む。今見た感じ、ブルートパーズみたいにクリアな淡い青色だった。さて、リアンが来るまでまだ一時間ほど時間がある。せっかくだからパソコンを立ち上げてみよう。気になっていた王子の瞳、宝石について調べてみたいしな。パソコン、見た目はあっちの世界と変わらない感じだなぁ。この下に、IDとパスワードをがある、と。あ! あった。普通に白い紙に黒字のボールペン、かな。何々?
ID:838477884838
パスワード:isekaichannel888
ん? パスワードが笑えるやん。お! 来た来た! んー見た感じあっちの世界とパソコン画面も変わらん感じするなぁ。取り合えず、「色が変わる宝石、カラーチェンジジュエリー」で検索してみよう! あ、出てきた出てきた。『オーロラの涙』ヒット、でも王子の瞳の色の変化は……そうそうこれこれ『アレキサンドライト』。白熱灯や蝋燭の灯りでは赤に、陽の光では暗緑に。……緑にも変化するけど、でも赤からロイヤルブルーに変化する、ていう方がしっくりくるんだよなぁ。……あ! これだ! 深紅からロイヤルブルーに、時に光の加減で二色が絶妙に混じり合って見えたり、菫色に見える時もある。「ベキリーブルーガーネット」っていう宝石らしい。これだ! これが一番、王子の瞳を表現するのに相応しい宝石だ!
トントントン、いきなりドアノックの音だ。あれ? もう一時間経った? いや、約束の時間まであと50分あるじゃん、何か緊急事態かな?
「リアンです。急にすみません。どうしても、美容担当の二人が早めにあなたに挨拶したい、というもので」
ドアの向こうでリアンの声。急に鼓動がドキドキ波打ち始めた。何だ? いきなり。でももうその二人、来てるんだろ? そこに。断れる訳ないやんなぁ? これ、断ったら心証悪くなるよな、絶対。急いでパソコンをシャットダウンして、と。
「はい、大丈夫です。どうぞ」
と声をかけながらドアに近付いた。
「失礼します。突然すみませんね」
と申し訳なさそうなリアン。へぇ? こんな表情も出来るんだ。
「初めまして! 突然悪いね。僕は Nathanael。彼は与える、て意味がある。殿下のヘアメイクとネイル、ファッション全般を担当してる」
な、何だ? リアンの後ろからヒョッコリと顔を出したのは、ヒョロッと背が高く、グレーのスーツに身を包んだ……蛍光ブルーのド派手な髪を肩の辺りで縦ロールにして揃えている。ぱっちりとした蛍光オレンジの瞳だ。
「初めまして。僕はJeremiah。神の喜び、という意味がある。殿下のエステと香水選びを担当している」
その後ろから顔を出したのは、ナサニエルとかいう男と瓜二つの顔、背丈、服装の男。違うのは髪の色がド派手な蛍光ピンク、瞳の色が蛍光グリーンである事だけだ。二人ともリアンの前にしゃしゃり出て、腕組みをして俺を見据える。偉そうな奴らだな、なんかムカつくわ。にしてもあの髪、カツラじゃねーのかなぁ。
「何だか体弱そうだね、そんなんで殿下の近侍になれんの?」
とあからさまに上から目線で言い放つジェレミア。は? 何だよいきなり失礼だなこのピンク頭!
「僕たちは双子で、以心伝心で通じ合いながら王子の美容を担当しているんだ。失礼だけど、君には出来そうにないね」
憮然として言い切るナサニエル。はぁ? 何だよ蛍光ブルー、その決めつけ系は!? さて、俺、どう出る???
フーッ、と大きく息を吐き出した。俺は今、腹筋と背筋、スクワットと腕立て伏せを終えたところだ。時刻は午前五時過ぎ。早めに起きてストレッチをしてから始めた。内緒だけど、運動用の服が用意されてないもんで、素っ裸な。あっ! そうそう、洗濯機は洗面所に備え付けのがあって。勿論乾燥機付きのな、洗濯も自分で出来るから便利だ。使い方もあっちの世界と変わらんし。リアンがさ、例によって眼鏡のエッジに右手をやりながら『洗濯もの、出してください』なんて言われてホイホイ出す訳ないじゃんなぁ? 恥ずかしい。
全身汗びっしょりだし、偉く疲れた。これだけの事で疲労困憊するようじゃ、相当に体力が落ちてるよなぁ。そりゃ元々筋骨逞しい体つきじゃなかったけどさ。筋力が衰えて学生の内からメタボになったり、歳取ってから骨粗鬆症なんかにならないように……てのは表向きの理由で。本当はこれ以上弟に差をつけられないように細やかな努力ってやつなんだけどさ。普段から早足でよく歩く事、ほぼ毎晩のようにストレッチと腹筋背筋腕立てスクワット、やってたもんな。
まずは体力を戻す事から始めないと。さてと、シャワー浴びてこよう。
もう、かすかにしか残っていないけど、王子の痕跡が残る右の首筋。思い出す度にその部分が火照る気がする。そして雫型のペンダントが俺に無限の勇気を与えてくれる。頑張って、王子の傍にいる事を許される転移者になるぞ! 近衛兵大将さんとやらみたいに!!! ムササビの五能を活かしてやるぜ! だってさだってさ、今回は王子のヘアメイク、ネイル、エステ、衣装選びの見習いだっていうからさ。ネイルは少しかじったし。美容室のアシスタントのバイト、三カ月くらいやってた事あるんだ。首や肩を揉んだり髪を洗ったり、乾かしたりは経験した事あるからさ。少しは呑み込み早そうじゃん!
ホーッ、毎度思うけど、浴室は高級ホテルみたいだ。ほら、部屋にお洒落で豪華な個室風呂がある感じの。ボディーソープやシャンプーにトリートメント、これ恐らくハーブや蜂蜜を主成分にした手作りだと思う。小説に書きたくて手作り石鹸やシャンプーなんかの体験教室に何度か足を運んだ事あるんだ。恐らく、そうだ。こういうの作る担当もいいよなぁ。
さて、しっかり清潔にして、近侍見習い再開を迎え討たないとな。昨日は結局、リアンが昼食と夕食を運んで来て。食べてゆっくり寝るように言われただけだったけど。今日からまた近侍見習いが始まる! 一日も早く、ここに慣れて王子の役に立てるようになるぞ!
浴室から出て、髪を乾かす、と。タオルも肌触り最高だよなぁ。洗濯機自体は使い方は変わら無いけど機能はもっと進化しているとみた。まぁ、洗剤とか柔軟剤とかも自然派っぽいし、そっちも進化してるんだろうけど。さて、王子が気に入ってくれた漆黒の艶髪、目指さないとな。てか、髪伸びるの早っ! もう肩より下に伸びてるし。両脇をたゆませて、後ろに緩ーく見えるように縛る、これが王子のお好みだったな。本当に緩く縛ったら取れちゃうから、と。緩く見せるように縛る。あ、縛るのは普通の黒いゴムな。
そして化粧水をたっぷりつけて。乳液と、昼間は日焼け止め、と。眉は夕べ整えたばかりだし、髭は……生えなくなったなぁ。なんだかあっちの世界にいる時よりも身だしなみに気を遣ってるよな、俺。
見習い用の白装束(笑)に着替えて、と。王子から頂いた『オーロラの涙』をかけて懐深くしまい込む。今見た感じ、ブルートパーズみたいにクリアな淡い青色だった。さて、リアンが来るまでまだ一時間ほど時間がある。せっかくだからパソコンを立ち上げてみよう。気になっていた王子の瞳、宝石について調べてみたいしな。パソコン、見た目はあっちの世界と変わらない感じだなぁ。この下に、IDとパスワードをがある、と。あ! あった。普通に白い紙に黒字のボールペン、かな。何々?
ID:838477884838
パスワード:isekaichannel888
ん? パスワードが笑えるやん。お! 来た来た! んー見た感じあっちの世界とパソコン画面も変わらん感じするなぁ。取り合えず、「色が変わる宝石、カラーチェンジジュエリー」で検索してみよう! あ、出てきた出てきた。『オーロラの涙』ヒット、でも王子の瞳の色の変化は……そうそうこれこれ『アレキサンドライト』。白熱灯や蝋燭の灯りでは赤に、陽の光では暗緑に。……緑にも変化するけど、でも赤からロイヤルブルーに変化する、ていう方がしっくりくるんだよなぁ。……あ! これだ! 深紅からロイヤルブルーに、時に光の加減で二色が絶妙に混じり合って見えたり、菫色に見える時もある。「ベキリーブルーガーネット」っていう宝石らしい。これだ! これが一番、王子の瞳を表現するのに相応しい宝石だ!
トントントン、いきなりドアノックの音だ。あれ? もう一時間経った? いや、約束の時間まであと50分あるじゃん、何か緊急事態かな?
「リアンです。急にすみません。どうしても、美容担当の二人が早めにあなたに挨拶したい、というもので」
ドアの向こうでリアンの声。急に鼓動がドキドキ波打ち始めた。何だ? いきなり。でももうその二人、来てるんだろ? そこに。断れる訳ないやんなぁ? これ、断ったら心証悪くなるよな、絶対。急いでパソコンをシャットダウンして、と。
「はい、大丈夫です。どうぞ」
と声をかけながらドアに近付いた。
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と申し訳なさそうなリアン。へぇ? こんな表情も出来るんだ。
「初めまして! 突然悪いね。僕は Nathanael。彼は与える、て意味がある。殿下のヘアメイクとネイル、ファッション全般を担当してる」
な、何だ? リアンの後ろからヒョッコリと顔を出したのは、ヒョロッと背が高く、グレーのスーツに身を包んだ……蛍光ブルーのド派手な髪を肩の辺りで縦ロールにして揃えている。ぱっちりとした蛍光オレンジの瞳だ。
「初めまして。僕はJeremiah。神の喜び、という意味がある。殿下のエステと香水選びを担当している」
その後ろから顔を出したのは、ナサニエルとかいう男と瓜二つの顔、背丈、服装の男。違うのは髪の色がド派手な蛍光ピンク、瞳の色が蛍光グリーンである事だけだ。二人ともリアンの前にしゃしゃり出て、腕組みをして俺を見据える。偉そうな奴らだな、なんかムカつくわ。にしてもあの髪、カツラじゃねーのかなぁ。
「何だか体弱そうだね、そんなんで殿下の近侍になれんの?」
とあからさまに上から目線で言い放つジェレミア。は? 何だよいきなり失礼だなこのピンク頭!
「僕たちは双子で、以心伝心で通じ合いながら王子の美容を担当しているんだ。失礼だけど、君には出来そうにないね」
憮然として言い切るナサニエル。はぁ? 何だよ蛍光ブルー、その決めつけ系は!? さて、俺、どう出る???
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