114 / 186
【閑話】日光観光での目撃証言
しおりを挟む**********
【西洋レストランスタッフの場合】
「礼儀正しいお二人連れでしたね。高校生なんですか?」
「メニューとにらめっこしている姿は可愛らしかったですねぇ」
「そうですね。同じメニューをご注文されていて」
「本当に美味しそうに召し上がってくださるので微笑ましかったですよ」
「思わず声をかけてしまいましたが、お話を聞いてくださったのが嬉しかったですねぇ」
「私も声をかけたかったです」
「本当に、仲睦まじいお二人でしたね」
**********
【女子高生二人組の場合】
「最初、イケメン二人組が居るなって思って」
「そうそう。そうしたら人の流れから離れるから」
「ね。具合が悪いのかなって近付いたのよね」
「なんだか少し警戒されちゃったけど」
「でも、茶髪の人が黒髪の人を凄く心配してるのはよーく分かったわよね」
「思わずホテルのお部屋貸しましょうか、なんて言っちゃったものね」
「後で聞いたら、宿泊者以外はお部屋に入れないんだって聞いて、かえって悪いことしちゃったかしらと思ったわ」
「でもすぐにお部屋取ってたわよねぇ」
「愛よね、きっと」
「間違いないと思うわ」
**********
【女子大生二人組の場合】
「ラウンジでイケメンが一人でコーヒー飲んでるからナンパしてやれと思ったのよねぇ」
「いけると思ったわよねぇ」
「途中まではね」
「まさかあんな王子さまが居るなんて予想してなかったもの」
「ちょっともうラブラブ過ぎてあてられちゃったわ」
「醸し出す空気が違ったわよね」
「近寄るなオーラ半端なかったわ」
「あれは勝ち目ないわよねぇ」
「何も言わずに引き下がるしかないわよねぇ」
「ねぇー。あんな濃厚なキスシーン見せられたらねぇ」
「そうよねぇー」
**********
【駅で出迎えた某主従の場合】
「とうとう付き合い始めたのかと思ったわ」
「違いましたね」
「だって、ラブラブ全開だったじゃない!」
「わたしもそう思いました」
「以前から執着はしていると思っていたけれど、あれでまだ付き合ってないなんて詐欺だわ……」
「わたし、以前あからさまに牽制されましたよ……」
「どっちも美人だから横から取られるという可能性もあるけれど……」
「いえ。あのお二人に限ってそれはないと思います」
「言いきれる?」
「はい。自覚していらっしゃらないだけで、相思相愛だと思われます」
「見てるこっちが焦れったいわね」
「本当に」
0
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
壁穴奴隷No.19 麻袋の男
猫丸
BL
壁穴奴隷シリーズ・第二弾、壁穴奴隷No.19の男の話。
麻袋で顔を隠して働いていた壁穴奴隷19番、レオが誘拐されてしまった。彼の正体は、実は新王国の第二王子。変態的な性癖を持つ王子を連れ去った犯人の目的は?
シンプルにドS(攻)✕ドM(受※ちょっとビッチ気味)の組合せ。
前編・後編+後日談の全3話
SM系で鞭多めです。ハッピーエンド。
※壁穴奴隷シリーズのNo.18で使えなかった特殊性癖を含む内容です。地雷のある方はキーワードを確認してからお読みください。
※No.18の話と世界観(設定)は一緒で、一部にNo.18の登場人物がでてきますが、No.19からお読みいただいても問題ありません。
新しいパパは超美人??~母と息子の雌堕ち記録~
焼き芋さん
BL
ママが連れてきたパパは超美人でした。
美しい声、引き締まったボディ、スラリと伸びた美しいおみ足。
スタイルも良くママよりも綺麗…でもそんなパパには太くて立派なおちんちんが付いていました。
これは…そんなパパに快楽地獄に堕とされた母と息子の物語…
※DLsite様でCG集販売の予定あり
男の子たちの変態的な日常
M
BL
主人公の男の子が変態的な目に遭ったり、凌辱されたり、攻められたりするお話です。とにかくHな話が読みたい方向け。
※この作品はムーンライトノベルズにも掲載しています。
僕が玩具になった理由
Me-ya
BL
🈲R指定🈯
「俺のペットにしてやるよ」
眞司は僕を見下ろしながらそう言った。
🈲R指定🔞
※この作品はフィクションです。
実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
※この小説は他の場所で書いていましたが、携帯が壊れてスマホに替えた時、小説を書いていた場所が分からなくなってしまいました😨
ので、ここで新しく書き直します…。
(他の場所でも、1カ所書いていますが…)
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる