峰打ち攻撃兵の英雄伝

マサ

文字の大きさ
上 下
80 / 131
Episode Denor(デノール)

〜4話€各々の態勢~

しおりを挟む
コアを使った能力の具現化により、圧倒的な武力を手にしたデノール国家防衛軍は1期生を中心に他国を侵略するようになった

そして他国に乗り込む際にデノールが来たと分からせるためにコアの色を紫色に統一した

アルドロン「アンブローズ、まずはこの国を攻めれば良いんだな?」

アンブローズ「はい、いくらデノールの次に大きいジストン国家と言えど、他の1期生を含めた我々15人で攻めれば一溜りもないでしょう」

ルギン「その国家侵攻に我々も同行させてはもらえないでしょうか?」

ガンガレン「俺も早く戦いたくってウズウズしてるんだ!良いだろ?ガッハッハッ」

アンブローズ「あなた達は2期生の…」

ルギン「棘使いのルギンと」

ガンガレン「岩石使いのガンガレンだ」

アンブローズ「では、今度の戦いであなた達の技量を見るとしましょう…良いですか?アルドロンさん」

アルドロン「かまわん、好きにしろ」

ルギン「ありがとうございます…」

ルギンもシーマに言われた通り、アルドロンら幹部に近づき情報を得ていた

能力の有無で戦況は完全にデノール側に傾いたまま、各国を侵略していくデノール国家
その中心にいたのは1期生のアルドロンとアンブローズ、そしてその考えに素直に賛成していたのが3期生のガイアール、ザラン、メディックなことが分かった
そして防衛軍統括のドランをも操り、防衛軍や国民達に国家侵攻の片棒を担がせていた

ルギンは国の内情をシーマに報告しながらも、ガンガレンと共に国家侵攻の中心部隊に参加していた

アンブローズの指示で使えない者を中心部隊から即座に外し、志願してきた者を次の国家侵攻の際に中心部隊と共に戦わせ、より強い兵士を残していった

その結果、わずか1年でデノール最強の9人を幹部とした国家侵攻の中心部隊が完成していた


デノール国家防衛軍-幹部

リーダー:アルドロン
サブリーダー:アンブローズ
サブリーダー:マーリン
戦闘員:ガンガレン
戦闘員:ルギン
戦闘員:ガイアール
戦闘員:ザラン
戦闘員:メディック
移動兼戦闘員:ジャヴァ


そして…この4人の準備もついに…

シンジ「よし…何回もシュミレーションはしてきた…」

ゲンブ「あとはこれをいつ決行するかだな…」

シンジ「あぁ…それを間違えれば4人ともここで死んじまう…」

シホ「リカコさん…こんなことに巻き込んじゃってごめんね?今ならまだ引き返せるのよ?」

リカコ「いえ!私は3人が大好きなので!今までの3人と作戦を考えたり試行錯誤する日々はとっても楽しかったです!!」

ゲンブ「リカコさんは俺が絶対に守りますから、安心してシホさんといてください」

リカコ「ふふ、頼もしいねゲンブくん」

シホ「そういえば2人はまだ付き合ってないの?」

シンジ「おいシホ!」

シホ「だって気になるじゃない、2人で話してたり一緒にいる時すごい2人とも楽しそうだったし」

リカコ「実は…」

ゲンブ「俺たちこの逃亡が上手くいったらその時に…」

シホ「おぉー!!!ついに!?」

シンジ「ん?えーと…え!?マジで!?」

シホ「おめでとー!2人ともー!!」

リカコ「シホさん落ち着いてください、ちゃんと逃げ切れたらですっ!!」

シンジ「おいおいゲンブ~お前も隅に置けないやつだな~」

ゲンブ「うるせぇよ」

リカコ「ふふふ」

シホ「よぉし!シンジ!決行のタイミング間違えないでよ!私達はいつでも準備はしとくから!」

リカコ「シホさんはミネトくんもいますからね、ちゃんと今日から臨時休暇をもらって家にいれるのでこの1週間が勝負ですね!!」

ゲンブ「問題は情報室にいる可能性が高いリカコさんがどうやって俺達と合流するかだよな…」

リカコ「昼食の間に決行出来たら1番理想だと思ってましたけど…」

シンジ「人の出入りが不規則すぎて思うようにいかない可能性があることが分かったからな…」

シホ「そればっかりはシンジ次第ね、私の臨時休暇も疑われないようにするために1週間しか取ってないから後にはもう引けないわよ」

シンジ「あぁ、なるべく安全な昼食時間に決行できるようにするさ」

そして4人の緊迫した1週間が始まった

ちょうどその1週間は1日おきに幹部達が本国を留守にし、各国へ国家侵攻しに行くことが分かった
4人はその1週間で幹部達のいない1.3.5.7日目の4日間に逃亡日を絞った

いきなり表情を変えた本国を背に4人は逃げ切ることが出来るのか…
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

託され行くもの達

ar
ファンタジー
一人の少年騎士の一週間と未来の軌跡。 エウルドス王国の少年騎士ロファース。初陣の日に彼は疑問を抱いた。 少年は己が存在に悩み、進む。 ※「一筋の光あらんことを」の後日談であり過去編

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

ephemeral house -エフェメラルハウス-

れあちあ
恋愛
あの夏、私はあなたに出会って時はそのまま止まったまま。 あの夏、あなたに会えたおかげで平凡な人生が変わり始めた。 あの夏、君に会えたおかげでおれは本当の優しさを学んだ。 次の夏も、おれみんなで花火やりたいな。 人にはみんな知られたくない過去がある それを癒してくれるのは 1番知られたくないはずの存在なのかもしれない

【完結】暁の荒野

Lesewolf
ファンタジー
少女は、実姉のように慕うレイスに戦闘を習い、普通ではない集団で普通ではない生活を送っていた。 いつしか周囲は朱から白銀染まった。 西暦1950年、大戦後の混乱が続く世界。 スイスの旧都市シュタイン・アム・ラインで、フローリストの見習いとして忙しい日々を送っている赤毛の女性マリア。 謎が多くも頼りになる女性、ティニアに感謝しつつ、懸命に生きようとする人々と関わっていく。その様を穏やかだと感じれば感じるほど、かつての少女マリアは普通ではない自問自答を始めてしまうのだ。 Nolaノベル様、アルファポリス様にて投稿しております。執筆はNola(エディタツール)です。 Nolaノベル様、カクヨム様、アルファポリス様の順番で投稿しております。 キャラクターイラスト:はちれお様 ===== 別で投稿している「暁の草原」と連動しています。 どちらから読んでいただいても、どちらかだけ読んでいただいても、問題ないように書く予定でおります。読むかどうかはお任せですので、おいて行かれているキャラクターの気持ちを知りたい方はどちらかだけ読んでもらえたらいいかなと思います。 面倒な方は「暁の荒野」からどうぞ! ※「暁の草原」、「暁の荒野」共に残酷描写がございます。ご注意ください。 ===== この物語はフィクションであり、実在の人物、国、団体等とは関係ありません。

明日、キミと別れる前に。

平木明日香
恋愛
「君をこの世界から完全に消してあげる。それが君の願いでもあるように。君というデータを消去するんだ。そのための条件は二つだけ。それをちゃんと守ることができたら、きっとその時は、君は君と、世界と、完全に別れることができるだろう」 顔に大火傷を負った少女は、自分自身と別れることを願っていた。 そのための条件は二つだった。 一つは、誰かを好きになること。 そして、もう一つは——

護国の鳥

凪子
ファンタジー
異世界×士官学校×サスペンス!! サイクロイド士官学校はエスペラント帝国北西にある、国内最高峰の名門校である。 周囲を海に囲われた孤島を学び舎とするのは、十五歳の選りすぐりの少年達だった。 首席の問題児と呼ばれる美貌の少年ルート、天真爛漫で無邪気な子供フィン、軽薄で余裕綽々のレッド、大貴族の令息ユリシス。 同じ班に編成された彼らは、教官のルベリエや医務官のラグランジュ達と共に、士官候補生としての苛酷な訓練生活を送っていた。 外の世界から厳重に隔離され、治外法権下に置かれているサイクロイドでは、生徒の死すら明るみに出ることはない。 ある日同級生の突然死を目の当たりにし、ユリシスは不審を抱く。 校内に潜む闇と秘められた事実に近づいた四人は、否応なしに事件に巻き込まれていく……!

VRゲームでも身体は動かしたくない。

姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。 古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。 身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。 しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。 当作品は小説家になろう様で連載しております。 章が完結次第、一日一話投稿致します。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

処理中です...