峰打ち攻撃兵の英雄伝

マサ

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First Season

〜63話€進展~

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ヨシタカのおかげでシンジ達は無事に敵の兵士達がいる拠点に辿り着いていた

シンジ「ここからは、より周りに注意しながら進んでいくぞ」

ステラ「ユウトくん、よっしーの様子は?」

ユウト「さっきから監視の能力が妨害されてるいるのかよく見えないんですよね…ヨシタカ隊員が敵の能力を無効にして反撃しようとしたとこまでは見えていたんですが…」

アルト「心配してもしょうがねぇ!こっちはこっちでやるべき事をやるだけだ!」

シンジ「今のところ周りに敵の気は感じない、今のうちに先に進むぞ!」

その頃、ミサキの能力によってガンガレンの解析が終わろうとしていた

ミサキ「解析完了…これは私達じゃ直せない…」

ユウ「どうゆうことですか?」

ミサキ「この火傷の痕は表面はただの火傷だけど、内側にもその火傷は侵食してて、今もすごい熱さなはずよ」

ひー「それにずっと耐えながらここで寝てるって言うのかよ…」

あっきー「信じられねぇ忍耐力だな…」

コト「フェイブルの時にステラ姉を治してたミネトって人なら治せるかも!」

ユウ「あれはおそらく命力ですが・・・それ以外に方法はなさそうですね!僕が行ってきますので皆さんはここで待っていてください!」

あっきー「俺も行くぞ!」

ひー「俺も!」

あっきー「ひーはダメだ、ここに敵が来るかもしれない。その時はお前がみんなを守ってくれ」

ひー「分かった…死ぬんじゃねぇぞあっきー!」

あっきー「おぉ!任せとけ!」

ひー(あの時は命力のおかげで助けられたけど、今度は近くにいないんだから死んだら終わりだぞ・・・)

こうしてユウとあっきーはミネト達と合流するために再び外へ出て、カイに連絡を取るが・・・

カイ「だぁー!能力だと全部同じ技を返してくるから相打ちになるし、剣で切ろうと思っても固くて切れねぇ!どうすりゃ良いんだよこいつ!!」

ミネト「このまま戦っていてもこっちの気が無くなっていく一方です!一旦引きますか?」

カイ「いや、俺らが引いたらこいつらは他の隊の方へ行くかもしれない!どっちにしろここで倒しておかなくちゃならねぇ!」

マモル(そもそも何であいつらは僕達の能力と同じ技を使えるんだ…僕らの何かを見てそれを真似している…?)

カイ「とりあえず時間稼ぎするぞ!能力発揮!毒霧!」

ロボット兵「ドクム!」

カイ「ってお前もそれ使うんかい!好都合だけども!」

マモル「そうか!あのロボット兵は自分で判断して能力を使えない!つまり僕達のコアの起動式みたいなのを読み取ってそれを同じように出しているんだ!」

カイ「なるほどね!確かにさっきからあそこに止まったままだもんな!能力だけそっくりなことをするってことか!」

ミズナ「つまりあいつら自分では何も考えられないおバカさんってことね」

ミネト「俺とマモルは離れておこう、2人とも頼みます!」

カイ「任せとけ!螺旋ポイズン!!」

ミズナ「水爆弾!!」

カイとミズナは上空に下に戻ってくるように技を放った
ロボット兵は2人の能力をそれぞれ真似して同じく上空に技を放った

ミズナ「カイさん今です!」

カイ「おう!」

カイとミズナは技が自分達に当たる直前にその場から素早く避けた
ロボット兵達は技を避けられず爆発した

ミネト「よし!これを繰り返せばいけるぞ!」

マモルの機転により戦況が有利に傾き、ロボット兵達を全て壊したカイ達はロボット兵が来た方向に向かうことにした

カイ「あ!ユウ隊員から着信が入ってたのか!気づかなかったな、かけ直すか」

ユウ「カイ隊員!大丈夫ですか?何回かけても出られなかったので…」

カイ「すいません、少し敵と交戦してましたけどもう大丈夫です!それより何かありましたか?」

ユウ「ミネト隊員に少し用がありまして…今どこにいますか?」

ユウはカイと話しながら合流を急いだ

その頃、エンドウ達はシロウの能力で塞がれていた道を進み始めていたところだったが

キョウマ「よぉし、やっと通れるようになったな」

エンドウ「シロウくんの能力には本当に驚かされるよ」

シロウ「もっと俺は強くなります…仲間を守れるぐらい強く…」

カズヤ「タクミさんのことは俺らも気づかなかったんだ、あんまり気にするなよ」

シロウ「そうですね…ってカズヤさん腕から血が!!」

カズヤ「あ、バレちった?実はさっきの戦闘で少し腕に当たっちまってよ」

エンドウ「それは大変だ!どこか休めるところを!」

カズヤ「いや、このまま進みましょう。俺は大丈夫なんで」

キョウマ「エンドウさん、俺らはどこに敵がいるかも分からない敵国に来てる時点で覚悟は出来てますよ」

エンドウ「そうだな…僕が後ろ向きになってはいけないな!」

カズヤ「先を急ぎましょう!」

各隊が現状から次へと向かい始めた

シンジ達も本拠地の中を着実に散策していた
そしてステラが暗がりの先に何かを見つけた

ステラ「あ!あれってもしかして牢屋じゃない?」

シンジ「そういえばフェイブルの時に1人連れていかれたと報告があったな、よし!行ってみよう!」

ユウト「それじゃ、先の様子を見てみます!能力発揮!周辺監視!」

アルト「そうか!監視の能力ってこうゆう時にすげぇ便利だな!」

シンジ「状況は?」

ユウト「牢屋の前に1人敵がいますね、牢屋の中の人と話してるみたいですけど」

ステラ「ねぇ、そこのデノール兵のあなた、ここには捕まえた他国の人が監禁されてるの?」

シンジ「ん?何やってるんだあの子は!」

アルト「ステラさん!?」

ユウト「あー!ステラ隊員が敵に話しかけながら近寄ってます!!」

シンジ、アルト、ユウトがその場で話し合ってる間にステラは牢屋の所まで歩いて行ってしまっていた

???「誰だお前は!」

ステラ「うるさい!コノミちゃんはここにいるのかって聞いてんの!!」

コノミ「ステラさん!?」

ステラ「コノミちゃん!!そこにいるのね!?」

コノミはちょうど敵が話していた牢屋の中にいたのだ

???「おい、お前の知り合いなのか?」

コノミ「うん!助けに来てくれたみたい!だからリョウくんも私と一緒に逃げようよ!」

ステラ「リョウくん?え、どうゆうことコノミちゃん?」

コノミ「ステラさん、この人は敵じゃないの!デノールにも優しい人はいるの!!」

ステラ「!!!」

アルト「おい!捕まえられた人がいるならアカネは!アカネはどこにいる!?答えろ!」

ステラ「アルトくん!落ち着いて!!リョウくんだっけ?君は私達の味方になってくれるの?それとも敵のまま?」

リョウ「俺は…ずっとこの仕事をしてた、捕まえられた人達は俺を憎み、怒りの目で見てきてた…俺は何でこの人達が捕まえられているのかも分からないまま、監視員をしていた…そんな時だった、コノミが来てからのこの仕事はすごい楽しくなったんだ!」

コノミ「牢屋に入れられて、最初はこの先どうなるんだろうって不安だったけど監視員のリョウくんを見てて本当に悪い人なのかなって疑問か生まれて思わず話しかけちゃったの、そしたら今までの思ってたことを全部聞かせてくれて、すごい優しい人だって分かったの!!」

ステラ「そうだったんだ…じゃあリョウくんも!」

シンジ「ちょっと待て、敵が来る…みんなその場で待機していてくれ!能力発揮、判断の真打」

敵兵士A「おい!そこで何をしている!」

敵兵士B「こいつら!さっき通達があった侵入者じゃないか!?」

敵兵士C「しかも監視員が囲まれてる!?くそぉ!ここでやるしかねぇな!!」

シンジ「敵の攻撃意志を確認、俺の能力が発動する!」

シンジは敵兵士3人を一瞬で気絶させた

アルト「いったい何をしたんだ…」

シンジ「異変を感じた敵がいつ来るか分からない、早くここから離れるぞ!」

リョウ「コノミ出るんだ!今まで出してやれなくてごめんな」

コノミ「ううん、大丈夫だよ!それより他の監禁されてる人達も他の国から連れてこられた人達でしょ?出してあげて!!」

シンジ「この人数で動くのは危険だな…ユウト!この人達を外に逃がしてやってくれ!」

ユウト「分かりました!みなさん!安全に送り届けますので僕に着いてきてください!」

シンジ「アルト隊員、ステラ隊員、俺達は先を急ぐよ!」

ステラ「コノミちゃん!この戦いが終わったら迎え行くからね!待っててね!!」

コノミ「うん!ステラさんも気をつけてね!」

ユウト「皆さん、お気をつけて」

シンジ、ステラ、アルトの3人はユウト、コノミ、リョウと牢屋に監禁された人達に見送られながら本拠地の奥へと進んで行った・・・
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