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First Season
〜54話€開戦!決勝トーナメント~
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昨夜はブロック戦について語る国民たちで夜遅くまで街が賑わい、決勝トーナメントに進出した者達はすぐに寝床に付き2日目に備える者もいれば他の隊員達と集まり大会のことや今までのこと、これからのことを話す者もいた
そして2日目、街並みのモニターに映る決勝トーナメントを見ながら隊員たちは朝早くに競技場に向かっているところだった
コト「まさかリツさんがホワイトライオンにあんなに懐かれてるとはねぇ」
あっきー「またその話かよ~」
コト「だってめっちゃ可愛かったじゃーん!ねっリツさん!!」
リツ「何で俺に懐いたんだか知らないけどな」
ひー「子供の頃からりつぅと戯れてたなら、あーなっちゃうのもしょうがないよね」
ステラ「獅子座が使えるようになってから、能力強化の特訓をする度にリツくんに手伝ってもらってたからね」
ミサキ「それでもリツさんなら近づかせないようにして、ステラ姉の方に攻められただろうに…」
ユウ「リツさん…久々にホワイトライオンに会えて嬉しかったんじゃ…」
リツ「ユウさん…競技場に着きましたね!」
全員「あ、絶対そうだ…」
特進隊は大会中でもいつも通りだった
一方ミネト達は・・・
ミズナ「よぉし!今日は絶対勝つわよ!」
ミネト「なんだミズナ、やけにやる気じゃないか?」
ミズナ「だって私がミネトと勝負するには決勝まで上がらなきゃだし、1回戦の相手があのステラさんなんだもん!良いとこ見せなきゃ!!」
アルト「ミズナ本当にステラさんのこと好きだよなぁ」
ミズナ「私もあんな風に美しく強くなりたいの!!だから今の私の全力でぶつかるわ!」
アルト「おぉ!!それは俺にも言えることだな!なんてったってリツさんと本気で戦える時がやっと来たんだからな!!」
ミネト「2人ともすごいやる気だな…」
マモル「ミネトさん!皆さん!」
3人が競技場に向かっている後ろからマモルが走ってきた
アルト「おっマモルじゃねぇか!!」
ミズナ「昨日すごかったわね!あんなに強くなって!」
ミネト「おはよマモル、元気そうで良かったよ」
マモル「はい、あの…ミネトさん!ミズナさん!アルトさん!」
アルト「な、なんだよ改まって…」
マモル「僕をもう一度3人と一緒に戦わせてもらえないでしょうか!!」
真面目に頭を下げてお願いするマモルに対して3人は顔を見合わせた後、笑らいながらマモルに話しかけた
ミズナ「当たり前でしょ!!」
アルト「よく言ったマモル!!」
ミネト「あの日、母さんがいくつもの情報から俺ら4人を選んだんだ。なら俺らが一緒に戦わない理由はないさ」
ミズナ「まぁた真面目なこと言って!マモル?こんなこと言ってるけどミネトずっとマモルのこと気にかけてたのよ?」
アルト「それよりなんでお前俺らと口聞かないようにしてたんだ?やっぱ大会に集中したかったからか?」
マモル「それもありますけど戦意喪失して1度脱退した身ですし…正直自信がなかったんです…大会に勝てたからこうやって話しかけられましたけど負けていたら…」
ミネト「なるほどな、それで何としても勝つためにいろいろ考えて戦っていたわけか」
アルト「なんだそりゃ!?」
ミズナ「まぁマモルらしいわね!!」
アルトとミズナが腹を抱えながらまた笑う
マモル「そんなに笑わなくたって良いじゃないですか!!」
ミネト「たとえお前が負けようが、防衛軍に復帰するなら俺らと一緒に戦ってもらうつもりだったよ」
エンドウ「この様子なら僕から言うまでもなさそうだね!」
マモル「エンドウさん!!おはようございます!」
ミネト「上の人達でも僕たちのことで何か話があったんですね」
エンドウ「あぁ、だが今は大会中だ!その後の話は大会が終わってからにしよう!」
ミネト「そうですね。マモル、俺達も他の人達に負けないように良い試合をしような」
マモル「はい!!」
そして2日目の決勝トーナメント1回戦が始まろうとしていた
MC「さぁ!皆さんお待ちかねのミスティールトーナメント2日目!長話は不要です!さっそく決勝トーナメントを始めていきます!まずは1回戦!スプーン特進隊の中でも親密な関係にありそうなのは周知のことでしょう!コト隊員VSあっきー隊員だぁ!!」
観客「わぁー!!!!!」
観客「コトちゃんやっちゃえー!!」
観客「あっきー良いとこ見せろよー!!」
コト「私たち注目の的だねっ」
あっきー「なんでこんなことになってんだよ…」
審判「それでは行きます、試合開始!!」
あっきー(はぁ…俺はそこまで勝ちにはこだわらないんだよ・・・コトが元気でいてくれることに比べればな!)
あっきーは開始早々に闇転陣を展開した
そして・・・
あっきー「うわぁ!やられた~!」
審判「勝者!コト隊員」
コト「はい?」
突然あっきーが飛び出してきて、闇転陣は解除された
そしてあっきーは審判にウインクして合図を出し、試合が終わった
そしてフィールドでは何が起きたか分かっていないコトが初期位置で目を丸くして立っていた
コト「ちょっとあっきー!何考えてんのさ!!本気でやらないとダメでしょー!!」
あっきー「はいはい、ごめんなさいね~」
ミサキ「あ!2人帰ってきた!」
ひー「あっきーさすがに演技下手くそすぎん?」
ミサキ「みんなザワついてたよね」
ユウ「あっきー、俺は面白かったぞ」
あっきー「うるせっ」
予期せぬ形で始まった決勝トーナメント、次回マモルとミネトが初めて対決する・・・
そして2日目、街並みのモニターに映る決勝トーナメントを見ながら隊員たちは朝早くに競技場に向かっているところだった
コト「まさかリツさんがホワイトライオンにあんなに懐かれてるとはねぇ」
あっきー「またその話かよ~」
コト「だってめっちゃ可愛かったじゃーん!ねっリツさん!!」
リツ「何で俺に懐いたんだか知らないけどな」
ひー「子供の頃からりつぅと戯れてたなら、あーなっちゃうのもしょうがないよね」
ステラ「獅子座が使えるようになってから、能力強化の特訓をする度にリツくんに手伝ってもらってたからね」
ミサキ「それでもリツさんなら近づかせないようにして、ステラ姉の方に攻められただろうに…」
ユウ「リツさん…久々にホワイトライオンに会えて嬉しかったんじゃ…」
リツ「ユウさん…競技場に着きましたね!」
全員「あ、絶対そうだ…」
特進隊は大会中でもいつも通りだった
一方ミネト達は・・・
ミズナ「よぉし!今日は絶対勝つわよ!」
ミネト「なんだミズナ、やけにやる気じゃないか?」
ミズナ「だって私がミネトと勝負するには決勝まで上がらなきゃだし、1回戦の相手があのステラさんなんだもん!良いとこ見せなきゃ!!」
アルト「ミズナ本当にステラさんのこと好きだよなぁ」
ミズナ「私もあんな風に美しく強くなりたいの!!だから今の私の全力でぶつかるわ!」
アルト「おぉ!!それは俺にも言えることだな!なんてったってリツさんと本気で戦える時がやっと来たんだからな!!」
ミネト「2人ともすごいやる気だな…」
マモル「ミネトさん!皆さん!」
3人が競技場に向かっている後ろからマモルが走ってきた
アルト「おっマモルじゃねぇか!!」
ミズナ「昨日すごかったわね!あんなに強くなって!」
ミネト「おはよマモル、元気そうで良かったよ」
マモル「はい、あの…ミネトさん!ミズナさん!アルトさん!」
アルト「な、なんだよ改まって…」
マモル「僕をもう一度3人と一緒に戦わせてもらえないでしょうか!!」
真面目に頭を下げてお願いするマモルに対して3人は顔を見合わせた後、笑らいながらマモルに話しかけた
ミズナ「当たり前でしょ!!」
アルト「よく言ったマモル!!」
ミネト「あの日、母さんがいくつもの情報から俺ら4人を選んだんだ。なら俺らが一緒に戦わない理由はないさ」
ミズナ「まぁた真面目なこと言って!マモル?こんなこと言ってるけどミネトずっとマモルのこと気にかけてたのよ?」
アルト「それよりなんでお前俺らと口聞かないようにしてたんだ?やっぱ大会に集中したかったからか?」
マモル「それもありますけど戦意喪失して1度脱退した身ですし…正直自信がなかったんです…大会に勝てたからこうやって話しかけられましたけど負けていたら…」
ミネト「なるほどな、それで何としても勝つためにいろいろ考えて戦っていたわけか」
アルト「なんだそりゃ!?」
ミズナ「まぁマモルらしいわね!!」
アルトとミズナが腹を抱えながらまた笑う
マモル「そんなに笑わなくたって良いじゃないですか!!」
ミネト「たとえお前が負けようが、防衛軍に復帰するなら俺らと一緒に戦ってもらうつもりだったよ」
エンドウ「この様子なら僕から言うまでもなさそうだね!」
マモル「エンドウさん!!おはようございます!」
ミネト「上の人達でも僕たちのことで何か話があったんですね」
エンドウ「あぁ、だが今は大会中だ!その後の話は大会が終わってからにしよう!」
ミネト「そうですね。マモル、俺達も他の人達に負けないように良い試合をしような」
マモル「はい!!」
そして2日目の決勝トーナメント1回戦が始まろうとしていた
MC「さぁ!皆さんお待ちかねのミスティールトーナメント2日目!長話は不要です!さっそく決勝トーナメントを始めていきます!まずは1回戦!スプーン特進隊の中でも親密な関係にありそうなのは周知のことでしょう!コト隊員VSあっきー隊員だぁ!!」
観客「わぁー!!!!!」
観客「コトちゃんやっちゃえー!!」
観客「あっきー良いとこ見せろよー!!」
コト「私たち注目の的だねっ」
あっきー「なんでこんなことになってんだよ…」
審判「それでは行きます、試合開始!!」
あっきー(はぁ…俺はそこまで勝ちにはこだわらないんだよ・・・コトが元気でいてくれることに比べればな!)
あっきーは開始早々に闇転陣を展開した
そして・・・
あっきー「うわぁ!やられた~!」
審判「勝者!コト隊員」
コト「はい?」
突然あっきーが飛び出してきて、闇転陣は解除された
そしてあっきーは審判にウインクして合図を出し、試合が終わった
そしてフィールドでは何が起きたか分かっていないコトが初期位置で目を丸くして立っていた
コト「ちょっとあっきー!何考えてんのさ!!本気でやらないとダメでしょー!!」
あっきー「はいはい、ごめんなさいね~」
ミサキ「あ!2人帰ってきた!」
ひー「あっきーさすがに演技下手くそすぎん?」
ミサキ「みんなザワついてたよね」
ユウ「あっきー、俺は面白かったぞ」
あっきー「うるせっ」
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