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First Season
〜47話€みんなの前で…~
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各ブロックの1位と2位が決勝トーナメントに進める仕組みの今大会では、すでに不戦勝が決まっている者もいるが、他の隊員達は3回戦が1番の分かれ目と言っても過言では無い
観客も隊員たちも注目の3回戦が今始まる!
MC「さぁ!激戦だらけだった2回戦も終わり、第1ブロックに戻って3回戦もどんどん行ってみましょう!!スプーンの救護班を守る万能物理戦闘員コト隊員VSスプーン防衛軍入団は半年前なのにこの強さ!!注目のムゼ隊員だぁ!!」
観客「わぁー!!!!!」
あっきー「コト頑張れよー!」
ミサキ「でもちょっとあのムゼって人、不気味よね」
ひー「コトちゃんも戦うの怖いって言いながらフィールド行ったしなぁ」
あっきー「まぁ万が一のことがあったら俺が割って入るし大丈夫だろ!」
ひー「いや、それはダメでしょ」
アルト「アイツらの勝った方がマモルと対決することになるのかぁ、個人的にはコトに勝って欲しいよなぁ!」
ミズナ「あ、もしかしてアルトがスプーンに行っていた時の知り合い?」
アルト「あぁ!コトは俺らとタメなのにスプーンの特進隊で強い人たちと肩を並べてるすげぇやつなんだ!!」
ミズナ「特進隊?なにそれ??」
ミネト「スプーンの特進隊…波導使いのリツさんを筆頭に矛盾のユウさん、星読みのステラさん、光使いのひーさん、闇使いのあっきーさん、解析のミサキさん、そして魔法拳のコトさんの7人からなるスプーン国家を代表する最強の隊だと父さんから聞いたよ」
ミズナ「え!?父さんって伝説の灰色の戦士って言われてた!?どこ!どこにいるの!!会ってみたーい!!」
ミネト「ちょっと前に話して、今はどっか職員の人達の方にいるんじゃないかな」
アルト「そもそも何でデノールは灰色の気を狙ってくるんだ?何かあるのか?」
ミネト「俺もそれは分からない、でもスプーンにいるリツさんや父さんは戦闘力が高い共通点を持っている。もしかしたらデノールは操ることで最強の自国の兵士を集めようとしているのかもしれないな…」
ミズナ「なにそれ、本当に悪い奴らね!!」
アルト「おっ試合が始まるみたいだぜ!!」
審判「試合開始!!」
コト(ムゼ隊員は1回戦、2回線と相手を重力によって身動きをとれなくして勝っていた…迂闊に突っ込めば私も同じことになるから気をつけて戦わなくちゃ…)
ムゼ「はぁ…めんどくせえな…向こうから来てくれると楽なんだがな」
ムゼは溜息をつきながらコトの方にゆっくり歩いてきた
コト(どうすれば…どうすれば….)
あっきー「コト!防ごうとするな!その先を見ろ!!」
コト(その先…重力を重くされても勝てる方法…そっか!!)
あっきー「分かったみたいだな、これでコトは怪我をしないで済むかな」
ひー「あっきーそれ普通に反則だと思うけどな?」
ミサキ「まぁでもルールの説明の時に隊員からの助言は禁止とか言われてないし、良いんじゃない?」
コト「分かったよあっきー!ありがと!!」
ムゼ「何がその先だよ、何にしてもこれさえ打てば終わりだよ。能力発揮!グラビティゾーン!」
コト「能力発揮!魔法拳!風拳!」
ムゼ「それがどうしたんだよ、重力には逆らえない…!?おい、なぜ普通に立っているんだお前…」
コト「確かに…凄い重力で床に押しつぶされそうだけど…まだ耐えられる…!!」
ムゼ「なるほどな、さっきの能力で風を自分の下から発生させることで何とか立っているわけか」
コト「これなら私は負けにはならないよ!」
ムゼ「それでもお前はその場から動けない、そして少しでも体制を崩せば重力に捕まり、俺の勝ちだ。あとは俺はその時を待っていれば時期に勝てる」
コト(やばい…この後はコトの能力だと何も出来ない…何をするにも体制を崩さなきゃ使えない…負けちゃうの…)
ムゼ(おいおい、いつまで耐える気だよこいつ…俺だってここから動けねぇつうのに)
コト(まだ何か手はあるはず…相手もあそこから動けないみたいだし…)
コトはその場で耐えることに集中しながら、目を閉じて勝つ手段を考えていた・・・
観客「わぁー!!!!!」
観客の歓声で目を開けたコトの目の前には倒れたムゼがいた
コト「え、相手が倒れてる…重力が元に戻る…ってことは…」
ビューン!!!!!
重力に逆らって発生させていた風拳の風がコトの体を上空に押し上げて行った
あっきー「コト!!」
コト「あっきー助けてー!高い怖いぃ!!」
あっきー「あいつ、怖くて受け身のための能力打てなくなってんのか!仕方ない!!」
MC「おっと!試合が決まった瞬間コト隊員が空へと飛んでいき、今度は落ちてくるぞー!?そこへあっきー隊員がフィールドに飛び出してきたぁ!!どうするんだー!?」
あっきー「能力発揮!闇転陣!」
MC「おっとー!あっきー隊員の能力で巨大な闇の空間がフィールドに出現したぞぉ!!中はどうなってるんだぁ!?」
あっきー「コト、今助けるぞ。能力発揮、闇奥義-凛宇創生(りんうそうせい)」
あっきーの能力で闇の空間の内部は宇宙の様な空間になり、無重力になった
コト「あ!コト浮いてる!」
あっきー「早くこっちに来い、せっかく勝てたんだからブロックの決勝に向けて休まなきゃだろ?」
コト「うん、そうだけど何で私勝ったの?」
あっきー「まぁ完全に訓練の差だな、思ったよりあのムゼってやつは気の量が少なかったみたいでさ」
コトが目を瞑って重力の重さに耐えつつ、勝つ手段を考えているのに集中していた時間はなんと10分
その間お互いにずっと能力を使い続けた結果、先に枯渇したのがムゼだったのだ
コト「そっか、とりあえず勝てて良かったぁ!」
あっきー「なんでそんなに勝ちたいんだ?別に優勝したって何も無いんだぞ?」
コトの手を取り地面に足を着いたあっきーは闇転陣を解除してみんなの前に姿を見せた
コト「それはねっ!ただ単にあっきーと戦ってみたいからだよっ!」
コトはそう言ってあっきーの頬にキスをした
コト「助けてくれてありがとね!すごくカッコよかったよ!あっきー!!」
コトは笑顔でスキップしながらフィールドを後にし、あっきーは呆然とフィールドの真ん中に立ち尽くした
観客「ヒュー!!!」
観客「羨ましいぞこのやろー!!」
観客「やったな!!男だったぞー!!」
あっきー「みんなの前で…キス!?おい!コトー!ちょっと待てよー!!」
ある意味、刺激的な1戦から始まったミスティールトーナメント3回戦
ここからミズナ、ミネト、アルトの3連戦が始まる
3人は3回戦を突破することが出来るのか・・・
観客も隊員たちも注目の3回戦が今始まる!
MC「さぁ!激戦だらけだった2回戦も終わり、第1ブロックに戻って3回戦もどんどん行ってみましょう!!スプーンの救護班を守る万能物理戦闘員コト隊員VSスプーン防衛軍入団は半年前なのにこの強さ!!注目のムゼ隊員だぁ!!」
観客「わぁー!!!!!」
あっきー「コト頑張れよー!」
ミサキ「でもちょっとあのムゼって人、不気味よね」
ひー「コトちゃんも戦うの怖いって言いながらフィールド行ったしなぁ」
あっきー「まぁ万が一のことがあったら俺が割って入るし大丈夫だろ!」
ひー「いや、それはダメでしょ」
アルト「アイツらの勝った方がマモルと対決することになるのかぁ、個人的にはコトに勝って欲しいよなぁ!」
ミズナ「あ、もしかしてアルトがスプーンに行っていた時の知り合い?」
アルト「あぁ!コトは俺らとタメなのにスプーンの特進隊で強い人たちと肩を並べてるすげぇやつなんだ!!」
ミズナ「特進隊?なにそれ??」
ミネト「スプーンの特進隊…波導使いのリツさんを筆頭に矛盾のユウさん、星読みのステラさん、光使いのひーさん、闇使いのあっきーさん、解析のミサキさん、そして魔法拳のコトさんの7人からなるスプーン国家を代表する最強の隊だと父さんから聞いたよ」
ミズナ「え!?父さんって伝説の灰色の戦士って言われてた!?どこ!どこにいるの!!会ってみたーい!!」
ミネト「ちょっと前に話して、今はどっか職員の人達の方にいるんじゃないかな」
アルト「そもそも何でデノールは灰色の気を狙ってくるんだ?何かあるのか?」
ミネト「俺もそれは分からない、でもスプーンにいるリツさんや父さんは戦闘力が高い共通点を持っている。もしかしたらデノールは操ることで最強の自国の兵士を集めようとしているのかもしれないな…」
ミズナ「なにそれ、本当に悪い奴らね!!」
アルト「おっ試合が始まるみたいだぜ!!」
審判「試合開始!!」
コト(ムゼ隊員は1回戦、2回線と相手を重力によって身動きをとれなくして勝っていた…迂闊に突っ込めば私も同じことになるから気をつけて戦わなくちゃ…)
ムゼ「はぁ…めんどくせえな…向こうから来てくれると楽なんだがな」
ムゼは溜息をつきながらコトの方にゆっくり歩いてきた
コト(どうすれば…どうすれば….)
あっきー「コト!防ごうとするな!その先を見ろ!!」
コト(その先…重力を重くされても勝てる方法…そっか!!)
あっきー「分かったみたいだな、これでコトは怪我をしないで済むかな」
ひー「あっきーそれ普通に反則だと思うけどな?」
ミサキ「まぁでもルールの説明の時に隊員からの助言は禁止とか言われてないし、良いんじゃない?」
コト「分かったよあっきー!ありがと!!」
ムゼ「何がその先だよ、何にしてもこれさえ打てば終わりだよ。能力発揮!グラビティゾーン!」
コト「能力発揮!魔法拳!風拳!」
ムゼ「それがどうしたんだよ、重力には逆らえない…!?おい、なぜ普通に立っているんだお前…」
コト「確かに…凄い重力で床に押しつぶされそうだけど…まだ耐えられる…!!」
ムゼ「なるほどな、さっきの能力で風を自分の下から発生させることで何とか立っているわけか」
コト「これなら私は負けにはならないよ!」
ムゼ「それでもお前はその場から動けない、そして少しでも体制を崩せば重力に捕まり、俺の勝ちだ。あとは俺はその時を待っていれば時期に勝てる」
コト(やばい…この後はコトの能力だと何も出来ない…何をするにも体制を崩さなきゃ使えない…負けちゃうの…)
ムゼ(おいおい、いつまで耐える気だよこいつ…俺だってここから動けねぇつうのに)
コト(まだ何か手はあるはず…相手もあそこから動けないみたいだし…)
コトはその場で耐えることに集中しながら、目を閉じて勝つ手段を考えていた・・・
観客「わぁー!!!!!」
観客の歓声で目を開けたコトの目の前には倒れたムゼがいた
コト「え、相手が倒れてる…重力が元に戻る…ってことは…」
ビューン!!!!!
重力に逆らって発生させていた風拳の風がコトの体を上空に押し上げて行った
あっきー「コト!!」
コト「あっきー助けてー!高い怖いぃ!!」
あっきー「あいつ、怖くて受け身のための能力打てなくなってんのか!仕方ない!!」
MC「おっと!試合が決まった瞬間コト隊員が空へと飛んでいき、今度は落ちてくるぞー!?そこへあっきー隊員がフィールドに飛び出してきたぁ!!どうするんだー!?」
あっきー「能力発揮!闇転陣!」
MC「おっとー!あっきー隊員の能力で巨大な闇の空間がフィールドに出現したぞぉ!!中はどうなってるんだぁ!?」
あっきー「コト、今助けるぞ。能力発揮、闇奥義-凛宇創生(りんうそうせい)」
あっきーの能力で闇の空間の内部は宇宙の様な空間になり、無重力になった
コト「あ!コト浮いてる!」
あっきー「早くこっちに来い、せっかく勝てたんだからブロックの決勝に向けて休まなきゃだろ?」
コト「うん、そうだけど何で私勝ったの?」
あっきー「まぁ完全に訓練の差だな、思ったよりあのムゼってやつは気の量が少なかったみたいでさ」
コトが目を瞑って重力の重さに耐えつつ、勝つ手段を考えているのに集中していた時間はなんと10分
その間お互いにずっと能力を使い続けた結果、先に枯渇したのがムゼだったのだ
コト「そっか、とりあえず勝てて良かったぁ!」
あっきー「なんでそんなに勝ちたいんだ?別に優勝したって何も無いんだぞ?」
コトの手を取り地面に足を着いたあっきーは闇転陣を解除してみんなの前に姿を見せた
コト「それはねっ!ただ単にあっきーと戦ってみたいからだよっ!」
コトはそう言ってあっきーの頬にキスをした
コト「助けてくれてありがとね!すごくカッコよかったよ!あっきー!!」
コトは笑顔でスキップしながらフィールドを後にし、あっきーは呆然とフィールドの真ん中に立ち尽くした
観客「ヒュー!!!」
観客「羨ましいぞこのやろー!!」
観客「やったな!!男だったぞー!!」
あっきー「みんなの前で…キス!?おい!コトー!ちょっと待てよー!!」
ある意味、刺激的な1戦から始まったミスティールトーナメント3回戦
ここからミズナ、ミネト、アルトの3連戦が始まる
3人は3回戦を突破することが出来るのか・・・
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