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First Season
〜44話€再起~
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ミネト、アルト共に2回戦も何なく突破し、Cブロックの対戦が終わり、大会は最後のDブロックに移る
MC「さぁ2回戦もいよいよ最終ブロック!どんどん行ってみよう!巧みに風を操る万能サポーターカリーナ隊員VS相手の攻撃は必ず避け、自分の攻撃は必ず当てる正統派スタイルリツ隊員だぁ!」
観客「わぁー!!!!!」
審判「試合開始!!」
カリーナ(リツさんの強さは良く知ってる…でもそのリツさんと今の私がどこまで戦えるか試してみたい…)
リツ「どうしたカリーナ、いつでも良いぞ」
カリーナ「はい!行きます!!」
その頃ユウとシュウガは・・・
シュウガ「そんなことを考えてたんですね…」
ユウ「ちゃんとした戦いが出来なくて本当に申し訳ない…」
シュウガ「いえ!剣豪が謝ることは!僕があの技すらも弾けるぐらい強ければ良かった話ですし」
ユウ「あの技はリツさんと本気の模擬戦をした時に熱くなって使えるようになった技なんだ。それ以来自由に使えるようにはなっていたとはいえ、また熱くなって無意識で使ってしまった…」
シュウガ「やっぱリツさんって強いんですね。剣豪よりも強いんですか?」
ユウ「あの人は戦いでの強さはもちろん、精神的な意味でも本当に強い人なんだ」
シュウガ「精神的な意味での強さ…やっぱり特進隊ってすごい人達なんですね」
ユウ「あぁ、本当にあの人達はみんなすごい…それに比べて俺は…」
シュウガ「剣豪もすごい人です!!ただ、みんなを守ろうとする心が人一倍強いだけなんですよ!!特進隊の皆さんだってそれを分かってるからこそ、いつも剣豪のそばにいるんじゃないんですか!?」
ユウは初めてリツ達と出会った時のことを思い出した
デノールによってスプーンが被害を受けてから2年経ち、道場が倒壊しユウは師範に言われていた修行を毎日欠かさずしており、街をランニングしている時の事だった
広場でヤンキー数名が遊んでいる人達に絡んでいるのが見えた
ヤンキーA『おいお前ら!中学生か?ここは俺らが使うんだ!早くどけよ!!』
ミサキ『ひーくん行こうよ…』
ひー『嫌だよ!俺らが先にここにいたんだぞ!』
あっきー『ひーの言う通りだ!お兄さん達の言ってることがおかしいぞ!』
コト『あっきー余計なこと言わないでよ…』
ヤンキーB『んだとコラァ!?』
ユウ『やばい!助けなきゃ!!』
ユウが間に入りに行こうとした時
あっきーを殴ろうとしたヤンキーの手を掴んだ少年がいた
リツ『いやいや、どう考えたってあっきーの言ってることが合ってるでしょ。何か文句あんのお兄さん?』
ヤンキーC『何だこのクソガキ!!』
ステラ『お兄さん私と同い年ぐらいでしょ?さすがにかっこ悪いよ?』
ヤンキーA『けっ中学生と一緒にいるような女の聞けた口かよっ』
ステラ『はいっキレました~コイツらタダじゃおかないよ!!』
リツ「はいはい、行き過ぎないよ~行き過ぎないよ~」
ヤンキーB『とりあえず1発ぐらい殴らねぇと気がすまねぇな!』
ユウ『辞めろ!!』
ヤンキーC『おいまた変なやつが来たぞ、今度はなんだよ!てめぇもコイツらのダチか?』
ユウ『いいや?ただの通りすがりの侍ですけど何か?』
ヤンキーA『何言ってんだお前?調子乗ってんじゃ…』
ユウ『この刀が目に入らないのか?俺の愛刀…虚無だ』
ヤンキーC『コイツ!刀持ってやがる!』
ヤンキーA『さては、林の方にあった道場の野郎か!』
ヤンキーB『さすがにやべぇな、今日は帰るぞ!』
ヤンキー達は帰って行った
コト『カッコイイ!!触っても良いですか?』
ユウ『良いよ』
ひー『すっげぇ!本物の刀じゃん!!』
リツ『あの、助けていただきありがとうございました』
みんなが刀に夢中になる中リツがユウに話しかけてきた
ユウ『ちょうど通りがかったからね、それより君たちすごい勇気ある行動だったね!すごいよ!』
リツ『はい?さっきのがですか?僕達は当たり前のことを当たり前にやってるだけですよ?』
ステラ『そうだね!ちゃんと思ったことは言わないとだし!行動に起こさなきゃ伝わらないからね!』
ユウは初心に戻りシュウガの話と照らし合わせて今の自分が小さい悩みに振り回されている現状が恥ずかしくなった
ユウ「皆さんはあれから何も変わっていないのに俺はどんどん小さくなっていってるな…」
シュウガ「剣豪?」
ユウ「シュウガありがと!俺はもう大丈夫だ!!今いる仲間たちと共にもっと強くなるさっ!競技場に戻ろう!!」
シュウガ「剣豪…はいっ!!」
観客「わぁー!!!!!」
ユウとシュウガが競技場に戻ると、ちょうどミサキVSユージンの試合になっていた
シュウガ「あれ!?カリーナの試合終わってんじゃん!」
カリーナ「ちょっとお兄ちゃん!帰ってくるの遅いよ!!」
シュウガ「カリーナ!どうだったんだ!」
カリーナ「完敗よ、やっぱりリツさんは強かったわ」
シュウガ「そっか、俺らも頑張らないとな」
カリーナ「なーによ、急に真面目になっちゃって!ユウさんもう大丈夫ですか?」
ユウ「はい、ご心配おかけしました」
ユージン「ミサキさーん!俺と風に乗らないかー!」
ミサキ「あ、そうゆうの大丈夫なんで。解析完了、足持てば能力切れるのね」
ユージン「へ?」
ミサキは解析によって判明した弱点を着くため、能力によって風に乗りながら縦横無尽に飛び回っていたユージンの足を捕まえて、そのまま地面に叩きつけた
審判「勝負あり!勝者!ミサキ隊員!」
観客「わぁー!!!!!」
コト「ミサキちゃんすごーい!!」
シュウガ「あの人サポーターなはずなのにこんなに勝てるんですね。本当に特進隊の人達はすげぇな」
ユウ(変わってない、あの頃からあの人達は自分のことに真っ直ぐなままだ!)
ステラの1件から止まっていたユウの歩み、そしてソウヒのことが重なり完全に先が見えなくなっていた
その歩みを再び動かしたのはリツ達特進隊の今も昔も変わらないその素直な行動だった
ユウは再び前を向き、次の戦いに向けて再起したのだった・・・
MC「さぁ2回戦もいよいよ最終ブロック!どんどん行ってみよう!巧みに風を操る万能サポーターカリーナ隊員VS相手の攻撃は必ず避け、自分の攻撃は必ず当てる正統派スタイルリツ隊員だぁ!」
観客「わぁー!!!!!」
審判「試合開始!!」
カリーナ(リツさんの強さは良く知ってる…でもそのリツさんと今の私がどこまで戦えるか試してみたい…)
リツ「どうしたカリーナ、いつでも良いぞ」
カリーナ「はい!行きます!!」
その頃ユウとシュウガは・・・
シュウガ「そんなことを考えてたんですね…」
ユウ「ちゃんとした戦いが出来なくて本当に申し訳ない…」
シュウガ「いえ!剣豪が謝ることは!僕があの技すらも弾けるぐらい強ければ良かった話ですし」
ユウ「あの技はリツさんと本気の模擬戦をした時に熱くなって使えるようになった技なんだ。それ以来自由に使えるようにはなっていたとはいえ、また熱くなって無意識で使ってしまった…」
シュウガ「やっぱリツさんって強いんですね。剣豪よりも強いんですか?」
ユウ「あの人は戦いでの強さはもちろん、精神的な意味でも本当に強い人なんだ」
シュウガ「精神的な意味での強さ…やっぱり特進隊ってすごい人達なんですね」
ユウ「あぁ、本当にあの人達はみんなすごい…それに比べて俺は…」
シュウガ「剣豪もすごい人です!!ただ、みんなを守ろうとする心が人一倍強いだけなんですよ!!特進隊の皆さんだってそれを分かってるからこそ、いつも剣豪のそばにいるんじゃないんですか!?」
ユウは初めてリツ達と出会った時のことを思い出した
デノールによってスプーンが被害を受けてから2年経ち、道場が倒壊しユウは師範に言われていた修行を毎日欠かさずしており、街をランニングしている時の事だった
広場でヤンキー数名が遊んでいる人達に絡んでいるのが見えた
ヤンキーA『おいお前ら!中学生か?ここは俺らが使うんだ!早くどけよ!!』
ミサキ『ひーくん行こうよ…』
ひー『嫌だよ!俺らが先にここにいたんだぞ!』
あっきー『ひーの言う通りだ!お兄さん達の言ってることがおかしいぞ!』
コト『あっきー余計なこと言わないでよ…』
ヤンキーB『んだとコラァ!?』
ユウ『やばい!助けなきゃ!!』
ユウが間に入りに行こうとした時
あっきーを殴ろうとしたヤンキーの手を掴んだ少年がいた
リツ『いやいや、どう考えたってあっきーの言ってることが合ってるでしょ。何か文句あんのお兄さん?』
ヤンキーC『何だこのクソガキ!!』
ステラ『お兄さん私と同い年ぐらいでしょ?さすがにかっこ悪いよ?』
ヤンキーA『けっ中学生と一緒にいるような女の聞けた口かよっ』
ステラ『はいっキレました~コイツらタダじゃおかないよ!!』
リツ「はいはい、行き過ぎないよ~行き過ぎないよ~」
ヤンキーB『とりあえず1発ぐらい殴らねぇと気がすまねぇな!』
ユウ『辞めろ!!』
ヤンキーC『おいまた変なやつが来たぞ、今度はなんだよ!てめぇもコイツらのダチか?』
ユウ『いいや?ただの通りすがりの侍ですけど何か?』
ヤンキーA『何言ってんだお前?調子乗ってんじゃ…』
ユウ『この刀が目に入らないのか?俺の愛刀…虚無だ』
ヤンキーC『コイツ!刀持ってやがる!』
ヤンキーA『さては、林の方にあった道場の野郎か!』
ヤンキーB『さすがにやべぇな、今日は帰るぞ!』
ヤンキー達は帰って行った
コト『カッコイイ!!触っても良いですか?』
ユウ『良いよ』
ひー『すっげぇ!本物の刀じゃん!!』
リツ『あの、助けていただきありがとうございました』
みんなが刀に夢中になる中リツがユウに話しかけてきた
ユウ『ちょうど通りがかったからね、それより君たちすごい勇気ある行動だったね!すごいよ!』
リツ『はい?さっきのがですか?僕達は当たり前のことを当たり前にやってるだけですよ?』
ステラ『そうだね!ちゃんと思ったことは言わないとだし!行動に起こさなきゃ伝わらないからね!』
ユウは初心に戻りシュウガの話と照らし合わせて今の自分が小さい悩みに振り回されている現状が恥ずかしくなった
ユウ「皆さんはあれから何も変わっていないのに俺はどんどん小さくなっていってるな…」
シュウガ「剣豪?」
ユウ「シュウガありがと!俺はもう大丈夫だ!!今いる仲間たちと共にもっと強くなるさっ!競技場に戻ろう!!」
シュウガ「剣豪…はいっ!!」
観客「わぁー!!!!!」
ユウとシュウガが競技場に戻ると、ちょうどミサキVSユージンの試合になっていた
シュウガ「あれ!?カリーナの試合終わってんじゃん!」
カリーナ「ちょっとお兄ちゃん!帰ってくるの遅いよ!!」
シュウガ「カリーナ!どうだったんだ!」
カリーナ「完敗よ、やっぱりリツさんは強かったわ」
シュウガ「そっか、俺らも頑張らないとな」
カリーナ「なーによ、急に真面目になっちゃって!ユウさんもう大丈夫ですか?」
ユウ「はい、ご心配おかけしました」
ユージン「ミサキさーん!俺と風に乗らないかー!」
ミサキ「あ、そうゆうの大丈夫なんで。解析完了、足持てば能力切れるのね」
ユージン「へ?」
ミサキは解析によって判明した弱点を着くため、能力によって風に乗りながら縦横無尽に飛び回っていたユージンの足を捕まえて、そのまま地面に叩きつけた
審判「勝負あり!勝者!ミサキ隊員!」
観客「わぁー!!!!!」
コト「ミサキちゃんすごーい!!」
シュウガ「あの人サポーターなはずなのにこんなに勝てるんですね。本当に特進隊の人達はすげぇな」
ユウ(変わってない、あの頃からあの人達は自分のことに真っ直ぐなままだ!)
ステラの1件から止まっていたユウの歩み、そしてソウヒのことが重なり完全に先が見えなくなっていた
その歩みを再び動かしたのはリツ達特進隊の今も昔も変わらないその素直な行動だった
ユウは再び前を向き、次の戦いに向けて再起したのだった・・・
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