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物心ついた頃には、すでに自分が一番大切だった。
体は平均より大きいが、気管支が弱かったこともあって、両親は俺を大層甘やかして育てていたし、何不自由ない暮らしの中で俺はとても"嫌な子ども"になっていた。
それを心配していたのは三つ年上の兄だったが、兄の言葉もただの妬みのように思っていた俺。
そんな俺を激変させる人間と出会うきっかけになったのは、俺が八つくらいの時に読んだある本だった。
「なあ、ギル。そんなもん読んでないでチェスでもやろう。」
「チェスもいいですが、サフィー様も歴史にもっと興味を持たれるべきだと思います。」
「昔のことばっか気にしてもしょうがねぇじゃん。終わったことだ。」
「・・・終わったことから学び、次に生かしていくことが必要な時もありますよ。」
「そんなもんはない。」
「・・・全く。」
ギルバートとは三つの頃から一緒に居る。
臣下でもあるが、友人でもあるギルは俺相手でも全く臆さない。とても貴重な存在だ。
ギルはよく本を読んでいた。この日も例外ではなかったが、いつもと少し違ったのは本棚を見渡し、何冊の本を見繕って俺に差し出してきたこと。
「この本なんていかがですか?国が一つの帝国になる頃の歴史やあの自治区についても詳しくご存知ないのでしょう?」
「負けた国のことは知らねぇし、あの山に人が住んでるなんか到底信じられん。」
「・・・あなたねぇ・・・。」
ギルはその細い目を更に細めて責めるような顔をする。
ギルの説教が始まると長くなる。
これはまずい顔だと察し、話の流れを少し変えることにした。
「じゃあお前はあの山で人を見たことあるのかよ?」
「ありません、けど。」
「ほら見ろ。」
「そもそも許可がないとあそこへは入れませんから。」
少し呆れた顔で俺を見るギルに自分の無知を思い知らされたような気持ちになった。
まあ、この時の俺はそんなことを易々と認めるわけもなかったが。
「俺なら入れる。皇族は別だろ。」
「いいえ。サフィー様。」
「・・・はあ?俺は皇子だぞ。父上や母上に俺が頼めば、」
「いいえ。入れません。自治区は特別な場所で・・・特別な方々が暮らしていらっしゃいますから。」
「・・・・・・何だそれ、」
その続きは言わなくても分かるだろ?
ムカつく。
生意気。
そんなことを考える時点で、本当に俺は嫌な子どもだった。
ギルが居なくなった後、半信半疑だった俺は父上と母上に頼むことにした。
でも、いくら頼んだところで、変わらない。
『彼らは特別な存在』
『神様みたいな力を持っている』
・・・ふーん。
じゃあ、直接俺が確かめてやるよ。
普段外に出たがらない俺が「馬の遠乗りの練習がしたい」と言えば、父上と母上は喜んで許してくれた。ちなみに乗馬だけは、得意。別に練習の必要もない。
俺の言うことを何でも聞く護衛を一人選んで、山まで一緒に遠乗りに出掛ける。
山の中までついてこられるのも煩わしい。
麓で護衛は待たせることにした。
「何かあっては大変だ」と止める護衛に「着いてくるな」と命令して、単身山へ入るようになった。
---------------------
山に入るようになって、一週間。
早々に気づいたことがある。
「ぜぇ・・・ハァ・・・ケホっ」
俺は本当に気管支が弱い。
そして、体力がない。
山に人間なんか居なかった、自分以上に特別な人間なんて居なかったと、父上や母上、ギルに言いたいが為に始めたことだが、そもそも山登り自体が俺にはハードすぎた。
一日目なんて、ほんの十数メートルで断念して山を下りたくらいだ。下りた、なんて表現さえできるか分からない。
そして特にこの日は気温も高く、山の中とは言えまだ麓近い。
生い茂る木々も高くない分、日光が容赦なく俺の体力を奪っていった。
目の前がぐるぐるし始めたのも、咳が繰り返し出るようになったのも、総じて「引き返せ」と体がわざわざ教えてくれていたのに、意地になっている俺は全て無視。その挙句、無数に実をつけたココの木の根元付近に倒れ込んでしまった。
じんじんとする膝や肘を我慢して、仰向けになる。
ココの木の枝葉の隙間から真っ青な空が見えて「俺は一体何て馬鹿なことをしているんだろう」と少し泣きそうになった。
涙が溢れてこないようにグッと下唇を噛んでから、息を整えようと大きく息を吸って吐く。
四回ぐらいそれを繰り返していた時、俺の視界いっぱいに見たことのない顔が至近距離で近付いてきて、「ぎゃああああ」と大声をあげてしまった。
するとその相手も同じように「ぎゃあああああ」と叫び返してきて、心臓が飛び出るんじゃないかと思うぐらい、胸がドクドク言って治らなかった。
「なっ、なっ、何なんだ!!お前は一体誰、ゲホっ、ゴホッ、」
「うわっ、大丈夫?ちょっと待ってね、」
「ゲホっ、待つって何を、ゴホッ、」
「えーっと、この辺、かな。ちょっと触るね。」
「?!!!!お前無礼だぞ!何すん、だ!って・・・・・・あれ?」
苦しくない。
頭がガンガンしない。
目の前がぐるぐるもしない。
触られた胸の辺りがほんのり温かい。
頭が追いつかず、胸を上下にさすっていると、目の前からくすくす笑う声がした。
慌てて顔をそちらに向けると、そこに居たのは、俺よりも少し小さな体の、美しい、美しい黒髪の少年だった。
「よかったぁ。咳止まったね。えーっとね、体の中のチクチクなってるところを力で抑えただけだから、治ったわけじゃないんだけど・・・もう、苦しくないでしょう?えへへ。」
「・・・・・・・・・っ!」
ニカッと、歯を出して嬉しそうに、無邪気に、笑うその姿。
治っていた心臓の騒がしい鼓動が再び始まって、思わず胸をぎゅっと押さえた。
すると一瞬で少年の笑顔が消え、眉毛が下がり、不安そうな顔をする。
おろおろと、手を彷徨わせ、俺の様子を伺うのだ。
「あ、あれ?まだ苦しい・・・?おかしいな、これで合ってるはずなのに。ごめんね、も、もう一回、」
「苦しくない。」
「・・・ほ、ほんとう?」
「嘘なんかついてどうする。」
「そ、そうだね。じゃあ・・・どうしたの?違うところが痛い?」
「・・・痛くない。」
「・・・?ならよかったぁ!それにしても君、綺麗な目だねぇ!」
痛くはない。
胸が、ぎゅっと苦しいだけ。
でもそれは体の不調ではなくて、間違いなく、別の理由。
しかも俺にとっては初めてのもので、かなり厄介な理由だ。
「・・・お前、馬鹿っぽいな。」
「・・・えええっ!!?いきなり馬鹿にされたぁ!!」
「・・・名前教えろ。チビ。」
「チ、チビ!!?僕には"ジェハ"っていうかっこいい名前があるの!!そういう君は誰なの?ユオの子どもじゃないよねぇ?」
「・・・・・・お前、やっぱり自治区の奴か。」
「?うん!そうだよ。このココの実を取りに来たんだぁ!僕、この実が大好きなの。」
「ふーん・・・。でも本当にこんな山に人が居」
「ああああっ!!!」
俺が喋っている途中、急にジェハが頭を抱えて、立ち上がる。
あんぐりと口を開け「どうしようどうしよう」と唸り始めた。
「いきなり大声出すのやめろ!どうしたんだ、一体!?」
「ええっと、あの、麓近くまで勝手に出てきたら本当はだめなんだけどね・・・、でも・・・ああ!やっぱりこの木になる実が一番美味しいんだよぉ~!!だから僕、内緒で走って山降りてきてて、えっと、そのっ、」
「・・・・・・黙っててやるよ。俺だって・・・ここまで勝手に入ってる。」
そもそも走って下りてるって何だ。
下り坂とは言え、山を走るなんて俺にとっては狂気の沙汰だぞ。
ジェハは俺の、ある種、悪魔の囁きにハッとする。
「・・・あ。本当だ。・・・・・・いひひっ、あははっ!」
「なっ、なんだよ、その気味の悪い笑い方は・・・っ?!」
「なんか"二人だけの秘密"って、楽しいなぁって。君もみんなには内緒だよ?ね?」
しぃ~っと人差し指を唇にあて、また花が綻ぶように笑うジェハ。
おい、お前。
俺の心臓をこれ以上弄んでどうするつもりだ。
そんなことは当然(恥ずかしくて)直接言えなかったが、俺はジェハの提案に同意して、山に来る時には必ずジェハとこっそり会うようになっていた。
体は平均より大きいが、気管支が弱かったこともあって、両親は俺を大層甘やかして育てていたし、何不自由ない暮らしの中で俺はとても"嫌な子ども"になっていた。
それを心配していたのは三つ年上の兄だったが、兄の言葉もただの妬みのように思っていた俺。
そんな俺を激変させる人間と出会うきっかけになったのは、俺が八つくらいの時に読んだある本だった。
「なあ、ギル。そんなもん読んでないでチェスでもやろう。」
「チェスもいいですが、サフィー様も歴史にもっと興味を持たれるべきだと思います。」
「昔のことばっか気にしてもしょうがねぇじゃん。終わったことだ。」
「・・・終わったことから学び、次に生かしていくことが必要な時もありますよ。」
「そんなもんはない。」
「・・・全く。」
ギルバートとは三つの頃から一緒に居る。
臣下でもあるが、友人でもあるギルは俺相手でも全く臆さない。とても貴重な存在だ。
ギルはよく本を読んでいた。この日も例外ではなかったが、いつもと少し違ったのは本棚を見渡し、何冊の本を見繕って俺に差し出してきたこと。
「この本なんていかがですか?国が一つの帝国になる頃の歴史やあの自治区についても詳しくご存知ないのでしょう?」
「負けた国のことは知らねぇし、あの山に人が住んでるなんか到底信じられん。」
「・・・あなたねぇ・・・。」
ギルはその細い目を更に細めて責めるような顔をする。
ギルの説教が始まると長くなる。
これはまずい顔だと察し、話の流れを少し変えることにした。
「じゃあお前はあの山で人を見たことあるのかよ?」
「ありません、けど。」
「ほら見ろ。」
「そもそも許可がないとあそこへは入れませんから。」
少し呆れた顔で俺を見るギルに自分の無知を思い知らされたような気持ちになった。
まあ、この時の俺はそんなことを易々と認めるわけもなかったが。
「俺なら入れる。皇族は別だろ。」
「いいえ。サフィー様。」
「・・・はあ?俺は皇子だぞ。父上や母上に俺が頼めば、」
「いいえ。入れません。自治区は特別な場所で・・・特別な方々が暮らしていらっしゃいますから。」
「・・・・・・何だそれ、」
その続きは言わなくても分かるだろ?
ムカつく。
生意気。
そんなことを考える時点で、本当に俺は嫌な子どもだった。
ギルが居なくなった後、半信半疑だった俺は父上と母上に頼むことにした。
でも、いくら頼んだところで、変わらない。
『彼らは特別な存在』
『神様みたいな力を持っている』
・・・ふーん。
じゃあ、直接俺が確かめてやるよ。
普段外に出たがらない俺が「馬の遠乗りの練習がしたい」と言えば、父上と母上は喜んで許してくれた。ちなみに乗馬だけは、得意。別に練習の必要もない。
俺の言うことを何でも聞く護衛を一人選んで、山まで一緒に遠乗りに出掛ける。
山の中までついてこられるのも煩わしい。
麓で護衛は待たせることにした。
「何かあっては大変だ」と止める護衛に「着いてくるな」と命令して、単身山へ入るようになった。
---------------------
山に入るようになって、一週間。
早々に気づいたことがある。
「ぜぇ・・・ハァ・・・ケホっ」
俺は本当に気管支が弱い。
そして、体力がない。
山に人間なんか居なかった、自分以上に特別な人間なんて居なかったと、父上や母上、ギルに言いたいが為に始めたことだが、そもそも山登り自体が俺にはハードすぎた。
一日目なんて、ほんの十数メートルで断念して山を下りたくらいだ。下りた、なんて表現さえできるか分からない。
そして特にこの日は気温も高く、山の中とは言えまだ麓近い。
生い茂る木々も高くない分、日光が容赦なく俺の体力を奪っていった。
目の前がぐるぐるし始めたのも、咳が繰り返し出るようになったのも、総じて「引き返せ」と体がわざわざ教えてくれていたのに、意地になっている俺は全て無視。その挙句、無数に実をつけたココの木の根元付近に倒れ込んでしまった。
じんじんとする膝や肘を我慢して、仰向けになる。
ココの木の枝葉の隙間から真っ青な空が見えて「俺は一体何て馬鹿なことをしているんだろう」と少し泣きそうになった。
涙が溢れてこないようにグッと下唇を噛んでから、息を整えようと大きく息を吸って吐く。
四回ぐらいそれを繰り返していた時、俺の視界いっぱいに見たことのない顔が至近距離で近付いてきて、「ぎゃああああ」と大声をあげてしまった。
するとその相手も同じように「ぎゃあああああ」と叫び返してきて、心臓が飛び出るんじゃないかと思うぐらい、胸がドクドク言って治らなかった。
「なっ、なっ、何なんだ!!お前は一体誰、ゲホっ、ゴホッ、」
「うわっ、大丈夫?ちょっと待ってね、」
「ゲホっ、待つって何を、ゴホッ、」
「えーっと、この辺、かな。ちょっと触るね。」
「?!!!!お前無礼だぞ!何すん、だ!って・・・・・・あれ?」
苦しくない。
頭がガンガンしない。
目の前がぐるぐるもしない。
触られた胸の辺りがほんのり温かい。
頭が追いつかず、胸を上下にさすっていると、目の前からくすくす笑う声がした。
慌てて顔をそちらに向けると、そこに居たのは、俺よりも少し小さな体の、美しい、美しい黒髪の少年だった。
「よかったぁ。咳止まったね。えーっとね、体の中のチクチクなってるところを力で抑えただけだから、治ったわけじゃないんだけど・・・もう、苦しくないでしょう?えへへ。」
「・・・・・・・・・っ!」
ニカッと、歯を出して嬉しそうに、無邪気に、笑うその姿。
治っていた心臓の騒がしい鼓動が再び始まって、思わず胸をぎゅっと押さえた。
すると一瞬で少年の笑顔が消え、眉毛が下がり、不安そうな顔をする。
おろおろと、手を彷徨わせ、俺の様子を伺うのだ。
「あ、あれ?まだ苦しい・・・?おかしいな、これで合ってるはずなのに。ごめんね、も、もう一回、」
「苦しくない。」
「・・・ほ、ほんとう?」
「嘘なんかついてどうする。」
「そ、そうだね。じゃあ・・・どうしたの?違うところが痛い?」
「・・・痛くない。」
「・・・?ならよかったぁ!それにしても君、綺麗な目だねぇ!」
痛くはない。
胸が、ぎゅっと苦しいだけ。
でもそれは体の不調ではなくて、間違いなく、別の理由。
しかも俺にとっては初めてのもので、かなり厄介な理由だ。
「・・・お前、馬鹿っぽいな。」
「・・・えええっ!!?いきなり馬鹿にされたぁ!!」
「・・・名前教えろ。チビ。」
「チ、チビ!!?僕には"ジェハ"っていうかっこいい名前があるの!!そういう君は誰なの?ユオの子どもじゃないよねぇ?」
「・・・・・・お前、やっぱり自治区の奴か。」
「?うん!そうだよ。このココの実を取りに来たんだぁ!僕、この実が大好きなの。」
「ふーん・・・。でも本当にこんな山に人が居」
「ああああっ!!!」
俺が喋っている途中、急にジェハが頭を抱えて、立ち上がる。
あんぐりと口を開け「どうしようどうしよう」と唸り始めた。
「いきなり大声出すのやめろ!どうしたんだ、一体!?」
「ええっと、あの、麓近くまで勝手に出てきたら本当はだめなんだけどね・・・、でも・・・ああ!やっぱりこの木になる実が一番美味しいんだよぉ~!!だから僕、内緒で走って山降りてきてて、えっと、そのっ、」
「・・・・・・黙っててやるよ。俺だって・・・ここまで勝手に入ってる。」
そもそも走って下りてるって何だ。
下り坂とは言え、山を走るなんて俺にとっては狂気の沙汰だぞ。
ジェハは俺の、ある種、悪魔の囁きにハッとする。
「・・・あ。本当だ。・・・・・・いひひっ、あははっ!」
「なっ、なんだよ、その気味の悪い笑い方は・・・っ?!」
「なんか"二人だけの秘密"って、楽しいなぁって。君もみんなには内緒だよ?ね?」
しぃ~っと人差し指を唇にあて、また花が綻ぶように笑うジェハ。
おい、お前。
俺の心臓をこれ以上弄んでどうするつもりだ。
そんなことは当然(恥ずかしくて)直接言えなかったが、俺はジェハの提案に同意して、山に来る時には必ずジェハとこっそり会うようになっていた。
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