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ソルトル伯爵領
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*キオナ目線~
あと少しで馬車通り出る予定だった
マコト様は瘴気を浄化し僕を癒しながら
回復してくれていた。
少し休憩したはずが、体力がないマコト様は
寝てしまった。
オロオロしてしまった僕は、マジックバックから
毛布を出しマコト様を包んでいた。
そんな時、人の叫び声と馬の嘶き、
馬車?襲われていた。
マコト様のお勉強を見守っていたので、
戦闘力はない従者だけど、いつかはお役に
立てようとこっそり魔法のお勉強を見ていた。
明らかに敵とわかる人を"ライウ"
雷を伴う水魔法の合わせ技を発動させ、
弓矢のイメージをし遠くから当てていた。
襲っていた敵全員6人を感電させると、
護衛?の1人が僕に気づいた。
敵か味方かわからない状況、
馬車に乗り護衛がいる身分。
どこかで見た事がある大きな人。
怖い。追手?
逃げよう。
風の魔石を使えば逃げ切れるかも……。
マコト様をそっと抱きしめ、
逃げようとした。
目の前には、大きな男。
素早い動きに退路をたたれた。
冷や汗が止まらなかった。
また、お城に閉じ込められてしまう。
逃げたいのに動けなかった。
「助けてくれてありがとう。
良ければ主にも、礼を言わせて貰えたら
嬉しいんだが……。大丈夫か?」
情けないことに、あまりの怖さに
僕はマコト様を抱えながら、腰を抜かしていた。
優しく声をかけてくれた大きな男に
僕たち2人をまとめて、お姫様抱っこ
されてしまった。
「は、初めまして、私達は、キオナと
マコトと申します。あなたは
敵ですか味方ですか?」
あまりの緊張に、すごく失礼過ぎる
挨拶をしてしまった。
その後、買い物帰りだと言うシューガーさん。
身分がありそうなふくよかな体型の
かっこいいおじ様。
お礼を言われたあと、家で"オモテナシ"を
したいと言われ、丁重にお断りしたはずが、
眠り込んでいるマコト様をみて
"彼が起きるまで。"と言い切られてしまった。
まだ腰が抜けていた僕は、大きな人に
馬車に乗せられたのだった。
マコト様お守り出来ず申し訳ございません。
"オモテナシ"がよくわからないけど
つまり、表がないから裏しかないって事で
裏の世界のお人かもしれません……。
マコト様、僕…私は命に変えましても
貴方様をお守りします。
カポーン、カポーン。
怪我をしたお馬さんが頑張って
僕らが乗る馬車を引っ張り、そして
ついに到着してしまったようだ。
真琴様は、途中ふくよかな方のお腹を
もみもみし、寝言で"お母さん"と呼び
敵を喜ばせていた。
マコト様、眠っているのに敵を油断させる
寝言、お見事です。
降りる瞬間が逃げどきだ。
・
・
「いやいや、信じるのは当たり前だよ。
さぁ、着いたな。ようこそ我がソルトル家へ、
ごゆるりと過ごされよ。歓迎する。」
ガチャ。
よし逃げるぞ!!おっ?!おっ?!
僕は先程の大きな男に抱き上げられ、
マコト様は、ふくよかなお腹の持ち主に
抱っこされてしまった。
「……。」
逃げれない…。マコト様、申し訳ございません。
あと少しで馬車通り出る予定だった
マコト様は瘴気を浄化し僕を癒しながら
回復してくれていた。
少し休憩したはずが、体力がないマコト様は
寝てしまった。
オロオロしてしまった僕は、マジックバックから
毛布を出しマコト様を包んでいた。
そんな時、人の叫び声と馬の嘶き、
馬車?襲われていた。
マコト様のお勉強を見守っていたので、
戦闘力はない従者だけど、いつかはお役に
立てようとこっそり魔法のお勉強を見ていた。
明らかに敵とわかる人を"ライウ"
雷を伴う水魔法の合わせ技を発動させ、
弓矢のイメージをし遠くから当てていた。
襲っていた敵全員6人を感電させると、
護衛?の1人が僕に気づいた。
敵か味方かわからない状況、
馬車に乗り護衛がいる身分。
どこかで見た事がある大きな人。
怖い。追手?
逃げよう。
風の魔石を使えば逃げ切れるかも……。
マコト様をそっと抱きしめ、
逃げようとした。
目の前には、大きな男。
素早い動きに退路をたたれた。
冷や汗が止まらなかった。
また、お城に閉じ込められてしまう。
逃げたいのに動けなかった。
「助けてくれてありがとう。
良ければ主にも、礼を言わせて貰えたら
嬉しいんだが……。大丈夫か?」
情けないことに、あまりの怖さに
僕はマコト様を抱えながら、腰を抜かしていた。
優しく声をかけてくれた大きな男に
僕たち2人をまとめて、お姫様抱っこ
されてしまった。
「は、初めまして、私達は、キオナと
マコトと申します。あなたは
敵ですか味方ですか?」
あまりの緊張に、すごく失礼過ぎる
挨拶をしてしまった。
その後、買い物帰りだと言うシューガーさん。
身分がありそうなふくよかな体型の
かっこいいおじ様。
お礼を言われたあと、家で"オモテナシ"を
したいと言われ、丁重にお断りしたはずが、
眠り込んでいるマコト様をみて
"彼が起きるまで。"と言い切られてしまった。
まだ腰が抜けていた僕は、大きな人に
馬車に乗せられたのだった。
マコト様お守り出来ず申し訳ございません。
"オモテナシ"がよくわからないけど
つまり、表がないから裏しかないって事で
裏の世界のお人かもしれません……。
マコト様、僕…私は命に変えましても
貴方様をお守りします。
カポーン、カポーン。
怪我をしたお馬さんが頑張って
僕らが乗る馬車を引っ張り、そして
ついに到着してしまったようだ。
真琴様は、途中ふくよかな方のお腹を
もみもみし、寝言で"お母さん"と呼び
敵を喜ばせていた。
マコト様、眠っているのに敵を油断させる
寝言、お見事です。
降りる瞬間が逃げどきだ。
・
・
「いやいや、信じるのは当たり前だよ。
さぁ、着いたな。ようこそ我がソルトル家へ、
ごゆるりと過ごされよ。歓迎する。」
ガチャ。
よし逃げるぞ!!おっ?!おっ?!
僕は先程の大きな男に抱き上げられ、
マコト様は、ふくよかなお腹の持ち主に
抱っこされてしまった。
「……。」
逃げれない…。マコト様、申し訳ございません。
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