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17、*なぜ?

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*R指定、ガッツリはいります。
ご注意下さい。
前後左右、背後に。
うふふ。








見慣れない天井……。
ゆらゆらする感じ。
少し汗ばんだ身体。
気持ちいい?なんだか重だるい。
もう少し眠りたいのに、なぜか身体が揺れている。
何で?
視界がボヤけていたが、次第にはっきりとしてきた。
クマ!!
クーマが俺に覆い被さっている!!
意識したわけじゃないが、身体が熱くなってしまった。ヤられた。
いや、まだヤられてる!!
思わず目を閉じてしまったが、見なくても……いや、見えないからこそ想像してしまった。
俺のアソコにクーマのクーマが出入りし激しく……そして、恥ずかしい格好になってる俺。
俺のアレ、男の子であるアレも俺のお腹にくっつくようによだれを垂らしまくっていた。
俺はどうしようもなく恥ずかしくなり、たぶん真っ赤かな顔をし、イヤイヤと子どもの様に首を振るしか出来なかった。
なんとかクーマから逃れようとしたけど、身をちょっとだけよじることしかできず、逃げられなかった。
「"テン"可愛すぎる!!愛してる、私の運命の番(つがい)。うっ!!」
耳元で話すから耳から身体全体がゾクゾクと感じてしまった。
クーマのもふもふが好き。
クーマの大きすぎる身長も、嫌じゃ無い。
クーマの舌も手も、顔も、嫌じゃない。
クーマがいないと不安。
あれ?俺、クーマなしじゃ生きていけない?
好き?
思わずギュッと閉じていた目を開けると、優しく微笑みながら涙を流すクーマがいた。
鼻水垂れてるけど可愛いと思ってしまった。
「テ、テ、テ…テンっ……くっ!」
クーマ??
「私の"テン"愛し過ぎても足りないくらい愛してる!!」
ガバっと苦しいほど抱きしめられ、クーマが俺の唇に吸い付き口の中までもが性感帯にでもなったかの様に、感じてしまった。
俺のアレも、甘く…でもって強く、優しく、時には激しく愛してくれた。
意識は飛び飛びになっていたと思う。

ぬちゃぬちゃと淫らな水音、荒々しい息づかいが聞こえたと同時に、無意識だったがとあるアナをキュッと締め付けてしまったようだ。
大きな存在、奥までガッツリ侵入しているクーマのクーマ。
うっ!!と愛想もくそもないクーマの声、ドクドクと俺の中に熱いナニかがぶちまけられたのだった。
「んっんっ……。んんっ…ふぁっ!!」
その衝撃で俺のアレからも……アレ?出ない?!
お腹は何回かめの放った体液で濡れているが、追加の体液が出なかった。
メスイキ
俺の頭の中にその言葉が浮かんだと同時に、本格的に眠ってしまったようだった。

次に目を覚ました時には、お腹から空腹を訴える音がひっきりなしに聞こえていた。
ベッドから降りようとしたが、身体を起こすのも無理だったわけで仕方なくまたまた連泊。
カラカラさんたちのお説教の声が聞こえてきた。
か細いチュチュとは違う声も。
「???」
カラカラさん?アマアマさん、チュチュ?
ボソボソと小さな声で何か言っているけどわからない。わからないから、余計に気になってしまった。
「クーマ、カラカラさんたち以外に誰かいるの?」
ベッドから見えない位置からふらふらしながらクーマがそばにやってきた。
苦笑いの様なイタズラがバレた子どもの様な顔。
「ごめん。つい気持ちが抑えれなくて……無理をさせて、すまなかった。」
「ううん、俺も……き、気持ち良すぎて……。」
何度かヤられてるはずなのに、なぜかすごく恥ずかしかった。
俺の心の中の声は、声に出していたようでクーマのタガが……あはは。
ヤりまくられているのに、今更ながら恥ずかしいってなんだよ!!
ホント今更、初々しいバカっぷりぶりな行動。
俺はクーマが好き。
好き以上の好き?
依存してる?
キスとかエッチな事しないと言葉が通じないからとか、そんな理由なんかなくても、クーマじゃないと心細いというか、離れたくないんだ。
王都で魔法具を買ったら、体液の交換の必要は無くなるわけだけど、エッチな事は少なくなるのかな?
王都だから、他の可愛い子…クーマ好みの子がいたら俺、必要なくなるの?
なんだか、目がぼやけてきた。
「ど、どうしたんだ?な、なぜ、泣いて……。っ!!身体が辛いのか、どこか痛むのか?」
優しくふんわりと抱きしめられた。
「……好き、捨てないで。」
「す、捨てる?な、な、な……」
「クーマ、俺を捨てないで!!」
俺は何を口走ってるんだろうか。
だけど、なぜかこの言葉を吐かないと不安が押し寄せてきて、どうしようもなかった。

ゴン!!ガンガンガン

急な浮遊感。
フライパンを持ったアマアマさんがいた。
その横にカラカラさんとチュチュ、そして見知らぬ可愛い小さな鳥?の獣人族がいた。

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