6 / 7
5、料理番任命?
しおりを挟む
東の騎士団、簡単クッキング。
朝晩は少し肌寒く、遠征ならではの
主に女性騎士からの情報によると
肌荒れや便秘がちになるし、食事は
良い時で塩味のスープに、塩で焼いた魔物肉が
主流、ほとんどが干し肉をかじりながら
あまり具が入ってないスープを
飲むだけと聞いていた。
朝晩はスープと肉、昼は干し肉と硬いパン
そんな感じだった。
遠征でも美味しい方がいいし、
肌荒れや便秘は体に良くない。
2泊3日ならまだいいが、団長と副団長は
俺のせいで4泊5日になってしまっている。
ジュライ団長にお願いしスープを
作ってもいいかと聞くと
「トオル無理だけはするな。」
と言いながら許可を貰えた。
食材は魔物の肉と食べれる雑草?野草
小麦粉もあるので水で練って薄ーくのばして
ちょっとペラペラな水団(すいとん)にした。
魔物の複数の骨でダシをとり、骨についた
肉と肉の切れ端を使いみじん切りにし
ひき肉?にした。
団員さんが採取してきた食べれる野草を
たっぷり使い、ネギのような野草、
俺のマジックバック状態になっている
ビジネスカバンから取り出した
塩こしょう、鶏ガラスープの素、しょうゆ、
しょうがで味を整えた、具沢山スープが完成した。
その他は魔物肉を薄~く切り、
野草を薄く切った肉で巻いて、塩こしょう、
刻みしょうが、しょうゆで味付けをした。
皆、奪い合うように食べてくれた。
「野草がうまい。」
「こんなに野草がうまいなら、もっと
とってくる!!」という団員も出だし
本来なら休憩時間に野草採取をする
団員が増えた。料理番は基本6人
魔物狩りをする時は基本3人ひと組
でするそうで、2泊3日のうち
朝晩の団員全体の料理をする料理番に
最低でも一回入るように組まれているそうだ。
昼はそれぞれで準備するそうだ。
料理の合間に、スパルタリハビリ?
ジュライ団長の天幕で気持ちいい
マッサージと痛いストレッチが済んだ後
たつ練習をしていた。
「……ンンッ、痛い。」
「トオル大丈夫だ。前よりほぐれてる。」
「あっ……あぁ、やめ……っ動かさないでぇ。」
「動かさないと、良くならないぞ。」
「いやぁ~…痛っ……。」
足のひざ関節と、股関節を動かすのが
すごく痛くて、申し訳ないほど涙が出る。
ストレッチが終わったあと
「よく頑張ったな。また後でしてやるから
今は休んどけ。」
そう言って涙やら鼻水まででた
俺の汚い顔を拭いてくれたり
足に巻いた布を巻き直したりしてくれるのだった。
小休憩した後は、ジュライ団長か
ツキノ副団長のどちらかが俺を
料理番の所まで運んでくれるのだが、
俺も恥ずかしいが、他の団員も
団長たちにお姫様抱っこされた俺を見て
顔を赤くしたり目を逸らされたりした。
穴があったら入りたい。
リハビリ頑張って早く立てるようになるぞ!!
☆サンムーン王国イーストエステ騎士団
第7王子が率いる東の騎士団イーストエステ
そこに在籍する団員たちは驚いていた。
第7王子であるジュライは13歳で
精通したらしく早々と成人を迎えた。
第7王子と双子であるツキノは
身長差もあまりなく体格が少々
違うだけで髪の長さも顔の作りも
ほぼ一緒だった。
常日頃一緒にいる団員ですら
間違えそうになるほどだったが
この遠征で人が変わった様になっていた。
第一弾の騎士団はいきなり現れた
トオルをチラッとしかみていないが
いつも冷静沈着、淡々と話すお方が
表情豊かになったのは驚きでしかなかった。
ツキノ副団長がジュライ団長に
耳打ちしたかと思えば、怒りをあらわに
青い炎が身体から出てる様にも見えた。
ツキノ副団長の天幕から出てきた
ジュライ団長の腕には成人間近の
見知らぬ者が腕に抱かれていた。
上半身裸のジュライ団長とぐったりした
見知らぬ可愛い男。
団長、まさか未成年に手を出したのか?
翌朝、団長の天幕から痛みを訴える
色っぽい声が聞こえてきた。
一瞬、何事かと天幕に行こうかと思ったが
ツキノ副団長の声も聞こえ、2人がかりで
昨日の男に何かをしていた。
顔が赤くなりながら、朝の生理現象を
おさめたあと、魔物狩りしながらの
帰城準備をすすめた。
団長も副団長も大人になったんだ、
勘違いしながら第1弾の団員たちは
魔物狩りをして行った。
朝晩は少し肌寒く、遠征ならではの
主に女性騎士からの情報によると
肌荒れや便秘がちになるし、食事は
良い時で塩味のスープに、塩で焼いた魔物肉が
主流、ほとんどが干し肉をかじりながら
あまり具が入ってないスープを
飲むだけと聞いていた。
朝晩はスープと肉、昼は干し肉と硬いパン
そんな感じだった。
遠征でも美味しい方がいいし、
肌荒れや便秘は体に良くない。
2泊3日ならまだいいが、団長と副団長は
俺のせいで4泊5日になってしまっている。
ジュライ団長にお願いしスープを
作ってもいいかと聞くと
「トオル無理だけはするな。」
と言いながら許可を貰えた。
食材は魔物の肉と食べれる雑草?野草
小麦粉もあるので水で練って薄ーくのばして
ちょっとペラペラな水団(すいとん)にした。
魔物の複数の骨でダシをとり、骨についた
肉と肉の切れ端を使いみじん切りにし
ひき肉?にした。
団員さんが採取してきた食べれる野草を
たっぷり使い、ネギのような野草、
俺のマジックバック状態になっている
ビジネスカバンから取り出した
塩こしょう、鶏ガラスープの素、しょうゆ、
しょうがで味を整えた、具沢山スープが完成した。
その他は魔物肉を薄~く切り、
野草を薄く切った肉で巻いて、塩こしょう、
刻みしょうが、しょうゆで味付けをした。
皆、奪い合うように食べてくれた。
「野草がうまい。」
「こんなに野草がうまいなら、もっと
とってくる!!」という団員も出だし
本来なら休憩時間に野草採取をする
団員が増えた。料理番は基本6人
魔物狩りをする時は基本3人ひと組
でするそうで、2泊3日のうち
朝晩の団員全体の料理をする料理番に
最低でも一回入るように組まれているそうだ。
昼はそれぞれで準備するそうだ。
料理の合間に、スパルタリハビリ?
ジュライ団長の天幕で気持ちいい
マッサージと痛いストレッチが済んだ後
たつ練習をしていた。
「……ンンッ、痛い。」
「トオル大丈夫だ。前よりほぐれてる。」
「あっ……あぁ、やめ……っ動かさないでぇ。」
「動かさないと、良くならないぞ。」
「いやぁ~…痛っ……。」
足のひざ関節と、股関節を動かすのが
すごく痛くて、申し訳ないほど涙が出る。
ストレッチが終わったあと
「よく頑張ったな。また後でしてやるから
今は休んどけ。」
そう言って涙やら鼻水まででた
俺の汚い顔を拭いてくれたり
足に巻いた布を巻き直したりしてくれるのだった。
小休憩した後は、ジュライ団長か
ツキノ副団長のどちらかが俺を
料理番の所まで運んでくれるのだが、
俺も恥ずかしいが、他の団員も
団長たちにお姫様抱っこされた俺を見て
顔を赤くしたり目を逸らされたりした。
穴があったら入りたい。
リハビリ頑張って早く立てるようになるぞ!!
☆サンムーン王国イーストエステ騎士団
第7王子が率いる東の騎士団イーストエステ
そこに在籍する団員たちは驚いていた。
第7王子であるジュライは13歳で
精通したらしく早々と成人を迎えた。
第7王子と双子であるツキノは
身長差もあまりなく体格が少々
違うだけで髪の長さも顔の作りも
ほぼ一緒だった。
常日頃一緒にいる団員ですら
間違えそうになるほどだったが
この遠征で人が変わった様になっていた。
第一弾の騎士団はいきなり現れた
トオルをチラッとしかみていないが
いつも冷静沈着、淡々と話すお方が
表情豊かになったのは驚きでしかなかった。
ツキノ副団長がジュライ団長に
耳打ちしたかと思えば、怒りをあらわに
青い炎が身体から出てる様にも見えた。
ツキノ副団長の天幕から出てきた
ジュライ団長の腕には成人間近の
見知らぬ者が腕に抱かれていた。
上半身裸のジュライ団長とぐったりした
見知らぬ可愛い男。
団長、まさか未成年に手を出したのか?
翌朝、団長の天幕から痛みを訴える
色っぽい声が聞こえてきた。
一瞬、何事かと天幕に行こうかと思ったが
ツキノ副団長の声も聞こえ、2人がかりで
昨日の男に何かをしていた。
顔が赤くなりながら、朝の生理現象を
おさめたあと、魔物狩りしながらの
帰城準備をすすめた。
団長も副団長も大人になったんだ、
勘違いしながら第1弾の団員たちは
魔物狩りをして行った。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
伯爵家の三男は冒険者を目指す!
おとうふ
ファンタジー
2024年8月、更新再開しました!
佐藤良太はとある高校に通う極普通の高校生である。いつものように彼女の伶奈と一緒に歩いて下校していたところ、信号無視のトラックが猛スピードで突っ込んで来るのが見えた。良太は咄嗟に彼女を突き飛ばしたが、彼は迫り来るトラックを前に為すすべも無く、あっけなくこの世を去った。
彼が最後に見たものは、驚愕した表情で自分を見る彼女と、完全にキメているとしか思えない、トラックの運転手の異常な目だった...
(...伶奈、ごめん...)
異世界に転生した良太は、とりあえず父の勧める通りに冒険者を目指すこととなる。学校での出会いや、地球では体験したことのない様々な出来事が彼を待っている。
初めて投稿する作品ですので、温かい目で見ていただければ幸いです。
誤字・脱字やおかしな表現や展開など、指摘があれば遠慮なくお願い致します。
1話1話はとても短くなっていますので、サクサク読めるかなと思います。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる