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第190話 馬車到着
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グラン目線
朝の炊き出しも、落ち着き、昼過ぎにには、
馬車も到着すると、連絡が、入った。
ギルド長のマサが、説得し続けている、
地区に、炊き出しの食事を持って行った。
内容が、わからないから、心配だけど、
無事説得に成功して欲しい。
念の為、部下を数人、尾行させていた。
昼前、慌てた様子の、尾行していた者が、
帰ってきた。
「もうすぐ200人位、広場に向かって
歩いてます。あと、数分で到着です。」
200人?炊き出しが、必要か?
水を沸かし、再度炊き出し準備をした。
間も無く、馬車も到着予定ですと、知らせも
入り、乳幼児たちを、見てくれている
人たちにも、連絡をいれてもらった。
出発準備をさせるために、馬車の到着予定の
場所に、行った。
同時に、炊き出し場所に、ギルド長のマサが
説得し続けていた、エスと、エスを慕う
人々が、到着した。
幅広い年齢層だが、どの人も、酷く
痩せていた。餓死寸前の者やかろうじて、
動けないはずの、出で立ちなのに、なぜか、
どの者も、目を輝かせ、炊き出しの広場に、
来ていた。
何が、どうかわからず、部下たちは、グランを
呼びに、馬車到着予定の、スラム街の入り口に
行ったのであった。なぜか、"はなせ~る"の
調子が、悪く、使えなかったのであった。
こころ目線
女装神様こと男装?一般的な男性の服を着た
まもるお父さんと、私は、炊き出しを
している広場に到着しました。
グラン様は、背も高く、たくましくて
素敵な男性だから、目立つはずなのに、
見まわしても、いませんでした。
炊き出しをしている方に、グラン様の
行方を聞いてもらうと、スラム街入り口に
いると教えてくれました。
スラム街の入り口は、数分で着くと聞き、
サプライズのつもりで、驚かせたくて、
連絡せずに、入り口に、向かいました。
一緒に、まもるお父さんも一緒です。
しばらく、歩いていました。
割と遠いかも。疲れたなぁ。
コンっ。
ガコンっ。ゴツッ。
「ん?何だろう?」
振り返ると、棒やヒモを持った子ども五人が
尻もちをついていました。
「大丈夫?」って声をかけようとすると、
お父さんが、私を守るように抱きしめながら、
「何の目的で、したのかな?」
子ども達は、怯えているようでした。
「突然、殴りかかってきて、無言?
お仕置きが必要かな?」
「ば、化け物、はじいた。」
「ばか、お前、防御の魔法だよ。あれ。」
「でも、私たちの、魔法も、強いって、
エス様褒めてくれたよ。」
「強い者の上に、また、強いも者がいるの。」
「ご、ごめんなさい。僕が、あなた達を、
連れて行こうって、みんなに、言ったの。
悪いのは、僕だけだから。」
「エス様の所に、連れていって
どうするつもりだったの?」
「わかんないけど、黒髪と銀髪が、
見えたから、エス様が、前に言ってた、
道が開ける?って言ってて、黒髪と
銀髪だったから、喜んでもらえるって、
思ったの。ごめんなさい。」
五人の子どもも、痩せていましたが、
狩りをしていたのか、小さな獲物を
持っていました。
まだ、血抜きをしているのか、
ポタポタと血が滴り落ちていました。
『こわい』
命を狩り、血肉をいただくのは、
わかっているんだけど、未だに私は、
動物の形から、肉へんにする事が
出来ないまま、でした。
ある程度、現物がわからない状態では、
細かくするのは、出来るんだけど、
皮をはいだり、毛をむしったりは、
まだ、出来ませんでした。
お父さんは、さりげなく、獲物を、
見えないよいにしてくれました。
「炊き出しの、広場に行ってごらん。
道ができるかもね。」
「でも、僕は……。」
お父さんは、子どもの頭を順番に
撫でていきました。
「正しい道をえらんでね。」
しばらく子ども達は、放心状態でした。
また、お父さんと、私は光っていました。
……。
神様演出?お父さんは、神様だからいい
けど、私は、普通です。
なのに、光ってます。
立ち上がった、子ども達は、
炊き出し広場に、歩き出しました。
私たちも、入り口に、向けて、
再度出発です。
朝の炊き出しも、落ち着き、昼過ぎにには、
馬車も到着すると、連絡が、入った。
ギルド長のマサが、説得し続けている、
地区に、炊き出しの食事を持って行った。
内容が、わからないから、心配だけど、
無事説得に成功して欲しい。
念の為、部下を数人、尾行させていた。
昼前、慌てた様子の、尾行していた者が、
帰ってきた。
「もうすぐ200人位、広場に向かって
歩いてます。あと、数分で到着です。」
200人?炊き出しが、必要か?
水を沸かし、再度炊き出し準備をした。
間も無く、馬車も到着予定ですと、知らせも
入り、乳幼児たちを、見てくれている
人たちにも、連絡をいれてもらった。
出発準備をさせるために、馬車の到着予定の
場所に、行った。
同時に、炊き出し場所に、ギルド長のマサが
説得し続けていた、エスと、エスを慕う
人々が、到着した。
幅広い年齢層だが、どの人も、酷く
痩せていた。餓死寸前の者やかろうじて、
動けないはずの、出で立ちなのに、なぜか、
どの者も、目を輝かせ、炊き出しの広場に、
来ていた。
何が、どうかわからず、部下たちは、グランを
呼びに、馬車到着予定の、スラム街の入り口に
行ったのであった。なぜか、"はなせ~る"の
調子が、悪く、使えなかったのであった。
こころ目線
女装神様こと男装?一般的な男性の服を着た
まもるお父さんと、私は、炊き出しを
している広場に到着しました。
グラン様は、背も高く、たくましくて
素敵な男性だから、目立つはずなのに、
見まわしても、いませんでした。
炊き出しをしている方に、グラン様の
行方を聞いてもらうと、スラム街入り口に
いると教えてくれました。
スラム街の入り口は、数分で着くと聞き、
サプライズのつもりで、驚かせたくて、
連絡せずに、入り口に、向かいました。
一緒に、まもるお父さんも一緒です。
しばらく、歩いていました。
割と遠いかも。疲れたなぁ。
コンっ。
ガコンっ。ゴツッ。
「ん?何だろう?」
振り返ると、棒やヒモを持った子ども五人が
尻もちをついていました。
「大丈夫?」って声をかけようとすると、
お父さんが、私を守るように抱きしめながら、
「何の目的で、したのかな?」
子ども達は、怯えているようでした。
「突然、殴りかかってきて、無言?
お仕置きが必要かな?」
「ば、化け物、はじいた。」
「ばか、お前、防御の魔法だよ。あれ。」
「でも、私たちの、魔法も、強いって、
エス様褒めてくれたよ。」
「強い者の上に、また、強いも者がいるの。」
「ご、ごめんなさい。僕が、あなた達を、
連れて行こうって、みんなに、言ったの。
悪いのは、僕だけだから。」
「エス様の所に、連れていって
どうするつもりだったの?」
「わかんないけど、黒髪と銀髪が、
見えたから、エス様が、前に言ってた、
道が開ける?って言ってて、黒髪と
銀髪だったから、喜んでもらえるって、
思ったの。ごめんなさい。」
五人の子どもも、痩せていましたが、
狩りをしていたのか、小さな獲物を
持っていました。
まだ、血抜きをしているのか、
ポタポタと血が滴り落ちていました。
『こわい』
命を狩り、血肉をいただくのは、
わかっているんだけど、未だに私は、
動物の形から、肉へんにする事が
出来ないまま、でした。
ある程度、現物がわからない状態では、
細かくするのは、出来るんだけど、
皮をはいだり、毛をむしったりは、
まだ、出来ませんでした。
お父さんは、さりげなく、獲物を、
見えないよいにしてくれました。
「炊き出しの、広場に行ってごらん。
道ができるかもね。」
「でも、僕は……。」
お父さんは、子どもの頭を順番に
撫でていきました。
「正しい道をえらんでね。」
しばらく子ども達は、放心状態でした。
また、お父さんと、私は光っていました。
……。
神様演出?お父さんは、神様だからいい
けど、私は、普通です。
なのに、光ってます。
立ち上がった、子ども達は、
炊き出し広場に、歩き出しました。
私たちも、入り口に、向けて、
再度出発です。
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