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第101話 家族旅行

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結婚後、新婚旅行の概念がない世界。
ポロっと、何気なくこぼしてしまい、
グラン様は、考え込んでしまいました。

赤ちゃんが出来てから、グラン様は、
子煩悩?過保護、溺愛、親バカ?
すごく超心配性に、なりました。
全てに、超が付くぐらいです。
チュリンとファニーだけじゃなく
私に対しても、かなり超過保護です。
心配は、かけないようにしようと
心がけているんだけど……。

新生児、首が座るまでは、グラン様は
チュリンとファニーを抱っこするのに、
すごく……。ゴホッゴホッ。
長い時間をかけて、
抱き上げてくれました。
抱き上げた後は、2人がお腹を空かせて
泣くまでだっこしてました。

初寝返りを見逃したグラン様は、
悔しかったようで、
乳母のクレハとルーシに、
魔法省開発品、最新式の撮影玉を
数十個準備して、チュリンとファニーの
成長を記録していきました。

最初、グラン様は、
「成長見逃したーっ。」って叫び、
「仕事休む。」とか、
「いっそーの事、辞めてやる。」
とか言いだしていました。

初めて実際に、
寝返りや、おすわりを見ると、
泣きながら、「嫁には行かなくていい。」
「嫁には、行かさない。」
「俺より強いやつしか受け入れない。」
とチュリンとファニーに
何度も、言ってました。
今では撮影玉は200個を超え、
撮影玉や、念写画の部屋が出来ました。

命名式や披露宴の時の、
念写画をみていると
グラン様は、突然いいました。

「明日から、家族旅行行くぞ。」
「楽しみだ。」
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