上 下
60 / 225

第60話 保護?誘拐?何だろう?

しおりを挟む
起きたらツノが生えた、
身長の高い男性に
目の前 かなり 近くで
覗きこまれていました。
大柄です。
しかも、私は、
女装神様みたいなヒラヒラ、
ふわふわのコスプレ出来そうな
ミニスカートのドレスを
着せられていました。
血の気ひくような気がしました。

からだの痛みはないか
うっ血の跡は ないか、つい
慌ててるのか、冷静なんだか、
わからない状態で、
確認してしまいました。
「大丈夫だよ。お嬢ちゃん。」
「着替えは ちゃんと、
女性の部下がしたよ。」
あっありがとうございます。
って意味を込めた
お礼に 頭を下げました。
「あれっ?話せないかな?」
男性は、私の首に手を当てていました。
首絞められる?
優しそうだけど 怖いかも。
私 ここで また 死ぬの?
「大丈夫。ごめんごめん。こわいよね。」
「安心して。声出せないのか って思って
調べてただけだから。」
「説明なしで ごめんね。」

しばらく男性は、考えている様子で
頭に手を当てて、よしっ。
気合い?入れてるようにみえました。
「さあ 話しようか」
えっ はい。
あっ…話さなきゃ また…
「大丈夫。落ちついて」
ありがとうございます。
あれっ優しい人?
かっこいいなぁ。
大きい…身長、高い。
市場の方も大きかったなぁ。
自己紹介した方がいいのかな?
あれっ?誘拐?保護?
「‥‥‥‥。」
「ルド・ゴー・ポールだ。
ルドって呼べ。」
「あっ…。ルドさん。」
「ん?」
ルド ゴー…ゴールド、ポール?
ゴールド ポール 金の棒?

金の綺麗な 長い髪。ツヤツヤだぁ。
いいなぁ。羨ましい。
顔立ちも 目 キリッとしてるし
鼻筋 通ってる。
かっこいい。
グラン様とは 違った、イケメンだぁ。
思わず、にっこりしてしまいました。
「かわいい 笑顔だね」
あっ、あの、あの、
「私、ココ・メイです。はじめまして。」
「はい。はじめまして。
よろしく。ココ・メイ?」
「ココ・メイは …いや…なんでもない。
ところで  お腹すいてないか?」
「普段は 何をたべてるんだ?」
しばらく、好きな食事の話をしていたら 
嬉しい 。
「ほんとに あるんだ。」
「ルドさん、ありがとうございます。」
和食が 出てきました。

白いご飯  お漬物
具沢山お味噌汁
焼き魚
お野菜の煮物
おひたし

つい、うれしくて泣きながら 
食べてしまいました。
「しょうゆ  味噌…個人で 
作ったりしてるから、
売り物ではないな。」
私は、思わず「分けてください。」
って力強く、叫んでしまいましたが、
ルドさんは、笑いながら、
了承してくれました。
嬉しい。これで 、グラン様にも
和食作ってあげれるって
喜んでしまいました。

ルド 目線

人族?
なんだか普通の人族とは 違うな。
こんな場所に まぎれこんでるし。
波長は、あいつに似ている。
調べてみるか?

名前? 偽名…
他の神の加護付き?
しょうゆ  味噌 
和食文化
異世界人?
転生者か…?
あっ。ん。そうか。
早く 元の場所に 戻してやらないとな。
かわいいから、手元に、置いときたがったが。

グラン目線

ココ~。
どこだ。どこにいる。
生きているよな?
早く 探さないと、ココ。

長官目線

これだけ、さがしてもいないなんて
まさか。
でも…ありえない。
ダメもとで……。
うわぁ やだなぁ……。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】飛行機で事故に遭ったら仙人達が存在する異世界に飛んだので、自分も仙人になろうと思います ー何事もやってみなくちゃわからないー

光城 朱純
ファンタジー
空から落ちてる最中の私を助けてくれたのは、超美形の男の人。 誰もいない草原で、私を拾ってくれたのは破壊力抜群のイケメン男子。 私の目の前に現れたのは、サラ艶髪の美しい王子顔。 えぇ?! 私、仙人になれるの?! 異世界に飛んできたはずなのに、何やれば良いかわかんないし、案内する神様も出てこないし。 それなら、仙人になりまーす。 だって、その方が楽しそうじゃない? 辛いことだって、楽しいことが待ってると思えば、何だって乗り越えられるよ。 ケセラセラだ。 私を救ってくれた仙人様は、何だか色々抱えてそうだけど。 まぁ、何とかなるよ。 貴方のこと、忘れたりしないから 一緒に、生きていこう。 表紙はAIによる作成です。

狼男が恋をした(仮)

mrr
ファンタジー
この世界にはモンスターがたくさんいるらしい。 吸血鬼、魔女、ミイラ、などなど・・・・・・ヒトと断交した生活を送っていた彼らだが、最近では「人間から離れた隠遁生活」から「人間と共存した生活水準の高い生活」へ移行することを決意した。 その政策の一環として打ち出されたのが、モンスターの留学制度だ。 「で、なんで僕がそのフォロー役をやらなきゃならないの?」 平凡を望む高校生、篠原みつるが任されたのは北国から留学してきた狼男、小林鉄也(仮名)の補佐役。 「さっきそこですごくうまそうなニンゲンを見つけたんだ!」 恋心を食欲と勘違いしたモンスターと、普通の高校生活が送りたいみつるの戦いが今、幕を開ける。

こんなとき何て言う?

遠野エン
エッセイ・ノンフィクション
ユーモアは人間関係の潤滑油。会話を盛り上げるための「面白い答え方」を紹介。友人との会話や職場でのやり取りを一層楽しくするヒントをお届けします。

お父さんがゆく異世界旅物語

はなまる
ファンタジー
 この小説は、常識も良識もある普通のお父さんが、転移という不思議現象と、獣の耳と尻尾を持つ人たちの世界で、真っ向勝負で戦うお話です。  武器は誠実さと、家族への愛情。  それが、取るに足りない、つまらないものだと思うなら、ぜひ、このお話を読んでもらいたい。  戦う相手がモンスターでなくとも、武器が聖剣でなくても、世界を救う戦いでなくても。  地球という舞台で、今日も色々なものと戦うお父さんと同じように、主人公は戦います。  全てのお父さんとお母さん、そして君に、この物語を贈ります。 2019年、3月7日完結しました。  本作は「小説家になろう」にて連載中の「おとうさんと一緒〜子連れ異世界旅日記〜」を大幅に改稿・加筆したものです。同じものを「小説家になろう」にも投稿しています。

タイムスリップビール~黒船来航、ビールで対抗~

ルッぱらかなえ
大衆娯楽
★作中で出来上がるビールは、物語完結時に実際に醸造する予定です これは読むビール、飲める物語 ーーーー 時は江戸。もしくは江戸によく似た時代。 「泥酔して、起きたらみんなちょんまげだった!!!」 黒船来航により世間が大きく揺らぐ中、ブルワー(ビール醸造家)である久我山直也がタイムスリップしてきた。 そんな直也が転がり込んだのは、100年以上の歴史を持つ酒蔵「柳や」の酒を扱う居酒屋。そこで絶対的な嗅覚とセンスを持ちながらも、杜氏になることを諦めた喜兵寿と出会う。 ひょんなことから、その時代にはまだ存在しなかったビールを醸造しなければならなくなった直也と喜兵寿。麦芽にホップにビール酵母。ないない尽くしの中で、ビールを造り上げることができるのか?! ビールという飲み物を通じ、歴史が、そして人の心が動く。これはお酒に魅せられ、お酒の力を信じた人たちのお話。

茶番には付き合っていられません

わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。 婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。 これではまるで私の方が邪魔者だ。 苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。 どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。 彼が何をしたいのかさっぱり分からない。 もうこんな茶番に付き合っていられない。 そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。

緋き魔女のセオリー~セオリー・S・マクダウェルの理不尽な理論~

朝我桜(あさがおー)
SF
 「さあっ! 憂さ晴らしの時間ですわっ!」 あらすじ:気に入らない相手には毒を吐き、悪人とあらば容赦なくぶっ飛ばす、気に入ったものは無理矢理実験体にする、品行下劣で仙才鬼才。神秘に取りつかれし自称マッドサイエンティスト、進化学・遺伝学者セオリー・シャロン・マクダウェル。  遺伝子解析システムGADS(ガディス)によパーソナルゲノム時代が到来した近未来日本。病気のリスクの早期発見が出来る一方で、理不尽な遺伝子による格差社会となっていた。  ある時ガラパゴス諸島に滞在していたセオリーに日本にいる旧友松浦から一通のエアメールが届く。  その内容は『力を貸してほしい』とのこと。観光がてら日本へと訪れたセオリーを待っていたのは、社会の根幹を揺るがす大事件。  くそったれで理不尽な社会へ次第に内心不満を募らせていくセオリーは、サイコパス、女軍人、しゃべる狼、嘘吐きAIと共に、事件を捜査する中、その理不尽な社会に潜む黒幕へと辿り着く。  セオリーと彼らは理不尽な社会への憂さを晴らすため、ある行動へと出る。

プロテインはいちごみるくあじ

Emi 松原
キャラ文芸
鈴木 陽介(27)は10年来の引きこもり。 数年前ありとあらえるゲーム機を親に破壊されてしまったが、ゲームに飽きていたこともあり、暇つぶしに筋トレを始める。 気がついたらムキムキマッチョになっていた陽介だが、部屋からは出たくないので親との攻防を続けていた。 ある日、陽介が適当に言った言葉が的中してしまい、何故か口コミで「占い師」として評判になってしまう。 そこから逃げるように、母方の田舎に移り住むのだが……!? これは引きこもりマッチョ(占い師)の感動のストーリー?

処理中です...