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第42話 がんばる

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魔法省トップ 。
長官みずからお仕事内容について
説明をしてくれました。
なんだか すごく 高待遇。
そーいえば 、ジョルジュ様は 
アルヴァン王国の
第3王子様。しかも、
第一騎獣隊団長。
グラン様は、アルヴァン王国の
第二騎獣隊団長。
‥‥‥‥‥。
レベル高い美男美女。
グラン様は、優しくて、
たくましくて、
凛々しくて、かっこいい。好きな人。
周りに、みられるよね。
グラン様、素敵だもんね。
素敵な人の、横に私は、釣り合わない。
ついつい、グラン様を見つめてしまうわ。

長官は、ぶっと、私をみて
笑っていました。
グラン様を見て、肩を揺らし
さらに笑っていました。

部屋を移動し、面接のような
雰囲気になりました。
「あなたは、魔法で何かしたい事ある?」
早く 答えなきゃ。
早く 答えないと…。魔法…。魔法…。
魔法グッズ 空飛ぶじゅうたん?
空飛ぶ ホウキ
空飛ぶ……。
あっー ちがう、ちがう、えーと。
面接、面接の答え…。
「魔法便利グッズ、商品開発や
魔石を作りたいです。」

「そっ、そう。そうなのねー。」
なぜか、長官の笑いが、
止まらないのをみて
ちゃんと 言えなかった…
また…、前みたいに、面接…。
落ちちゃった。
「あっありがとうございました。」
なんだか泣きそうに、なってきた。
せっかく、ジョルジュ様とグラン様が 
紹介 してくれたのに…。
「‥‥‥‥‥。」
ぷっ  ふふふ。
また、笑われてしまった。

長官目線

今日、黒目黒髪の子が、
見学に来ると聞いて
直接みるため、待っていると
こわおもてで、獣王と呼ばれる男が、
小柄な、かわいい女性を守りながら、
まわりを威嚇していた。
「あいかわらず、怖い顔しているわねー。」
「《うるさい》うまれつきだ。」
ふふふ。
《高い身長に、胸が大きく、細い腰。》
《羨ましい 体型。 いいなぁ。》
《綺麗。美人でいいなぁ。》
あらっ。ありがとう。
《女装神様とは、違いちゃんと、
女性だぁ。》
‥‥‥‥‥‥。
女装神様?
見つめられちゃったわ。ふふふ 。
「はじめまして、かわいこちゃん。」
仕事内容を説明していると
《なんだか、すごく高待遇。》
《そーいえば 。ジョルジュ様は、
アルヴァン王国の
第3王子様、しかも 第一騎獣隊団長。》
《グラン様は、アルヴァン王国の
第二騎獣隊団長。》
‥‥‥‥‥。
《レベル高い美男美女。》
《グラン様は、優しくて、たくましくて…。
凛々しくて、かっこいい。好きな人。》
えっ。
《周りに、みられるよね。》
何が?
《グラン様、素敵だもんね。》
獣王が 、優しくて かっこいい?素敵?
何、なに?なに。
この子、獣王を見ながら、
たくましいとか…
かっこいいとか思ってる。
ダメ笑ってしまうわ。
ぶっ。ふふふ。
ダメ、がまんよ。がまん。
笑いを、こらえながら、
彼女の人柄や、魔力をみていた。
「あなたは魔法で何か、したい事ある?」
《早く 答えなきゃ……。
早く、答えないと…。魔法…。魔法…。》
あせらなくて いいのに。
《魔法グッズ 空飛ぶじゅうたん?》
《空飛ぶ ホウキ   空飛ぶ…。》
あらっ?空をとびたいのかしら?
《あっー ちがう、 ちがう、えーと》
《面接、面接の答え…。》
あらあらっ。また 迷ってるわ。
「魔法便利グッズ  商品開発や
 魔石を作りたいです。」
「そっ そう。そうなのねー。」
この子 かわいいわ。気に入った。
ふふふ
《ちゃんと 言えなかった……。》
《また、前みたいに…面接…。》
《落ちちゃった。》
あらあら。落ち込んじゃった。
「あっ ありがとうございました。」
あらら。泣きそうに なってるわ。
言っても 大丈夫よね。
《せっかく、ジョルジュ様とグラン様が 
紹介してくれたのに…。》
「‥‥‥‥‥。」
ぷっ  ふふふ。
気に入られるわけ、わかるぅ。
かわいいわぁ。

ひと通り、説明や質問を終わらせてから
第3王子と獣王を呼び
この子に仕事、いつからするのか、
聞き出すと彼女を泣かせてしまった。
「私、思ってることとか、
きこえちゃうのよねー。」
「素敵な? 素敵で、かっこいい? 
 たくましい 
だったかしら?  あっ。優しい。
好きな人。もだったわよねー。」
ふふふ。
彼女は、目に涙をためたまま、
驚いた後てれてしまった。
よろしくね。
これから楽しくなりそう。
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