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第26話 年末年始

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グラン様の、ご両親に、勘違いされたまま 
「家に 遊びに きてねー。」と
ご招待を、受けました。
毎年新年に、挨拶だけして、仕事に行くと
グラン様から、聞いていたけど
お母様からの、強いおススメで、
一年の最後にあたる
夢の月 30日から、光の月 2日まで 
二泊三日、する事になりました。
グラン様の 一番上のお姉様が、
光の月 一日に、間に合わないかも
しれないので、光の月2日まで
お泊りする事になりました。
明日は、現公爵家の、
一番上のお兄様のお家にお泊り。
持ち物は、マーサさんや、メイドさんが
準備を、してくれたので、特に、
何もすることもなくなってしまいました。
手土産に、と思いグラン様の似顔絵や、
犬や猫、お花 色々と チョコで書いた、
クッキーを大量に作り、
持っていく事にしました。
一日中 クッキーを、焼いていたからか、
甘ーい匂いが、部屋中にただよい、
クロンは、にこにこしていました。
かわいい。ぎゅー。

グラン目線
大切な人と過ごす日。
一年最後の月に、大切な人と
過ごす日があると
マーサからの報告があったので
今日こそは彼女に、ココに、
気持ちを伝えようと、決意した。
どう伝えようか、色々考えていた。
ほとんどの貴族は、お見合い数週間後、
両家顔合わせ。
顔合わせの後、また数週間後に婚約発表。
婚約期間、数ヶ月から数年で、
結婚 といった感じだが、
はっきり言うと、まどろっこしく、
めんどうだった。
招待客や衣装作りで、 期間が長くかかるのは
わかる。わかるが、めんどくさい。
早く彼女と一緒になりたい。逃したくない。
彼女に 気持ちを伝えなければ。
伝えるんだ。
ココは俺の事、どう思っているんだろうか?
もし、気持ちを伝えて、
そんな気はないって思われたら。
ヤバイ。俺は泣ける。
ココに、嫌われたら泣く。
誕生日に初めて、たくましく 、
凛々しく 、かっこいい。
と言われ舞い上がっていたが、
好きだとは言われてない。
年齢的にも38歳と、17歳。
いち、にい、さん……。
えーと21?なんども17から
指折り数えてみたが21?
21歳の年齢差。
2つ上の兄、40歳の兄の1番上の子が、
たしか23歳の娘が 
6歳と3歳と今妊娠中らしいが孫がいる。
俺は、38歳。
ココは17歳 。21歳年齢差。
ダメだ。年齢的にも、
兄どこれか、父親の年齢だ。
すっかりのぼせてしまった。
ふらふらに、なりながら、
魔力の練習をする為、ココの部屋に
向かって、歩き出しました。

ココ目線

明日は、お泊りと言う事で 、今日はいつもより、
念入りに髪の毛や、お肌の手入れを、
マーサさんがしてくれいたので、
なんだか、いつもより、気持ちいいわ。
でも眠い。
クッキーの甘い香りと、
リラックス効果がある、ラベンダーみたいな
香油の匂いが混じり、なんだか、
不思議な香りが 部屋中に漂っていた。
ガチャ
あっ。グラン様が来てくれたわ。
なんだか、顔が赤いし、ふらふらしてる。
年末だしお仕事、忙しかったのかな?
あっ。かなり、ふらふらしてるわ。
「グラン様、大丈夫ですか?」
「‥‥‥。」
おもいつめた表情で 、 
疲れた様子のグラン様に、
ベッドに座ってもらい、今日、
作ったクッキーで
疲れをとたってもらおうと、
立ち上がろうとすると
グラン様に腕を捕まれ、
「お願いだ。(好きだから)
俺の、そばに。
一緒に、いて(結婚して)くれ。」
「はい。グラン様そばにいます。」
グラン様が、疲れてると思い背中を
さすると気持ちがいいのか
安心したような笑顔で
「ありがとう。」と いいながら 
眠ってしまいました。
グラン様に、布団をかけ直し、
スヤスヤ眠る顔を見つめていました。、 
 ソファで 寝ようかな?とおもいながら
部屋の片隅に、準備された荷物をみて
念のため明日、持って行くものを
整理しようとし
明け方まで起きていました。
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