『完結』地味でも地道にコツコツとしていたのに、突然、なぜかこうなりました。

キバっていきましょう

あかねさんは、普段から
農業や畜産の体験の人の案内や
会計を担当しているそうです。

だからあかねさんが、来てくれたんだ。
言葉が一番わかりやすい。

地方からもたまに、来るそうです。

旅行会社とも契約しているみたいだけど、
畜産に関しては体験コースを
組んでいないらしく、見学コースだけ
あるそうです。理由が…ケンジさんが
愛想なしと言う事でした。

旅行者の多くはお兄さんたちの
牧場で、乳搾りや
チーズ作りをするそうです。

今日の私は朝ゆっくりめに畑に行き、
草抜きからはじめました。

絹さや、えんどう豆、スナックエンドウなど
説明を聴きながらの収穫しました。

収穫した一部を、畑の簡易コンロで
塩ゆでにしたり、そら豆や
間引いた玉ねぎを網で焼いて食べました。

真っ黒焦げの玉ねぎの黒こげ部分をもち
ツルルンと出てきた 半透明な玉ねぎは
すごく甘くて美味しかったです。
１０時過ぎの休憩でした。

体験コースでは、長芋の植え付けや
苺の収穫、なすびの支柱立て、
きゅうりなど、色々な野菜の
植えたり、草取りでした。

長芋などは、横長に穴を掘る作業が
おじいちゃんとおばあちゃんには、
きつい仕事なので、体験者がいたら、
コースにとりいれているそうです。

穴を掘ってトタン、波板を入れて、土を戻し
種芋を植え付け軽く土をかぶせる作業。

旅行者は約2、3時間の体験をし、
帰っていくそうです。

お金を払ってもらっての農作業体験。

今ではわりと当たり前になってきたのが、
数年前までおじいちゃんと
おばあちゃん達には、受け入れ難い事
だったようです。

人を臨時で雇って農耕、収穫や選別作業を
していたのを、旅行会社に計画を
持ちかけ、体験ツアーを企画して
もらったそうです。

まだ中学生だったケンジさんが
提案したそうです。

一時期、あかねさんのところが経営難になり 
土地を手放したり 立て直しする為に、
多くの従業員を他の所に、紹介したり
辞めてもらったりしたそうです。

今では体験コース、手づくりコース
見学コースなど作り利用者さんが
徐々に増えてるそうでした。

以前働いていた従業員も一部だけど
また働いて貰えるくらい、回復
してきたそうです。

あかねさんは、一通りのコースを
説明してくれました。
そのあとに真剣な顔で
「さくらちゃん、うちこねぇかな？」
えっ？

あかねさんが提案してくれた事は、
私とあかねさんとでお客様を迎えたり
体験など色々なコースを説明役に
したいそうです。

たまにかぶる時があり、せっかくの収入源が
ダメになる事も多いそうです。
あと標準語がイマイチわからない時が
あるそうです。

お客様に通じない事もあり、被った時
案内出来る人がいれば助かるとの事
でした。

魅力的な話。
しかも私の収入になるお話。
私は迷いながらも、しようと思いました。

まさかこうなるなんて、この時は
思いませんでした。