47 / 50
47.おっチャン達が落ちた場所は……。
しおりを挟む
数分、数秒、人が暗闇に落ちる時って
走馬灯とか、色いろ考えそうだけど
実際には、考える暇もなく、
ジェットコースターがあっという間に
終わったかんじだったと思う……。
地の底にたどりついてるかんじ?
地面は土、野菜が育ちそうないい香りの土。
目が慣れてくると、人がいる気配がする。
たまに言語がわからないのもあるけど
だいたいは、こんな感じ。
「大人っぽいのもいるが、子どもも
混じってるなぁ。」
「私たちか弱いから、大丈夫かしら?」
「奥さんの腕っぷしなら、大丈夫だろうよ。」
「可愛い子から、イケメンとかいうのも
混じってるわ。」
「こんな大量に人間が落ちてくるなんてねー。」
「天変地異かしら?」
「ははは、そうかもな。まっ、俺は
ひとっ走りして、城に知らせてくるよ。」
「あいよ。店番は任しときな。」
「ありがとうよ。」
***
明らかに人族とは違う体格。
大きな鬼に似ている。
暗いからか昔ながらの赤や青とかは
いないが、ぱっと見大きな人族に角が
一本から数本生えているのが見える。
ここは鬼が住むエリアなのか?
それにしても、人が落ちて来たのに
あまり騒がれないし、店番を任された
3本角の大きな鬼さんは、
「というわけで、あんたらここにいてくれ。
身元がわかれば帰れるし、最近落ちてくるのが
多くて、返すのに魔王様も大変なんだよー。
「「「「「「魔王様。」」」」」」
「おっおう。」
角が2本生えた馬?通常の3倍はありそうな
体格の角が2本の馬の車、2頭仕立ての
大きな馬車に乗せられ暗闇の中でも
スイスイと走る馬。
まるで空を飛んでいるみたいだと思ったら
飛んでいました。はい。
馬車未体験の俺は、空飛ぶ馬車を
初体験しました。はい。
薄暗い空に浮かぶのは立派なお城。
立派な門構えに空飛ぶ馬車対応しているのか
そのまま高台にある検問所のようなところで
厳格?ではなくまるで、世間話するような
感じで門を通り抜けたのだ。
俺たち、普通に剣や武器持ってるけど
いいのか?力の差が歴然としているから
大丈夫というのか?
下手な事言って取り上げられても
困るからこのままでいいのか……。
馬車な中は俺たちだけで見張りもいない。
ほんと、なんなんだろうか?
廊下も薄暗い、穴だから暗いのか?
地下のお城?
くねくねした廊下、やたらと広かったり
狭かったり不思議だけど不自然な作りの
お城。やはり侵入者対策なのかな?
普段の運動不足からか、歩くのが
疲れてきた。
やっと着いたと思ったら、ドアが自動で
開かれ程よい低音と、先ほどから
漏れ聞こえていた赤ちゃんの泣き声がしていた。
ま、まさか、魔王、赤ちゃん、生贄……。
背筋が凍る様な思いで、「頭を下げよ!」
の声に従った。怖い。
低音の声に赤ちゃんの泣き叫ぶ声って
なんだよー。お化け屋敷か?って、
魔王がいるから、魔王城だよなぁ。
「名を申せ。」
俺たちは順番に名乗り上げていた。
黄竜騎士団の団長ナバナ・スターリン
副団長のミーカ・コウ・セラミド
青竜騎士団の団長ピロロ・エウラタン
副団長のケラー・チナミン・プラセラ
赤竜騎士団の軍師オスカル・シャトレイヤー
赤竜騎士団の副団長シン・ハーマン
新入りのカーク・ヒアー・ルロン
魚人族の料理人ジャー・コー・テーン
そして、俺ナオキ。
「赤竜騎士のハロルドと同じ仲間か?」
「ハロルドさんいるんだ。」
「良かった。」
俺たちは、姿の見えない魔王と赤ちゃん
の鳴き声が響く部屋で、しばらく待っていた。
更に鳴き声が聞こえてきた。
ハッキリ言って恐怖でしか無かった。
ハロルドさんは無事なのか?
赤ちゃんの鳴き声は何なのか?
走馬灯とか、色いろ考えそうだけど
実際には、考える暇もなく、
ジェットコースターがあっという間に
終わったかんじだったと思う……。
地の底にたどりついてるかんじ?
地面は土、野菜が育ちそうないい香りの土。
目が慣れてくると、人がいる気配がする。
たまに言語がわからないのもあるけど
だいたいは、こんな感じ。
「大人っぽいのもいるが、子どもも
混じってるなぁ。」
「私たちか弱いから、大丈夫かしら?」
「奥さんの腕っぷしなら、大丈夫だろうよ。」
「可愛い子から、イケメンとかいうのも
混じってるわ。」
「こんな大量に人間が落ちてくるなんてねー。」
「天変地異かしら?」
「ははは、そうかもな。まっ、俺は
ひとっ走りして、城に知らせてくるよ。」
「あいよ。店番は任しときな。」
「ありがとうよ。」
***
明らかに人族とは違う体格。
大きな鬼に似ている。
暗いからか昔ながらの赤や青とかは
いないが、ぱっと見大きな人族に角が
一本から数本生えているのが見える。
ここは鬼が住むエリアなのか?
それにしても、人が落ちて来たのに
あまり騒がれないし、店番を任された
3本角の大きな鬼さんは、
「というわけで、あんたらここにいてくれ。
身元がわかれば帰れるし、最近落ちてくるのが
多くて、返すのに魔王様も大変なんだよー。
「「「「「「魔王様。」」」」」」
「おっおう。」
角が2本生えた馬?通常の3倍はありそうな
体格の角が2本の馬の車、2頭仕立ての
大きな馬車に乗せられ暗闇の中でも
スイスイと走る馬。
まるで空を飛んでいるみたいだと思ったら
飛んでいました。はい。
馬車未体験の俺は、空飛ぶ馬車を
初体験しました。はい。
薄暗い空に浮かぶのは立派なお城。
立派な門構えに空飛ぶ馬車対応しているのか
そのまま高台にある検問所のようなところで
厳格?ではなくまるで、世間話するような
感じで門を通り抜けたのだ。
俺たち、普通に剣や武器持ってるけど
いいのか?力の差が歴然としているから
大丈夫というのか?
下手な事言って取り上げられても
困るからこのままでいいのか……。
馬車な中は俺たちだけで見張りもいない。
ほんと、なんなんだろうか?
廊下も薄暗い、穴だから暗いのか?
地下のお城?
くねくねした廊下、やたらと広かったり
狭かったり不思議だけど不自然な作りの
お城。やはり侵入者対策なのかな?
普段の運動不足からか、歩くのが
疲れてきた。
やっと着いたと思ったら、ドアが自動で
開かれ程よい低音と、先ほどから
漏れ聞こえていた赤ちゃんの泣き声がしていた。
ま、まさか、魔王、赤ちゃん、生贄……。
背筋が凍る様な思いで、「頭を下げよ!」
の声に従った。怖い。
低音の声に赤ちゃんの泣き叫ぶ声って
なんだよー。お化け屋敷か?って、
魔王がいるから、魔王城だよなぁ。
「名を申せ。」
俺たちは順番に名乗り上げていた。
黄竜騎士団の団長ナバナ・スターリン
副団長のミーカ・コウ・セラミド
青竜騎士団の団長ピロロ・エウラタン
副団長のケラー・チナミン・プラセラ
赤竜騎士団の軍師オスカル・シャトレイヤー
赤竜騎士団の副団長シン・ハーマン
新入りのカーク・ヒアー・ルロン
魚人族の料理人ジャー・コー・テーン
そして、俺ナオキ。
「赤竜騎士のハロルドと同じ仲間か?」
「ハロルドさんいるんだ。」
「良かった。」
俺たちは、姿の見えない魔王と赤ちゃん
の鳴き声が響く部屋で、しばらく待っていた。
更に鳴き声が聞こえてきた。
ハッキリ言って恐怖でしか無かった。
ハロルドさんは無事なのか?
赤ちゃんの鳴き声は何なのか?
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
慟哭の時
レクフル
ファンタジー
物心ついた時から、母と二人で旅をしていた。
各地を周り、何処に行くでもなく旅をする。
気づいたらそうだったし、何の疑問も持たなくて、ただ私は母と旅を続けていた。
しかし、母には旅をする理由があった。
そんな日々が続いたある日、母がいなくなった。
私は一人になったのだ。
誰にも触れられず、人と関わる事を避けて生きていた私が急に一人になって、どう生きていけばいいのか……
それから母を探す旅を始める。
誰にも求められず、触れられず、忘れ去られていき、それでも生きていく理由等あるのだろうか……?
私にあるのは異常な力だけ。
普通でいられるのなら、こんな力等無くていいのだ。
だから旅をする。
私を必要としてくれる存在であった母を探すために。
私を愛してくれる人を探すために……
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる