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バアルさんのハロウィンコス撮影会、ヨミ様と一緒
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慰めてくれているように、よしよしと大きな手に頭を撫で回してもらっている俺の後ろでは、案の定、ご機嫌そうにくつくつと笑う声が聞こえる。
「うむうむ、仲良しさんだなっ」
なんとか少しだけ、落ち着きを取り戻した俺がゆっくり顔を離すと、少し残念そうに微笑むバアルさんと目が合う。
頭をひと撫でしてくれてから、そっと俺の腰に腕を回して、いまだ上機嫌に羽をはためかせているヨミ様へ、代わりに尋ねてくれた。
「ところで、本日はどのようなご用件でしょうか?」
「ああ、なんでも今の季節、アオイ殿がいた現世では……ハロウィンという催しをやっているそうじゃないか。であれば、貴殿も一緒に楽しんでみてはどうかと思ってな」
軽く咳払いをしたヨミ様が、しなやかな腕を指揮者みたいに広げ、威厳に満ち溢れた声で歌うようにつらつらと言葉を紡ぐ。
どこからか吹いてきているのか……右肩かけている黒いマントが、ぶわりとはためいた瞬間。手品のように、いくつもの衣装が宙に現れた。
言わずもがな、ヨミ様の術によるものだ。ハロウィンというだけあって、コウモリの羽がついた中世の貴族っぽい衣装。
狼男っぽい黒い耳と尻尾がセットの、シャツやジーンズにダメージの入った衣装。ズボンはちゃんとあるけど、上は大胆にも包帯だけという……これは果たして服っていえるのか? ってものまで様々だ。
「因みにですが、御本心は?」
「仮装するバアルが見たい。だって、このフワモフな犬耳とか、私が頼んでも絶対つけてくれないだろう? 絶対似合うのに、可愛いのに」
彫りの深い顔に刻まれたカッコいいシワを深くして「お戯れで、老骨に無茶振りをするのはお止めください……」とバアルさんが額を手で覆う最中。俺の興味は、完全に衣装の方へと向いてしまっていた。
だからだろう。たった一言、呼ばれただけなのに分かってしまったんだ。答えてしまったんだ。
「アオイ殿っ」
「……ごめんなさいっ、滅茶苦茶見たいです……バアルさんのコスプレ姿……」
「だよなっ! 流石だ、我が親愛なる同志よっ!!」
「アオイ様……」
相変わらず優しさの化身のような彼は、俺の背をゆったり撫でてくれながら「貴方様がお望みとあらば……」と微笑みかけてくれたんだ。
それから天井を仰いでガッツポーズをしている王様もまた、地獄を治めている主として家臣へのフォローは抜かりなく。
「勿論、アオイ殿の分も用意してあるからな! セクシーなのも、キュートなのも選り取り見取りだっ」
宣言の通り、バアルさん用の衣装の反対側に、ぽぽんっといくつかの服が現れていく。
子供の時でも穿かないような丈の短さの黒い短パンには、悪魔の様な尻尾つき。おまけにコウモリの羽がついたフード付きのノースリーブも、丈が短くヘソが丸出しになるという……裸の方が恥ずかしくないんじゃないか? と思いたくなるセット。
魔法使いが被るような大きめのとんがり帽子と前に大きなリボンがついたマントの衣装。バアルさんのとお揃いに出来そうな貴族っぽい衣装もあって、これまた多種多様だ。
「え? いや、バアルさんには必要不可欠っていうか……当然似合うし、滅茶苦茶見たいですけど……俺にセクシーさとか……」
いらないでしょ、似合わないし……とは言えなかった、言えるハズがなかった。
何故なら、目が合ってしまったからだ。さり気なく繋がれていた手を、ゆるゆると握っては緩めを繰り返している彼の、期待に満ち溢れた煌めく緑の瞳と。
「あー……その、俺、何でも着ますよ。バアルさんが喜んでくれるんだったら……」
「……誠でございますか? 大変嬉しく存じます」
「よし、話はまとまったようだな。では早速始めようではないかっ!」
さっきまで、あんなに満ち溢れていた威厳は何処にいってしまったのか。無邪気な子供のように顔を輝かせているヨミ様の、テンション高めの号令によって始まった……バアルさんの撮影会。ハロウィンコスバージョンであったが、早くも脱落者が出ることになる。
「あ、アオイ殿っ、大丈夫か? しっかりしろ!」
「アオイ様っ」
そう、俺だ。投影石を握りしめたまま、膝から崩れ落ちた俺の頭に、慌てた二人の声が降ってくる。
すんでのところで支えてくれた腕が、おそるおそる背中を撫でてくれる。すかさず駆け寄りしゃがんだ彼の大きな手が、俺の手を取りぎゅっと握り締めてくれた。
……最近はお着替えも手伝わせてもらっているし、一緒にお風呂で背中も流させてもらっている。
後……エッチなことも致してもらっているのだが。その慢心が、いけなかったのかもしれない……それなりに、彼の彫刻のような肉体美に見慣れてきたという慢心が。
「……ただ包帯巻いてるだけなのに……エッチでカッコイイの、ズルい……」
「うむ、なんせ元が良いからな。それに、がっつり見えているよりも、チラ見せの方が良いと言うしな」
ぽん、ぽんと一定のリズムで背中を優しく叩いてくれながら……同意してくれているヨミ様の言う通り、一つ目の衣装はチラ見せの破壊力がヤバかった。
満遍なく巻かれた白く細い布の隙間から、綺麗な鎖骨のラインや盛り上がった逞しいお胸。さらには割れた腹筋が覗く様は、思わず瞬きを忘れる素晴らしさだった。
「尻尾と耳、動くなんて聞いてない……ずっとブンブン振ってるの、かわいい……」
二つ目は……ぱっと見、所々にダメージの入った衣装も相まってワイルドなのに。俺が名前を呼んだりカッコイイと連呼する度に、耳がピンッと立ったり、千切れんばかりに尻尾が揺れたりするのだ。とにかく、かわいかった。
しかも本人は、至っていつも通りに平然と微笑んでいるもんだから余計に。
「ああ、術で一時的に繋いでいるんだ。その者の感情と連動するようになっておるからな。バアルは、よっぽどアオイ殿のことを好いておるのだろう」
「…………ふぇ」
「ヨミ様、止めを刺さないで下さい。私がアオイのことを何よりも愛しているのは、紛れもない事実ではございますが」
「……あ、ぅ……」
「いや、貴殿の方が刺しとるだろうが……しれっと愛を伝えるんじゃない」
さらりとフワモフセットの機能を口にしたヨミ様の元から、奪うように抱き寄せられた。一切の照れがなく……しかもさり気なく呼び捨てで、胸が高鳴るお言葉を紡いでくれた、バアルさんの腕の中へと。
優しく頬を撫でられて、つい見上げた先で三つ目と。俺が崩れ落ちる決定打となった、バアルさんと再びご対面してしまった。
銀の片仮面をつけ、黒いマントを羽織り、鋭い八重歯とコウモリの羽が特徴的な、中世の貴族っぽい黒の衣装に身を包んだ彼と。おまけに至近距離で、柔らかい微笑みつきで。
お陰で、またお二人を慌てさせてしまった。ますます激しく心臓が暴れ始めてしまった俺が四肢を投げ出し、ぐったりとバアルさんの胸元にもたれかかってしまったせいで。
「うむうむ、仲良しさんだなっ」
なんとか少しだけ、落ち着きを取り戻した俺がゆっくり顔を離すと、少し残念そうに微笑むバアルさんと目が合う。
頭をひと撫でしてくれてから、そっと俺の腰に腕を回して、いまだ上機嫌に羽をはためかせているヨミ様へ、代わりに尋ねてくれた。
「ところで、本日はどのようなご用件でしょうか?」
「ああ、なんでも今の季節、アオイ殿がいた現世では……ハロウィンという催しをやっているそうじゃないか。であれば、貴殿も一緒に楽しんでみてはどうかと思ってな」
軽く咳払いをしたヨミ様が、しなやかな腕を指揮者みたいに広げ、威厳に満ち溢れた声で歌うようにつらつらと言葉を紡ぐ。
どこからか吹いてきているのか……右肩かけている黒いマントが、ぶわりとはためいた瞬間。手品のように、いくつもの衣装が宙に現れた。
言わずもがな、ヨミ様の術によるものだ。ハロウィンというだけあって、コウモリの羽がついた中世の貴族っぽい衣装。
狼男っぽい黒い耳と尻尾がセットの、シャツやジーンズにダメージの入った衣装。ズボンはちゃんとあるけど、上は大胆にも包帯だけという……これは果たして服っていえるのか? ってものまで様々だ。
「因みにですが、御本心は?」
「仮装するバアルが見たい。だって、このフワモフな犬耳とか、私が頼んでも絶対つけてくれないだろう? 絶対似合うのに、可愛いのに」
彫りの深い顔に刻まれたカッコいいシワを深くして「お戯れで、老骨に無茶振りをするのはお止めください……」とバアルさんが額を手で覆う最中。俺の興味は、完全に衣装の方へと向いてしまっていた。
だからだろう。たった一言、呼ばれただけなのに分かってしまったんだ。答えてしまったんだ。
「アオイ殿っ」
「……ごめんなさいっ、滅茶苦茶見たいです……バアルさんのコスプレ姿……」
「だよなっ! 流石だ、我が親愛なる同志よっ!!」
「アオイ様……」
相変わらず優しさの化身のような彼は、俺の背をゆったり撫でてくれながら「貴方様がお望みとあらば……」と微笑みかけてくれたんだ。
それから天井を仰いでガッツポーズをしている王様もまた、地獄を治めている主として家臣へのフォローは抜かりなく。
「勿論、アオイ殿の分も用意してあるからな! セクシーなのも、キュートなのも選り取り見取りだっ」
宣言の通り、バアルさん用の衣装の反対側に、ぽぽんっといくつかの服が現れていく。
子供の時でも穿かないような丈の短さの黒い短パンには、悪魔の様な尻尾つき。おまけにコウモリの羽がついたフード付きのノースリーブも、丈が短くヘソが丸出しになるという……裸の方が恥ずかしくないんじゃないか? と思いたくなるセット。
魔法使いが被るような大きめのとんがり帽子と前に大きなリボンがついたマントの衣装。バアルさんのとお揃いに出来そうな貴族っぽい衣装もあって、これまた多種多様だ。
「え? いや、バアルさんには必要不可欠っていうか……当然似合うし、滅茶苦茶見たいですけど……俺にセクシーさとか……」
いらないでしょ、似合わないし……とは言えなかった、言えるハズがなかった。
何故なら、目が合ってしまったからだ。さり気なく繋がれていた手を、ゆるゆると握っては緩めを繰り返している彼の、期待に満ち溢れた煌めく緑の瞳と。
「あー……その、俺、何でも着ますよ。バアルさんが喜んでくれるんだったら……」
「……誠でございますか? 大変嬉しく存じます」
「よし、話はまとまったようだな。では早速始めようではないかっ!」
さっきまで、あんなに満ち溢れていた威厳は何処にいってしまったのか。無邪気な子供のように顔を輝かせているヨミ様の、テンション高めの号令によって始まった……バアルさんの撮影会。ハロウィンコスバージョンであったが、早くも脱落者が出ることになる。
「あ、アオイ殿っ、大丈夫か? しっかりしろ!」
「アオイ様っ」
そう、俺だ。投影石を握りしめたまま、膝から崩れ落ちた俺の頭に、慌てた二人の声が降ってくる。
すんでのところで支えてくれた腕が、おそるおそる背中を撫でてくれる。すかさず駆け寄りしゃがんだ彼の大きな手が、俺の手を取りぎゅっと握り締めてくれた。
……最近はお着替えも手伝わせてもらっているし、一緒にお風呂で背中も流させてもらっている。
後……エッチなことも致してもらっているのだが。その慢心が、いけなかったのかもしれない……それなりに、彼の彫刻のような肉体美に見慣れてきたという慢心が。
「……ただ包帯巻いてるだけなのに……エッチでカッコイイの、ズルい……」
「うむ、なんせ元が良いからな。それに、がっつり見えているよりも、チラ見せの方が良いと言うしな」
ぽん、ぽんと一定のリズムで背中を優しく叩いてくれながら……同意してくれているヨミ様の言う通り、一つ目の衣装はチラ見せの破壊力がヤバかった。
満遍なく巻かれた白く細い布の隙間から、綺麗な鎖骨のラインや盛り上がった逞しいお胸。さらには割れた腹筋が覗く様は、思わず瞬きを忘れる素晴らしさだった。
「尻尾と耳、動くなんて聞いてない……ずっとブンブン振ってるの、かわいい……」
二つ目は……ぱっと見、所々にダメージの入った衣装も相まってワイルドなのに。俺が名前を呼んだりカッコイイと連呼する度に、耳がピンッと立ったり、千切れんばかりに尻尾が揺れたりするのだ。とにかく、かわいかった。
しかも本人は、至っていつも通りに平然と微笑んでいるもんだから余計に。
「ああ、術で一時的に繋いでいるんだ。その者の感情と連動するようになっておるからな。バアルは、よっぽどアオイ殿のことを好いておるのだろう」
「…………ふぇ」
「ヨミ様、止めを刺さないで下さい。私がアオイのことを何よりも愛しているのは、紛れもない事実ではございますが」
「……あ、ぅ……」
「いや、貴殿の方が刺しとるだろうが……しれっと愛を伝えるんじゃない」
さらりとフワモフセットの機能を口にしたヨミ様の元から、奪うように抱き寄せられた。一切の照れがなく……しかもさり気なく呼び捨てで、胸が高鳴るお言葉を紡いでくれた、バアルさんの腕の中へと。
優しく頬を撫でられて、つい見上げた先で三つ目と。俺が崩れ落ちる決定打となった、バアルさんと再びご対面してしまった。
銀の片仮面をつけ、黒いマントを羽織り、鋭い八重歯とコウモリの羽が特徴的な、中世の貴族っぽい黒の衣装に身を包んだ彼と。おまけに至近距離で、柔らかい微笑みつきで。
お陰で、またお二人を慌てさせてしまった。ますます激しく心臓が暴れ始めてしまった俺が四肢を投げ出し、ぐったりとバアルさんの胸元にもたれかかってしまったせいで。
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