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3章
29話 シヴィスと二人※砂糖多め
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「……あぁ、やっぱ勝てなかったか」
見慣れた天井。
自室のベッドの上で目覚めた俺の開口一番の言葉は、哀愁漂うものだった。
心の中は悶々としたナニカが今もなお燻っている。
勝てないだろうなとは理解していた。でも、いざ負けてみると悔しさしか残っていない。
もし。
あれが実戦だったならば。
グレイスが敵だったならば。
俺は、また守られる立場だったんだろう。
誰かに守られて、その誰かは俺を守るために死んでいく。
お前も対して変わらないじゃ無いか。
ふと言葉が過ぎると同時、無意識のうちに握り拳となっていた右手に力がこもる。
そんな折、すぐそばから声が聞こえてきた。
「身体の調子はどう? ナガレ」
ベッドから少し離れた場所で椅子に腰掛けている赤髪の少女。
シヴィスだった。
最近伸ばし始めた長髪が邪魔なのか、ポニーテールになるように結われている。
だが、俺の疑問はそんな事よりも遥かに根本的な問題。
「……どうしてシヴィスが僕の部屋にいる」
俺は不機嫌だとばかりに声の調子をあからさまに変えて返答するが、その反応を見て当の本人は呆れ顔を向けてくる。
「……もっと自分の立場を自覚しなさいよ。ナガレはこの子爵家の嫡男であり、後継ぎ。もしもが無いように一人や二人は何かがあった時のために側に置いておくものでしょう?」
言われて見ればと腑に落ちた。
「それも、そうか」
椅子から立つ様子はない。
特別用もないようで、沈黙が場に降りた。
「……」
「……」
「あの、さ」
シヴィスが口を開く。
「仕合、見てた。凄かった。ナガレってあんなに強かったんだって初めて知った。結果、負けちゃったけど、頑張ってたのはあたしも知ってる」
元気出しなよ。
そんな言葉をシヴィスは使わない。
コイツはただ、認めてくれるヤツだ。
だからかも知れない。
なにも返答する気なんて無かったのに。
シヴィスだから。シヴィスならと、俺の口も開いていた。
「勝てるなんて、思っていたわけじゃ無い。ただ、負けたく無かった」
たぶん、「纒い」を使ってたとしても結果は変わらなかったと思う。明らかにグレイスと俺の間には差があった。
力量の差が。
「仕合を終えて。もし、グレイスが俺の敵だったならまた前と同じ道を辿るんだろうなと思うと、悔しかった。少しだけ」
嘘だ。少しだけなんてことは無い。
たかが半年だけど、俺は実のある半年だったと思ってる。
半年前、俺は自分にとって守りたい者は守る。そう決めた。
いつか自分の前から消えてしまうんじゃ無いかという恐怖に怯えているのではなく、自らの手で安心を勝ち取ろうとした。
その為の半年だった。
でも、やっぱりその考えは無謀だったんじゃ無いか。
そう思うとムカつくと同時、少し怖くなっていた。
弱みを見せるのはナガレらしく無い。
だから精一杯強気で返事をする。
「……そう。でも、いいじゃない。悔しいと思えたのなら。いつか悔しい思いをするより、今悔しい思いをした事をラッキーだったと思えば良いだけ。あたしはそう思う」
真摯に受け止め、答えてくる。
うわべだけじゃない言葉。
確かにそうだと思える。
だけどそんな余裕染みた考えじゃ、どこかで手遅れになる。そんな確信があった、
これは自分の心の中だけで留めておくべきだろう。
分かってる。そんな事は分かってる。
けど、開いた口が閉じてくれない。
言葉が止まらない。
この半年の間に、シヴィスに対して心を許しすぎたのかもしれない。
「昔、盗賊に襲われた事があった。馬車に乗っての移動途中。何十もの盗賊が、襲い掛かってきた事があった」
ナガレという一人の人間の中に、何年経とうが色褪せない過去として根付いていた出来事。
「護衛にと、傭兵達を事前に雇ってた。金で雇い、雇われの関係。ペラペラな関係だったが、アイツらが優しい人間だった事は今でも覚えてる。身体を張って僕を守ってくれた恩人達の事は」
「……うん」
慈愛に満ちた笑みを向けてくる。
こんなつまらない、意味もわからないだろう過去話にシヴィスは耳を傾けている。
俺を見つめながら、首肯してくれる。
「怖がってたんだ。ずっと。また、僕の前から誰かが居なくなるんじゃないかって。でも、そんな考えを僕は変えた。誰もいなくならないように、周囲の人間を守れるようになろうと」
だけど——。
このザマだと言おうとする俺の言葉を遮るようにシヴィスが声を出す。
「ナガレらしいと思うわ。その優し過ぎる考えは」
なんだかんだで優しい人間。
それがナガレに対するシヴィスの考えであるが為に優しいと自然に口から漏れ出ていた。
「でも、あたし達も守られるだけの存在になるつもりはないわ。自分一人で抱え込むのも良いけれど、少しはあたし達を信頼しても良いんじゃないの?」
言葉が出てこない。
そう言われてしまうと、もう何も言葉を返せない。
「あー……くそ、完全に慰められてる。今気づいた……くそ格好悪い」
「いいじゃない。格好悪くても」
ガタリと音を立てて椅子から立ち上がる。
「ナガレは少しだけ、及ばなかっただけ。だから今度はあたしも何か力になる。辛い事があるなら聞いてあげるし、相談にも乗る。なんだったら甘えてくれても良いのよ?」
ニヤニヤと笑ってくるシヴィス。
だけどそのやり取りが、笑みが堪らなく手元に置いておきたい。
「バァーカ。誰が甘えるか。死んでもゴメンだ」
「そうそう、それそれ。その表情が一番ナガレらしい。落ち込むナガレなんてナガレじゃないわよ」
顔に出てたらしい。
ああ、くそ。
ナガレの気持ちが日を追うごとに痛いほど理解出来てしまう。
本当に、この日常が無くなるのが怖くなってきてる。
他者の死がどうしようもなく怖い。
でも、向き合うと決めた。
この恐怖を乗り越えると。
情けない事は言ってられない。
だけど、少しだけ。少しだけ、
「……そう、だな。ありがとうシヴィス」
甘えても良いかなと。
優しく撫でてくるシヴィスの手の感触を感じながら、もう一度暗闇の世界に意識を沈ませた。
———————
あとがき
もげろ()
好感度の上昇云々の話はじきにわかるので2.3話程お待ちください(*- -)(*_ _)ペコリ
見慣れた天井。
自室のベッドの上で目覚めた俺の開口一番の言葉は、哀愁漂うものだった。
心の中は悶々としたナニカが今もなお燻っている。
勝てないだろうなとは理解していた。でも、いざ負けてみると悔しさしか残っていない。
もし。
あれが実戦だったならば。
グレイスが敵だったならば。
俺は、また守られる立場だったんだろう。
誰かに守られて、その誰かは俺を守るために死んでいく。
お前も対して変わらないじゃ無いか。
ふと言葉が過ぎると同時、無意識のうちに握り拳となっていた右手に力がこもる。
そんな折、すぐそばから声が聞こえてきた。
「身体の調子はどう? ナガレ」
ベッドから少し離れた場所で椅子に腰掛けている赤髪の少女。
シヴィスだった。
最近伸ばし始めた長髪が邪魔なのか、ポニーテールになるように結われている。
だが、俺の疑問はそんな事よりも遥かに根本的な問題。
「……どうしてシヴィスが僕の部屋にいる」
俺は不機嫌だとばかりに声の調子をあからさまに変えて返答するが、その反応を見て当の本人は呆れ顔を向けてくる。
「……もっと自分の立場を自覚しなさいよ。ナガレはこの子爵家の嫡男であり、後継ぎ。もしもが無いように一人や二人は何かがあった時のために側に置いておくものでしょう?」
言われて見ればと腑に落ちた。
「それも、そうか」
椅子から立つ様子はない。
特別用もないようで、沈黙が場に降りた。
「……」
「……」
「あの、さ」
シヴィスが口を開く。
「仕合、見てた。凄かった。ナガレってあんなに強かったんだって初めて知った。結果、負けちゃったけど、頑張ってたのはあたしも知ってる」
元気出しなよ。
そんな言葉をシヴィスは使わない。
コイツはただ、認めてくれるヤツだ。
だからかも知れない。
なにも返答する気なんて無かったのに。
シヴィスだから。シヴィスならと、俺の口も開いていた。
「勝てるなんて、思っていたわけじゃ無い。ただ、負けたく無かった」
たぶん、「纒い」を使ってたとしても結果は変わらなかったと思う。明らかにグレイスと俺の間には差があった。
力量の差が。
「仕合を終えて。もし、グレイスが俺の敵だったならまた前と同じ道を辿るんだろうなと思うと、悔しかった。少しだけ」
嘘だ。少しだけなんてことは無い。
たかが半年だけど、俺は実のある半年だったと思ってる。
半年前、俺は自分にとって守りたい者は守る。そう決めた。
いつか自分の前から消えてしまうんじゃ無いかという恐怖に怯えているのではなく、自らの手で安心を勝ち取ろうとした。
その為の半年だった。
でも、やっぱりその考えは無謀だったんじゃ無いか。
そう思うとムカつくと同時、少し怖くなっていた。
弱みを見せるのはナガレらしく無い。
だから精一杯強気で返事をする。
「……そう。でも、いいじゃない。悔しいと思えたのなら。いつか悔しい思いをするより、今悔しい思いをした事をラッキーだったと思えば良いだけ。あたしはそう思う」
真摯に受け止め、答えてくる。
うわべだけじゃない言葉。
確かにそうだと思える。
だけどそんな余裕染みた考えじゃ、どこかで手遅れになる。そんな確信があった、
これは自分の心の中だけで留めておくべきだろう。
分かってる。そんな事は分かってる。
けど、開いた口が閉じてくれない。
言葉が止まらない。
この半年の間に、シヴィスに対して心を許しすぎたのかもしれない。
「昔、盗賊に襲われた事があった。馬車に乗っての移動途中。何十もの盗賊が、襲い掛かってきた事があった」
ナガレという一人の人間の中に、何年経とうが色褪せない過去として根付いていた出来事。
「護衛にと、傭兵達を事前に雇ってた。金で雇い、雇われの関係。ペラペラな関係だったが、アイツらが優しい人間だった事は今でも覚えてる。身体を張って僕を守ってくれた恩人達の事は」
「……うん」
慈愛に満ちた笑みを向けてくる。
こんなつまらない、意味もわからないだろう過去話にシヴィスは耳を傾けている。
俺を見つめながら、首肯してくれる。
「怖がってたんだ。ずっと。また、僕の前から誰かが居なくなるんじゃないかって。でも、そんな考えを僕は変えた。誰もいなくならないように、周囲の人間を守れるようになろうと」
だけど——。
このザマだと言おうとする俺の言葉を遮るようにシヴィスが声を出す。
「ナガレらしいと思うわ。その優し過ぎる考えは」
なんだかんだで優しい人間。
それがナガレに対するシヴィスの考えであるが為に優しいと自然に口から漏れ出ていた。
「でも、あたし達も守られるだけの存在になるつもりはないわ。自分一人で抱え込むのも良いけれど、少しはあたし達を信頼しても良いんじゃないの?」
言葉が出てこない。
そう言われてしまうと、もう何も言葉を返せない。
「あー……くそ、完全に慰められてる。今気づいた……くそ格好悪い」
「いいじゃない。格好悪くても」
ガタリと音を立てて椅子から立ち上がる。
「ナガレは少しだけ、及ばなかっただけ。だから今度はあたしも何か力になる。辛い事があるなら聞いてあげるし、相談にも乗る。なんだったら甘えてくれても良いのよ?」
ニヤニヤと笑ってくるシヴィス。
だけどそのやり取りが、笑みが堪らなく手元に置いておきたい。
「バァーカ。誰が甘えるか。死んでもゴメンだ」
「そうそう、それそれ。その表情が一番ナガレらしい。落ち込むナガレなんてナガレじゃないわよ」
顔に出てたらしい。
ああ、くそ。
ナガレの気持ちが日を追うごとに痛いほど理解出来てしまう。
本当に、この日常が無くなるのが怖くなってきてる。
他者の死がどうしようもなく怖い。
でも、向き合うと決めた。
この恐怖を乗り越えると。
情けない事は言ってられない。
だけど、少しだけ。少しだけ、
「……そう、だな。ありがとうシヴィス」
甘えても良いかなと。
優しく撫でてくるシヴィスの手の感触を感じながら、もう一度暗闇の世界に意識を沈ませた。
———————
あとがき
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好感度の上昇云々の話はじきにわかるので2.3話程お待ちください(*- -)(*_ _)ペコリ
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