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3章
25話 実力の一端
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「……正気ですかい?旦那」
まるでその言葉が信じれないと言わんばかりに一人の騎士然とした身格好の男が尋ね返す。
「私は至って正気だ。グレイス、お前はナガレと明朝に仕合う。これはナガレも了承してる。決定事項だ。手加減は無用。私も仕合の様子は見るつもりだが、グレイスの意見も後々尋ねることになるだろう。用は以上だ。下がれ」
グレイスから視線を外し、再び彼の雇い主たるアハト=ハーヴェンは書類に目を向ける。
どんな説得だろうが彼は受け付けないだろう。
一目瞭然だった。
「自分は雇われの身。雇い主の意向であればそれに従うのが道理でしょうや。ですが一言。どんな目的、坊ちゃんにどんな期待を寄せてるのか知りやしませんが、この一件がトラウマに。自信喪失に繋がっても知りやせんよ」
増長しきった者の暴走を抑えるために現実を分からせる。
それならば理解できる。
だが、グレイスから見てナガレはそれに当てはまらない。消去法より他に何か別の目的があると判断を下すのが順当であるが、その意図が全くわからない。
ハズレくじ引かされたかなあと部屋を後にしながら、力なくグレイスはボヤいた。
「あはははッ!! わかってねー。先生は全然わかってねーよナガレのこと」
12、3歳程度の少年が、憂鬱そうに事情を話したグレイスの言葉に破顔する。盛大に。
丁度数ヶ月前だったか。
同い年くらいのもう一人の少年を連れ、2人でいつかハーヴェン子爵家私兵団に入りたいから鍛えてくれ。と押しかけてきた者がいた。
何かと子供に甘かった私兵長が根を上げるまでは面倒見てやるよと無責任に言い放ち、結局、現時点まで根を上げる事はなくこうしてグレイスにまで彼らを鍛える役割が回ってくる程だ。
聞けば彼らは坊ちゃん。
ナガレ=ハーヴェンと交友があるとか。
お前らから坊ちゃんを説得してくれと頼み込んだは良いものの、こうして笑われているという現状であった。
「アイツは規格外なんだよ。実力もそうだけどさあ、特に中身が」
「中身?」
「そ、中身。どう言えばいいんだろうなあ、上手く言えないんだけど兎に角スゴイ。ヤバイ。分かるだろー?この表現具合でさ!」
「……全く分かりゃしやせんね」
相談相手間違えたかなあと頭を抱える。
そもそも子供相手に相談するのもどうかと思うところもあるが、グレイスはナガレと会話さえ数回しか交わしたことがない。
子供だろうが頼らざるを得なかった。
「そもそも坊ちゃんの実力はどうなんですかい? 朝からぷらぷらと出て行ったかと思えば日がくれた辺りにふらふらっと帰ってくる。その繰り返しでさあ。鍛錬を本当にしてるのかすら分かりゃしやせんぜ。そんな子供相手に手加減するな。何考えてるのか皆目見当つきやしやせん」
「実力かあ。ナガレのやつ実力隠しやがるからなあ。なんか、誇るものでなければ見せびらかすものでもないからとか言って実力隠すんだよ」
「実力を隠す……ん? 坊ちゃんの実力を知ってる口振りだったような気がしやすが……」
「あー。それね、それなー。昔ナガレに喧嘩売った事あったんだけど、いつの間にか地面に転がされててよ。よくわかんねーけどナガレは強いんだろうな! ってのが俺の意見だ!」
「……相談相手を間違えやした」
嘆息一息。
スタスタとこれ以上の会話は無意味とばかりにグレイスはその場を後にしようとするが、慌てて金髪の少年が引き留めようとする。
「待って待って! いや、仕方ねーじゃん! ナガレのやつ自分の師匠の事も話してくれねえんだしよ」
「師匠がいるんですかい? 坊ちゃんに?」
「前にナガレの後をつけてた時にチラッと見えたんだよ」
「チラッと?」
「そう、チラッと師匠らしき人が岩の上に座ってるのが!!」
「そうですかい。じゃ、あっしはこれで」
クソの役にも立ちそうもない情報ばかり。
これ以上の情報を隠しているとは到底思えない。気がかりではあるが、仮にもグレイスは副私兵長。
一瞬で終わらせてしまえばいいだけの話だと割り切ることにする。
「でもでも!! マジでナガレはヤバイんだって!先生ももしかすると負けるかもしれねえぜ?!」
「はいはい。忠告どーも」
ヤバイと言ってもどうせ子供の枠で考えた時のヤバイだろう。
あの子爵も何かと家族には甘い。
親馬鹿なところが災いしてこのような事態に陥ったのだろう。
子煩悩も考えものだと空を仰いだ。
「おいおいテメェら。なぁに2人仲良くサボってんだ」
そこに声がかかる。
ぶっきらぼうな物言い。
だけどその声、態度などがどうしようもない程に安心感を与えてくれる。
「……私兵長」
「グレイス。子爵様の用が終わったんならさっさと訓練再開しろや。サボり癖ついて腕なまっても知らねえぞ」
肩に模造剣を乗せ、辟易した様子で見据えてくる。
ここは私兵長に相談すべきか。
そんな考えがグレイスの脳裏を掠める。
黙考の末、思い悩んでいた事もあって
——実は。と話を切り出す。
「坊とグレイスが仕合、ねえ」
ニタニタとこれは面白い事を聞いたとばかりに口角を歪め、ニヒルに笑う。
グレイスは知り得ていない事であるが、私兵長であるボルグは一度ナガレに対し。そしてアハトにも呼びかけて私兵団と混ざって訓練してはどうかと提案した事があった。
アハトに至ってはナガレの意思を尊重するの一点張り。
ナガレは必要になったら声を掛けさせてもらうと言ってのらりくらりと躱されていた。
武に興味がないと思ったが、それは違うようで。
だが訓練に混ざる気は無いらしい。
己を天才と勘違いしている節は見受けられず、ならどうしてそこそこ名の通る自分からの誘いを断るのか、それが理解出来ずじまいだった。
「良いじゃねえか。坊との仕合。いつか俺達の主人になる者の実力を知る良い機会だと思うぜ」
だからこれ幸いと後押しする。
「手加減は無用と言われたとしても、初見の相手になら誰だって様子見するもんだ。坊の実力を知るためにもはじめは訓練形式で付き合って、最後にテメェの実力を以って坊に勝てば子爵様だって文句言いやしねえよ」
ナガレが聡明な事はかなり有名で。
それなりの武を身につけているなどの噂もたまに飛び交う程に彼は謎深い人物だ。
そんなナガレの一端を見ることが出来る?
そう思うと、グレイスの悩みなぞちっぽけなものだ。
ボルグはグレイスの苦悩を捨て置いてでも謎に包まれたナガレの事を少しでも知っておきたかった。
「叶う事なら、グレイスが実力を見せて坊を焚きつけさせて欲しいんだが……」
チラリと。
再びグレイスを見る。
そんな様子を目にし、そう言えば前々からボルグがナガレを鍛えたいと言っていたなあと思い出し、ため息が漏れた。
「分かりやしたよ分かりやした。何とか上手くやってみせまさあ」
「おおお! それでこそ頼れる副私兵長だ。期待してるぜ?」
やけにボルグが上機嫌だなとその日は専ら皆が口にする事となった。
そして明朝。
子爵様が手ずから製作を依頼したとされる双剣を手にしたナガレとグレイスが対峙していた。
二刀流。
如何にも子供が憧れそうな得物だ。
そう、笑えていたのはいつまでだったか。
(おいおいおい。聞いてませんぜこれは)
だが、泰然としたナガレの立ち姿には隙はなく。
それが見せかけの二刀流ではないと語っている。否、勘が告げている。
無駄口一つ叩く気配もなく、ただひたすらグレイスを見据えている。およそ8歳児が向けるとは思えない程の殺気を乗せて。
たかが子供の向ける殺気と笑う事は出来ない。
何も知らずに向けられたとしたら、堪らず武器に手をかけてしまうかもしれない。
それ程に冴え渡っていた。
どうやったらこんな幼子にここまでの武を身につけさせることが出来ようか。恐らくまともな鍛え方はしていないだろう。
「坊っちゃんは暗殺者か何かにでも師事したんで?」
「…………」
成る程と。
無駄口を一切叩く気は無いらしいと理解する。
戦いの常識は既に教え込まれているらしい。
騎士が好む闘いではない戦い。
ああ、本当に予想外過ぎる。
これはハズレくじどころのハズレではない。
ハズレもハズレ。大外れが一周回って大当たりに近い大外れといったところか。
私兵長。
貴方の期待には答えられそうにありやせん。
行き場の失った感情を、精一杯浮かべる苦笑いに込めて得物に手を掛けた。
まるでその言葉が信じれないと言わんばかりに一人の騎士然とした身格好の男が尋ね返す。
「私は至って正気だ。グレイス、お前はナガレと明朝に仕合う。これはナガレも了承してる。決定事項だ。手加減は無用。私も仕合の様子は見るつもりだが、グレイスの意見も後々尋ねることになるだろう。用は以上だ。下がれ」
グレイスから視線を外し、再び彼の雇い主たるアハト=ハーヴェンは書類に目を向ける。
どんな説得だろうが彼は受け付けないだろう。
一目瞭然だった。
「自分は雇われの身。雇い主の意向であればそれに従うのが道理でしょうや。ですが一言。どんな目的、坊ちゃんにどんな期待を寄せてるのか知りやしませんが、この一件がトラウマに。自信喪失に繋がっても知りやせんよ」
増長しきった者の暴走を抑えるために現実を分からせる。
それならば理解できる。
だが、グレイスから見てナガレはそれに当てはまらない。消去法より他に何か別の目的があると判断を下すのが順当であるが、その意図が全くわからない。
ハズレくじ引かされたかなあと部屋を後にしながら、力なくグレイスはボヤいた。
「あはははッ!! わかってねー。先生は全然わかってねーよナガレのこと」
12、3歳程度の少年が、憂鬱そうに事情を話したグレイスの言葉に破顔する。盛大に。
丁度数ヶ月前だったか。
同い年くらいのもう一人の少年を連れ、2人でいつかハーヴェン子爵家私兵団に入りたいから鍛えてくれ。と押しかけてきた者がいた。
何かと子供に甘かった私兵長が根を上げるまでは面倒見てやるよと無責任に言い放ち、結局、現時点まで根を上げる事はなくこうしてグレイスにまで彼らを鍛える役割が回ってくる程だ。
聞けば彼らは坊ちゃん。
ナガレ=ハーヴェンと交友があるとか。
お前らから坊ちゃんを説得してくれと頼み込んだは良いものの、こうして笑われているという現状であった。
「アイツは規格外なんだよ。実力もそうだけどさあ、特に中身が」
「中身?」
「そ、中身。どう言えばいいんだろうなあ、上手く言えないんだけど兎に角スゴイ。ヤバイ。分かるだろー?この表現具合でさ!」
「……全く分かりゃしやせんね」
相談相手間違えたかなあと頭を抱える。
そもそも子供相手に相談するのもどうかと思うところもあるが、グレイスはナガレと会話さえ数回しか交わしたことがない。
子供だろうが頼らざるを得なかった。
「そもそも坊ちゃんの実力はどうなんですかい? 朝からぷらぷらと出て行ったかと思えば日がくれた辺りにふらふらっと帰ってくる。その繰り返しでさあ。鍛錬を本当にしてるのかすら分かりゃしやせんぜ。そんな子供相手に手加減するな。何考えてるのか皆目見当つきやしやせん」
「実力かあ。ナガレのやつ実力隠しやがるからなあ。なんか、誇るものでなければ見せびらかすものでもないからとか言って実力隠すんだよ」
「実力を隠す……ん? 坊ちゃんの実力を知ってる口振りだったような気がしやすが……」
「あー。それね、それなー。昔ナガレに喧嘩売った事あったんだけど、いつの間にか地面に転がされててよ。よくわかんねーけどナガレは強いんだろうな! ってのが俺の意見だ!」
「……相談相手を間違えやした」
嘆息一息。
スタスタとこれ以上の会話は無意味とばかりにグレイスはその場を後にしようとするが、慌てて金髪の少年が引き留めようとする。
「待って待って! いや、仕方ねーじゃん! ナガレのやつ自分の師匠の事も話してくれねえんだしよ」
「師匠がいるんですかい? 坊ちゃんに?」
「前にナガレの後をつけてた時にチラッと見えたんだよ」
「チラッと?」
「そう、チラッと師匠らしき人が岩の上に座ってるのが!!」
「そうですかい。じゃ、あっしはこれで」
クソの役にも立ちそうもない情報ばかり。
これ以上の情報を隠しているとは到底思えない。気がかりではあるが、仮にもグレイスは副私兵長。
一瞬で終わらせてしまえばいいだけの話だと割り切ることにする。
「でもでも!! マジでナガレはヤバイんだって!先生ももしかすると負けるかもしれねえぜ?!」
「はいはい。忠告どーも」
ヤバイと言ってもどうせ子供の枠で考えた時のヤバイだろう。
あの子爵も何かと家族には甘い。
親馬鹿なところが災いしてこのような事態に陥ったのだろう。
子煩悩も考えものだと空を仰いだ。
「おいおいテメェら。なぁに2人仲良くサボってんだ」
そこに声がかかる。
ぶっきらぼうな物言い。
だけどその声、態度などがどうしようもない程に安心感を与えてくれる。
「……私兵長」
「グレイス。子爵様の用が終わったんならさっさと訓練再開しろや。サボり癖ついて腕なまっても知らねえぞ」
肩に模造剣を乗せ、辟易した様子で見据えてくる。
ここは私兵長に相談すべきか。
そんな考えがグレイスの脳裏を掠める。
黙考の末、思い悩んでいた事もあって
——実は。と話を切り出す。
「坊とグレイスが仕合、ねえ」
ニタニタとこれは面白い事を聞いたとばかりに口角を歪め、ニヒルに笑う。
グレイスは知り得ていない事であるが、私兵長であるボルグは一度ナガレに対し。そしてアハトにも呼びかけて私兵団と混ざって訓練してはどうかと提案した事があった。
アハトに至ってはナガレの意思を尊重するの一点張り。
ナガレは必要になったら声を掛けさせてもらうと言ってのらりくらりと躱されていた。
武に興味がないと思ったが、それは違うようで。
だが訓練に混ざる気は無いらしい。
己を天才と勘違いしている節は見受けられず、ならどうしてそこそこ名の通る自分からの誘いを断るのか、それが理解出来ずじまいだった。
「良いじゃねえか。坊との仕合。いつか俺達の主人になる者の実力を知る良い機会だと思うぜ」
だからこれ幸いと後押しする。
「手加減は無用と言われたとしても、初見の相手になら誰だって様子見するもんだ。坊の実力を知るためにもはじめは訓練形式で付き合って、最後にテメェの実力を以って坊に勝てば子爵様だって文句言いやしねえよ」
ナガレが聡明な事はかなり有名で。
それなりの武を身につけているなどの噂もたまに飛び交う程に彼は謎深い人物だ。
そんなナガレの一端を見ることが出来る?
そう思うと、グレイスの悩みなぞちっぽけなものだ。
ボルグはグレイスの苦悩を捨て置いてでも謎に包まれたナガレの事を少しでも知っておきたかった。
「叶う事なら、グレイスが実力を見せて坊を焚きつけさせて欲しいんだが……」
チラリと。
再びグレイスを見る。
そんな様子を目にし、そう言えば前々からボルグがナガレを鍛えたいと言っていたなあと思い出し、ため息が漏れた。
「分かりやしたよ分かりやした。何とか上手くやってみせまさあ」
「おおお! それでこそ頼れる副私兵長だ。期待してるぜ?」
やけにボルグが上機嫌だなとその日は専ら皆が口にする事となった。
そして明朝。
子爵様が手ずから製作を依頼したとされる双剣を手にしたナガレとグレイスが対峙していた。
二刀流。
如何にも子供が憧れそうな得物だ。
そう、笑えていたのはいつまでだったか。
(おいおいおい。聞いてませんぜこれは)
だが、泰然としたナガレの立ち姿には隙はなく。
それが見せかけの二刀流ではないと語っている。否、勘が告げている。
無駄口一つ叩く気配もなく、ただひたすらグレイスを見据えている。およそ8歳児が向けるとは思えない程の殺気を乗せて。
たかが子供の向ける殺気と笑う事は出来ない。
何も知らずに向けられたとしたら、堪らず武器に手をかけてしまうかもしれない。
それ程に冴え渡っていた。
どうやったらこんな幼子にここまでの武を身につけさせることが出来ようか。恐らくまともな鍛え方はしていないだろう。
「坊っちゃんは暗殺者か何かにでも師事したんで?」
「…………」
成る程と。
無駄口を一切叩く気は無いらしいと理解する。
戦いの常識は既に教え込まれているらしい。
騎士が好む闘いではない戦い。
ああ、本当に予想外過ぎる。
これはハズレくじどころのハズレではない。
ハズレもハズレ。大外れが一周回って大当たりに近い大外れといったところか。
私兵長。
貴方の期待には答えられそうにありやせん。
行き場の失った感情を、精一杯浮かべる苦笑いに込めて得物に手を掛けた。
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