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二章
二十二話
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転移クリスタルの効果を経て、視界がやっと落ち着いた時。
目の前には見覚えのあった光景。
数時間前に受けたはずのクエスト場所。その目の前に佇んでいた。
ただ一点。
以前と違うのは今まさに古びた祠が自壊を始め、風化しつつあった事か。
自壊を始めているという事は是即ちクエストクリアの証拠。
マジで? 等と呆然に惚ける夕凪を横目に俺の脳内で。
具体的にいうならインベントリに何かが収納されたかのようにゴトンと、音が響く。
「……マジか」
反射的に漏れ出た言葉。
それはインベントリに収納されたアイテムに対してのもので。
二度見してしまうほどの衝撃的なアイテム。
【闘神バラン(-)の指輪】
効果 闘神バラン(-)を呼び出し、使役する。
尚、初期状態は仮契約。
「なにこの厄アイテム……」
たしかに強いんだと思う。
なにせあの〝闘神バラン〟だ。
(-)なんて見慣れない文字も見受けられるがさして問題ではない。
だとしてもあの〝闘神バラン〟を使役したいとは思えない。どう考えても厄を運んでくる未来しか見えないから。
ここは平和的に。
この厄アイテムを【夕凪】に押し付けよう。
本来、【夕凪】が一番にクエストを受けてたんだし、十分受け取る権利はあるはず。
こっそりとインベントリから【闘神バランの指輪】を取り出す。何故かまるで意図するかのように指に嵌められた状態になった指輪を逡巡する事なく外そうと。そう試みるも、
「あ、あれっ、外れなっ……」
よくよく見てみると。
【トレード不可】という最悪すぎる六文字が飛び込んでくる。
「えっ、ちょ、ええええええぇ……」
「RAINはさっきから何がしたいんだ……」
俺の不自然な挙動。
もとい、無駄すぎる努力を目にし、堪らず夕凪が声をかけてくる。楓とレクスも不思議そうにこちらを見ていたが、俺が指輪を夕凪に押し付けようとしてた事もあってか、必死に指輪を外そうとしている瞬間を2人は目にしており苦笑いを浮かべていた。
「クソ!! この厄アイテムをなんで夕凪さんに押し付けれないんだよ畜生ッ!!」
「おいふざけんなよRAIN。なに人に呪いアイテム押し付けようとしてんだボケ」
「あっ、分かっちゃう? この指輪の禍々しさがさ。なんとこれ、【闘神バラン(-)の指輪】なんてシロモノで——」
「じゃ、俺はここらで失礼させて貰うとする。達者でな、RAINとお2人さん」
厄過ぎるキーワードを聞くや否、脱兎のごとく駆け出す夕凪であったが、決して俺は逃しやしない。
足下が妖しく光る。
スキル発動兆候。
「こうなったら一連托生!! アンタも犠牲になれ!!〝影縛り〟!!!」
「うげっ、コイツなんの躊躇いもなくスキル使いやがった!! ふざけんなよクソが!! 年長者をなんだと思ってやがるクソガキ!!!」
「……犠牲者Aくらいに思ってるな、うん」
「死ね!!」
夕凪からの罵倒を柳に風と受け流し、一瞬のうちに空いた十数メートルもの距離を詰めながら話を進める。
「どうせいつかは向き合う羽目になる厄なんだ。それなら、夕凪さんがいた時にって思うのは当然だろ?」
「だろ? じゃねえよ! マジでふざけんなよ?!」
「使役なんて都合よく説明は浮かんでくるがどうにも嘘くさいだろうが?! アンタもつべこべ言わず闘神バランの手足縛るの手伝え!!」
「なんつー横暴……」
なんて言い合いをしている間に秒数は経過していき。
〝影縛り〟の効果である12秒が超えた事を確認し、夕凪は全速力で逃げるべくスキルを——
「諦めましょう。夕凪さん」
ぽんっと。
先見してたかのように先回りし、肩を叩くレクスに夕凪が苦笑い。
「そういう事なんでえ」
ニヤリとニヒルに笑う俺は過去最高にいい笑顔を浮かべていたと思う。
「諦めましょうか。夕凪さぁん」
「……てめえら3人覚えとけよ……ッ」
「つーわけで。楓が〝影縛り〟。レクスが〝魔法封印〟夕凪さんが〝スタンショック〟を。俺は指輪で召喚を終え次第結界を張る。オーケー?」
「……一度目は爆散。二度目はデバフのオンパレードか。流石に、アイツの人を嘲るような笑いがどうしようもなく腹立つといえど哀れに思えてくるな」
「ノンノン。俺はヤツから聞かなきゃいけない事が山ほどあるんだ。脅せる材料は多いに越したことはない。そうだろ?」
「……お前、マジでsilkyに似てきたな」
「あはははは! 笑えない冗談はやめてくれよ夕凪さん」
「いやマジなんだが……まあいいか」
夕凪が全くもって笑えない冗談を言っていたものの、俺はさして気に留めず、辺りに人影が無い事を確認してから指輪に目を向ける。
「じゃ、いくぞ」
召喚系の指輪を使う際はスクロールとは異なり、解号を必要とする。とは言っても、至って簡単で在り来たりなものが大半。
運が良いのか、今しがた手にしている【闘神バラン】の指輪もその1つであった。
指輪の嵌められた手を突き出すように、続けて解号を言い放つ。
「〝姿を曝せ——【闘神バラン】〟」
刹那。
トレード不可と表記されていた【闘神バラン(-)の指輪】から光の粒子のようなものが溢れ出し、次第にそれが集約を始めて1つのカタチを形成していく。
つい先ほど目にした少年のような体つき。
手、足、頭といった身体の大部分が形成されていき、数十秒経ったかといったところで合図を出す。
「今だ」
聞くや否、夕凪は先程まで手にしていた刀ではなく、大剣のようなものを手に、スキルを行使。
効果は数十秒ものディレイと引き換えに引き起こす気絶状態。効果は15秒。
ブレイバー【剣士】専用スキル——
「オラッ、もうヤケクソだ!!〝スタンショック〟!!」
続くように2人もスキルを行使。
「〝影縛り〟ッ!!」
「〝魔法封印〟!!」
そして締めに味方のステータスを結界内でのみ1.3倍に引き上げ、被ダメージを0.5倍に引き下げる最強アイテム——
「これで完璧ッ!!」
予め周囲に設置しておいた4つのアイテムが光を帯びる。
中国神話、四神を模した置物。
課金アイテムの中でもかなり上位に位置する当たりアイテム
————【四方陣】。
【闘神バラン】の姿形が現物とまるで変わらないそっくりに形成され、何を思ってか。
ちょうど身体に纏わりついていた膜が霧散すると同時に口角を吊り上げる。
「なんの対策もせずに召喚とはドアホめ!! 今度こそ肢体爆散させて……うがッ?! ゴホッ、ガハッ……いっだあっ?! ちょ、動けな……」
「ちょっと振りだな【闘神バラン】くん」
意地の悪い笑みを浮かべる。
今、俺の手には無言でインベントリから取り出した【毒付与】のデバフ効果を持った小さなナイフが2本。
シュウウゥ、なんて酸化させるような音を立てるナイフをあえて首元に寄せて脅しにかかる。
「ちょっとさあ。俺、聞きたい事あるんだよねえ……」
【闘神バラン】によく見えるようにナイフをチラつかせる最中、ナイフから毒色の何かが滴り落ち、シュウウゥと音を立てながら砂漠の砂が酸化されていく。
お前はそれでも人間かッ?!
なんて視線を向けられていたが気にする事はない。
悪巧みを常日頃考えてそうなわっるい容姿をしてるヤツを従順にさせるにはこれでもまだまだ足りないはず。
「俺、ご主人さま。お前、使役される下僕。だったら俺の質問には答えるよな。なあ? なあ?」
「…………」
無言。
ただただ無言。
おそらく時間稼ぎだろう。
そんな見え透いた行為を許すわけはない。
俺の足下が妖しく光る。
スキル発動兆候。
「〝スタンショック〟」
「いっ、いっでええええええッ?!!」
空いていた手で大剣を取り出し、大剣の腹を頭に叩きつけて〝気絶状態〟延長さらに15秒。
「一応、このスキル4人とも習得してるからな。永遠ループ出来るの忘れるなよ。……おっと」
ワザとらしく毒効果付きのナイフを【闘神バラン】の足下に落とす。幸運にも足に突き刺さる事は無かったが、数ミリの誤差だ。
目に見えてガクブルしてきたところで俺はもう一度尋ねる。
「な、俺の質問にちゃんと答えてくれるよな?」
今度は静寂が訪れる事はなかったが。
「も、もちろんですともマイマスター!!」
代わりに、鼻声の返事と共に。
ガチャリと、まるで手錠を嵌めた時に聞こえるような音が俺の脳内でのみ木霊した。
目の前には見覚えのあった光景。
数時間前に受けたはずのクエスト場所。その目の前に佇んでいた。
ただ一点。
以前と違うのは今まさに古びた祠が自壊を始め、風化しつつあった事か。
自壊を始めているという事は是即ちクエストクリアの証拠。
マジで? 等と呆然に惚ける夕凪を横目に俺の脳内で。
具体的にいうならインベントリに何かが収納されたかのようにゴトンと、音が響く。
「……マジか」
反射的に漏れ出た言葉。
それはインベントリに収納されたアイテムに対してのもので。
二度見してしまうほどの衝撃的なアイテム。
【闘神バラン(-)の指輪】
効果 闘神バラン(-)を呼び出し、使役する。
尚、初期状態は仮契約。
「なにこの厄アイテム……」
たしかに強いんだと思う。
なにせあの〝闘神バラン〟だ。
(-)なんて見慣れない文字も見受けられるがさして問題ではない。
だとしてもあの〝闘神バラン〟を使役したいとは思えない。どう考えても厄を運んでくる未来しか見えないから。
ここは平和的に。
この厄アイテムを【夕凪】に押し付けよう。
本来、【夕凪】が一番にクエストを受けてたんだし、十分受け取る権利はあるはず。
こっそりとインベントリから【闘神バランの指輪】を取り出す。何故かまるで意図するかのように指に嵌められた状態になった指輪を逡巡する事なく外そうと。そう試みるも、
「あ、あれっ、外れなっ……」
よくよく見てみると。
【トレード不可】という最悪すぎる六文字が飛び込んでくる。
「えっ、ちょ、ええええええぇ……」
「RAINはさっきから何がしたいんだ……」
俺の不自然な挙動。
もとい、無駄すぎる努力を目にし、堪らず夕凪が声をかけてくる。楓とレクスも不思議そうにこちらを見ていたが、俺が指輪を夕凪に押し付けようとしてた事もあってか、必死に指輪を外そうとしている瞬間を2人は目にしており苦笑いを浮かべていた。
「クソ!! この厄アイテムをなんで夕凪さんに押し付けれないんだよ畜生ッ!!」
「おいふざけんなよRAIN。なに人に呪いアイテム押し付けようとしてんだボケ」
「あっ、分かっちゃう? この指輪の禍々しさがさ。なんとこれ、【闘神バラン(-)の指輪】なんてシロモノで——」
「じゃ、俺はここらで失礼させて貰うとする。達者でな、RAINとお2人さん」
厄過ぎるキーワードを聞くや否、脱兎のごとく駆け出す夕凪であったが、決して俺は逃しやしない。
足下が妖しく光る。
スキル発動兆候。
「こうなったら一連托生!! アンタも犠牲になれ!!〝影縛り〟!!!」
「うげっ、コイツなんの躊躇いもなくスキル使いやがった!! ふざけんなよクソが!! 年長者をなんだと思ってやがるクソガキ!!!」
「……犠牲者Aくらいに思ってるな、うん」
「死ね!!」
夕凪からの罵倒を柳に風と受け流し、一瞬のうちに空いた十数メートルもの距離を詰めながら話を進める。
「どうせいつかは向き合う羽目になる厄なんだ。それなら、夕凪さんがいた時にって思うのは当然だろ?」
「だろ? じゃねえよ! マジでふざけんなよ?!」
「使役なんて都合よく説明は浮かんでくるがどうにも嘘くさいだろうが?! アンタもつべこべ言わず闘神バランの手足縛るの手伝え!!」
「なんつー横暴……」
なんて言い合いをしている間に秒数は経過していき。
〝影縛り〟の効果である12秒が超えた事を確認し、夕凪は全速力で逃げるべくスキルを——
「諦めましょう。夕凪さん」
ぽんっと。
先見してたかのように先回りし、肩を叩くレクスに夕凪が苦笑い。
「そういう事なんでえ」
ニヤリとニヒルに笑う俺は過去最高にいい笑顔を浮かべていたと思う。
「諦めましょうか。夕凪さぁん」
「……てめえら3人覚えとけよ……ッ」
「つーわけで。楓が〝影縛り〟。レクスが〝魔法封印〟夕凪さんが〝スタンショック〟を。俺は指輪で召喚を終え次第結界を張る。オーケー?」
「……一度目は爆散。二度目はデバフのオンパレードか。流石に、アイツの人を嘲るような笑いがどうしようもなく腹立つといえど哀れに思えてくるな」
「ノンノン。俺はヤツから聞かなきゃいけない事が山ほどあるんだ。脅せる材料は多いに越したことはない。そうだろ?」
「……お前、マジでsilkyに似てきたな」
「あはははは! 笑えない冗談はやめてくれよ夕凪さん」
「いやマジなんだが……まあいいか」
夕凪が全くもって笑えない冗談を言っていたものの、俺はさして気に留めず、辺りに人影が無い事を確認してから指輪に目を向ける。
「じゃ、いくぞ」
召喚系の指輪を使う際はスクロールとは異なり、解号を必要とする。とは言っても、至って簡単で在り来たりなものが大半。
運が良いのか、今しがた手にしている【闘神バラン】の指輪もその1つであった。
指輪の嵌められた手を突き出すように、続けて解号を言い放つ。
「〝姿を曝せ——【闘神バラン】〟」
刹那。
トレード不可と表記されていた【闘神バラン(-)の指輪】から光の粒子のようなものが溢れ出し、次第にそれが集約を始めて1つのカタチを形成していく。
つい先ほど目にした少年のような体つき。
手、足、頭といった身体の大部分が形成されていき、数十秒経ったかといったところで合図を出す。
「今だ」
聞くや否、夕凪は先程まで手にしていた刀ではなく、大剣のようなものを手に、スキルを行使。
効果は数十秒ものディレイと引き換えに引き起こす気絶状態。効果は15秒。
ブレイバー【剣士】専用スキル——
「オラッ、もうヤケクソだ!!〝スタンショック〟!!」
続くように2人もスキルを行使。
「〝影縛り〟ッ!!」
「〝魔法封印〟!!」
そして締めに味方のステータスを結界内でのみ1.3倍に引き上げ、被ダメージを0.5倍に引き下げる最強アイテム——
「これで完璧ッ!!」
予め周囲に設置しておいた4つのアイテムが光を帯びる。
中国神話、四神を模した置物。
課金アイテムの中でもかなり上位に位置する当たりアイテム
————【四方陣】。
【闘神バラン】の姿形が現物とまるで変わらないそっくりに形成され、何を思ってか。
ちょうど身体に纏わりついていた膜が霧散すると同時に口角を吊り上げる。
「なんの対策もせずに召喚とはドアホめ!! 今度こそ肢体爆散させて……うがッ?! ゴホッ、ガハッ……いっだあっ?! ちょ、動けな……」
「ちょっと振りだな【闘神バラン】くん」
意地の悪い笑みを浮かべる。
今、俺の手には無言でインベントリから取り出した【毒付与】のデバフ効果を持った小さなナイフが2本。
シュウウゥ、なんて酸化させるような音を立てるナイフをあえて首元に寄せて脅しにかかる。
「ちょっとさあ。俺、聞きたい事あるんだよねえ……」
【闘神バラン】によく見えるようにナイフをチラつかせる最中、ナイフから毒色の何かが滴り落ち、シュウウゥと音を立てながら砂漠の砂が酸化されていく。
お前はそれでも人間かッ?!
なんて視線を向けられていたが気にする事はない。
悪巧みを常日頃考えてそうなわっるい容姿をしてるヤツを従順にさせるにはこれでもまだまだ足りないはず。
「俺、ご主人さま。お前、使役される下僕。だったら俺の質問には答えるよな。なあ? なあ?」
「…………」
無言。
ただただ無言。
おそらく時間稼ぎだろう。
そんな見え透いた行為を許すわけはない。
俺の足下が妖しく光る。
スキル発動兆候。
「〝スタンショック〟」
「いっ、いっでええええええッ?!!」
空いていた手で大剣を取り出し、大剣の腹を頭に叩きつけて〝気絶状態〟延長さらに15秒。
「一応、このスキル4人とも習得してるからな。永遠ループ出来るの忘れるなよ。……おっと」
ワザとらしく毒効果付きのナイフを【闘神バラン】の足下に落とす。幸運にも足に突き刺さる事は無かったが、数ミリの誤差だ。
目に見えてガクブルしてきたところで俺はもう一度尋ねる。
「な、俺の質問にちゃんと答えてくれるよな?」
今度は静寂が訪れる事はなかったが。
「も、もちろんですともマイマスター!!」
代わりに、鼻声の返事と共に。
ガチャリと、まるで手錠を嵌めた時に聞こえるような音が俺の脳内でのみ木霊した。
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