「君を愛することはできない」と真実の愛を貫いた婚約者さま。私がザマァするまでもなく自滅しました。

キシュホーテ王国の侯爵令嬢モリカ・イルノアは婚約者の第一王子シナーフを深く愛していた。

ところがある日、モリカ様は愛する婚約者が浮気をしていると耳にし、急ぎ浮気現場へと向かう。そこで愛するシナーフが仲睦まじくしていた浮気相手は隣国の王女カミア・グウトンだった。彼女は妖精のように儚く愛らしい人物だが、同時に学園の問題児でもある。

「そ、そんな……シナーフ殿下はカミア様を?」
「私はカミアを愛してしまったのだ……君を愛することはできない!」

なんとモリカはシナーフとカミアの二人の真実の愛の前に盛大にフラれてしまった!

「お二人の真実の愛を全力で応援いたしますわ!」

だけど、モリカ様の様子がちょっと変?
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